GURPS_Classic

『ガープス・ベーシック完訳版』の原書 GURPS Basic Set, Third Edition, Revised

GURPS Classic (ガープス・クラシック) とは、第4版より前のルールを使用している (およそ2004年より前の) 原書 (英語版) の書籍を指して使われる用語である。ガープス第3版が1988年に公開されたため、GURPS Classic という言葉は、事実上2004年までのガープスの題材に関する用語である。

たとえば、GURPS Classic: Supersは第4版が登場するまでは「GURPS Supers」という名称だった。ところが第4版が登場して、4版には対応していないことを示して混乱を避けるために Classic: という用語を付与している。2020年現在のGURPS Supersは4版対応のサプリメントであり、基本的には3版では直接扱うことができない。GURPS Supers 4e や GURPS Supers Fourth Edition という表現もあるが、この表現ではGURPS Supers自体の第4版という誤解を与えかねない。さらに、GURPS Classic: Supers をもし、GURPS Supers 3e と表現すると、ガープス第3版に対応した GURPS Supersではなく、「GURPS Supersの第3版」であるという誤解を与え、さらにGURPS Supersには第1版と第2版があるかのような誤解をも与えるかもしれない。

『ガープス魔法大全』の原書GURPS Magicは『ガープス・ベーシック【第4版】キャラクター』と『ガープス・ベーシック【第4版】キャンペーン』 に対応しており、『ガープス・ベーシック―汎用RPGルールブック』や『ガープス・ベーシック完訳版』とは互換性がない。しかし、このGURPS Magic はガープス第4版に対応しているが、GURPS Magic自体の版としては「第3版」である。Classic という用語を使うことは、このような混乱を避けることにもなる。

ガープスの原書では、Classicであるか、第4版に完全対応しているかどうかは、ブックカバーだけでもおおよそ見分けがつくようになっている。ほとんどの4版対応書籍は、ブックカバーの上部に八角形で囲われたGURPSという文字列とともに Fourth Edition と書かれた独特の帯状の太線が目につくため、見分けがつきやすい。書籍の内容にも、長方形の角をハサミで切り取ったような八角形の枠が、囲み記事や挿絵などに頻繁に使われて可読性が上がっているのが4版対応書籍に見られる特徴であるため、Classic かどうかの見分ける上で参考にしやすい。

2020年現在、日本語版では公式には 「GURPS Classic」についての言及は少ないまたは見られず GURPS Classic: という表題の邦訳版書籍や日本語版書籍は存在しない。

日本語版ではGURPS Classicといえば第4版の書籍ではなく、第3版の書籍であると認識しておけば良い。

GURPS Classic[]

• 1986 (1e)
• 1987 (2e)
• 1988 (3e)
• 1994 Basic Set (Third Edition) Revised; ("3.25e")
• 1996 GURPS Compendium I and II; (3.5e material)
• 2004: Basic Set (Third Edition) Revised 6th printing; Basic Set 4e, first printing February

ガープス第3版

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