進渦大典

ページ名:進渦大典

進渦大典

ウェッジ/ブレース


人体生理学の分野に基づき行われる、一定のロボトミーおよび身体改造技術の総称。
前頭葉の一部を切除したのち、それぞれ切除跡と感覚野へNos-VvB1寛解者の血液から分離された血漿を注入、脳幹へ-LOGYまたは-ASSEeYE保持者由来の細胞・組織利用医薬品を投与し、経過観察。
拒絶反応を示さず、安定が確認されたのちに頭皮に3本、扁桃核に達する電極を1本装着。発するパルスによってストレスを誘導、最低1ケ月間以上の装着を継続、施術者の選択した情動反応以外へ鎮静を施し十二分の抑制を確認された場合2度目の経過観察へ移行、覚醒後各種テスト、リハビリの結果の一定水準クリアをもって施術完了とする。

この処置を受けた者は『大典』と呼ばれる。ウェッジ、嫌味として祝いブレースとも。
血啜鬼の血漿からなる超人的身体能力を平均とした地盤と、医薬品の根源となる組織の提供者が保持する能力の劣化版を発現する。適合次第では複数の提供者を搭載することもでき、投与の割合によって生じる力の強弱を調整可能だが、複数人の組織からなる大典は大典自体の強度が落ち、現状最もアドバンテージを得られるバランスは2名分である。

ただし、大典として施術を受けた者は選択情動反応以外への鎮静により正常な精神を持たず、発露する感情は非常に不安定。前頭葉の切除に加え、寛解後人格変異の生じるウイルスを含む血漿の影響と考えられているが、不安定であるほど――選択された情動が烈しいほど――大典としての完成度が高くなる傾向が見られ、現在も切除部位や投与量、扁桃核干渉の観点から試行錯誤が繰り返されている。

晴れて実用化された大典の身柄は取引として巨額と替えられ、大抵は取引先で兵器として、危険現場の労働者として、更なる実験台として、およそ人権の考慮をされず取り扱われる。
必然として発生する大典としての水準を満たさなかった失敗例は、多くが記憶・見当識障害を煩い、その他身体機能にも欠陥をきたした末、このような個体はいずれかの手段で廃棄される。進渦大典は非人道的な違法行為であるが、その需要は決して絶えることがない。

そして、大典とは図らずとも『竜渦』に近しくあった。
そのゆえの、感情の烈しさこそが大典としての完成度、人工的な『竜渦』である。


 施術者

完成体
対象選択情動提供された能力劣化後
デクスゼクス快楽殺人落下(L)『圧』
肉体変化(L)『変形』
ヴァルルダ信仰心*1????(A)????
失敗例
対象選択情動提供された能力劣化後
ベルヴェルクなし*2????(L)『超音波』


備考


関連項目


*1 選択情動の一本化により反転、「無神論」へ置換されている
*2 拉致による強制処置のため。また、未選択の施術は高確率で失敗する

シェアボタン: このページをSNSに投稿するのに便利です。


最近更新されたページ

Menu

▪ トップページシャイニー!シャイニー!▪ 概要▪ 登場人物カオスティック☆ワールド▪ 概要▪ 用語▪ 登場人物幻想世界▪ 年表▪...

Introduction

創作の恥は書き捨て 当サイトは現・かせいのさなぎによる創作早見ポータルwikiです。 他名義で行った創作を含む、掲載可能な一次創作の内容を転記を行っています。 これは備忘...

右メニュー

右メニューサンプル右メニューはヘッダーメニューの【編集】>【右メニューを編集する】をクリックすると編集できます。ご自由に編集してください。 ここを編集する...