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『風来のシレン』(ふうらいのシレン)は、主にチュンソフトから発売されているダンジョン探索型RPG、不思議のダンジョンシリーズであり、『トルネコの大冒険 不思議のダンジョン』に続くダンジョン探索型RPGのシリーズである。
本稿ではシリーズ全般、および第一作「不思議のダンジョン2 風来のシレン」とそのリメイクである「不思議のダンジョン風来のシレンDS」について解説し、その他の作品については各記事を参照の事。
テンプレート:ポータル
基本システムは初代不思議のダンジョンであるスーパーファミコン版『トルネコの大冒険 不思議のダンジョン』から受け継いでいる。
主な変更点・追加要素として
世界観と肉システム以外は、後のトルネコの大冒険シリーズにも逆輸入されている。
テンプレート:要出典範囲
※SFC=スーパーファミコン、N64=NINTENDO64、Wii=Wii、DC=ドリームキャスト、GB=ゲームボーイ、GBC=ゲームボーイカラー、GBA=ゲームボーイアドバンス、DS=ニンテンドーDS、PSP=プレイステーション・ポータブル、VC=バーチャルコンソール、Win=Windows
※()内は作品当時のシレンの年齢。『5』は現時点で不明なので除外。
上記作品以外にも、携帯電話向けに移植、もしくは携帯電話向けのオリジナルの作品が存在する。配信元はドワンゴ。
テンプレート:ネタバレ
テンプレート:Infobox animanga/Headerテンプレート:Infobox animanga/Gameテンプレート:Infobox animanga/Footer『不思議のダンジョン2 風来のシレン』は、『トルネコの大冒険 不思議のダンジョン』に続く不思議のダンジョンシリーズの第2弾として1995年12月1日にスーパーファミコン用のソフトとして発売された。2007年7月24日からはWiiのバーチャルコンソールで配信されている。
黄金のコンドルが棲むと言われる、幻の黄金郷の伝説を求めてテーブルマウンテンを登頂することが主な目的である。洞窟ダンジョンのほか林や峠など屋外フィールド、さらには集落や町が登場し、旅の途中での体力回復・アイテムの購入ができるようになった。また、初心者の冒険の一助となるフェイの問題(パズルモード)も本作で初めて追加されている。
テーブルマウンテンをクリア後はアイテム持込不可・NPC同伴不可の、さらに難易度の高いダンジョンが幾つも用意されている。いずれも地下99階まで続き、深層には凶悪なモンスターが多数出現する。
テーブルマウンテン(こばみ谷)本編である。屋外フィールドとテーブルマウンテンという山の中がメインになっている。村や集落ではイベントが発生し、仲間が増えたり新たな店が出現したりする。「倉庫の壺」や「飛脚」を利用して武器と盾を鍛え上げ、「合成の壺」で合成し、それらを使って30階にいるボス、魔触虫を倒せばクリア。エンディングとなる。武器と防具を鍛えていればクリアは比較的楽であるが、これらを全く鍛えずに技術と運のみで突破する事は困難を極める。カセットによってはクリアしてもアイテムが消失する為、そのときは魔触虫を倒した後に鍛えた武器防具を「倉庫の壷」で入れておくと失わずに済む。掛軸裏の洞窟ダンジョン内の罠と武道(ワナ道)を駆使し、上手くモンスターを罠に掛けながら進めるダンジョンである。16F以降にいるガイバラに話しかければクリアであるが、無視して潜り続けることも出来る。浮いているモンスターは罠に掛ける事ができないので、ただやみくもに罠を掛けるだけでなく爆風に巻き込む、遠距離攻撃を駆使するなどのテクニックも求められる。クリアするとこのダンジョン専用アイテムだったワナ師の腕輪を貰う事が出来る(倉庫の壺もあるが)。食神のほこらモンスターに変身できる肉を、ある時は食べ、ある時はモンスターに投げ、ある時はお店で換金しながら進めるダンジョンである。25F以降にいるナオキに話しかければクリアであるが、無視して潜り続けることも出来る。一定の確率で倒したモンスターを肉にする「ブフーの包丁」を最初から装備している。肉が比較的容易に手に入るため腹減りで倒れる心配はほぼ皆無であるが、回復、戦闘手段の確保等は序盤から苦しい為、運も要求される。フェイの最終問題掛軸裏の洞窟、食神のほこら、フェイの問題全問をクリアすると現れる最終ダンジョン。杖・壷・腕輪のほか、草・巻物までもが未識別状態で登場。本来のローグに近い状態でプレイするダンジョンといえる。同様のダンジョンは、他の不思議のダンジョンシリーズでも「もっと不思議のダンジョン」として登場する。いかに早くアイテムを識別し、強力な武器防具を作り、深層のモンスターと対抗できる準備を整えるかが主人公の生死を分けるダンジョンである。一部の便利なアイテムが登場しなくなった一方、「超不幸の種(レベルと最大HPが1にダウン)」「痛恨の腕輪(1/2の確率でダメージが2倍の痛恨の一撃を受ける)」「拾えずの巻物(そのフロア内でアイテムが拾えなくなってしまう)」など致命的なマイナスアイテムが登場するが、「分裂の壷(入れたアイテムを2つに増やす)」「識別の腕輪(拾ったアイテムを瞬時に識別する)」「強化の壷(階層を降りるごとに装備品や杖の強化値、回数が+1される)」など、ここでしか手に入らない強力アイテムも用意されている(ちなみに分裂の壷を上手く使えば無限増殖が可能となる)。テンプレート:Infobox animanga/Headerテンプレート:Infobox animanga/Gameテンプレート:Infobox animanga/Footer『不思議のダンジョン 風来のシレンDS』は、2006年12月14日に発売されたニンテンドーDS用のソフトである。販売はセガ。
『不思議のダンジョン2 風来のシレン』をベースとしてリメイクされた作品である。
SFC版との違いとして、ダンジョンやモンスター、キャラクター別のシナリオ追加、アイテムの変更(下記のように一部の装備が削除・追加され、「分裂の壷」が削除され無限増殖技が使えなくなっているなど、シビアになった)などに加え、モンスターのレベル上限が4にまで増えたことなどが挙げられる(詳しくはSFC版との差異を参照)。
DSの上画面にマップやステータス、下画面に通常の画面を表示している。
ニンテンドーWi-Fiコネクションにも対応しており、ネットワークを介して『GB2』以降ではお馴染みの風来救助隊に加え、全国のプレーヤーと風来人番付やタイムアタックで競い合うこともできる。なお、風来救助隊は助けた助けられたのプレイヤーに簡単なメッセージとともにアイテムを送ることができるのだが、それを悪用して、貴重なアイテムを渡してくれるよう求むメッセージを出してワザと救助待ち状態になるというプレイヤーが現れて問題となり、後の作品で対策が練られていくこととなった。
『風来のシレンDS』はハードのシステム上、自動セーブになっていない。このため、中断するには自分で中断を選択する必要がある。中断をせずに電源を切ると、死亡したことになりその時点の持ち物は全て失われる。これらはリセット不可というゲームの緊張感を維持するための措置ではあるが、反面、バッテリー切れによって電源が切れたときも同様の扱いとなってしまう。このシステムのために、携帯機用ゲームでありながら電源の確保がコンスタントに必要であるという、携帯機用ゲームとしての利点を損なった側面を同時に抱えている(DC版アスカも自動セーブではないが、こちらは据え置きゲーム機であるため、電源が切れる可能性は極めて低く、同様の問題は発生しにくい)。
なお、このDS版は冒険中にフリーズが起こりやすいという特徴がある。当然ながらこうなると電源を切るしかなく、上記のように冒険失敗となってしまう。このフリーズしやすさは後の『DS2』と『4』にも受け継がれてしまった。
なお、DS版に追加されている新ダンジョンには次のようなものがある。SFC版での追加ダンジョンが全て持ち込み不可で、鍛えた装備の使いどころが少なかったことを考えてか、アイテムの持ち込みが可能な代わりに最初から難易度が高いダンジョンがほとんどである。
宿場への道渓谷の宿場までの道のりを使ったチュートリアルダンジョン。クリアしないと渓谷の宿場にたどり着けないので本編を始められないが、難易度は非常に低くなっており、アドバイスに従いながら進めれば簡単にクリアできる。渓谷の宿場に到着すると、二度と入れなくなる。魔蝕虫への道テーブルマウンテンのボス、魔蝕虫が封印されていた洞窟をさらに奥深く潜っていくダンジョン。階層が31Fから始まるので、実質テーブルマウンテンの続きと考えて差し支えない。黄金都市にある小部屋の壁が入り口。儀式の洞窟無差別攻撃を繰り返すモンスター、キグニ族の洞窟である。奇岩谷の住民がキグニ族にさらわれてしまったので、解放する為に潜ることになる。ほとんどの階にキグニ族系・火炎入道系のモンスターが出現するのが特徴。一度クリアするとレアな武具が出現するようになる。奇岩谷が入り口。死者の谷底追加ダンジョンの中では最難関。ペケジが迷い込んでしまったので、救出する為に潜ることになる。アイテムがほとんど出現しない上にそのほとんどがギタンであるため、持ち込んだアイテムが生死を分ける。階段に偽装してあり、間違えて乗ると本来のワナの効果が発動する「階段のワナ」が存在する。ここの深層でしか出ないレアな武具(削除されたやまびこの盾の下位互換の盾であるプリズムの盾・ゲイズの盾、店で購入できなくなった必中の剣)が存在する。二面地蔵の谷が入り口。オリジナルであるSFC版との違いとして、以下のようなものが挙げられる。
グラフィックの変化シレンを始めとしてキャラクターのグラフィックに変化が見られる。バランス調整主に渓谷の宿場 - 奇岩谷の難易度が低く調整された。アイテムの追加連鎖の巻物といった新アイテムや、使い捨ての剣・斬空剣といった他シリーズで存在した武器や盾が追加されている。一方でやまびこの盾のように、無くなったアイテムも存在する。「帯電状態」の追加カラカラペンペン系の敵の特殊能力により、アイテムが帯電状態になってしまうことがある。帯電状態になったアイテムは使用したり捨てたりすることができず、次のフロアへ行くと自動的に消滅する。モンスターの追加タイガーウッホ系、チンタラ系、ヤミウッチー系、ばくだんウニ系の他シリーズに登場した敵モンスター四種と、パルテノス系、ヒーポフ系、カラカラペンペン系の三種、合計七種類の新モンスターが追加されている[2]。イベントの追加新登場ダンジョン関連のイベントのほか、SFC版から存在する山頂の町の料理屋イベント後半の新展開とイベントクリア後のおまけ要素が加わり、新たに竹林の村の鍛冶屋の娘のイベントが追加された[3]。また、死者の谷底に向かうまでのイベントである二面地蔵の谷でのバンジージャンプは、実はSFC版で廃案になったイベントをアレンジしたものである。今作の開発スタッフは『トルネコ3』とほぼ同じであり、随所でこの作品で採用された要素が今作にも導入されている。内容としては以下のようなものがある。
その他細かな改定として
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東京都交響楽団によるオーケストラバージョンが録音の最中である。
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