登録日:2025/08/10 Sun 21:22:59
更新日:2026/06/08 Mon 20:53:29NEW!
所要時間:約 7 分で読めます
▽タグ一覧
わざ デリバード ノーマル バグ ポケットモンスター ポケモン ポケモン技項目 第二世代(ポケモン)
プレゼントはポケットモンスターシリーズの第二世代で登場した技。
目次
■データ
威力:効果を参照
命中:90%
PP:15
タイプ:ノーマル
分類:物理
接触:×
範囲:1体選択
効果:以下の効果からランダムに選択される。
- 威力40の攻撃(40%)
- 威力80の攻撃(30%)
- 威力120の攻撃(10%)
- 相手のHPを最大HPの1/4回復(20%)
■概要
威力や効果がランダムな攻撃技。
説明文を見る限り罠を仕掛けた箱を相手に渡すようだが、第二・第三世代では敵に爆弾をプレゼントすると書かれていた。
実際、第二・第三世代までは小袋を、第四世代以降はリボンのついた箱を投げるエフェクトとなっている。
被弾時の攻撃エフェクトも最初期は爆弾の爆発そのものと中々に物騒だったが、近年の作品だと花火が爆発したかのようなマイルドな表現に。
■ゲームにおけるプレゼント
レベルアップで覚えるポケモンが第八世代まではデリバードのみ、第九世代でもテツノツツミが追加されたのみというマイナー技。
一応タマゴ技で覚えるポケモンが複数いるため、専用技というわけではない。
このように覚えるポケモンがそもそも少なく、効果も不安定なためストーリー攻略では使用しにくい。というより無用な回復が含まれているせいで、攻略の効率が非常に悪くなる。
銀バージョンでは「こおりのぬけみち」にデリバードが登場する。このプレゼントを初めて受けたときの結果で技の印象が大きく変わってくることになる。
■対戦におけるプレゼント
最大威力こそ高いものの、威力が不安定で中々に使いにくい技となっている。
相手にダメージを与えられる確率は72%しかなく、そもそも相手を回復させてしまうのも痛い。
最大威力120も同じ威力の「すてみタックル」や「メガトンキック」があり、そのほかにもノーマル物理技には「おんがえし」や「やつあたり」といった優秀な技が揃っている。
そもそも覚えるポケモンで攻撃力が高いのはグランブルとマリルリ程度。マリルリはもともとタイプ不一致であり、グランブルもタイプ変更によって不一致となってしまった。
上述のように対戦で使えるような性能ではなく、わざわざ解説するような技ではない…第二世代を除いて。
■第二世代におけるプレゼント
第二世代のプレゼントはダメージ計算にバグがあるため、対戦でも選択肢に入るような性能となっている。通称「プレゼントバグ」。
比較のため、まずは一般的なノーマル技のダメージ計算から。第二世代では以下の通り。
ダメージ = (((攻撃側のレベル×2/5+2)×技の威力×攻撃側の攻撃力/防御側の防御力)/50×アイテム補正×急所補正+2)×タイプ一致補正×相性補正×乱数補正
大事なことは攻撃側のレベルや攻撃力、技の威力が高ければダメージが大きくなり、防御側の防御力が高ければダメージが小さくなるという点。
(なお、計算の結果小数点以下の端数が生じた場合、その都度切り捨てる。また、割る数が0となってしまった場合、代わりに1で割る。)
次にプレゼントのダメージ計算を見ていただこう。
ダメージ = (((防御側のタイプ2のタイプ番号×2/5+2)×技の威力(40or80or120)×(10×ノーマル技のタイプ相性)/攻撃側のタイプ2のタイプ番号)/50×アイテム補正×急所補正+2)×タイプ一致補正×相性補正×乱数補正
通常の技とはまるで違い、なんと攻撃側のレベルと攻撃力、防御側の防御力が一切使用されていない。
要は
攻撃側のレベル→防御側の2番目のタイプ番号 攻撃側の攻撃力→(10×ノーマル技のタイプ相性) 防御側の防御→攻撃側の2番目のタイプ番号
に置き換わっているということである。何がどうなっているのやら…
(なお、タイプ2が存在しないポケモンについては、代わりにタイプ1を参照する。)
各タイプに割り振られている内部データ。ノーマル=0、かくとう=1、ひこう=2、どく=3、じめん=4、いわ=5、むし=7、ゴースト=8、はがね=9、ほのお=20、みず=21、くさ=22、でんき=23、エスパー=24、こおり=25、ドラゴン=26、あく=27
これだけでも中々にぶっ飛んだ技になっていることが分かるが、実際に与えられるダメージを見ていこう。
具体例としてハピナスがラプラス(タイプはみず・こおり)にプレゼントを打った場合
ダメージ = (((12×2/5+2)×(40or80or120)×(10×1)/1)/50+2)×1.5×1×(217~255/255)
となる。具体的なダメージは
| 威力40 | 125~147 |
| 威力80 | 247~291 |
| 威力120 | 370~435 |
となる。
そしてHP種族値の高いラプラスとは言えレベル50ではHPが最大でも236。
威力80が出る確率は30%、威力120が出る確率は10%のため、急所率を加味するとおよそ42.7%の確率でラプラスが即落ちする。
…高すぎないだろうか?
このダメ―ジはタイプ2がこおり・ドラゴン・あくタイプのポケモンに対してのものだが、でんき・エスパータイプに対しても
| 威力40 | 114~135 |
| 威力80 | 227~267 |
| 威力120 | 339~399 |
となり、ほのお・みず・くさタイプのポケモンに対しては
| 威力40 | 104~123 |
| 威力80 | 206~243 |
| 威力120 | 308~363 |
となる。
要はニンテンドウカップ2000のルールで考える場合、タイプ1が特殊*1でタイプ2が無い、あるいはタイプ2が特殊のポケモンをおよそ42.7%の確率で即落ちさせられるということである*2。
プレゼントを覚えられるポケモンにはハピナスやドーブルなど火力に劣るポケモンが複数いるが、プレゼントは攻撃力がダメージに一切関係しないためメインウェポンとして非常に相性が良い。
なお上記の計算はあくまでノーマル単タイプが使用した場合の話である*3。トゲチックが使用すると相手の防御力が2になってしまいダメージが約半分に、デリバードの場合はタイプ一致補正も無くなるため約1/3になってしまう。
使用する側としての有用性を説明してきたが、相手にプレゼントを打たれた場合の対処は実はかなり簡単。
ノーマル技を半減できるポケモン、タイプ2がかくとうあるいはひこうタイプのポケモン、ノーマルあるいはかくとう単タイプ、ゴーストタイプのいずれかで受けてしまえばよい。
ノーマル技を半減できるポケモンについては、プレゼントのダメージ計算ではなぜか相性補正が2回掛かってくる*4ため、ダメージをほぼ1/4に抑えられる。
後者の3種に関しては、単純にダメージが落ちるため*5普通に耐えることが可能。ゴーストタイプは言わずもがな。
具体的にはハガネール、バンギラス、サンダー、カビゴン、ムウマなどが適任か。かなりのメジャーポケモンが揃っているため、プレゼントに対処できないといった事態はガチ対戦では起こりにくいだろう。
なお、第二世代におけるバグとして解説したが、ポケモンスタジアム金銀やクリスタルバージョンのシングルプレイでは、このバグは発生せず仕様通りの技として機能する。
どの環境でバトルをするのかを事前に聞いておいた方がいいだろう。
■ポケモン不思議のダンジョンシリーズにおけるプレゼント
青の救助隊・赤の救助隊
正面の相手にランダムなダメージを与えるか、最大HPの25%を回復する。ダメージは40、80、120のいずれか。
本家ポケモンシリーズにおける威力設定がそのままダメージ数値として設定されたため、何と固定ダメージ技。
最大ダメージの120が出てしまうと余程HPをドーピングしたかレベルを100近くまで上げたポケモンでもない限り、一撃で倒される可能性があるという、かなり危険な技。
本作ではタマゴわざの概念がないため、使用者はデリバードのみ。そんな彼らが出現するのは「きたかぜの だいち」だけ。
「プレゼント」はノーマル(物理攻撃)技なので特性「はりきり」の効果で攻撃そのものをミスする事があったり、攻撃範囲が「正面(角抜け)」なので離れていれば食らわないのはせめてもの救い。
……もっともデリバードはこれ以外の技をレベルアップで覚えないポケモンのため、接近されると通常攻撃か「プレゼント」のどちらかを受ける事になるわけだが。
トドメと言わんばかりに出現率もそこそこ高めで割と出会いやすい。所詮はデリバードだと油断すると痛い目を見るだろう。
上記のように、レベルリセットダンジョン「ねがいの どうくつ」「きよらかな もり」にデリバードは登場しない。
しかしこの2か所ではトゲピーの「ゆびをふる」経由でこの技が飛び出す可能性がある。
どちらのダンジョンでも最序盤にしか出てこない上、そちらも特性「はりきり」により攻撃を外す事もあるが、使用ポケモンによっては40ダメージでも一撃必殺待ったなし。
時の探検隊・闇の探検隊・空の探検隊
流石にダメージが大きすぎると判断されたのか固定ダメージの数値が25、50、75に下方修正。
それでも結構なダメージを食らう事があるので油断禁物。
本作のデリバードは「ふぶきのしま」等の氷雪系ダンジョンだけでなく、レベルリセットダンジョンの「ゼロのしま とうぶ」「ゼロのしま せいぶ」にも登場する。
ステータスが一時リセットされるダンジョンにて固定50・75ダメージを食らえばよくて致命傷、最悪即死しかねない。十分注意しよう。
また、本作の氷雪系ダンジョン「ふぶきのしま」では天気が「ゆき」になるフロアが存在。
「ゆき」は当時の本家ポケモンシリーズに存在しない天気だったため、『氷タイプのポケモンの移動速度が1段階上昇する』というオリジナル効果になっている。
……つまり、該当フロアではデリバードが倍速状態から急接近して「プレゼント」をぶつけてくる危険性あり。
ただし「ゆき」になるフロアは僅か数フロアだけで、ゴルダックが1匹でも現れている間は特性「ノーてんき」で天気が「はれ」固定になるので倍速状態で襲ってくる印象は薄め。
もしも固定ダメージ量が前作から据え置きのままで「ゆき」の降るフロアまで多かったらプレイヤー達に更なるトラウマが刻まれていたのかもしれない。
タマゴ技が導入された本作ではデリバード以外の一部ポケモンも「プレゼント」を習得・使用できるようになった。
…が、ダメージ数値がランダムな博打技なのでわざわざ覚えさせて使う意味は薄い。
すすめ! 炎の冒険団・いくぞ! 嵐の冒険団・めざせ! 光の冒険団
探検隊シリーズと変わらず。
ポケモン超不思議のダンジョン
ダメージが固定では無くなり威力がランダムな技になった。
ポケモン不思議のダンジョン 救助隊DX
ポケモン超不思議のダンジョンと同じく、威力がランダムな技となっている。
味方を対象に使った際は必ず体力を回復する技になった。
また、野生のデリバードがフロア内に存在し、他の野生ポケモンのHPが減ってピンチになると
デリバードがそいつの近くに突如ワープしてきて、「プレゼント」を使って回復するという本家の図鑑説明に則った行動をする事も。
■余談
ポケモンカードでは当初、デリバード(めざめる伝説)のワザとして登場。無色2エネで使える。
コイントスを3回行い、表が3回なら相手に60ダメージ、2回なら相手を30回復、1回なら40ダメージ、0回なら全回復。
1/2の確率で当時としてはかなりのダメージ効率を出すが、1/2の確率で何もしないどころか回復させてしまう。他の技もない上に進化などで他のポケモンに派生することもないので、使われることはなかった。
配布ポケモンにぴったりな技なためか、特別にプレゼントを覚えたポケモンが配布されている。2011年・2023年にはピカチュウが、2011・2012年にはタブンネが配布された。
追記・修正は、レベル5ラッキーのプレゼントでレベル100ラプラスを倒してからお願いします。
&link_up(△)&aname(メニュー,option=nolink){メニュー}
項目変更&link_copy(text=項目コピー )&link_diff(text=項目変更点 )&link_backup()&link_upload(text= アップロードページ)
この項目が面白かったなら……\ポチッと/
#vote3(time=600,2)
[#include(name=テンプレ3)]
▷ コメント欄
- プレゼントバグの具体内容、対処法について詳しく書かれていてありがたい -- 名無しさん (2025-08-10 21:59:39)
- 金銀の制限プレイで見たなぁ。低レベルでも異常な火力出せるんだよね -- 名無しさん (2025-08-10 22:43:12)
- バグ以外だと、プレゼントを投げあってどっちが勝つかの運試し勝負する企画やってたYoutuberが昔いた記憶がある。 -- 名無しさん (2025-08-10 22:55:10)
- ORASで配布されたプレシャスボール入りの第5世代御三家の親名がプレゼントだった -- 名無しさん (2025-08-10 23:37:18)
- 当時ガキだったから性能なんてさっぱり理解できず、「なんかよくわからんがたまにすごい威力になるランダム威力技」程度の認識だったわ -- 名無しさん (2025-08-10 23:41:04)
- デリバード一匹プレゼント縛り -- 名無しさん (2025-08-11 00:22:38)
- 野生のデリバードのプレゼントでバクフーンが死にかけたことがあったけどそういうことだったんだなと20年以上経った後でようやく納得した -- 名無しさん (2025-08-11 05:33:08)
- 金銀のプレゼントにこんな複雑な仕様があったの初めて知ったわ… -- 名無しさん (2025-08-12 14:23:52)
- アニポケで度々ムサコジのもとにやってくる借金取りのデリバードでサトシのピカチュウと戦ったことがあるけどプレゼントを使ってたね。で、回復効果が出て負けてた -- 名無しさん (2025-08-13 13:04:01)
- ZAでデリバードから没収された一方、ポケモンスリープでは次回のアプデでデリバードのメインスキルに設定される模様。なんとも複雑な扱いの技だな -- 名無しさん (2025-11-24 14:00:10)
#comment()
*1 攻撃技のダメージが「とくしゅこうげきりょく」によって決まるタイプのこと。第三世代まではノーマルタイプの技なら物理、みずタイプの技なら特殊というように、技のタイプによって物理か特殊かが決まっていた。
*2 一応メジャーではないポケモンには耐えるポケモンがいる。具体的にはソーナンスが威力80でも確定で耐えられる。また、シャワーズとランターンも乱数によっては耐えることが可能。
*3 タイプ2がノーマルのポケモンは存在しない。
*4 攻撃力の代わりに10×ノーマル技のタイプ相性を使用しているが、ダメージ計算の最後にタイプ相性補正が再度掛かる。
*5 レベルの代わりに防御側の2番目のタイプ番号を使用しているため、防御側のタイプ2のタイプ番号×2/5の部分が切り捨てによって0になる。
コメント
最新を表示する
NG表示方式
NGID一覧