技能なし値をもつ技能の成長

ページ名:技能なし値をもつ技能の成長
4CP] だとすると、<{{{link}}}|{{{name}}}>の技能なし値は<ショートソード>-2なので、<{{{link}}}|{{{name}}}>の技能なし値は11となる。このレベルは「敏捷力-1」であり、<{{{link}}}|{{{name}}}]

ブロードソードとショートソードは共に敏捷力/並の技能である。まず最初に、敏捷力 12、ショートソード-13とする。このときの各値は以下のようになる。

対象レベル消費CP
<ブロードソード>の技能なし値敏捷力 - 5 ないし
<ショートソード> - 2
-
PC敏捷力 (例)11(省略)
PCの<ショートソード>技能レベル (例)<ショートソード-13>4CP
技能なし値による<{{{link}}}|ブロードソード]

ふたつの技能が互いの技能なし値になっていて、両方の技能レベルを上昇させた場合、技能レベルを下げずに互いの技能に割り振ったCPを再配分させながら技能なし値の "方向" を切り替えることができる。

先の<{{{link}}}|{{{name}}}>が12のとき例に続いて、ショートソード-14のまま、<{{{link}}}|{{{name}}}>に22CP費やしてレベルを12から18に上昇させる。

対象レベル消費CP
<{{{link}}}|{{{name}}}>の技能なし値敏捷力 - 5 ないし
<{{{link}}}|{{{name}}}>; - 2
-
PCの敏捷力11(省略)
PCの<ショートソード>技能レベル14
(<ブロードソード>の技能なし値よりも4低い!)
8CP
(ブロードソードの技能なし値で代用できるので8CP損!)
PCの<ブロードソード>技能レベル12 -> 18
(「敏捷力±0」->「敏捷力+6」により22CP追加して18に上昇)
2 -> = 2 + 22CP
(22CP支払った)
技能なし値を使わずに
<ブロードソード-12>
を18にする場合の
基準能力値の増分と
本来必要な増分消費CP
「敏捷力±0」->「敏捷力+6」24CP - 2CP = 22CP
新しい<ブロードソード-18>の技能なし値による
<ショートソード>のレベル
18 - 2 = 16
<ショートソード>の技能レベルよりも4高い!
0

すると、ショートソード技能のレベルを直接使うより、ブロードソード技能なし値を使った方が効率がよいことがわかった。ここでショートソードに費やした8CPとブロードソードに費やした22CPを足した30CPを2つの技能に再配分することにする。

対象レベル消費CP
<{{{link}}}|{{{name}}}

ある技能技能なし値が本来であればCPを支払わなければならないほど十分に高い場合、その技能なし値分のレベルを習得するのに必要なCPを節約して、増分に必要な差額CPだけで習得・成長させることができる。

たとえば敏捷力 12、<ショートソード-13> [>を技能なし値を使わずに習得するには本来は1CP必要となる。<ブロードソード-12>を習得するには「敏捷力±0」なので、2CP必要であるが、2CP - 1CP=1CPと、差額の支払うだけで済むようになる。

以下は『ガープス・ベーシック【第4版】キャラクター』のp.168に掲載されている「例」よりわかりやすく記述したものである。

差額の値CPを支払いうだけで済む[>のレベル

13 - 2 = 11
0CP
(1CPお得!)
技能なし値を使わずに
<ブロードソード-11>
を習得する場合の
基準能力値の増分と
本来必要な消費CP
「敏捷力-1」1CP
(1CP損!)

ここで<ブロードソード-12>を習得しようとする場合、次のようになる。

対象レベル消費CP
<ブロードソード>の技能なし値敏捷力 - 5 ないし
<ショートソード> - 2
-
PC敏捷力11(省略)
PCの<ショートソード>技能レベル134CP
PCの<ブロードソード>技能レベル11 -> 122CP - 1CP = 1CP
(「<ブロードソード-12>に本来必要なCP」
-
「<ブロードソード-11>に本来必要なCP」
=
差額CP
つまり「敏捷力±0」のCP - 「敏捷力-1」のCP = 差額CP 1CPお得!)
技能なし値を使わずに
<ブロードソード-12>
を習得する場合の
基準能力値の増分と
本来必要な消費CP
「敏捷力±0」2CP
(1CP損!)

技能なし値を基準に習得を始めた技能は基準技能上昇だけではレベル自動上昇しない[]

先の例でブロードソード-12にした状態で、さらにショートソード-14にする場合、次のようになる

対象レベル消費CP
<ブロードソード>の技能なし値敏捷力 - 5 ないし
<ショートソード> - 2
-
PCの敏捷力11(省略)
PCの<ショートソード>技能レベル13 -> 144CP + 4CP = 8CP
PCの<ブロードソード>技能レベル12
(自動的に13に上昇しない!)
1CP
(1CPを支払わないと
13にはならない!)
技能なし値を使わずに
<ブロードソード-12>
を13にする場合の
基準能力値の増分と
本来必要な増分消費CP
「敏捷力±0」->「敏捷力+1」4CP - 2CP = 2CP

ブロードソードは自動的に12から13にはならない。13にしたければ本来必要なCP分を支払う必要がある。この場合、1CPを追加すると本来必要なCP分を支払ったことになる。すると以下のようになる

対象レベル消費CP
<ブロードソード>の技能なし値敏捷力 - 5 ないし
<ショートソード> - 2
-
PCの敏捷力11(省略)
PCの<ショートソード>技能レベル148CP
PCの<ブロードソード>技能レベル13
(1CP追加して13に上昇!)
1CP + 1CP = 2CP
(1CP余分に支払った!)
技能なし値を使わずに
<ブロードソード-12>
を13にする場合の
基準能力値の増分と
本来必要な増分消費CP
「敏捷力±0」->「敏捷力+1」4CP - 2CP = 2CP

技能なし値の方向を切り替える[> - 2

-
PCの敏捷力11(省略)
PCの<ブロードソード>技能レベル1824CP
新しい<ブロードソード-18>の技能なし値による
<ショートソード>のレベル
18 - 2 = 160
PCの<ショートソード>技能レベル16 -> 17
(再配分する前の技能レベルよりも3高い!
技能なし値によるレベルよりも1高い!)
20CP - 16CP = 4CP
(「敏捷力+5」のCP - 「敏捷力+4」のCP
2CP余る!)

再配分した結果2CP余ったが、ショートソードのレベルは14から17に上昇し、さらにこの値はブロードソードの技能なし値16よりも1高くお得となっている。さらに2CPを加えて4CPをショートソードに消費すればショートソードの技能レベルは18になる。

関連項目[]



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