朱由スイ

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清のドルゴンによって処刑された朱由桵

朱 由桵（しゅ ゆすい、1628年？ - 1646年５月23日）は、明の皇族で、潞閔王の朱常淓のひとり息子で、潞太子。

概要[]

明の穆宗隆慶帝（朱載垕）の曾孫、潞簡王の朱翊鏐の孫であり、父が東林党の銭謙益・史可法らに擁立されて、族兄の福王の朱由崧（弘光帝）と争ったが、敗れた。

清の皇族の実力者であるドルゴンが同母弟の豫親王（予親王）のドドに南下を命じて、揚州の南京を攻撃させて、かつてのモンゴル部のチンギス・カーンのように、現地の住民を皆殺しにさせた。

豫親王のドドの無差別殺戮の様子を見た史可法は覚悟を決めて玉砕して、壮絶な戦死を遂げた。さらに逃亡した弘光帝も捕らわれて、北京に連行された。

これを見た潞閔王の朱常淓は、明の時代は終焉したと悟り、太子の朱由桵と臣下の銭謙益らを率いて豫親王のドドに降伏した。

北京に向かった太子の朱由桵はドルゴンの裁きを受けて、翌年に死刑宣告されて、父の潞閔王の朱常淓や族兄の弘光帝とともに処刑された。享年19。

台湾の鄭経（鄭成功の長子）によって、朱由桵は愍哀太子と諡された。

関連項目[]

• 朱常淓

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