あまつき

ページ名:あまつき

登録日:2011/09/04(日) 05:50:56
更新日:2023/08/17 Thu 22:57:31NEW!
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漫画 無駄に豪華な声優陣 コミックzero-sum 四音タイトル 一迅社 スタジオディーン アニメ 08年春アニメ 高山しのぶ あまつき 幻想科学奇譚



「コミックZERO-SUM」にて連載されていた漫画作品。作者は高山しのぶ。全24巻。


キャッチコピーなどでよく使われているジャンル名は「幻想科学奇譚」。作者曰く「近未来もの」。
妖怪が存在する幕末の江戸にもよく似た世界である「あまつき」と、ネットワーク技術と脳科学の発達した近未来である「彼岸」のストーリが交互に展開していく。
また、あまつきサイドでもノイズが走ったり電子回路を思わせるような効果が入ったりと、時代物とは一線を画した演出がなされている。
2008年にアニメ化がされているが、彼岸サイドのストーリーがごっそり削られており、若干ジャンルが変わっている。一応彼岸のキャラも一部はドラマCDで声がついている。



【あらすじ】
テストの赤点補習としてバーチャル江戸時代を再現した「大江戸幕末巡回展」に来ていた六合鴇時は、突如として現れた妖の鵺に襲われる。
助けに入った少女・朽葉のおかげでその場は事なきを得るが、ゴーグルを外しても江戸の風景は消えることはなかった。
天帝による監視の元で行く末の定められたあまつきにおいて、部外者であるが故にその支配を受け付けない鴇時は、その力を巡る人と妖の思惑に巻き込まれていく。
一方、いわゆる産業スパイに就いている半は、依頼を受けて千歳コーポレーションが掲げる「夢を現実にするプログラム」について探りを入れていくうちに、千歳がキナ臭いものを抱えていることを知っていく。



【主な登場人物】


◆あまつきサイド


  • 六合 鴇時(りくごう ときどき)CV:福山潤

主人公。愛称は「鴇」。軟派で優柔不断な性格で、女性とみれば朧車でも口説く。帝天の支配を受けない存在で「白紙の者」と呼ばれている。
鵺に襲われた際に左目の視力を失っており、見ることはできないが観ることはできる状態。見た目はオッドアイになっている。


鴇のクラスメイト。同日に「大江戸幕末巡回展」へ来ていたが、何故かあまつきへは来て2年が経過している。鵺に襲われて右腕の感覚を失っている。
初代「白紙の者」だが、現在はその力は消えている。鴇と違って力の使い方を知ってる節があり、わざと天帝の支配に入り込んだ可能性が疑われている。


犬神憑きの少女。当初は鴇の性格が気に食わず風当たりの強い態度を取っていたが、次第に打ち解けていく。大食い。


強力な妖が集まった「天座」の主。彼岸の知識を持つ妖。鴇を新たな帝天とすることで、今の帝天の支配を打ち破ろうとしている。俺様。
しばしば目の前に点滴をして入院服を着た男が現れている。


樹妖。とある一件から鴇に恩義を感じて慕いうようになり、何かと気にかけている。梵天曰くツンデレ。同族嫌悪からか篠ノ女とは仲が悪い。


鴉天狗の面をかぶった妖鳥。梵天が妖の残滓を寄せ集めて作り出した存在。素顔は半。


妖の住まう森の結界の役目を果たす坂守神社の姫巫女。蛇の呪いにより現在は姓別を持っていないが、元は男。
帝天の支配から人々を解き放つため、鴇に協力を要請してくる。梵天とは旧知の仲だが、現在は立場その他の色々な事象から緊張関係にある。


銀朱の身の回の世話をする童女。ある出来事から一線を引いているが銀朱のことを兄のように慕っており、鴇に彼の呪いを解いてほしいと頼み込む。幼女。


  • 佐々木 只次郎(ささき ただじろう)CV:大川透

妖怪退治を専門とする「陰陽寮」のトップ。飄々として食えない性格。自身は妖を見ることができなかったため、視力と引き換えに観る術を身に着けた。


  • 緋褪(ひざめ)

佐々木右腕兼参謀役。「陰陽寮」の面々から非常に慕われている。八尾比丘尼。


鵺を操り、帝天の手先として動いている存在。顔を覆っている布の模様が千歳コーポレーションのマークと酷似している。
また、彼がたびたび投げかけている「生とはなんぞや 死とはなんぞや」という問いかけは、彼岸のとある胡散臭い企画サイトでも同じ命題が出されていた。


  • 徳川家茂(とくがわいえもち)

徳川幕府十四代将軍。どこかちとせの面影を感じさせる人。


◆彼岸サイド


元刑事で、現在は情報屋としていわゆる産業スパイ活動をしている。鴇とは知り合いで、携帯番号も交換している。
情報を求め、千歳コーポレーションが関わっている「大江戸幕末巡回展」にバイトとして潜入するが…。


  • 白藍(しらあい)CV:本田貴子

半の上司。チャイナ服メガネの女性。振舞いは傍若無人だが身内のことは大切にしている。俺様。
依頼を受けて、千歳コーポレーションについて探っていく。ちなみに彼女への依頼人の正体は篠ノ女。


  • 青鈍(あおにび)

白藍の弟。チャイナ服メガネ。仕事場では給仕的な仕事をしていることが多い。半と共に「大江戸幕末巡回展」へ潜入する。


  • 十条 若桜(じゅうじょう わかさ)

ハッカー。半の依頼で動いていたが足がついて住居を襲撃されたため、白藍の事務所に居候している。現在は実質スパイメンバーの一員状態。


  • 璃々(りり)

半の養子。人体実験の被害者で海馬が異常発達している。そのため、プログラミング言語が読めるが情緒面が未発達。ゴスロリ(最近は甘ロリ)幼女。


幼少期の鴇に大きな影響を与えた人物。若い頃はやんちゃをしては刑事時代の半の世話になっていた。鴇と半、そしてちとせを結びつけるきっかけとなった人物。
数年前に事故死したと思われていたが、千歳コーポレーションの息がかかった病院でカルテが発見された。事故にも不審な点が多い。


  • ちとせ

蘇芳の元によく出入りしていた女性。あまつきで徳川家茂を見た鴇は何故か彼女の面影を感じることとなった。


  • 漆原(うるしばら)

璃々の実父。カルトサークルの中心人物で、娘を実験台にしていた。半の因縁の相手。





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