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しんぴ または むみょう
説明のつかないもの。もしくは、理由を持たないもの。
既存と今後の未知ですら解答不能の、世界の昏い淀みそのもの。
御伽噺という席を与えられている魔法使いとは異なり、適切な位置が存在しない。
生命体の解答が意味をなさず、不可知論の申し子と云うべく有り様は深遠に相応しい。
遥けし彼方の未来であれ、生命体の手に届く物は(まるで因果を遡るように)万に一つでも神秘と見做されず、無明の領域に無い。ゆえに、真なるそれは異口同音に「分からない」と言わざるを得ない。これは唯一絶対の敵対者たる神秘戮しらさえも同様であり、彼ら自身もまた説明のつかない『同義』のものである。
神秘は一切の影響を受けず、独立している。一個一種。秩序は無く、発現の機会・発端を推し測ることは出来ない。運悪く「遭った」時に出来る行動は、(可能であれば)即座に距離を置くか、余地が有るなら挙動を見定め適切な対応策に移ること。一個一種の神秘は必ずしも有害ではなく、下らないものも少なくはないが『触らぬ神に祟りなし』。明確に害ある形で発生した場合、適切な対応策を見出せない限り生命体側は無力と云っても差し支えない。規模・形容に依っては人間が打ち倒せる程度に収まることもあるが――それこそ神秘がそういう仕様でもない限り――完全に滅ぼすことは出来ず、受け入れざるを得ない災害となる。実際に大規模な神秘に呑まれた結果、やむなく同居することを選んだ区界がある。
どこまで行っても説明のつかない不可知であるが、先史以前より付き合ってきた末に「『何』に対して『何を』するべきか」と大枠の対処法ならぬ『付き合い方』が確立している。しかし、その確立さえも言ってしまえば妥協でしかなく、未だ「『何に』従うか」以上の答えは出ていない。形容し難い無秩序へ対する術は、受容……万物として迎え入れるのみ。
そのため、学として携わる者たちは神秘/無明と謂われるものが未回圈を含めた世界にとって、いかなる総括を与えるべきか慎重な討論が重ねられている(ただし、神秘に携わる学は民俗学未満の眉唾甚だしい学問領域としてマイナーの域を出ず、当の学者らの大半も対象を架空のものとして扱い、本気にしている者は両手の数を出ないだろう)
宗教者はこれら全てを神威とし、不都合さえも天の表れとして便宜を図っている。とはいえ、こちらは一般人向けのお触れに過ぎず、しばしば天座側から開闢の徒向けに実態把握の調査を委託されることがある。持ちかける教会が実在を信じるかはさておき、開闢の徒が持ち帰る検証を編纂し、暫定的な対応策を一般へ下すことが天座の業務の一つである。
世界、ないし生命体の版図において、これら神秘の割合は極少に収まるのが常。未検証の伝承としてのみ知られ、目の当たりにした上で無明が無明領域自体であると見定める人間は稀。開闢の徒であっても、生涯触れるかどうか。もしくは、誰にとっても「説明のつかないもの」で在るがゆえに、気付かず終わることが殆ど。存在の確信、界への一段階進んだ視座を有した上で、自ら関わろうとする姿勢でもない限りは、単なる路傍の不可思議に過ぎない……潜在的に「どうでもいいもの」でしかなく、それが一個一種の独立を独立たらしめている。
「よく分からない」と言うために1300文字を割かれた無駄な項目。
他所の同項目に対し、人間に拠らず存在するという点で特色を持つ。「説明のつかない」ものが神秘であるから、それに対して説明を与えることになった場合も、神秘に対する概説は人類圏の都合でしかないので的外れと見做される。
因みに、互換性を考慮して一般的名称である「神秘」と称されるが、作中のニュアンスは「無明」寄り。神という言葉が薄れているので、『神』にあたる語は形骸化し、神秘と同様に不明の象徴となっている。
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