登録日:2025/11/24 Mon 21:51:59
更新日:2026/06/08 Mon 23:37:01NEW!
所要時間:約 6 分で読めます
▽タグ一覧
こんらん ハイリスクハイリターン ポケットモンスター ポケモン ポケモン持ち物項目 ポケモン道具項目 ミュウツー 持ち物 破壊の遺伝子 第二世代 第二世代(ポケモン) 道具 遺伝子 はかいのいでんし
| ケンタロスが もっていた はかいのいでんしが さどうした! ケンタロスの こうげきりょくが ぐーんと あがった! ケンタロスは こんらんした! |
はかいのいでんしとは、ポケットモンスターシリーズの第二世代で登場した道具。
第三世代以降ではリメイクを含めて一切存在しないため、第二世代でのみ使用可能。
目次
■効果
こうげきりょくが グーンと あがるが こんらん じょうたいに なってしまう
持たせたポケモンが場に出ると攻撃力が2段階上昇すると同時にこんらん状態になってしまう。
消費アイテムなので使い切り。
一見すると場に出たと同時に「いばる」がかかるのと同じに見えるが、このこんらんは、PP40技ポイントアップ3回(PP61)×4つのPP244をすべて使い切って、わるあがきが発動してなお解けない255ターン継続であり、基本的に自然回復は望めない(細かい補足については余談を参照。)。
■入手場所
ハナダシティの水上で入手可能。
近くの男が「自分のダウジングマシンが反応する」といった話をしているため、それがヒントとなっている。
入手可能な地点は第一世代においてななしのどうくつ*1があった場所。第二世代においては跡形も無くなっているが、ミュウツーとはかいのいでんしには何らかの関係があるのだろうか。
■相性の良い戦術
非常にハイリスクであり、誰にでも持たせられる道具でこそ無かったものの、リターンも大きいため相性の良い戦術&ポケモンは存在する。
攻撃力を活かしたごり押し
単純に攻撃力が2段階上昇することを活かし、相手を物理技で殴る戦法。単純だが強い。
自分を攻撃した時のダメージも上昇してしまうものの、こんらんの自傷ダメージは威力40のタイプ不一致物理技と同等であり、そこまで気にするものではない。第2世代は全ステータスが努力値をMAXまで貯めれたので尚更である。
同時に当時の耐久こそが物を言う環境に対してのメタ的な存在でもあった。
特に相性が良いポケモンとしてケンタロスが知られており、はかいのいでんしを持たせた型は「狂牛病型」などと呼ばれ恐れられた。
タイプ一致の「はかいこうせん」が何より強く、レベル55で使用すれば同レベルのガラガラやサンダー、カイリキー等を高確率で倒すことができる。
前述のポケモン以下の耐久力ならば当然一撃となり、多くのポケモンに対しタイマンで高い勝率を確保できる。
ケンタロスはサブウェポンも充実しており、特に「じしん」は相性が良く、バンギラスやムウマ、ゲンガーでも止めにくい。
タイマンでの勝率が高いことから、「だいばくはつ」を覚えたポケモン2匹+55レベルのケンタロスといった選出が基本となる。
ケンタロスが行動できるターンが多ければ多いほど勝率が上がるため、「リフレクター」や「ひかりのかべ」でサポートできるとなお良い。
前述の要素をどちらも満たす「マルマイン」は特に相性の良い相棒となる。
ケンタロス以外で相性が良いポケモンはプテラやリングマ等が挙げられる。
プテラは素早さがケンタロス以上に高く、微妙な火力を補える点が高相性。
リングマはケンタロス以上に攻撃力が高く、はかいこうせんで同レベルのカビゴンすら一撃で倒すことが可能。
バトンタッチ
ステータスの上昇は当然「バトンタッチ」で引き継ぐことができる。
「バトンタッチ」先は道具を自由に選べるため、「にがいきのみ」や「きせきのみ」を持たせておけば混乱状態を解除し、メリットのみ享受できる。
「つるぎのまい」を覚えるポケモンに「バトンタッチ」を使わせた方が無難ではあるものの、こちらは攻撃力の上昇を相手が事前に予想しづらい。
また「ほえる」や「ふきとばし」を使用する相手に強めな「バトンタッチ」要員に使用させればコンボを阻止されにくい。
■対処法
ここでは特に強力な「はかいのいでんし」持ちケンタロスに対する対処法を紹介する。なお、対処法自体はいくつか存在するものの、運悪く毎ターン動かれてしまうと基本的にどうしようもない。
ツボツボ
「はかいのいでんし」を持ったケンタロスに対する最も確実な対処法。
レベル50でも「じしん」を2発耐えられるため、タイマンならほぼ確実に勝利可能。
「おうごんのみ」を持たせておけば交代からでもそこそこの確率で勝利し得るので、不意にケンタロスを出された場合でも対処できる。
こちらから能動的にケンタロスを倒しにかかるわけではないため、「リフレクター」や「ひかりのかべ」でサポートされても全く問題が無い。さすがツボツボだ、なんともないぜ!
先手を取ってリフレクター
レベル55のライコウなどが代表例。
確実に先手を取れるのでケンタロスの行動前にリフレクターを貼ることで、ケンタロスの攻撃を確実に耐えることができる。
「10まんボルト」2発とケンタロスの自傷ダメージで確実に倒せるため、相手が一度でも自傷してくれれば(≒75%)勝利できる。
リフレクターライコウ自体タイマンに強く、ヘラクロスやカイリキーといった物理ポケモンに強く出られるほか、「だいばくはつ」からエースを降臨させる構築に対しても強く出られるため、まともな構築を組むついでに対処できる。
また、他の対処法はまきびしに弱めだが、こちらはむしろまきびしを捲くポケモンをライコウ自体がカモにできる。
攻撃を耐えている間にケンタロスを倒す対処法のため、相手に「ひかりのかべ」等でサポートされてしまうと一気に苦しくなる点に注意。
「はかいこうせん」を確実に耐えるポケモン
55レベルのカビゴンやミルタンクは、ケンタロスのはかいこうせんを確実に耐える。一度でも「のろい」を積んでしまえば攻撃を耐えられるようになるため、対面からの2ターンのうち一度でも自傷してくれれば(≒75%)勝利できる。
カビゴン自体が強力なポケモンであり、ケンタロス対策を意識しなくても強い構築にできる点が強み。また、こちらも能動的にケンタロスを倒しにかかるわけではないため、「リフレクター」等のサポートも問題とならない。
反面、「はかいこうせん」を耐えることに意味があるため、「まきびし」を撒かれると一気に勝率が落ちる。
先手を取ってみがわり
混乱したポケモンは当然「みがわり」に弱いので、試行回数を稼いでしまえばいつかは自傷するだろう。「はかいのいでんし」の場合はこんらんが自然に回復しないのでなおさら「みがわり」を連打されると辛い。
55レベルのケンタロスは素早さが177となるため、これに先手を取れるポケモンは、メジャーどころでマルマイン、レベル52以上のフーディン、レベル54以上のスターミーと言ったところ。メジャーではないものの、クロバットやサンダースなども確実に先手を取れる。
一度でも自傷してくれれば勝利がほぼ確定するため、勝率自体は高いものの、スターミー以外は「みがわり」を覚えさせた型がメジャーではなく汎用性に劣るのが難点。
取り巻きのだいばくはつに対処する
ケンタロスでエース同士の対決に持ち込む構築限定だが、ケンタロスの取り巻きが自爆する際、こちらがそれを耐えることができれば残ポケ数で優位に立つことができる。
ケンタロスがこちらのPTを倒し切るまでに必要な行動数を増やしてしまえば、当然こちらの勝率が高くなる。
また、単に自爆を耐えるだけでなく、ケンタロスが出てくる前に「リフレクター」を貼ることができれば、攻撃を急所に当てられない限り勝利できるだろう。
なお、全ての対処法について言えることだが、「はかいのいでんし」を持たせたケンタロスは単独エースとは限らず、むしろ他のエースでは相性が不利になるパーティーに対し刺していくような使い方をされることが多い。そのためケンタロスに対処できるだけでは勝率的にあまり意味が無い点に注意しておこう。
無理に対処しようとしてPT構築が変になってしまうようならば、敢えて対処しようとせず汎用性の高いポケモンで誤魔化すのも手だろう*2。
■余談
- ポケモンスタジアム金銀に限り、こんらん状態の継続ターンが普通のこんらんと同じになっている。
2~5ターンで自然回復するため使い勝手がやや良くなっている。
- 「しんぴのまもり」を事前に使用しても、「はかいのいでんし」によるこんらん状態は回避できない。
- はかいのいでんしを持ったポケモンのこんらんターンは、自分の場で最後にこんらんしていたポケモンの継続ターンを引き継ぐという妙な仕様(バグ?)がある*3。
自発的にこんらんする手段が少なく、攻撃後にこんらんする「げきりん」等は使いづらい世代のため、活かせる状況はまれ。
- はかいのいでんしは当作のみの出番だが、スピンオフ作品「名探偵ピカチュウ」ではミュウツーの細胞から作られた「R」が登場し、接種したポケモンは凶暴化していることから、はかいのいでんしを彷彿させるものとなっている。
- アニメ「ポケットモンスター」(リコロイ)では似たようなアイテムとして、「ストロングスフィア」が登場しているが、こちらはラクリウムと呼ばれる本来ならリコたちがいる世界の産物ではない物質を原料にしたアイテムでミュウツーやはかいのいでんしとは関係ない。また原料のラクリウムは人間にも使用でき擬似的な延命も可能になっている。
- この道具に関して一時期ある情報が非常に広範囲に浸透していた。その情報とは「一度これを持たせたら二度と預かることは出来ず、持たせたポケモンは永遠に攻撃力上昇+混乱の効果を受け続ける」というもの。だが当然そんなことにはならず、効果は一回のみ。おそらく「(消費してしまったので)もう預かれない」「混乱が永続的に続く(上記の仕様によるもの)」この二つの情報が誤った形で広まっていったためだと思われる。
- はかいのいでんしが第三世代以降登場しないのは「特性がマイペース(特に攻撃と防御の高いバンバドロ)のポケモンが大暴れするからでは?」や「ミストフィールド下でどの物理アタッカーでも猛威を振るうからでは?」などの声がある。最もはかいのいでんし側にマイペースとミストフィールド下でもこんらんする仕様にすれば問題無さそうだが…。
追記・修正は攻撃力を2段階上昇させてからお願いします。
&link_up(△)&aname(メニュー,option=nolink){メニュー}
項目変更&link_copy(text=項目コピー )&link_diff(text=項目変更点 )&link_backup()&link_upload(text= アップロードページ)
この項目が面白かったなら……\ポチッと/
#vote3(time=600,7)
[#include(name=テンプレ3)]
▷ コメント欄
- 現代基準で考えても道具一つが与えていいタイプの効果じゃなさすぎて耐久全盛の第2世代だからこそ許されてるアイテムが過ぎる -- 名無しさん (2025-11-24 22:07:44)
- 特性マイペースに持たせる、あるいはミストフィールド下の場合こんらんはしないが攻撃2段階アップの効果も発動しない。といった形にすれば復活しても許されそうか? -- 名無しさん (2025-11-24 22:27:13)
- キリ番おめでとうございます(60000) -- 名無しさん (2025-11-24 22:37:21)
- HGSSでも存在しないんだ…どんな見た目の道具だったのか気になるな -- 名無しさん (2025-11-24 23:20:37)
- 仮に第三世代以降も登場してマイペースと併用できたとして暴れそうなポケモンがパッと浮かばんな -- 名無しさん (2025-11-25 03:47:52)
- こういう前作との繋がりを想像させる隠し要素好きよ。容量が足りない中で試行錯誤してたであろう時代ならではな良さを感じる。 -- 名無しさん (2025-11-25 04:39:55)
- ↑2 バンバトロは高攻撃力かつマイペース持ちだな。 -- 名無しさん (2025-11-25 07:42:55)
- バンバドロは防御も高い(こんらんのデメリットも抑えられる)し、いでんし持たせたら結構活躍できそう。 -- 名無しさん (2025-11-25 08:06:44)
- ↑3 スタッフのせめてもの…という気持ちが伝わるよね。はかいのいでんしという名前も小洒落ている。 -- 名無しさん (2025-11-25 08:59:06)
- 金銀本編のいでんし経由こんらんの特殊性からして今実装されたらされたでマイペース貫通とかそういうことはしてきそうだなーと思ったり。まあそもそも出ないだろうけど… -- 名無しさん (2025-11-25 12:21:06)
- 効果がいばるをかけられた時とほぼ同じだけど怒りをあらわしているのかな? -- 名無しさん (2025-11-25 17:04:56)
- こだわり系が1,5倍で同じ技デメリットで換算されてるの考えると誰にでも使えるポン出し2倍はまぁそら消されるよな感 -- 名無しさん (2025-11-25 17:13:21)
- 当時の混乱自傷率と破壊光線の命中を合わせても勝率45%なのに -- 名無しさん (2025-11-25 17:43:29)
- 3世代以降も続投してたらダブルバトルでブッ壊れてそう -- 名無しさん (2025-11-25 22:08:56)
- Rは映画だけでなく原作ゲームの時点で出てる -- 名無しさん (2025-11-25 23:55:51)
- 一点物の消費アイテムってことは、当時の人は対戦で使いたい度にシナリオクリアしてハナダで拾っていたのか…… -- 名無しさん (2025-11-26 14:13:36)
- 3世代ならドーブルとの組合せが強いんだろうねぇ。ケッキングで全抜き出来るし、スイクンを両刀にすれば止められるポケモンがいなくなるな -- 名無しさん (2025-11-26 14:30:57)
- ↑2 通信対戦では対戦中消費したアイテムは対戦後戻ってくるからそんな手間無いはず -- 名無しさん (2025-11-26 14:34:35)
- ↑シナリオでやらかすことはある模様 -- 名無しさん (2025-11-26 14:35:36)
- ↑6第2世代、歴代最高の耐久全盛環境なのでそれを吹き飛ばせるってのはそれだけで魅力なのよ -- 名無しさん (2025-11-26 14:47:20)
- 耐久全盛ねぇ。対策にちょうはつと思ったけどあれ出たのDSに入ってからか。 -- 名無しさん (2025-11-26 16:39:41)
- というかシンプルに全ポケモンが全ステータス努力値マックスが基本なんで -- 名無しさん (2025-11-26 18:54:58)
- 残ってたらドーブルの物理型も流行ったんだろうか…いきなりA2段階上昇でどの物理技が飛んでくるか分からない -- 名無しさん (2025-11-26 22:53:43)
- ↑3言われてる通り当時のステータスは今みたいな振り分け式じゃなくて全ステータスマックスなんで「アタッカーだから耐久を下げる」なんて概念はなく全てのポケモンが今よりも固いせいで論理みたいに技威力120を使わないとやってられないこともあるような世界なので…… -- 名無しさん (2025-11-27 02:43:26)
- 全努力値MAXに出来たからこそだったんだ。そこから振り分け方式にしたの正解だったんだろうな。 -- 名無しさん (2025-11-27 06:46:13)
- (↑からの続き)昔、ポケモン番組(ポケモンサンデー?)で「環境が耐久全盛だった結果、ある試合ではダラダラと試合続きすぎて司会が怒って帰った」的なエピソード見たんだよな… -- 名無しさん (2025-11-27 06:55:29)
- ↑ありえるとしたらポケモンサンデーじゃなくてマリオスタジアムだね。実際アレのポケモンリーグは泥仕合が連発してたのは有名だし -- 名無しさん (2025-11-27 15:37:49)
- ↑年代的に恐らくそれです。全ステ努力値MAXが出来なくなって今のAS252とかの概念が出来たのも、その一件が関係してると思いますね。いでんし消滅はちょっと謎ですけど。 -- 名無しさん (2025-11-28 06:43:54)
- ↑16この点ケンタロスの強みとしてしっかり書いておいた方が良かったですね。現在の感覚だとケンタロスは脆いポケモンですが当時だと十分に硬かったので相手の攻撃一発+自傷ダメージ一発を基本的に耐えます。同レベルカイリキーのクロスチョップ+自傷ダメージですら乱数です。よってケンタロスには多くのポケモンに対して2回行動する猶予があり、破壊光線一発で倒せる相手とのタイマンだと急所も加味しておおむね7割勝てます。 -- 名無しさん (2025-11-28 19:47:48)
- 意味もなく赤緑から連れてきたミュウツーにもたせてた記憶 -- 名無しさん (2025-11-28 19:53:00)
- 単なる懐古やん -- 名無しさん (2025-12-22 10:31:57)
(2026-01-10 09:26:36)のコメントに当たると思われる編集をコメント整理に関する相談ページに報告しました。報告から24時間経過したため当該コメントを削除しました。 -- 名無しさん (2026-04-22 17:21:15)
#comment()
*2 例えば「リフレクター」・「れいとうビーム」を覚え「おうごんのみ」を持ったパルシェンは、レベル50でもケンタロスとのタイマンで勝率が50%を超える。
*3 例えば相手に「あやしいひかり」を使用され、こんらん継続ターンが2ターンとなったポケモンが自分の場にいる時、「はかいのいでんし」持ちのポケモンに交代した場合、このこんらんは2ターンで解除される。これは間に他のポケモンを挟んでも有効。例えば前述の状況で、自分の場のポケモンがこんらん状態のまま倒されてしまい、次のポケモンも倒された後、「はかいのいでんし」持ちのポケモンを出した場合、やはりこのこんらんは2ターンで解除される。
コメント
最新を表示する
NG表示方式
NGID一覧