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独法師、遺論を称えよ
ひとりぼうし、いろんをとなえよ
「だから、択んだのさ。遺す手前を」
人が先史を棄て、三十六万五千の夜を越えた。
『開闢の徒』因り残骸に築かれた子々孫々はようやっと
死ぬる大地を踏み拉き、人と人のイトを繋ぐことに成功した。
齎された善し悪しの混乱に仇疎かな後日譚は息を吹き返し
主役は不在、しかし「名付き」に貴賤なく手が届く"今"、
猫も杓子も躍起となって蔓延する。熱病のよう。
誰もが欲しがっている。独法師の結末を。
概要
あらすじ
他創作との関係
多元宇宙ならぬ多層宇宙、階層世界なる構造に位置する世界間において、最も上層に属する世界。
この位置関係に反し、構造外の創作を含め、現状（という但し書きをし）の総合パワーレートは最も低い。
良くも悪くも自己完結した世界であり、この世界の住人が外部で力を発揮することはない。不偏の手という例外を除いて。
また、単一の創作としては「主人公不在期間」を趣旨としており、中心となる時間軸はこの旨に従って進行する。その禁が解かれるのは、下記にあるような「外伝」の形式を取るもの。その上でも、この世界観に従う外伝はより、近いニュアンスを述べた場合『外典』または『偽典』の位置付けにある。
各ルート・派生
厳密には派生し得ない大筋の作品のため、外伝に近しい形となる。
