ダブルドラゴンシリーズ

ページ名:ダブルドラゴンシリーズ

『双截龍(ダブルドラゴン)』シリーズ (Double Dragon)は、テクノスジャパンから発売されたビデオゲームのシリーズ名。

目次

シリーズ作品[]

  • 『ダブルドラゴン』(Double Dragon)
  • 『ダブルドラゴンⅡ ザ・リベンジ』(Double Dragon II: The Revenge)
  • 『ダブルドラゴン3 ザ・ロゼッタストーン』(Double Dragon 3: The Rosetta Stone)
  • 『リターン・オブ・ダブルドラゴン』(Return of Double Dragon)
  • 『ダブルドラゴン』(ネオジオ版)(Double Dragon)
  • 『ダブルドラゴン アドバンス』(Double Dragon Advance)

ダブルドラゴン[]

アーケード版は1987年発売。前年の同社ヒット作『熱血硬派くにおくん』の正統後継作として誕生し、ビデオゲームにおいてベルトスクロールアクションゲームというジャンルを確立させた本作はブルース・リーを愛する開発者たちによって作られた。

その最初の作品(アーケード版)は、ステージがゲームスタート地点から最後のシーンの直前(敵のアジトの門前)まで途切れる事が無く続いているのが特徴の拳法アクション。シリーズ名のダブルドラゴンは、2人の主人公であるビリー・リー(青服の1Pキャラ)とジミー・リー(赤服の2Pキャラ)の兄弟の事を指す。功夫の道場を営むリー兄弟が、暴力組織「ブラック・ウォリアーズ」 に誘拐された恋人・マリアンの救出へと向かう。リー兄弟が使う「双截拳(そうせつけん)」の代表技は、空中で360度以上の軸回転をして周囲の敵を蹴る旋風脚。

ファミコン(1988年4月8日発売)とゲームボーイ(1990年7月20日発売)にも移植されたが、二人同時プレイが削除された(その代わりに二人対戦モードがある)上に、オリジナルの敵キャラに拳法家のチン・タイメイが登場する。しかもファミコン版では戦い方によって使用できる技の数が増えていくレベル制が導入された上に、ジミー・リーが最終ボスとして登場するなど、業務用とは完全に別物になってしまった。

セガ・マークIII版(1988年8月1日発売)では二人同時プレイが可能だが、ジャンプキックか武器攻撃でないと敵キャラにまともに攻撃できないゲームバランスに問題点がある。

Xbox360版(2007年5月9日発売)はXbox Live Arcadeにてダウンロード配信され、シリーズ初のオンライン協力プレイに加え、ユーザーのやり込み度がわかる実績システム、世界ランキングシステムに対応している。もちろんオフラインでの二人同時プレイも可能でHD画質にも対応している。

ダブルドラゴンⅡ ザ・リベンジ[]

アーケード版は1989年発売。使用基盤は前作の流用なので、続投キャラクターのデザインはほとんど顔グラフィックと色の変更程度になっている。冒頭では前作で救出したマリアンがウィリーに射殺され、ゲームの雰囲気はさながらマリアンの弔い合戦とも言える物であった。攻撃操作は前作と異なり、左右攻撃ボタンとその中央にジャンプボタンを配しているシステムでアーケード版『熱血硬派くにおくん』に近い物になっている。前作で圧倒的な威力を誇った肘打ちは、よほど接近して出さない限り敵がしゃがんで避けてしまうようになった上に、肘打ちを使う雑魚まで存在する。また主人公が武器による攻撃で受けるダメージが前作と比べて軽減されており、特に前作の最終ボスであるウィリーのマシンガンで即死しなくなっている。

ファミコン版は1989年12月22日発売。前作では不可能だった2人同時プレイが出来るようになった。攻撃操作はアーケード版とほとんど同じだが、比較的簡単な操作で出せる必殺技が追加されている(これらの必殺技は後述の『ダブルドラゴン アドバンス』にも登場する)。アーケード版の前作とデザインが同じだったジェフとウィリーの代わりに、中ボスにクンフー使いの「右腕」とシリーズ初登場の「忍者」が追加された。ファミコン版の最終ボスには「幻殺拳 (げんさつけん)」使いの「謎の格闘家」が登場し、最終ステージでの戦いで流れるBGM「双龍の雄叫び」はファンの間でも人気が高く、前作(第1作)をリメイクした作品である『ダブルドラゴン アドバンス』でもバッチリ収録されている(『ダブルドラゴン アドバンス』での曲名は「FIGHT OF FATE」)。

日本ではアーケード版ベースのメガドライブ版(1991年12月20日発売)とファミコン版ベースのPCエンジン版(1993年3月12日発売)が発売された。海外では国内で発売された『熱血硬派くにおくん 番外乱闘編』をキャラ変更したゲームボーイ版が発売された。

本作ではジミー(2Pキャラ)が白づくめの格好(ファミコン版とPCエンジン版ではベストとズボンは赤色に戻っている)をしていたり、女雑魚のリンダがモヒカンになっているなどキャラのデザインが色物じみている。

ダブルドラゴン3 ザ・ロゼッタストーン[]

アーケード版は1990年発売。修行の旅に出ていたリー兄弟(=標準型キャラ)は、ある時ヒルコ(蛭子)と名乗る老婆から「ロゼッタストーン」の話を聞き、その謎を追って世界各地を転戦する。空手家の大山兄弟(=スピード型キャラ)と総合格闘家のユキーデ兄弟(=パワー型キャラ)と太極拳使いの陳兄弟(=特殊型キャラ)の3組のキャラクターが新たに加わった本作は、最大で3人同時プレイが可能。先にテクノスジャパンがリリースした『コンバットライブス』と同じく残機無しのライフ制であり、クレジットの追加投入でライフを増やす事が出来る。攻撃操作は初代と同様のパンチ・キック・ジャンプ形式に戻っている。1面のアメリカでは「新・ブラック・ウォリアーズ」の残党と対決する。最終面のエジプトに控えるボスキャラは甦ったクレオパトラが登場する。海外版は日本国内版とシステムが異なり、武器や仲間を隠しショップで購入しなければならない。

ファミコン(1991年2月22日発売)にも移植されたが、初代と同様に使用キャラの顔ぶれやゲームシステムなどがアーケード版と異なる。

リターン・オブ・ダブルドラゴン[]

1992年10月16日に発売されたスーパーファミコン作品。ストーリーは一応は初代ベースだが、オリジナルの敵キャラは雑魚のウィリアムスとローパーと中ボスのジェフしか登場しない。本作のリー兄弟の技はアーケード版やファミコン版に比べると大幅に増えていて、中には気力ゲージを使って出す必殺技もある。このゲームで初登場したスーツ男のスティーブと最終ボスのデュークは、それぞれ後に発売される『ダブルドラゴン アドバンス』とネオジオ版『ダブルドラゴン』に再登場した。海外では『Super Double Dragon』の名で発売されているが、ゲームバランスが違っているとか日本版には無いエンディング(ただし文字だけだが)があるなどの細かい相違点がある。

ダブルドラゴン(ネオジオ版)[]

1995年3月3日に発売された対戦格闘ゲームで、SNKが販売を担当した。登場キャラは12名で、デフォルトの使用キャラ10名とボス2名である。使用キャラにはリー兄弟の他に、元祖で囚われ役だったマリアンや、敵キャラだったアボボやブルノフなどがいる。中ボスは『リターン・オブ・ダブルドラゴン』に登場したデュークで、最終ボスは海外の実写映画版に登場したコガ・シューコーである。本作は1996年4月26日にアーバンプラントによってプレイステーションに移植された。

ダブルドラゴン アドバンス[]

2004年3月5日にアトラスから発売されたゲームボーイアドバンス作品。版権はミリオン。この日、テクノスジャパンの人気ゲーム『ダウンタウン熱血物語』と『ダブルドラゴン』は共にリメイクされて発売された。どちらも移植ではなく、新たなアイデアを伴って手を加えられている。

『ダブルドラゴン アドバンス』では「変えるところは変えるが、それでいて旧作を知っている方も楽しめるようにオリジナルの良さを残す」という手の加え方が行われている。このシステム変更はファンに受け入れられたようだ。

関連項目[]

  • レイジ・オブ・ザ・ドラゴンズ
  • ベルトスクロールアクションゲーム

外部リンク[]

  • DOUBLE DRAGON DOJO
執筆の途中ですこの「ダブルドラゴンシリーズ」はコンピュータゲームに関連した書きかけ項目です。この記事を加筆・訂正などして下さる協力者を求めています。

sv:Double Dragon

このページには、クリエイティブ・コモンズでライセンスされたウィキペディアの記事が使用され、それをもとに編集がなされています。使用された記事はダブルドラゴンシリーズにあり、その著作権者のリストはページの履歴に記録されています。


特に記載のない限り、コミュニティのコンテンツはCC BY-SAライセンスの下で利用可能です。

シェアボタン: このページをSNSに投稿するのに便利です。


最近更新されたページ

左メニュー

左メニューサンプル左メニューはヘッダーメニューの【編集】>【左メニューを編集する】をクリックすると編集できます。ご自由に編集してください。掲示板雑談・質問・相談掲示板更新履歴最近のコメントカウン...

龍谷修武

龍谷 修武(りゅうたに おさむ、1973年8月19日 - )は日本の男性声優。青二プロダクション所属。東京都出身。主な代表作は『真・三國無双シリーズ』の袁紹、劇場版『ウルトラマンコスモス』のウルトラマ...

黒田治

黒田 治(くろだ おさむ、5月23日 - )は、日本のラジオパーソナリティー。東京都出身。目次1 人物2 エピソード3 出演番組3.1 ラジオ3.2 テレビ3.3 過去の出演番組3.4 ドラマ3.5 ...

黒田崇矢

黒田 崇矢(くろだ たかや、1965年4月17日 - )は、日本の男性俳優、声優、ナレーター。東京都出身。血液型はAB型。81プロデュース所属。旧芸名は黒田 隆哉(読み同じ)。目次1 概要1.1 来歴...

黄瀬和哉

黄瀬 和哉(きせ かずちか、1965年3月6日-)は大阪府出身のアニメーター、作画監督。Production I.G取締役。目次1 経歴2 人物3 作風4 参加作品4.1 テレビアニメ4.2 劇場用ア...

麻生智久

麻生 智久(あそう ともひさ、5月13日 - )は、日本の男性声優。青二プロダクション所属。神奈川県出身。旧芸名および本名は松丸 卓也(まつまる たくや)。目次1 来歴・人物2 出演作品2.1 テレビ...

麦人

麦人(むぎひと、1944年8月8日 - )は、日本の男性声優・舞台俳優。ベストポジション所属。東京都武蔵野市出身。本名及び旧名義は寺田 誠(てらだ まこと)。その他の旧名義は大前田 伝、天地 麦人。目...

鵜之沢伸

鵜之澤 伸(うのざわ しん、1957年9月27日 - )は、日本の実業家、テレビアニメプロデューサー。バンダイナムコゲームス副社長兼D3パブリッシャー取締役。東京都出身。目次1 略歴2 手がけた作品2...

鳥羽聡

鳥羽 聡(とば あきら、1970年 - )は、日本の男性アニメーター・アニメーション演出家。広島県出身。目次1 経歴2 主な参加作品2.1 テレビアニメ2.2 劇場版アニメ経歴[]主な参加作品[]テレ...

鳥海浩輔

鳥海 浩輔(とりうみ こうすけ、1973年5月16日 - )は、日本の男性声優。所属事務所はアーツビジョン。神奈川県茅ヶ崎市出身。代々木アニメーション学院声優タレント科、日本ナレーション演技研究所卒。...

鳥海勝美

鳥海 勝美(とりうみ かつみ、1963年11月6日 - )は、日本の男性声優。所属事務所はぷろだくしょんバオバブ。埼玉県出身。日本大学櫻丘高等学校卒業。血液型はB型。目次1 概要1.1 経歴・特色1....

魚建

魚 建(うお けん、1965年7月13日 - )は、日本の男性声優、俳優。ゆーりんプロ所属。埼玉県出身。よこざわけい子 声優・ナレータースクール出身(5期生)。目次1 概要2 出演作品2.1 テレビア...

魔法にかけられて

ゲーム概要ジャンルアクションアドベンチャー機種任天堂DS開発元ディズニー・インタラクティブ・スタジオ発売日2008年3月13日価格5040円対象年齢A概要[]ディズニー映画魔法にかけられてを基にしたゲ...

魔導物語

『魔導物語』(まどうものがたり)は、株式会社コンパイルの3Dダンジョン型ロールプレイングゲームのシリーズ。一般的には落ち物パズルゲーム『ぷよぷよ』シリーズのルーツとして知られている。2003年にコンパ...

魂斗羅

テンプレート:加筆『魂斗羅』(コントラ、英名:Contra、欧州版:Gryzor)とは、1987年にコナミよりアーケード用として発売された、縦画面のアクションシューティングゲーム。また、その後同社より...

高田裕司_(声優)

高田 裕司(たかだ ゆうじ、旧名 高田 祐司、1960年1月10日 - )は、日本の男性声優、俳優、ナレーター。所属事務所は大沢事務所。神奈川県出身。目次1 人物2 出演作品2.1 テレビドラマ2.2...

高橋裕吾

高橋 裕吾(たかはし ゆうご、11月13日 - )は日本の男性声優。青二プロダクション所属。東京都出身。目次1 主な出演作品1.1 テレビアニメ1.2 OVA1.3 劇場版アニメ1.4 ゲーム1.5 ...

高橋美佳子

高橋 美佳子(たかはし みかこ、1980年5月29日 - )は日本の女性声優。アイムエンタープライズ所属。千葉県松戸市出身。身長159.3cm[1]、血液型はAB型。目次1 人物紹介1.1 特色1.2...