アルバロ・レコバ

ページ名:アルバロ_レコバ

登録日:2011/01/21(金) 01:01:33
更新日:2023/08/18 Fri 10:31:51NEW!
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雨上がりのピッチだというなら、僕の左足で虹を描いてみせるよ(キリッ」



アルバロ・レコバはウルグアイのサッカー選手。
インテル、そしてイタリアサッカー界に数々の魔法を放った90年代を代表するファンタジスタ。


1997年のブレシア戦、当時バルセロナから移籍してきた豚……ロナウドと同じ日にデビューする。
(ロナウドはスタメンだったが、レコバは途中出場だった)
だがこの日、インテリスタにとって背番号10のブラジル人ストライカーは脇役でしかなかった。
試合終了10分前まで0-1だった試合は、レコバのかけた魔法によってひっくり返る。
名刺代わりというにはあまりにも鮮烈な40mのロングシュートを突き刺し、終了間際にはFKを左隅に叩き込んだ。


翌日、ウルグアイから来たビーバー面の謎のレフティー、アルバロ・レコバの名はイタリア中に轟く事になった。







ただこの人ね、ものスゴく調子にムラがあるんです。
前述のようなスーパープレーをかましたと思ったら次の試合は空気…というのが日常茶飯事。
調子が良い日は世界最高のレフティーなのに調子が悪い日はマジうんこ。
ただ、そういった脆さも、ファンに愛される魅力だったのかもしれない。



  • キャリアを振り返ってみましょう

インテルに加入した翌年、セリエAのヴェネツィアに半年間レンタル。
本人はここでの生活で精神的にタフになれたと言っていたが、ホントにそうならもうちょい活躍出来たと思う筆者。
そしてインテルに復帰してからは、インテリスタに歓喜と失望を交互に与え続けた。
前途したように好不調の波が激しく、加えて戦術的ディシプリンに欠ける事が原因で、チームを勝たせるジョーカーである同時に足枷にもなった。



インテルに就任した監督は皆さん同じような意見。


「能力は高いが使い勝手が悪い」


戦術という枷にハメては活躍出来ない稀代のファンタジスタは、インテル在籍した期間、この問題とずっと戦っていく事となる。


また、会長であるモラッティが彼を「お気に入り」として扱い、イタリアでもトップクラスの年俸を受け取っていた事が、そのプレッシャーを更に強くした。


「年俸に見合う活躍をしてない」
「会長に気に入られているだけ」


そんな外野の声は常に彼に付いて回った。
そして、彼をどん底に追い込む様に事件が起きた。
偽造パスポート事件である。
これにより4ヶ月の出場停止を言い渡されたレコバは、インテルを出る事を考えたという。
しかし、フロントの説得とモラッティの激励により残留を決意。
01-02シーズンは主力として活躍し、ユベントスと最後までスクデットを争った(つか最終節でグレシュコがやらかさなかったらスクデットだった)。


02-03シーズンは戦術ビエリ(要約するとビエリにロングボールを放り込むだけの戦術)でスクデット、ビッグイヤーを狙える戦いを繰り広げる。
自身もそこそこ好調を維持。CLベスト8でバレンシア相手に決めたFKはもはや伝説。


だが翌03-04シーズンにザッケローニがシーズン途中に監督に就任してからは、出場機会が徐々に減っていった。
更にあろうことかザッケローニはレコバを中盤の底、レジスタのポジションで試そうとしたのだ。しかも当のレコバも「うし、やってみるか」と何故か乗り気。
結局練習の時点で流れたこのプランだったが、もし実践されて入ればインテルの黒歴史として後世まで語り継がれていただろう。


04-05シーズンにマンチーニが監督に就任するとベンチ入りすらままならなくなる。ただ使い勝手が悪いなりに、試合に出れば活躍していた。
サンプドリア戦のトチ狂った逆転劇は今なおインテリスタの脳裏に焼き付いている。
(終了2分前まで0-2だったが、そこからレコバの1アシスト1ゴールで逆転勝利。彼の左足はやはり神に愛されていた)


06-07シーズン終了後、出場機会を求めてイタリアのトリノに移籍。
マンチーニは会見で、
「これまでの人生で、あれ程のテクニックを持った選手を見たことがなかった。しかし、監督として彼のマネジメントするには骨が折れる」
と扱いにくさを漏らしていた。



  • ネタ

東洋人的な顔立ちからあだ名はチーノ(中国人の意味)。



02W杯の予選突破が決まった試合後、観客席に自分の身につけていたものを全て投げ入れてパンツ一丁になる。


監督のミーティングはサネッティと一緒に皆勤賞。マンチーニ以前のインテルは基本的にこの二人しかミーティングに出てなかった。


モラッティ会長は試合の観戦時にレコバのユニフォームを来ていた。これについてアナウンサーからの質問に
「レコバが大好きだからさ!」
と答えている。


ホームスタジアムであるサン・シーロの隣に豪邸を構えてる。よくイタズラされるらしい。


09-10シーズンのCL決勝を観戦に訪れ、モラッティと再会しハグ。インテルに対する色褪せない熱い想いを体中で伝えた。


彼の背番号20は、何の因果か現在ムンタリさんが着けている。インテルの20番の系譜、それは77番と同じくネタキャラの系譜……



追記・修正しないと好調のレコバが見れません


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  • 乙 -- 名無しさん (2014-02-27 23:55:34)

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