佐山・御言

ページ名:佐山_御言

登録日:2009/12/27(日) 22:10:19
更新日:2023/08/07 Mon 15:01:58
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川上稔作品登場人物リンク 終わりのクロニクル 主人公 平川大輔 愛すべきバカ 変態 悪役 漢の中の漢 完璧超人 天涯孤独 まロい ナルシスト オールバック 宇宙の帝王 全竜交渉部隊 演説 佐山g 佐山菌 交渉人 新庄の旦那 カリスマ 天動型佐山宇宙 尻の妖精 名言製造機 ミコっちゃん



「今こそ言おう。……佐山の姓は悪役を任ずると。」




終わりのクロニクルの主人公


声:平川大輔(ドラマCD)


●概要
全竜交渉部隊(チームレヴァイアサン)交渉役兼リーダーにして、尊秋多学院生徒会副会長の二年生。


佐山・薫の義理の孫で「悪役」になる事を望んでいる。
祖父と飛場・竜徹の仕込みもあり文武両道。
ぶっちゃけ完璧超人と言っていいほどのスペックを持つ。
ただ、肉親関係の話に触れると狭心症を起こす。


作中では概念武装「ゲオルギウス」(グローブ型)を装備しており、終盤で行方不明となっていた対となるゲオルギウスも発見している。



当初は悪役としても交渉役としても不安だったが、新庄達と触れ合う事で自らと向き合う。



現在は天涯孤独で田宮家にお世話になっている。




……と、ここまで聞くと普通に見えるが、実際は変人の多い今作の最大の変人にして最大の愛すべきバカ。


「天動型佐山宇宙」なる語句が作られる程、自分が世界の中心だと思っている。
無駄に頭が良いから尚更質が悪い。
因みに、佐山自身は自分を太陽とする地動説がいいらしい。



ひょんな事から知り合った新庄・運とは相思相愛だが、行動がストーカー・セクハラまがいでよく新庄にボコられる。


そして「尻神様」と尻を崇めており、「まロい」というある意味伝説の言葉を作った。(同室の男の子のお尻から腰までの曲線に対して、丸くてエロい=まロい)
なお、本人は尻の妖精だとか


また、勝手に盗撮・盗聴しては非公式の新庄(尻)グッズを作って、敵をガン無視してまで愛でている。
HG(えっちぐれーど)なプラモデルを開発主任に作らせたり、新庄がメインヒロインのエロゲを脳内開発中だったり
なんかもう手遅れである。




しかし、シリアス時のかっこよさは異常。
特に、交渉最後に必ずある演説シーンは人気が高い。


戦闘能力は高く、初めての概念空間に直ぐに順応したり、ボールペンで人狼と互角に渡り合い、サブマシンガンだけで自動人形の群れを圧倒したりする。


対話的な意味での交渉ではその口の上手さで相手を苦しめる。
読んでいて思わず相手に同情してしまうことがよくある。
この部分の佐山は完璧なまでの「悪役」である。
ちなみにこの交渉、大抵その後に戦いになる。


そしてアレだけの馬鹿と変態の濃い連中をまとめるだけのカリスマ性を持つ。
まぁ本人が一番の馬鹿で変態だし。


また、ラノベの主人公にしては珍しくメインヒロイン以外とフラグが建たない。
仲間達からは信頼、自動人形たちからは主に対する忠誠など作中で明確にフラグが建っていると言えるのは新庄だけである。
佐山本人も新庄以外は意識していないなどとかなりの一途っぷりである。
時代背景が違うとはいえ、遠未来の芸人が後半で幼馴染3人との同棲生活に入ったのとは対照的ともいえる。





終わクロが完結してから既に長い時間が経っているが、いまもなおラノベ屈指の名主人公に挙げられる程の支持を得ている。




●名(迷)言


「――――諸君!」
「今こそ言おう。……佐山の姓は悪役を任ずると。」
「私はここに命令する! いいか? 彼らを失わせるな。そして彼らを失うな。何故ならば、誰かが失われれば、その分、世界は寂しくなるのだからだ。」
「解るな!? ならば、進撃せよ(アヘッド)、進撃せよ(アヘッド)、進撃せよ(ゴーアヘッド)!馬鹿が馬鹿をする前に強く殴って言い聞かせろ! そしてこちらに連れて来い! それが解ったら言うがいい!」
「さあ、……理解し合おうではないか」


「まロい…」
↑新庄の尻を揉んださいの台詞。



「私が全竜交渉の交渉役、佐山・御言だ。――宇宙の中心にいる人間である」


「ダン・原川! この家屋は一方向から完全に包囲されている!速やかに出てきたまえ!」
「――さあ原川。出て来たまえ。早くしなければ挨拶するぞ!
お早う御座います庶民ども!! いかん、超人的に人が好いので貴様だけでなく広く民衆に挨拶してしまったではないか。どうしてくれる!」


「私は君と違って脳が正常なのでね……毒舌など吐いた事もないよ、この腐れ外道」


「また君は人が傷つく事を平気で言う人だね……地獄に堕ちろサノバビッチ」



佐山「本気にしたのかね新庄君。安心したまえ。冗談だ。大体、今更天動説など」
新庄「あ、あははは、そ、そうだよね? 佐山君、たまに佐山時空に入るから焦っちゃったよ」
佐山「ああ、大丈夫だよ新庄君。――中世以来、世界はちゃんと地動説で私が太陽だ」
新庄「え!? な、何? 今何か最後に言った?」
佐山「ははは小さいことだよ新庄君。気にせず行こう」


↑「天動型佐山宇宙所属の馬鹿野郎」と皆に言われていると心配する新庄に対して。


「――はっ。私の妄想を邪魔したな!? 妄想邪魔罪という直接的な罪で断罪するぞ!!」


「見事だ……、
はっ!! これでは中に入ったら抱きしめられないではないかね!?
正に構造的欠陥! 漢字で言うなら迂濶だねこれは!」


↑山奥の廃屋にて、小屋中に新庄のポスターを貼り、新庄寝袋で寝ようとした時のセリフ。


「――いかん。これでは暗くて新庄君が見えないではないか!
正に状況的欠陥! 英語で言うならガッデムだねこれは!」


↑上記の続きで明かりを消した時のセリフ。


「自分の尻を触ったら新庄君の触感が得られるのか。
……それは神による自給自足か!?」


「新庄君……、君は今私にとって、とてもおかしたい人だね」


「おお、素晴らしい曲線。そしてここに、んんっ、な、何かいやらしい穴が!」
※触っているのはEx-St(砲)です



佐山「新庄君!
――私は今いやらしく、感情が昂っていて、自分の気持ちに正直な筈なんだよ!?」
新庄「うん、いつも通りだよね?」



「悪あがき? 何のことかね? 私は新庄君に会いにいくだけだ。邪魔をしないでもらおうか。」
「馬鹿者! ――違う問題を一緒に並べて考えるな!!
大体、私が新庄君に会いに行くことの方が世界の決着より優先度が高いに決まっているだろうが!
いいかね? 私が交渉役だ。私が新庄君に会いに行かねば交渉は始まらない。
ゆえに世界の決着は新庄君より優先度が低い。――何か問題があるのかね!?」
↑嘘が通じない概念下での発言



「君が望んだとき、私も望んだならば、君の願いを叶える。
そう言うことだ。
それが、私の信じる佐山家の礼節でね。
君が痛みを感じていたとき、君を護りたくなったら君を護ろう。
君が独りが嫌だと感じたとき、君と話をしたかったら君と話をしよう。
君が悩みを抱くと決めたとき、君を大事に思ったら君を一人にしよう。
君がここに居たくないと思ったとき、君を想うならば君を嫌おう。
君が誰かと親しくありたいと思ったとき、君を見たならば、私は君の隣りに立とう。
私は君に何も要求しない。私は私に要求する。
基礎に礼節を敷き応用には信頼を広げよと。
佐山の姓は悪役を任ずる。ゆえに、刃向かわぬならばただ与えよ、──されば奪われぬ」


「そうだ。
たとえば私は頭がいい。
運動神経もなかなかだ。
言論に長けており、人心の掌握能力も高いと言えよう。
心も美しい。何故なら新庄君が一緒にいることを選ぶほどの人間なのだから。
そして心が美しければ、当然のように顔も身体も美しい。
朝、洗面所の鏡でポーズを確認することなど余裕の行いだ。
ああ、私があのヒヒ爺の孫扱いでなければ、もっと違う人生を歩んでいただろう。
そう、私に誇大妄想の癖はないので控えめに言わせていただくが、世界中の美術家や彫刻家が私を芸術に昇華して、世界を私で満たしたに違いない。
きっと公園などには私の彫像が林立したことだろう。
あの、小便小僧などというものも席巻し、私をモデルに小便美少年、もしくは小便美青年というものが建つに違いない。
否、タイトル的には小便などという字を使うのはいかん小便などとは本当にいかんな小便とは! つまりタイトルは美少年もしくは美青年でイコールそれは私だ。
しかし噴水用に出すには出さねば。虹が出るように仕掛けておくのがいいだろうか。
夜になると口から出る、というのも結構皆がビックリするものであろう。
そして彫像のポーズは、こう、こう、こうだね。こう両手を腰横に当てて軽く仰け反るか、もしくは頭の後ろで腕を組んで突き出しだ。発射する台座にはちゃんと私の台詞も書いてえかねばなるまい。台詞はやはり“あっ、し、新庄君、見て見て……!”などがいいだろうか。世界中にそれが並ぶとなると、壮大な計画ではあるね。
しかし、新庄君と二人、私の彫像が遠方射撃している噴水前でお弁当を食べるなど、素晴らしい未来予想図ではないかね。
……おや、右手側に爆圧が。」
↑世界をかけた戦闘中、爆発を避けながら考えている





「今こそ言おう! 我ら正逆をもって――」
「――佐山と新庄の意思は、永遠に共にあることを任ずる!」







以下、『境界線上のホライゾン』・『神々のいない星で』ネタバレに付き注意






『境界線上のホライゾン』11上にて、ホライゾンの時代(GENESIS)の神道始原神は「造化三神総体のサっちゃんセっちゃん」・「クニトコ系のミコっちゃん」なんて名だと明かされ、
後世で新庄と共に神となったことが判明した(主な信者は草の獣)。
ちなみにリアル神話で佐山にあたる神は、恐らく「神世七代」の「国之常立神」と思われる。
まあこのチョイ前には葵・トーリが黄泉帰りを経て「現人神・東照大権現」に進化していたりするが。


またウェブ連載中のEDGE世界作品『神々のいない星で』では、その経緯について補足説明があり、
何でも「(恐らく全竜交渉や概念解放時)原初レベルで地脈に介入した者達」が、「各神話の神々」に該当する存在となったそうな。
少なくとも神道の佐山・新庄の他、北欧神話でも人から神となった連中がいるらしい。






「――命令だ。この項目を徹底的に修正せよ!」


「……返事はどうした?」


――Tes.!!


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  • 悪役の項目も復活かー。ところで終わりのクロニクルの項目がアクセス出来なくなってるのだが。 -- 名無しさん (2013-09-06 22:58:42)
  • 川上作品では何気に一番好きなキャラ。他人を引きつけ纏めるカリスマと高い戦闘能力、交渉能力。そのどれも才能だけではなく努力で得ているのもグット -- 名無しさん (2013-09-06 23:29:59)
  • 作品同様発酵食品系主人公、苦手な人は吐く程苦手だが填まる人はとことん填まる -- 名無しさん (2013-11-23 05:02:25)
  • ちなみにこの交渉、大抵その後に戦いになる。<この部分といい、悪ぶってる父親の奇行といい、ヅカホンダは間違いなく佐山と新庄の子孫 -- 名無しさん (2014-02-07 20:16:58)
  • 男と女と両方という意味ではヅカホンダ君は新城君成分も受け継いでいるね!これが遺伝詞ってやつか -- 名無しさん (2014-02-07 20:22:42)
  • Ex-Stが一瞬Ex-sに見えてあの化物機体を愛でている佐山が浮かんだが、何だろう…普通に作中のワンシーンにありそうだと思ってしまったw -- 名無しさん (2014-02-07 20:35:02)
  • ↑×2 あと無自覚に外道化進行してるのも新庄君の遺伝詞っぽいな。 -- 名無しさん (2014-03-07 09:05:02)
  • こいつが戦闘に出て来た時の安心感は異常。日常で出て来た時の危険度合いもハンパないが -- 名無しさん (2014-06-13 23:20:17)
  • 戦闘時の、「おっと、―――が」ってのを見ると二代は受け継いでるようにしか。 -- 名無しさん (2014-06-30 21:17:20)
  • つまりダブル本多が合☆体すれば新庄くんと佐山になるのか……。胸が熱くなるな! -- 名無しさん (2014-07-06 09:16:47)
  • ヅカホンダは性格・容姿は戸田、身体的に新庄と対応していると対応している気がする。 -- 名無しさん (2014-09-03 20:51:01)
  • 誰かこのラスボス仕留めろよ、って何度か思った -- 名無しさん (2014-12-05 06:08:20)
  • 終わりのクロニクルの項目がアクセス出来ねー 新規作成したくても同名項目が作れん…… -- 名無しさん (2015-01-14 09:34:50)
  • 佐山の演説はどれもこれもカッコいい -- 名無しさん (2015-05-10 02:16:16)
  • 7th-Gの連中に他の皆が苦戦してる中、一人だけ特に苦も無く勝利という -- 名無しさん (2015-10-14 14:50:57)
  • ↑概念こそ相性悪かったが、上回って逆に利用しちゃったし、場所がホームと言っていい所だったのも大きいだろうね。にしてってすごいのには変わりないか。 -- 名無しさん (2015-10-14 14:58:26)
  • ↑実際その辺の要素もあるんだろうが、佐山ならアドバンテージなくても何だかんだ勝てそうな気もするよねw -- 名無しさん (2015-10-18 13:26:08)
  • 主人公なのにラスボスっぽいところはトーリにも受け継がれてるよね -- 名無しさん (2016-03-05 14:05:05)
  • ぶっちゃけ完璧超人と言っていいほどのスペックを持つ。 この時点で既に普通じゃねえww -- 名無しさん (2018-08-17 06:54:39)
  • ↑そういう印象がうすくて嫌味ないのも特徴だな。こういうキャラは加減間違えると反感買う。 -- 名無しさん (2018-12-12 14:31:25)
  • 尊大な態度のようで周囲を立ててるよね佐山って。反感買うタイプの主人公が一見「俺は平凡」とか謙虚なようで、実は自分本位だったりするのと真逆だな。 -- 名無しさん (2018-12-12 15:10:14)
  • 『神々のいない星で』によると、概念開放でフィニッシュブロー決めて後世で地脈内の「神話」に自分達を刻んだが、そのせいでEDGE期に神々顕現する際「キャラが確定し過ぎてて(意訳)」顕現の壁になっているそうな。 -- 名無しさん (2019-03-06 10:22:34)
  • 「もし佐山(ないし戸田)が親の元で日常を過ごしていたら」というイフ展開がヅカホンダなのかも知れん。 -- 名無しさん (2019-04-24 17:40:36)

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