いきなりつよいデッキ(デュエル・マスターズ)

ページ名:いきなりつよいデッキ_デュエル_マスターズ

登録日:2024/10/06(日) 22:17:30
更新日:2025/01/22 Tue 07:35:26NEW!
所要時間:約 7 分で読めます



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デュエマ デュエル・マスターズ スタートデッキ スターター tcg 強い 安い ワンコイン 王道 攻め 守り ブロッカー 速攻 赤単 ヘブンズ・ゲート ぶっ壊れ タイトル一本釣り ド直球 構築済みデッキ 看板に偽りなし いきなりつよいデッキ スタートデッキ←スタートデッキ…? 550円 550円(税込み) 過去のスタートデッキが泣いてます 改造には金がかかる 550円←550円…?(困惑)




550円ではじめるデュエマは


いきなりつよい!!



「いきなりつよいデッキ」とは、TCGデュエル・マスターズ』の「スタートデッキ」の一種である。
「攻めの王道」「守りの王道」の2種類が販売されている。



概要

2024年4月に発売されたデュエマの「スタートデッキ」。
コンセプトは読んで字の如く「デュエマをいきなりつよく始められる」こと。
「攻めの王道」は低コストクリーチャー中心の速攻デッキ、「守りの王道」は高コストブロッカーを展開する守り重視のデッキとなっている。
これまでとは打って変わり、対人カードゲームという点に力を入れた王道編らしいデッキだが……?



特徴

  • 強い

まずデッキの内容が相当強い。「いきなりつよい」という名前に嘘はない。
過去に販売されていた所謂「新ギミックを体感可能なデッキ」としての「スタートデッキ」とは比べものにならないほど強い。
「クロニクルデッキ」「スーパーレジェンドデッキ」などにもそのままで強いものはあったが、それらと異なりこのデッキに新規カードは一切無い。
つまり再録カードのみで構築されているガチガチの対人戦・競技向けデッキなのである。
その強さは発売当日の大会で無改造での入賞が確認されているなど、「スタートデッキ」とはとても思えない。


  • 再録

再録カードも強力なものが詰め込まれている。
「攻めの王道」では殿堂入りしている《“轟轟轟”ブランド》や中々再録されなかった《烈火大聖 ソンクン》《こたつむり》などを収録。
優秀なメタカードである《赤い稲妻 テスタ・ロッサ》も入っている。
「守りの王道」ではこちらも中々再録されなかった《白騎士の精霊ホワイト・ウィズダム》《星門の精霊アケルナル/スターゲイズ・ゲート》などを収録。
優秀なシールド・トリガー《閃光の守護者ホーリー》も入っている。
更に、発売前は1枚1000〜2000円程度していた《“罰怒“ブランド》《闘門の精霊ウェルキウス》まさかの収録。
度肝を抜かれたデュエリストも多かっただろう。
ちなみに切り札である《我我我ガイアール・ブランド》《闘門の精霊ウェルキウス》以外のほぼ全てカードが光っていないコモン加工となっている*1
元がマスターカードだろうがスーパーレアだろうが関係無く全く光っていない。


  • 値段

「でもこんなに豪華な再録内容だったら、お高いんでしょう?」


「なんと!お値段たったの税込み550円!550円で販売します!」


このデッキでおそらく1番のポイント。


こんなに豪華な再録カードが詰め込まれた構築済みデッキがなんとワンコイン+税で購入可能。
ちなみに過去の「スタートデッキ」は基本1000円、似たようなコンセプトの「開発部セレクションデッキ」は約3000円である。


なお過去に500円前後で販売されたデッキはコロコロコミック付属で実質500円なデッキや、食玩として登場した「SPキングデッキ」くらい。
これらはデュエマに触れてもらうことだけが目的で、強さは皆無なデッキしかなかった。
過去の「スタートデッキ」では「ビギニング・ドラゴン・デッキ」3種が例外的に、累計発行枚数50億枚突破記念で同じく500円販売だった。
その中でも「神秘の結晶龍*2」に限って言えば当時基準で「安い上に無改造でも十分戦える」デッキだった。
それでも再録はそこまで豪華ではなかったため、ここまで強さ・豪華さ・安さを兼ね備えたデッキは異例と言えるだろう。


明らかに強さが値段に逆の意味で見合っていなかったため、発売後すぐに売り切れる店舗が相次いだとか。



内容

攻めの王道

+ 収録カード-

4枚 《我我我ガイアール・ブランド》
1枚 《“轟轟轟”ブランド》
2枚 《“罰怒”ブランド》
4枚 《烈火大聖 ソンクン》
4枚 《こたつむり》
2枚 《ダチッコ・チュリス》
4枚 《クミタテ・チュリス》
4枚 《赤い稲妻 テスタ・ロッサ》
4枚 《一番隊 チュチュリス》
3枚 《斬斬人形コダマンマ GS》
4枚 《ブンブン・チュリス》
4枚 《凶戦士ブレイズ・クロー》


デッキタイプはバリバリの速攻デッキである【赤単我我我】
低コストのクリーチャーを展開して殴っていく典型的なビートダウン。
シールド・トリガーであるクリーチャーや呪文が1枚も収録されていない*3ため、「殺られる前に殺る」というのが基本。


1ターン目から1マナの《凶戦士ブレイズ・クロー》《ブンブン・チュリス》《クミタテ・チュリス》を積極的に召喚。
2・3ターン目に切り札の「ブランド」系統をコスト軽減して着地させ、スピードアタッカーで一気にフィニッシュさせよう。


基本的な動きが決まりきっているため改造無しでも強いが、そのままだと手札を使い切って「ブランド」系統の着地ができないという事が起きがち。
《カンゴク入道》《パイセン・チュリス》といった手札補充手段を増やすと安定する。


なお地味に「ブランド」系統のマスターカード4種のうち3種が一挙に収録されている*4


守りの王道

+ 収録カード-

4枚 《闘門の精霊ウェルキウス》
2枚 《白騎士の精霊ホワイト・ウィズダム》
4枚 《星門の精霊アケルナル/スターゲイズ・ゲート》
2枚 《聖闘の精霊龍 セイント・カイザー/ライブラ・シールド》
4枚 《閃光の守護者ホーリー》
4枚 《ヘブンズ・ゲート》
4枚 《真連結バウ・M・ロマイオン》
4枚 《閃光の神官 ヴェルベット/フェアリー・パワー》
4枚 《竹馬の超人/テイクバック・チャージャー》
4枚 《配球の超人/記録的剛球》
4枚 《巨大設計図》


デッキタイプはガチガチの守備デッキである【白緑(タッチ赤)巨大天門】。
大型のクリーチャーで相手を制圧するクリーチャーコントロール。
呪文以外はどれもコストが大きいため、相手の序盤の攻勢をシールドで受けながら増えた手札やシーリド・トリガーで反撃に転じるというのが基本。


5マナ貯まるまでは、自然文明のツインパクト呪文によるマナ加速や《巨大設計図》などで手札補充を進める。
5・6マナまで貯まったら《スターゲイズ・ゲート》《ヘブンズ・ゲート》《闘門の精霊ウェルキウス》を出し、連鎖的に大型ブロッカーを並べる。
大型ブロッカーを並べることが出来れば相手の攻撃を一切受け付けなくなる。そのうちにじわじわと攻めていこう。
手札やシールドに《ヘブンズ・ゲート》があればこっちのものだが、メタカードが相手の場にあると展開の邪魔になる。
その場合は《テイクバック・チャージャー》などで対策すること。


大型のブロッカーであれば大体のものが出せるため、色々と改造もしやすい。
有名なのは《∞龍 ゲンムエンペラー》《支配の精霊ペルフェクト/ギャラクシー・チャージャー》《神聖龍 エモーショナル・ハードコア》など。
発売時期の近いパックにも《光開の精霊 サイフォゲート》など相性の良いカードが存在する。
入れればさらなる守りと制圧力を得ることが可能。ぜひ入れてみよう。
なおどれも再録が少ないか特殊な方法だったり、封入率が低い高レアリティカードだったりするので高額。
しかも複数枚必要なので「攻めの王道」と比べると改造のハードルはすごく高い。



余談

  • パッケージ自体も大幅に簡素化されて1つの分厚いパックのような形状になっている。
    「いきなりつよいデッキ」という簡素な名称も人件費カットが原因のよう。

  • これまでの「スタートデッキ」と異なりメインセットである基本拡張パックとの連携要素が無い商品である*5
    このため収録カードにはブロックマークが記載されておらず、2ブロック構築に使用できない。

  • この2つのデッキ同士が無改造で戦った場合、基本的に「守りの王道」有利となる。
    「攻めの王道」にはメタカードがあるものの、シールドからの《ヘブンズ・ゲート》には対応できない*6
    また《閃光の守護者ホーリー》が出てきた場合でも全員タップされるため、メタカードが殴られてしまう。
    しかも「攻めの王道」側は小型クリーチャーが多いため、ほとんどのクリーチャーのパワーが負けている
    *7
    シールド・トリガーが無いことを祈って殴るしかないのだが、「守りの王道」側には元々10枚も入っているのでほぼあり得ないだろう。
    • 「いきなりつよいデッキ」と同日発売の構築済みデッキとして「ドラゴン娘になりたくないっ! イェーイめっちゃドラゴン!!」も存在する。
      こちらは「攻めの王道」には速度的に分が悪く不利で、「守りの王道」にはパワーラインで勝っており有利。
      この3種の構築済みデッキのいずれかを基盤にして戦う発売記念イベント「王道の春デッキ限定戦」では、上手いこと3すくみの構造になっている。

  • この2つのデッキを用いた初心者向けのルール解説や対戦動画が公式のYouTubeチャンネル「デュエチューブ」に存在する。
    興味がある人は是非チェックしてみよう。
    それらの中で再生数が一番多い*8のはドラゴン娘達による「イェーイめっちゃドラゴン!!」と「攻めの王道」を用いたティーチング動画なのは内緒。



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  • これまた超獣王来烈伝とはえらい違いだな。 -- 名無しさん (2024-10-06 22:49:28)
  • こういうのはジャンジャンやって欲しい。新規も古参も喜ぶし -- 名無しさん (2024-10-06 23:07:43)
  • これ購入者には嬉しいけど、売る側はこんな価格破壊しちゃって大丈夫なんかな?ビジネス的な事情も気になる -- 名無しさん (2024-10-06 23:27:41)
  • ↑カードショップ的にはヤバそうだよね…来年またできるかどうかなら多分無理だと思う… -- 名無しさん (2024-10-06 23:34:25)
  • これができるのになんで他の構築済みでやらかすんだ… -- 名無しさん (2024-10-06 23:49:18)
  • どうだろう、攻めの我我我は元々そんなに高くなかったし守りの天門も環境レベルで必須なカードは入ってないから極端なレートの低下は起こってなかったと思う。罰怒ブランドとウェルキウスは流石にかなり落ちたけど逆に言えばそこぐらいしかないし、レアリティ高い奴の値段は下がってないし結構上手く調整できてると思う。 -- 名無しさん (2024-10-07 00:32:56)
  • 遊戯王のタクティカルトライデッキといい今年のTCG業界の新規囲い込みが例年とレベチ -- 名無しさん (2024-10-07 01:16:02)
  • 遊戯王のタクティカルもそうだけど、とことん実用性最重視でレアリティとかは視野の外にぶん投げてるイメージがあるね。レア度気にする場合は各自で買ってねってことなのだろう、たぶん。 -- 名無しさん (2024-10-07 01:51:40)
  • デュエマから離れて久しいけど、ブレイズクローがまだ第一線で使われてることに驚いた。この強いとされるデッキに入ってるってことはそういうことだよね? -- 名無しさん (2024-10-07 10:59:27)
  • ↑まあ20年経っても完全上位互換が出ない(おそらく故意)からな…わかりやすくて使い勝手がいいし、これからもなんだかんだ居場所はあると思う -- 名無しさん (2024-10-07 12:14:45)
  • 人件費カットで簡素な商品名になったの、理屈は分かるけど想像するとなんか面白いな… -- 名無しさん (2024-10-07 15:06:05)
  • ↑×3火単色1マナのクリーチャーでは未だに一番デメリット小さいからな…他のは先行1ターンで出すと死んだり2ターン目に殴り出すの難しかったりする -- 名無しさん (2024-10-07 16:30:48)
  • 既に所持しててもプレイ様に低レアリティ化したのは欲しいからな 高レアを持ち歩くとトラブルの元だし -- 名無しさん (2024-10-07 21:45:08)
  • 雑に使えるコモン化カードはかなり助かる -- 名無しさん (2024-10-08 23:34:16)
  • 守りの王道買ったペルフェクト -- 名無しさん (2024-11-24 22:18:58)
  • ↑ミスった。ペルフェクトとゲンムとかエモコアとかも揃えなくちゃいけないからこれから大変だ。 -- 名無しさん (2024-11-24 22:19:52)

#comment

*1 《“轟轟轟”ブランド》と《ヘブンズ・ゲート》のみごく稀にスペシャルイラスト版になっていることがあり、その際はまた別の加工となっている。
*2 内容はリキッド・ピープル軸の【バニラビート】。
*3 元になっているデッキからして投入しないのが普通なのでおかしいわけではない。攻撃を止められるガード・ストライクは3枚入っているが、シールドに入っていない確率の方が高いため出たらラッキー程度に考えておこう。
*4 収録されていない1種はオリジナルフォーマットで使用できないGRクリーチャーの《“魔神轟怒”ブランド》。
*5 基本拡張パックのDM24-RP1には本商品と相性の良いカードが再録されているため、全く連携要素が無いわけでもない。
*6 《赤い稲妻 テスタ・ロッサ》のメタ効果は自分のターン中には機能しないため。
*7 「攻めの王道」のクリーチャーはパワー1000~4000が多く、最大でも「ブランド」系統3種のパワー9000。一方の「守りの王道」は《閃光の守護者ホーリー》と《聖闘の精霊龍 セイント・カイザー》以外のクリーチャーは全てパワー10000を越えている。
*8 本項目が作成された2024年10月時点。

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