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ロジー
俗称『異能』、ロジー。
n次元層に焼き尽いた情報をサルベージし、基底三次元に投影させる業。
個々人の力は『〇〇論△△』『〇〇説△△』と表記され、使い手を実行者と呼ぶ。
LOGYは、とりわけ現象自体――物理法則下の――を主とし、そのサルベージ(以降、引用)の対象となる事象は個々人につき生得の一つのみを原則とする。完全な先天性にして指向性であり、後天的なLOGYの会得、あるいは事象と相違する形での強化は望めない。
加えて、最終的な力量は引用元となるn次元へ対するアクセス力に大きく依存、いかに強力な現象へタッチできても、根源の経路との交信が不得手では持て余す羽目になる。
それらの指標となるのがクロスノーツの強弱で、LOGYを難無く実行する者は確実に強力な『霊感』を有している。クロスノーツ自体がn次元の残留情報片への接触、ないし干渉可能な要因を指している以上、LOGYの順応において必須であることは自明。
当該能力の獲得は、前述されたクロスノーツの土壌となる先天的な遺伝子疾患*1を要し、その上で当人の資質に左右され、実行段階で自らの現象へ対する論理立った理解を必要とされることから、実際の行使者は少数に留まっている。
例えば「燃える」という現象を引き出せるとして、それが「なぜ起こるのか」「何が必要であるのか」「何と何が反応しているのか」、これを全て熟知している必要がある。
三十六万五千の夜の間に失われた知識は多く、今日知られる科学の機序が必ずしも正しいとは限らないことからLOGY実行の難度は先史と比較にならない。ゆえに、現代における実行者の多くが知識階級である。
実行条件を満たしていない場合、「自分の周辺でよく物が燃える・ボヤが起こる」「頻繁に静電気に見舞われる」「水漏れが起こりやすい」……など、通常の生活で起こり得る範囲の『問題』としてのみ表出。
この『問題』から自らの特異へ至ることは稀であり、LOGYの萌芽に気付くことなく一生を終える実行者が多数を占める。その段階を越えた実行者はみな『問題』と片付けるには不自然な現象へ晒されていた者ばかりで、諸機関へ理由理屈を掛け合った末にLOGYの先達へ辿り着いたケースが多い。
先達から現象を学んだ上で、この「なぜ起こるのか……」以下複数を『問題』に応じて理解せねばならず、学問を修められる地力を求められるため、上述のとおり知識階級が多くなりやすい。
そして、実行者の人口は潜在的なものを含めれば実に人類圏の2%が該当し、特異なイメージに反しそう少数でもない。多くが前述する個人の『問題』として片付けられ、実際にそれで済んでしまうことから見かけの人口は実際の割合より大幅に減少。萌芽を脱した所で毒にも薬にもならないLOGYも珍しくはなく、論・説を自他に冠せるほどの力を持った引用は、秘転ほどでないにせよごく僅かである。
結果として人を越えた力をもたらすLOGYを人為的に再現しようとする動きが生じるのは無理からぬ帰結であるが、そのいずれも失敗。それをもっての『完全な先天性』であり、現状はあらゆるプロジェクトが頓挫・凍結されている。
しかしその中で唯一成果を挙げたものがあり、それが進渦大典と呼ばれるロボトミー処置に含まれる、保持者由来の『細胞・組織利用医薬品』である。
それは医薬品を通じて移植された細胞が生着、一種の悪性腫瘍として浸潤し、本来持ち得ない疾患を疑似的に発生させるという非倫理的なものであり、かつ作用のメカニズムに不明点の多いブラックボックス。
薬は単体で作用せず、大典としての施術を行っている状態の投与でのみ成功することから、現状は進渦大典専用の医薬品となっている。
この投与が完了した場合、医薬品に利用された細胞・組織提供者に準えた劣化を発現。LOGYと称するにも憚る、著しい劣化は原型を留めないことすら珍しくない。
本来クロスノーツにより会得されるn次元への交信を疑似疾患で拓くことはままならず、表層のみ、もしくは表層にすら届かぬ『周辺』から現象を浚う。極細の経由はまさしく情報の断々片であり、それを踏まえてなお、持たざる者に対してのアドバンテージは従来通り。限定された用途とはいえ、この成果が驚異的であることは疑うべくもない。大典としての仔細は当該項目に譲る。
原則、LOGYが発する現象は物理法則に基づき、実行者の理解を要する。
ただし、本人が引用する現象から発展する余波についての熟知は必ずしも必要ではない(無論、全容を把握している方が望ましい)
LOGYの実行に予備動作は不要。クロスノーツを持つ者であれば、実行者であるか否かに関わらず引用によるn次元上にある残留情報片の浮動を読むことができ*2、事前の察知が可能。
| 現在の実行者 | ||||
| 氏名 | -LOGY | 内訳 | CN等級*3 | |
| ケム | 下落説墜崩点 | 落下 | B | |
| コシロ/クレアルス | 穿型論凡万化 | 肉体変化 | B | |
| 過去の実行者 | ||||
| 武装隊リーダー | 劫灼論空ヶ叉 | パイロキネシス | A | |
| 武装隊副長 | 衆号論寄魁行 | アポート・アスポート | C+ | |
| 武装隊の一員 | 瞬叩説上常加 | 縮地 | D | |
特性としては「わからん殺し」の側面が強い。
余程強力なLOGYでもない限り神秘のように一撃で決する性能はなく、あくまで人知の範疇。
おまけに、実行者のデフォルトは知識階級であることから、有体に言って「貧弱」であることが殆ど。
ゆえに「わからん殺し」を抜けられ、あるいは初手で嵌めることが出来ない限りは、正面から鎮圧されてしまう。知識階級側もそれを理解しているため、他者に影響をもたらす使い方は控えている。
いわゆる『能力バトルもの』のような使い方は出来ず、そのような真似をした実行者は既に死んでいるか、殺されている。俗称『異能』であるが、n次元を基点とした能力である性質上、別世界観での発動は不可能。俗称に反し、能力面での互換性は無いに等しい。
アドバンテージこそあるものの、非現実グループと比べて世界観破壊の度合いが低いため、本筋でも僅かではあるが実行者が登場する。
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