狭山健児/警察鬼(暴太郎戦隊ドンブラザーズ)

ページ名:狭山健児_警察鬼_暴太郎戦隊ドンブラザーズ_

登録日:2023/04/03 Mon 00:02:39
更新日:2024/07/05 Fri 12:34:50NEW!
所要時間:約 3 分で読めるというお話



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暴太郎戦隊ドンブラザーズ』に登場する怪人である。


概要

警察

逮捕だ!全員逮捕だ!そして今度こそ…警視総監賞ヲ貰ウノダーッ!!


隴ヲ蟇姶髫警察戦隊


CV:杉本凌士
身長:189cm
体重:227kg
スキン:熱血おまわりさん
ベース:シソツ鬼
むかしむかし:健児は猟犬と言われた名刑事だったそうな…。


まもなく定年を迎えるベテラン刑事・狭山健児の、「手柄をあげて警視総監賞を貰う」という欲望から生まれた警察モデルヒトツ鬼
本編では初のシソツ鬼ベースのヒトツ鬼で、顔に黄金製のブルドッグの顔がくっついた黒いアメリカンポリスのようなスキン「熱血おまわりさん」を纏っている。
…のだが、スキンの名前とは裏腹に随所に刺々しい装飾が施された見た目は威圧感ばかりが目立ち、さながら一昔前のアメリカの映画やアメコミに出てくるような、市民を守る使命を忘れて威張り散らす不良警官のよう。
金色のブルドッグの顔も、耳は垂れ下がって塞がり目も口も縫い合わされた風貌で、「真実を見極める目も対話のための耳も口も塞がれ、嗅ぎつけた事件を盲目的に追いかけることしかしなくなった国家権力の犬」といった印象を受ける。
総じて警察の負の面というものをこれでもかと詰め込んだようなビジュアルが特徴と言える。


人を超えた逮捕の鬼となり、犯罪者を血まなこでどんどん追いかけていた。
モンスター化すると、発達した[[嗅覚>サモーン・シャケキスタンチン(快盗戦隊VS警察戦隊)]]で敵の居場所を突きとめて、ショットガン型の銃鬼険銃きけんじゅうをぶっ放しながら実力を行使する。
何気にモンスター化と人間態が行ったり来たりする初のヒトツ鬼であり、普段は人間の姿で刑事としての職務につきながら犯罪者を襲っていた様子。


警察鬼ング

死刑!死刑!死刑!


身長:50.8m
体重:2082.8t
スキン:グッドなパトカー
ドロップ:パトレンジャーギア


倒された警察鬼のパワーが脳人レイヤーに積み重なって生まれる、巨大な警察モデルヒトツ鬼ング
パトカイザーを歪めたようなスキン「グッドなパトカー」を纏っている。
パトカーから巨大な拳銃が突き出たような異様な頭部を持ち、両腕のカラーリングはパトカイザー同様緑とピンクになっている。


頭部の「トリガーキャノン」で相手に強烈なイチゲキを与える、百発百中の「ショットスキル」を得意とする。
もはや本来の逮捕という目的を忘れて、「死刑!死刑!」と叫びながらキャノンを乱射する。


強力なトリガーキャノンの乱射でドンゼンカイオーの接近を許さず、ドンレッグバスターを回避しきる身軽さも見せ、あのドンモモタロウをしてはっきり「こいつ、強い!」と言わしめた強敵。
しかし優位に立って慢心したのが祟ったのか、ドンレッグバスターの流れ弾を受けたブロックビルが背後で崩れかかっていることに気付かず、
ドンゼンカイオーが見栄を切ったことで完全に倒壊したビルに巻き込まれ動けなくなったところに「ドン・ゼンカイクラッシュ」を食らい撃破された。


モチーフはパトカイザーとグッドストライカーだが、言動などは『天才バカボン』に出てきた本官さん寄り。中には『がきデカ』を思い出した視聴者もいたとか


【劇中での活躍】

名刑事と呼ばれた狭山は実績に見合う評価を受けられず、定年を前に不満と焦りを感じていた。
そしてヒトツ鬼に憑かれたことで暴走し、犯罪者を捕まえては過剰暴力で私刑を与えるようになってしまった。
指名手配中の犬塚を逮捕しようとしたが、

と、立てこもり先のシロクマ宅配便で繰り広げられたカオス極まる状況に振り回された末、堪忍袋の緒が切れてモンスター化。5人に襲い掛かった。
本職が本職なだけあって戦い慣れしているのか、いきなり増援に現れたアノーニともそれなりに連携をとりつつ変身したドンブラザーズとの戦いを繰り広げるもやはりドンモモタロウには敵わず、「騎士竜一桃・リュウソウ斬」を受けて爆散。そのまま警察鬼ングへの変貌を遂げた。


警察鬼ングの撃破後、人間に戻った狭山は過剰な名誉欲から解放され、心に余裕ができた。
だがその後、慰安旅行中に起きたバス事故に巻き込まれてしまい…。


余談

ベースがシソツ鬼なのは対になる快盗鬼がベニツ鬼ベースだからというのもあるだろうか。
パトレンジャー同様頭部が警官の制帽を模したようなデザインになっており、帽章にあたるブルドッグの顔はパトレンジャーのエンブレムによく似た輪郭をしている。
「警官の仕事がなくなるほど市民が平和に暮らせる世界」を理想とし、辛い真実からも目を背けず向き合った末に、犯罪者と目の敵にしていたルパンレンジャーと相容れずとも信じ合うことができた朝加圭一郎(とパトレンジャー)に対し、
警察鬼の方は市民の平和より「凶悪犯を捕まえて自分の名誉欲を満たす」ことが主目的になってしまい、相手の言い分や冤罪の可能性も無視して犯罪者を無理矢理私刑に処す存在となっている。



  • 後に狭山は猫の獣人に体を乗っ取られてしまうが、これはかつてパトレン2号になるはずだった東雲悟がギャングラー怪人の化けの皮にされたことを彷彿とさせる。


追記・修正は立てこもり先で誕生日を迎えてからお願いします。


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  • 「オニがみたにじ」と並ぶドンブラ序盤の傑作回だと思う。集まってくる奴ら全員クセつよなんだけど、みんな笑顔で歌いながらお祝いしてくれるし本質は良い人たちなんだなってなる流れがドンブラらしい人情味に溢れてて素晴らしい -- 名無しさん (2023-04-03 00:41:48)
  • 後に狭山が獣人になるなんて今も衝撃的だった・・・ -- 名無しさん (2023-04-03 01:52:52)
  • これが初めて観たドンブラだった。ぶっ飛んでいるなと思っていたらまだ序の口だった -- 名無しさん (2023-04-03 06:26:47)
  • ↑2 しかも最後は犬塚によって殺されることになろうとは。最後の指名手配もある意味因果応報なのかも。 -- 名無しさん (2023-04-03 06:54:52)
  • 「第5話にしてバラバラだったメンバーが一堂に会する」という筋は同じなのに、次作の5話とのシリアス度やスケール感の違いがものすごい笑 -- 名無しさん (2023-04-03 12:01:17)
  • タロウのバースデーソングに一番最初に乗っかるのが雉野さんなのめっちゃすき 本来は純粋に他人の幸せを願える人なんだよね… -- 名無しさん (2023-04-03 12:41:00)
  • 今週漸く5人揃ったキングオージャー5話に対して、本当の意味で5人揃っていないこのエピソード。同じ5話でこうも違うとは···。 -- 名無しさん (2023-04-03 20:31:40)
  • ドンブラの項目を見る度にあれからもう1年も経ったのかと驚く -- 名無しさん (2023-04-03 21:09:01)
  • 著作権保護のため、項目名をたてこもったイヌ(暴太郎戦隊ドンブラザーズ)から警察鬼(暴太郎戦隊ドンブラザーズ)に変更しました。 -- 名無しさん (2023-07-27 12:06:08)

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