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太閤立志伝シリーズ(たいこうりっしでん -)は光栄(後にコーエー)から発売されているコンピュータゲームのシリーズである。第1作のパソコン版は1992年に発売され、2008年現在、5作目の『太閤立志伝V』までが発売されている。
ジャンルとしてはシミュレーションゲームに該当するが、コーエー自身は自社で定めた独自のジャンル名であるリコエイションゲームであるとしている。豊臣秀吉の立志出世をテーマにしている。
基本的なゲームの流れとしては、プレイヤーは下級武士時代の秀吉、木下藤吉郎となり、身分の低いうちは「評定」(=会議)に出席して「主命」と呼ばれる様々な種類の仕事を請け負い、その結果によって功績を溜めることで身分を上げ、家老、城主、大名へと出世していくゲームである。秀吉と武将同士には友好度や親密度が設定され、それが高いと登用に成功しやすくなったり、裏切られにくくなったり、技能を師事してもらえたりする。さらに各武将には好み・性格なども設定され、それに応じた贈り物をすることなどで親密度が上がりやすくなる。「III」では派閥も存在し、自分の派閥を大きくすることで評定での意見が通りやすくなる。
主命と主命の間の時間を利用して、能力や技能を自ら磨くこともできる。技能は同僚から教えてもらえるもの以外に、町などにある施設で修得可能なものもある。また弁舌を高めておくことで個人戦時に相手を挑発できるようになるなど、一見関係なさそうな技能同士が関連することもある。
さらに身分が上がり城主・国主になると、これまでの主命を与えられる側の立場から部下たちに主命を与える側の立場となる。以降は信長の全国統一をより一層補佐していくこととなるが、本能寺の変が起こることもあり、その場合は信長の遺志を受け継ぎ自らが全国統一を目指すこととなる。本能寺の変が起こらなくても、謀反を起こして信長から独立することもできる。なお、本シリーズでは史実で秀吉が晩年に行った朝鮮出兵関連のイベントは一切収録されていない。「IV」と「V」に収録されている秀吉の足軽組頭時代以外のシナリオの年代も小牧・長久手の戦いの頃までのもの、あるいは秀吉死後のものとなっている。
自由度の高さは初代からの伝統であり、評定で主命をこなす以外は原則として何を行っても構わない。また「II」以降では、信長から離反して他の大名に仕えたり浪人して旅をしたりすることも可能である。「IV」と「V」ではさらにプレイヤーとして選べる人物の幅も広がり、商人や忍者になるなど自由に生き方も変更できる。
それ以外のコーエーの他の歴史ゲームと比較した場合の特色として、個人単位のプレイで、しかも時間の経過が1日単位であることなどが挙げられる。1人の人物とその人間関係にスポットを当てられ、またマップ上を1人で移動できることでプレイした感覚が他作品と大きく異なる。またコーエーの他シリーズが基本ゲームシステムを頻繁に変更するのに対し、本シリーズは比較的システムの変更が少ない。
本シリーズ以外でコーエーが5作以上出している歴史シミュレーションゲームのシリーズは、2008年現在信長の野望シリーズと三國志シリーズのみである。
「II」は『Mobile太閤立志伝』として携帯電話向けにも移植されている。
シリーズ各作品でほぼ共通しているため、基本的には施設名、技能名など「V」をベースに説明する。またこれ以外にアイテムを購入できる行商人や、奥州の馬商人や闇商人などもいる。
以下は「IV」「V」にのみ存在する。
忍び屋敷・海賊屋敷武士の場合の城にあたる施設。評定が開かれたり、外交交渉・工作依頼を行ったりできる。里練兵場・砦練兵場武士の場合の城練兵場にあたる施設。里修業場・砦修業場修業ができる。忍びの里では「忍術」、海賊砦では「水軍」の師事を受けられる。里(砦)特有の技能札を入手できる場合もある。「IV」では「鍛錬場一」から「鍛錬場四」の4つが存在し「三」以降は里の規模拡大により出現する。造船所砦の技術に応じた船を建造可能。忍び宅・海賊宅武士の場合の武家宅にあたる。テンプレート:リコエイションゲーム
執筆の途中です | この「太閤立志伝シリーズ」はコンピュータゲームに関連した書きかけ項目です。この記事を加筆・訂正などして下さる協力者を求めています。 |
zh:太閤立志傳系列
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