ミッドバレイ・ザ・ホーンフリーク

ページ名:ミッドバレイ_ザ_ホーンフリーク

登録日:2010/06/23(水) 03:31:38
更新日:2023/08/17 Thu 18:14:15NEW!
所要時間:約 3 分で読めます



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トライガン gung-ho-guns リアリスト 割と常識人 サックス 西村朋紘 暗殺者 音属性 ミュージシャン 谷中敦 菊地成孔 ミッドバレイ・ザ・ホーンフリーク 音界の支配者 ノイズキャンセリング




ここからのギグは メンバーシップオンリーだ


No.7
ミッドバレイ・ザ・ホーンフリーク



漫画『トライガン/トライガン・マキシマム』に登場する人物。



CV:西村朋紘


概要

ナイブズによってGUNG-HO-GUNSに引き入れられ、レガートの指示で動いている。
見た目は白スーツにサックスを携えたミュージシャン風の青年。奇抜な外見が多いメンバーの中では比較的真っ当な部類。


ちなみに彼はもともと三人組のバンドを組んでおり、そのメンバーもまた彼と同じ能力を持ち共に暗殺業を営んでいたが、彼以外の二人は勧誘に訪れたナイブズの危険性に気付けず攻撃を仕掛けてしまったため、目の前で切り刻まれてしまった。
この時のミッドバレイら三人の"手口"は、殺人音波を用いて「標的もろとも周囲の人間(=目撃者)を皆殺しにする」というもの。
GUNG-HO-GUNSの中にあって比較的まともに見えるものの、彼もまた「人として大切な何か」を失くしているのかもしれない。



人物

性格は非常にリアリストであり、GUNG-HO-GUNSのメンバーでありながらナイブズやレガートを警戒し、レガートに「イカレ野郎に足をすくわれるのはゴメンなのさ」と銃を向けたこともある。
しかし性格に難のあるGUNG-HO-GUNSの中ではガントレットを心配するような言葉をかけるなど、人間味のある性格も持っている。



能力

特徴は「異常なまでの聴覚・音感」と愛用のサックス*1を使った「魔技」と評されるほどの「超人的演奏技術」


その聴覚は建造物を吹き抜ける風の音を聞くだけで全体の構造を把握し、損傷があればその度合いや原因までも把握・推理できてしまうほど。
演奏術に関しては、演奏によって発生する固有振動と共鳴を利用した殺人音波によって標的の頭を破裂させて殺害せしめることが可能。


さらに応用として、演奏術と超聴覚を組み合わせて周囲の雑音、反響、共鳴、ドップラー効果など全てを聞き取り聴き取った音に合わせてリアルタイム演奏することで、全く逆位相の音をぶつけて音を相殺。
標的の周囲の音を消し去り、味方を全くの無音で行動させることができる。*2
後に全く同じ原理による「ノイズキャンセリングヘッドホン」が登場した際、この技を思い出した人もいることだろう。
本人曰く「簡単な理屈」と言ってのけるこの魔技こそが彼が「音界の支配者」と呼ばれる由縁である。
ただしこのリアルタイム演奏をする間は演奏に集中する必要があり、完全に無防備になってしまうため単独で使ってもあまり意味が無い技だったりする。


作中では主に援護に回っているほか、直接攻撃の機会も少なく派手な立ち回りはしていない。
そのため直接的戦闘は不得手のように思えるが、銃弾を避ける事くらいは可能*3
そのほかサックスには緊急用の仕込み銃が内蔵されている。


  • 衝撃超音波ウルトラ・ショック・ソニック・ウェイブ

ミッドバレイの誇る特徴的な技。
得物であるサックスに息を吹き込むことで発生させる音による不可視の衝撃波。
秒速340mで建築物を破壊したり対象の脳髄を揺さぶりつくし、内部から破壊する。


トライガンの上位の面々は銃弾に反応視認して避ける事は造作も無いが、音という性質上見ることも避けることもほぼ不可能。
作中これを受けたウルフウッドは一撃で昏倒し、目を覚ました後もしばらく失明していた。ミカエルの眼相手にこの威力って…


この攻撃は音波であるにもかかわらず指向性があるらしく、標的とその付近以外には影響がない。そのため共闘も可能とかなり小器用に立ち回れる。
もちろん"指向性をカットした"無差別攻撃も可能らしく、その場合は周囲の付近一帯が無事では済まなくなる。なので戦闘を見守るザジ・ザ・ビーストに巻き添えを食わないよう警告している。


活躍

ナイブズやレガートに仕える危険性に気付き、ヴァッシュ討伐を目くらましにして逃走を企てるもレガートに見破られ、最期はレガートの技で操られたガントレットに撃たれ、レガートのバイクで上半身を潰され死亡した。


アニメ版では原作とは違い、レガートに忠誠を誓っている側近のような存在。
原作にある脳を揺さぶるような描写はなく単に音を衝撃波として飛ばして攻撃している。
正面から一人でバッシュと相対した為か音を相殺することもなかった。
また楽器がテナーに変更された関係か内部に仕込まれている銃の場所も異なる。


バッシュと戦闘するも射撃により楽器を損傷させられ衝撃波による攻撃が出来なくなった。
最後は楽器の仕込み銃が暴発することを知りながらトリガーを引き自爆した。



余談

ルックス及び名前の元ネタは東京スカパラダイスオーケストラのバリトンサックス奏者・谷中敦。*4


なお、アニメでの彼の演奏は、現在内藤氏が連載している血界戦線のリスペクト元である作品の作者・菊地秀行の弟であるテナーサックス奏者の菊地成孔が演奏している。
これに伴いミッドバレイのサックスもバリトンからテナーに変更されている。




「アニヲタに天国も地獄もあるものか!追記、修正頼む」


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  • 三人で仕事をしていた時は、標的と一緒に周囲の無関係な人間、それもホール全ての範囲で皆殺しにしている。
    手口を知られないためか、はたまた標的を絞られないためか。彼にとっての観客は死んだ者だけである。
    あくまでも魔人怪物の集まりの中でまともに見えるだけであり、彼自身もやはり自分以外はカボチャの「人でなし」なのだ。
    なおその際につかったであろう広範囲の音波攻撃は、対ウルフウッド戦では場面が場面だけに見られなかった。
    三人いないと使えなかったりするのだろうか? -- 名無しさん (2013-10-23 16:57:03)
  • ガントレットとのやり取り好きだな 氷室の天地で唐突に「音界の覇者」が出てきた時はワロタ -- 名無しさん (2014-03-03 09:40:51)
  • そのスタイルから曲識にーちゃんと比較させられることの多い方 -- 名無しさん (2015-01-20 20:18:55)
  • 音で攻撃するだけなら珍しくも無い能力だけど、味方の攻撃音をリアルタイムの演奏で相殺するなんてイカれた技はこいつくらいだよなあ -- 名無しさん (2015-01-20 20:32:13)
  • …クソッ!!ラ(A)の音が出ないッ!! -- 名無しさん (2015-06-27 10:28:18)
  • ガントレットはともかくミッドバレイとザジは仲間に引き込めたような、あの二人がいれば戦闘が本当楽だったはずなのだが -- 名無しさん (2015-08-28 01:49:46)
  • ↑1 -- 名無しさん (2016-01-29 07:56:15)
  • ミス、↑2絶対に無理、だってミッドバレイはヴァッシュとナイヴスが意思を持った未曾有の天災とにんしきして、それから逃げるために計画を立てた。仲間になんてなったらその渦中に自ら飛び込むも同然、絶対に断ると思う。ザジは戦力差を鑑みてナイヴス側につくと思う -- 名無しさん (2016-01-29 07:58:53)
  • こんなインチキ能力持った奴が過去にもう二人いたという事実に震える -- 名無しさん (2016-02-14 19:58:22)
  • ↑そんなのが3人いても手も足も出なかったナイヴズ… -- 名無しさん (2016-02-14 20:15:22)
  • 菊地秀行の弟であるテナーサックス奏者の菊地成孔が演奏している、知らなかった! -- 名無しさん (2021-11-30 19:58:25)

#comment

*1 アニメではシルヴィアと呼称
*2 作中では「標的の周囲はほぼ無音だろう」とされているため、対象の聴覚を封じる技である可能性もある
*3 劇中でウルフウッドのハンドガンを喰らってる様に見えるが、再生能力もない彼が喰らっていたらお仕舞いである。そもそもパペットでさえ人形で銃弾を掴む事が可能
*4 ミッド=中、バレイ=谷。ただし髪型は坊主にする前の作品登場当時のもの

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