秘転

ページ名:秘転

 秘転

  ひてん


狗畜生以下で恥ずかしくないの?
恥ずかしくないよね。
だって、分からない・・・・・んだからサ!


神秘の力を先天的に継いだ人間の総称。
継ぐ、と称するにはやや語弊があり、実態は人間の形容を取って現れた神秘自体。
人の胎から生まれ、人と同様にして土に還るが、多くが凡百の枠を超えた能力を有する。

区界の歴史で見られる英傑は往々にしてこの存在であることが窺えるものの、元より極小数である神秘の傍流ハグレである秘転の数は推して知るべし。加えて、不可知をもって無明とする神秘の本態から逸れ、人の胎から出でた時点で人間・・という人知の席を用意されることから、神秘の系譜としては末席も末席。

その上で、いかなる力を持って生まれようと脅威であることは疑いようがない。且つ、人の胎を通す以上は、人が持って生まれる特徴を継ぐことが出来る。つまり、特定遺伝子疾患……-LOGYや-ASSEeYEを発する土壌を持ち、実際に-ASSEeYEを有する実例が著しい蓋然性の低さを越えて存在する。
このような例は秘転の共通項である身体能力の向上と合わせ、天与の戦士と称して差支えない。*1

寿命は仕様・・次第だが、およそ人間と同等。これを逸脱する例はなく、逸脱しては秘転成り得ず――必要性が無いため――に生まれない。*2理由なき神秘の一点を除けば人間と何ら変わりなく、微弱な秘転であるなら、自身を知らずに一生を終えることすらあり、これが目撃例の少なさに拍車をかけている。

実体が人であるため、人へ取れる処置は可能だろうと近年進渦大典と同様の施術を施された秘転が居たものの、施術終了時点で提供された-LOGYは全て無効化された模様。選択情動も固定されず、処置は全て失敗に終わった。また、秘転は竜渦に陥らない。これは、大元の神秘に倣って一個一種の特性を引き継いでいるため。謂わば、末席であろうと彼らは『完成』せず、進化もしない。
この一個一種の所以か、子孫を残そうという意識は(あからさまな秘転であるほど)希薄。生殖能力は問題なく備わっているが、秘転が遺伝することはない。秘転自身は、高確率で先祖返りを起こす傾向にある。一代モノ。当代をもって滅ぶ、時限つきの神秘。

 能力例

  • 大狼。野犬とは似ず非なる、大噛。ないし、大神。
    膂力・咬合力を中心とした身体機能の強化、火難の封殺。
    また、仕様として死後の現象残留――火元を無作為に噛み殺す――を予想されている。
  • 吸血。「鬼」でもなく「種」でもない、行為のみを表す『吸血』。
    意思一つで周辺の生命体から血を汲み上げ、自身の血液を入れ替える。
    加害以外に益体もない力であり、当人の糧にもならぬ、「説明のつかないもの」の典型である。

 備考

一見して世界観を破壊する存在だが、彼らの立ち位置は『与太話』であり、敢えて破壊を目的としたエピソードでない限りは全く登場しないか、当該者が現れても仄めかされる程度に留まる。『独法師、遺論を称えよ』は「主人公不在期間」を趣旨とした創作である以上、その不在が終了しない限りは彼らにスポットライトが当たることはない。

人の器で生まれる神秘という共通点を持つ神秘戮しとの力関係については、
数世紀クラスの神秘戮し≧英傑クラスの秘転>十全に訓練された秘転>攻撃的な秘転>秘転>神秘戮し
となっており、基本的には秘転側が直接対決においてのアドバンテージを握っている。
なお、ここに挙げられた数世紀クラスの神秘戮しは例外である。

結局のところ、いかなる秘転であれ人間生まれ人間育ちの頭でつかうしかないのだ。
惜しむらくは、みな「頭が弱い」*3ことだろうか……。


 関連項目


*1 ……が、残念ながら当該者は自らの力に胡坐を掻いた未熟であり、これは秘転の典型例でもある。
*2 このことから、同じ人の胎から出でながら不老である神秘戮しと比較し、いかに末席著しいかを見て取れる。
*3 上述の胡坐を掻く未熟、驕り、力任せの無能でも生きられてしまう怪力乱神を起因とする。

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