F-ZERO_AX

ページ名:F-ZERO_AX

F-ZERO AX(エフゼロ エーエックス)は任天堂とのコラボレーションによって2003年6月にセガより発売されたアーケード用レースゲーム。ニンテンドーゲームキューブ用ソフトF-ZERO GXのアーケード版であり、連動要素も存在する。

システム基板はトライフォースを使用。筐体はマシンの一つブルーファルコンを意識したデザインである。筐体は座席が動くDX筐体と座席固定のスタンダード筐体がある(このほかMONSTER RIDEが存在した)。専用のカードを使用することで、オリジナルマシンの使用やタイムアタックにおけるインターネットランキングへの参加が可能(インターネットランキングは2004年6月25日で終了)。

目次

F-ZERO GXとの連動[]

F-ZERO GXのデータを保存したメモリーカードをセットすると、GXに登場するマシンおよびGXで登場するパーツを使用したオリジナルマシンを使用することが可能になる。また、一定条件下でAXのマシンがGXで使用可能になったり、GXにおいてAXのコースで走れるようになったりする。

GXのメモリーカードとAXのライセンスカードを併用することで、AXのオリジナルマシンを構成するパーツをGXのシステムデータにダウンロードすることができる。これによりオリジナルマシン作成の幅が広がる。GX/AXのパーツが混在したマシンも、GXのガレージデータを介してAXで使用することが可能。

ゲームプレイの詳細について[]

F-ZERO AXにおける1回のプレイの流れは以下の通り。筐体によって多少異なるが、ここでは座席が動くタイプの筐体で説明する。

  1. 座席の位置を調整し、シートベルトを締める。シートベルトをしていない場合には座席が動かないようになっている。既に作成してあるライセンスカードを使用する場合及びF-ZERO GXのデータを入れたメモリーカードを使用する際はこの時点で挿しておくと良い。
  2. クレジットを投入し、スタートボタンを押す。筐体に応じて1クレジットに値する金額は異なるので注意。ライセンスカードの作成もしくは引き継ぎを行う際はその分も投入する。スタートボタンを押したときにプレイ時の注意事項が出る。
  3. 各種カードの読み込み
    1. ライセンスカード及びメモリーカード使用の選択ライセンスカードを使用する際は筐体右側のカードリーダーに挿入する。持っていない場合はアクセルを踏むかブーストボタンを押し、新規作成の選択へ進む。なお、F-ZERO GXの初回出荷分に付いていた物などの特殊なライセンスカードがセットされた場合は名前入力となる(詳しくは次の"新規作成"の項を参照)。このときにGXのメモリーカードを検出し、読み込みを行う。使用する場合はこの選択を行う前に差し込んでおくこと。ファイル:F-ZERO AX 開始時のデータ読込.png
    2. ライセンスカードの新規作成ライセンスカードを入れなかった場合、新規に作成するか否かの選択を行う。ここで作成する場合、名前を入力し、インターネットランキングでプレイヤーを識別するためのIDの発行を受ける。この時ボディ・ブースター・コックピットの各パーツがそれぞれ10種類の中から選択され、オリジナルマシンが与えられる。前述した特殊なライセンスカードを挿入した場合は名前入力とID発行が行われる。オリジナルマシンの初期状態が記録されているマシンであること以外は一般の新規作成時と同じ。ファイル:F-ZERO AX 新規ライセンスカード作成.png
    3. ライセンスカードの引き継ぎ処理ライセンスカードには1枚につき50回という使用回数の制限が存在する。この制限に達しているカードを入れた場合、ここで引き継ぎを行う。引き継ぎが行われた場合、古いライセンスカードが引き継ぎ処理済みのマークが印字された上で排出されるので取り出す。新しいカードはゲーム終了時に排出される。
    4. ライセンスカードの状態の表示ライセンスカードを使用している場合、ここで現在使用可能になっているオリジナルマシンなどの、現在のプレイヤーの状態が表示される。
  4. ゲームモードを選択する。30台によるレースを行うか1人でそのコースのタイムを競うタイムアタックを行うかを選択する。尚、レースモードでは最高4台まで通信が可能であり、レースモードを選択した時に空きの筐体がある場合はその空きの筐体に対戦相手を募集するメッセージが表示される。
  5. コースを選ぶ6つのコースの中からプレイしたいコースを選択する。タイムアタックの場合はパドルレバー(ハンドルの奥にある黄色のレバー)で対戦相手となるゴーストの選択を行う。
  6. マシンを選ぶ。デフォルトで使えるマシンは14台。内4台はブルーファルコン他で、他の10台もGXのものとは異なる。ライセンスカードを使用している場合はこれとは別にカードに記録されているマシンが、GXのメモリーカードを使用している場合はそのカードに記録されたガレージデータに入っている4台のマシンが追加され、これらのマシンから選ぶことも可能。
  7. セッティングの調整を行う。コースに合わせてエンジンの調整を行うことができる。カーソルを左に持っていくと加速が良くなる一方で若干最高速が落ち、右に持っていくとその逆となる。
  8. プレイする。基本的な操作は一般のレースゲームと同じ。画面上で制限時間のカウントが行われ、その間にチェックポイントを通過できないと時間切れでリタイアとなる。なお、路外に転落したり後に挙げるアタックなどでクラッシュした場合は若干のタイムロスの上でその場に復帰する。クラッシュさせた場合は若干エネルギーが回復する。以下に本作品の特殊な操作を挙げる。
    1. 特殊なターンパドルレバーを単独で操作することにより、まっすぐ進んだままラインを左もしくは右にずらすことができる。パドルとハンドルを同じ方向に操作することで、ハンドルだけで曲がるよりも若干急に曲がる(スライドターン)ことができる。アクセルを踏んだまま一瞬ブレーキを踏み、それと同時にハンドルを切るとマシンの後部をずらしながら曲がる(ドリフトターン)ことができる。
    2. ライバルへの攻撃パドルレバーを2回引くと、その方向に急激にスライドして体当たり攻撃(サイドアタック)をかけることができる。両方のパドルレバーを引きながらハンドルを切ることで、マシンを回転させることにより周囲のマシンを吹き飛ばす(スピンアタック)ことも可能。
    3. ブースターの使用2周目以降、画面上にあるエネルギーゲージの色が変わってブースターの使用が可能になったことを表す。これ以降、ハンドル中央もしくはその右にあるボタンでブースターを作動させ、スピードを上げることが可能。ブースター使用時、若干のエネルギーを消費する。エネルギーゲージの残量がある限りブースターを使うことが可能であるが、使いすぎるとライバルマシンとの接触でクラッシュしたりすることがあるので注意。
  9. プレイ終了後
    1. レース終了後完走時には今回のプレイにおける各周回のタイムと総合タイム、最高速度などが表示される。レースモードをプレイしていた時は全員の順位表が表示され、1位だった場合はエンディングが表示される。タイムアタックモードではそのコースのランキングが表示され、ライセンスカードを使っていないでランクインした場合は名前入力となる(カード使用時はそのカードに記録されている名前が使用される)。
    2. パイロットポイントの加算、マシンパーツの換装ライセンスカードを使用していた場合、総合タイムやライバルマシンなどに接触した回数、レースにおける順位やライバルマシンを撃破した回数などによってパイロットポイントが加算される。この累計値が一定以上に達すると(上位の称号はそれ以外の要素も影響する)パイロットランクが上がる。なお、パイロットランクの計算は後述のパーツ換装やパイロット変更で消費した分も含めた累計値で行われる。パイロットポイントの内未使用分が一定以上ある場合、オリジナルマシンのパーツの換装やパイロットの変更が可能になる。変更した時にポイントを消費するが、ランクの計算には影響しない。ファイル:F-ZERO AX ライセンスカードへの書込.png
    3. GXへのデータダウンロードGXのデータが入ったメモリーカードを使用していた場合、以下のことが行われる。
      • 今回のプレイで使用したマシンや今回走ったコースが、一定条件の下でGXのシステムデータにダウンロードされる。
      • ライセンスカードとメモリーカードを併用していた場合、それまでにAXで獲得したパーツがダウンロードされる。
      • GXのメモリーカードがセットされていれば、いかなる結果であってもF-ZEROチケットが20枚加算される。ダウンロードされたデータはGX側でショップに並び、F-ZEROチケットを使うことで使用可能になる。
      ファイル:F-ZERO AX メモリーカードへのダウンロード.png
    4. ゲーム終了以上の処理が全て終わった後、シートベルトを外すことや各種カードを抜き取る指示が画面に表示され、1ゲーム終了となる。ライセンスカードの使用回数が制限いっぱいになったときには次回のプレイ時に引き継ぎを行うよう指示するメッセージが表示される。なお、ライセンスカードを使用してタイムアタックを行った場合、このときにインターネットランキングのパスワードが表示される。この時に表示されるパスワードは今回走ったコースにおける最高記録のものである。

コース一覧[]

AXではコースは難易度別に6つ存在する。ソニックオーバル以外は特定条件に置いてGXへのダウンロードが可能。

  1. ミュートシティー - ソニックオーバル
  2. エアロポリス - スクリュードライブ
  3. アウタースペース - メテオストリーム
  4. ポートタウン - シリンダーウェーブ
  5. ライトニング - サンダーロード
  6. グリーンプラント - スパイラル

F-ZERO AX MONSTER RIDE[]

F-ZERO AX MONSTER RIDEはF-ZERO AXの亜種とも言えるアーケードゲーム。2005年8月頃に東京ジョイポリス3階フロアのジュラシックパーク・ライドの隣に4台設置されてあった。F-ZERO AXライセンスカードの使用は不可能。ゲームの内容、操作法はF-ZERO AXと変わらない。DX筐体のシートが前後で支えられ右左に回転するのに対し、MONSTER RIDEは宙吊り型であり、筐体の上の4つの油圧シリンダーにより乗船感覚が楽しめるというものである。

外部リンク[]

  • F-ZERO GX/AX公式サイト
  • F-ZERO AX(セガ公式ホームページ内)

テンプレート:Navbox generic

執筆の途中ですこの「F-ZERO AX」はコンピュータゲームに関連した書きかけ項目です。この記事を加筆・訂正などして下さる協力者を求めています。

sv:F-Zero AX

このページには、クリエイティブ・コモンズでライセンスされたウィキペディアの記事が使用され、それをもとに編集がなされています。使用された記事はF-ZERO AXにあり、その著作権者のリストはページの履歴に記録されています。


特に記載のない限り、コミュニティのコンテンツはCC BY-SAライセンスの下で利用可能です。

シェアボタン: このページをSNSに投稿するのに便利です。


最近更新されたページ

左メニュー

左メニューサンプル左メニューはヘッダーメニューの【編集】>【左メニューを編集する】をクリックすると編集できます。ご自由に編集してください。掲示板雑談・質問・相談掲示板更新履歴最近のコメントカウン...

龍谷修武

龍谷 修武(りゅうたに おさむ、1973年8月19日 - )は日本の男性声優。青二プロダクション所属。東京都出身。主な代表作は『真・三國無双シリーズ』の袁紹、劇場版『ウルトラマンコスモス』のウルトラマ...

黒田治

黒田 治(くろだ おさむ、5月23日 - )は、日本のラジオパーソナリティー。東京都出身。目次1 人物2 エピソード3 出演番組3.1 ラジオ3.2 テレビ3.3 過去の出演番組3.4 ドラマ3.5 ...

黒田崇矢

黒田 崇矢(くろだ たかや、1965年4月17日 - )は、日本の男性俳優、声優、ナレーター。東京都出身。血液型はAB型。81プロデュース所属。旧芸名は黒田 隆哉(読み同じ)。目次1 概要1.1 来歴...

黄瀬和哉

黄瀬 和哉(きせ かずちか、1965年3月6日-)は大阪府出身のアニメーター、作画監督。Production I.G取締役。目次1 経歴2 人物3 作風4 参加作品4.1 テレビアニメ4.2 劇場用ア...

麻生智久

麻生 智久(あそう ともひさ、5月13日 - )は、日本の男性声優。青二プロダクション所属。神奈川県出身。旧芸名および本名は松丸 卓也(まつまる たくや)。目次1 来歴・人物2 出演作品2.1 テレビ...

麦人

麦人(むぎひと、1944年8月8日 - )は、日本の男性声優・舞台俳優。ベストポジション所属。東京都武蔵野市出身。本名及び旧名義は寺田 誠(てらだ まこと)。その他の旧名義は大前田 伝、天地 麦人。目...

鵜之沢伸

鵜之澤 伸(うのざわ しん、1957年9月27日 - )は、日本の実業家、テレビアニメプロデューサー。バンダイナムコゲームス副社長兼D3パブリッシャー取締役。東京都出身。目次1 略歴2 手がけた作品2...

鳥羽聡

鳥羽 聡(とば あきら、1970年 - )は、日本の男性アニメーター・アニメーション演出家。広島県出身。目次1 経歴2 主な参加作品2.1 テレビアニメ2.2 劇場版アニメ経歴[]主な参加作品[]テレ...

鳥海浩輔

鳥海 浩輔(とりうみ こうすけ、1973年5月16日 - )は、日本の男性声優。所属事務所はアーツビジョン。神奈川県茅ヶ崎市出身。代々木アニメーション学院声優タレント科、日本ナレーション演技研究所卒。...

鳥海勝美

鳥海 勝美(とりうみ かつみ、1963年11月6日 - )は、日本の男性声優。所属事務所はぷろだくしょんバオバブ。埼玉県出身。日本大学櫻丘高等学校卒業。血液型はB型。目次1 概要1.1 経歴・特色1....

魚建

魚 建(うお けん、1965年7月13日 - )は、日本の男性声優、俳優。ゆーりんプロ所属。埼玉県出身。よこざわけい子 声優・ナレータースクール出身(5期生)。目次1 概要2 出演作品2.1 テレビア...

魔法にかけられて

ゲーム概要ジャンルアクションアドベンチャー機種任天堂DS開発元ディズニー・インタラクティブ・スタジオ発売日2008年3月13日価格5040円対象年齢A概要[]ディズニー映画魔法にかけられてを基にしたゲ...

魔導物語

『魔導物語』(まどうものがたり)は、株式会社コンパイルの3Dダンジョン型ロールプレイングゲームのシリーズ。一般的には落ち物パズルゲーム『ぷよぷよ』シリーズのルーツとして知られている。2003年にコンパ...

魂斗羅

テンプレート:加筆『魂斗羅』(コントラ、英名:Contra、欧州版:Gryzor)とは、1987年にコナミよりアーケード用として発売された、縦画面のアクションシューティングゲーム。また、その後同社より...

高田裕司_(声優)

高田 裕司(たかだ ゆうじ、旧名 高田 祐司、1960年1月10日 - )は、日本の男性声優、俳優、ナレーター。所属事務所は大沢事務所。神奈川県出身。目次1 人物2 出演作品2.1 テレビドラマ2.2...

高橋裕吾

高橋 裕吾(たかはし ゆうご、11月13日 - )は日本の男性声優。青二プロダクション所属。東京都出身。目次1 主な出演作品1.1 テレビアニメ1.2 OVA1.3 劇場版アニメ1.4 ゲーム1.5 ...

高橋美佳子

高橋 美佳子(たかはし みかこ、1980年5月29日 - )は日本の女性声優。アイムエンタープライズ所属。千葉県松戸市出身。身長159.3cm[1]、血液型はAB型。目次1 人物紹介1.1 特色1.2...