毛利氏

ページ名:毛利氏

毛利氏(もうりし)とは、日本の氏族。少なくとも3系統がある。

  1. 毛利氏 (平氏) : 相模国愛甲郡毛利郷(現在の神奈川県厚木市毛利台)拠点として(相模平氏)、後に尾張国を拠点とした(尾張平氏)。丹姓平氏平致時の子の致孝・致良父子を祖とする。長田氏と同族であり、この家系は戦国時代に織田信長に仕えて、今川義元を討ち取った良勝(新介秀高、致勝の子)と天文16年(1547年)に美濃国稲葉山城攻めで戦死した毛利敦元の孫で、敦秀(十郎)の子の秀頼(長秀)・秀秋(秀政)父子は豊臣秀吉に仕えた。さらに豊臣秀頼の武将として活躍した勝永(良政、勝信(良成)の子)などが出た
  2. 毛利氏 (大江氏) : 上記の相模国愛甲郡毛利郷庄を拠点として、後に安芸国高田郡吉田郷(現在の広島県安芸高田市吉田町)を拠点とした土師姓大江氏一門の大江広元の4男・毛利季光を祖とする。この家系は戦国時代の元就の代を経て、江戸時代には長門国の長州藩主として明治時代まで続いた。庶家に因幡国の因幡毛利氏などがある。
  3. 毛利氏 (源氏) : 宇多源氏佐々木氏近江源氏)一門の六角氏の系統の鯰江氏の庶家である。近江国愛智郡鯰江庄(現在の滋賀県愛知郡愛東町鯰江大字付近)を発祥として、後に播磨国明石郡(現在の兵庫県明石市)を拠点とした。鯰江高次の代に前述の元就から毛利姓を与えられて、その子の高政が毛利氏と称した。この毛利氏は江戸時代には豊後国佐伯郡に移封され、明治時代まで佐伯藩主として続いた。

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