アシダカグモ

ページ名:アシダカグモ

登録日:2010/05/23 Sun 11:53:32
更新日:2023/08/11 Fri 16:44:55NEW!
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アシダカグモ
それは人類の最大の敵であるGを捕食するクモである。
日本にいるクモの中では最大クラスのクモであり、グロテスクな外見であるが本気を出すとGより素早い。
もともと日本に居なかった種であるが、輸入果物に紛れて入ってきた説(別名:バナナグモ)と江戸時代にGを退治する為に人為的に輸入した説がある。
後者の説の場合、古来最初からGキラーとして期待されていた、まさにメシアである。



そして非常に臆病な性格で人が接近すると即座に逃げ出す。
夜行性・基本物陰に隠れ続けていることに加えて食性の違いが組み合わさり、Gよりも遭遇することは少ない。
野山や自然の家等ではばったり遭遇するケースがあるものの、人間に襲い掛かることはまず無い。ぶっちゃけ見た目が怖いだけの益虫である。



前述の通りネズミ並にめちゃくちゃ素早いので、彼らが隠れる場所がある場合の捕獲は困難。
もし出くわしたら静かにして逃がしてあげるか、自然とどこかへ行くまで放置するのが無難。
注意点としては近寄ってもあちらから逃げ、襲ってくることもまずないが、迂闊に捕まえるなどしたら大きな牙で噛み付いてきて非常に痛いので注意。



彼らは狩猟本能が強く、餌を捕食している時に新たな餌が通りかかるとその餌の狩猟にとりかかる。
彼らにとっては狩り>食事なのだ。
より正確に言えば彼らは数匹の虫を抱えて歩くことができるので、手の空いてる限り狩ろうとするようだ。あるいは餌を保管しておこうという考えかもしれない。
これは他のGの天敵には見られず、見た目以外には人間に特に害を与えないため、対G用の生物として最も頼られる存在となっている*1


主な餌はGや小さいネズミ、カエル、ひよこ等。


天敵はヘビ。



幼虫は成虫になるまで7~8回の脱皮を行い、1年で成虫になる。たまにタンスの裏等に抜け殻が落ちている。


なお、クモの巣は張らないが、これはハエトリグモなどと同じく徘徊性のクモであり、積極的に移動して捕食する習性を持つため。糸を出すことは可能で、獲物を捕まえると逃げないようにグルグル巻きにしてゆっくり食べる。
バルーニング*2をする、自身よりも明らかに大きい生物に対して攻撃しようとはしないなど、行動自体はそこいらのクモから逸脱していない。



彼らが2、3匹いれば一般家屋のGは貪欲な彼らの狩猟欲の餌食となり半年で全滅し、餌を食い尽くせば静かに家を立ち退き新天地を求め旅立つ。
つまり一般家屋で彼らのいるところGあり(※逆に居ないというだけではGがいるかどうかの状況証拠は揃わない)。
アシダカ軍曹をお見かけしたらキミの家は怨敵Gの巣窟となっている可能性が非常に高い。
そのため、見かけたら尚更自然と出ていくまで放置することをお勧めする。


ちなみに小さいクモ(ハエトリグモなど)もGの幼虫ぐらいは平然と捕食するのだが、サイズの問題で成虫は無理。
クモの種類や状況によっても変化すると思われるが、大体足を広げた時と同サイズ辺りまでが上限の目安と考えて良いと思う。
この流れの延長で、小さい軍曹はGを見かけても捕食しようとしないかもしれないが、それも自然の流れである。



「バイ菌だらけのGを食べているってことは汚いんじゃ?」と思われる方もいるかも知れないが、
クモ類(当然アシダカ軍曹を含む)の消化液は非常に強力な殺菌作用があり、それをかけて溶かしながら食べる(体外消化)ので獲物の菌はほぼ死滅する。
さらにクモ類は綺麗好きで、あの長い脚に消化液を塗り込んで常に消毒しているため、そこいらにバイ菌を撒き散らすようなことはほぼあり得ない。
アシダカ軍曹は身だしなみにも気を遣っているのである。


余談だがGも移動に関わるからか触角や足に関しては綺麗にしているらしいので、
移動するだけでも病原菌をまき散らすという意味で、ハエやネズミなどの方が圧倒的に不衛生だとされている。



蜘蛛の子を散らすの言葉はアシダカグモにも当てはまっており、
卵から孵化した幼虫達は最初のうちは卵付近の壁にたむろっているが、人が手を加えると全速力で逃げていく様子からである。



なお、卵のうとそれを運んでいる軍曹を触ってはいけない。


考えてほしい。
部屋の中で卵を包んでいた卵のうが破け、部屋中に赤ちゃんクモ達が一斉に…やめておこう。




中にはアシダカグモを飼育する人もいる。



都会ではあまり見掛けないが、日本の大半に生息しているので都会でも見かける時は見かけるあたり、ある意味身近(ただし、後述のコアシダカグモかもしれない)な生き物と言える。
田舎ではごくごく普通に手のひらサイズが塀に張り付いていたりしてより身近だが、大型で蜘蛛の巣を張るジョロウグモ等の方がよほど目立ったりする。
稀にだが人の顔サイズのアシダカ様も推参なさる。
彼が天井から落ちてきた時の音は「バタッ!」とかなり生々しい。楳図かずおのホラー漫画でよく出てくる効果音まんまである。


因みに彼らは脚を広げて自身をより大きく見せており、実際はそこまで大きくはない(個体によって差はある)。
珍しく大きい軍曹殿は大総統殿と呼ばれておられる。


近似種に「コアシダカグモ」が存在する。
こちらは屋外にいるが、たまに屋内にも侵入してくる。
普通はアシダカグモよりも小柄であるが、沖縄にはアシダカグモよりもでかい個体が存在する。




また、『害虫女子コスモポリタン』にて可愛い少女に擬人化された。
ゴキブリを飼育している研究所に侵入し実験用のゴキブリ達をほぼ捕食してしまい、最後は人間に見つかって外に出されたのだ。



【アシダカグモは可愛い】

  • 逃げようとして壁に上ろうとするも滑って何度も下に落ちる
  • 体力が無い為逃げる途中で止まる
  • 寝てる人間の目の前に出没する
  • 体の半分が隠れれば完全に隠れたと思っている

ただ見た目と速度からGよりむしろ嫌いという人も居るのでこういった考えを無理強いはしないこと。
対策しようにも僅かな隙間でも出入り可能なため、自然と外に出てくれる一方で侵入を防ぐことは難しい。
しかし家に入ってくるのは餌(特に自身のサイズに見合ったG)を求めての事であり、
食べかすを始めとしたGの餌を残さぬように日ごろから注意し、更にホウ酸ダンゴをシーズン毎に置き換えるなどすれば軍曹の出入りも自然と減少する。



最近アシダカ軍曹殿が鼠畜生を撃破なされる動画がうpされました。


因みにアシダカ軍曹殿はテレビ画面(静電気)が苦手であります。


軍曹殿はお腹がいっぱいであってもGを見つけたらすぐ狩りにかかり、それをどこかに持って行くのであります。


軍曹殿のスピードはGを上回り、人間が目視しようなどと烏滸がましい行為であります。


最近は東北地方の民家の網戸で頑張っておられます。


私がいる被災地で自衛隊が撤退した今、ハエ畜生や鼠畜生、Gを陰ながら天誅しておられる軍曹殿に敬礼。


G「仲間が食われてるうちに逃げる」
アシダカ様「わらわの4つの眼から"一瞬"でも逃れられると申したか!?」
G「らめぇぇぇぇぇぇ」







アシダカグモ「追記修正しない奴は捕食対象……。まあ、追記修正しても喰らうがな!!」


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*1 他のGの天敵としては…ムカデは人間に襲い掛かるので論外。カエルはうるさいし何より屋内で活動させるには問題がありすぎる(種類によっては毒も危険)。ゲジゲジはハント力も高く人間に害も与えないが、G並みか下手するとそれ以上に見た目がキッツイ(不快害虫)。ヤモリは人間に特に害を与えず見た目もかわいいが狩るのは一匹ずつ…など。残るはネコ程度のものでこちらは現実的だが隙間などには対応不可能なのと、見せに来ると言う致命的な欠点もある。
*2 子グモが高所から糸をつけて落下し、風に乗って移動しようとする行為

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