登録日:2010/05/05(水) 23:03:45
更新日:2023/08/10 Thu 16:35:28NEW!
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島 みんなdeクエスト 芯海の楽園 リンドブルム
◆ランドリート島
フローリア4島で最も安全で開発の進んだ島。
故に冒険者からは「フローリアであってフローリアではない」と言われている。島の入り口である港町、ランドリートの都は冒険者の入島により飽和状態ではあるが、客を逃さないために外部からの入島だけは許可している。
そのためコルトレカンへの連絡船は北のラースナウアからのみ出ている。
●ランドリートの都
――島と同盟の象徴的中心地。ルカナルカの橋々によって結ばれる水の都。
町中はヴィーラと呼ばれる船での水上移動をすることが多い水の都。
様々な情報が行き交う大きな町で、ロッドを持って港に行けば釣りができ、週末には船レース『ヴィーラント』の賭けに参加することもできたりする。
最近では異変の影響を受け、港周辺海域でシーヒューム(人魚)が暴れ出したりする。
■ハマダン・オリオール
「――まぁ、堅苦しく言えば、君に僕の護衛を頼みたいんだ」
酒場でいざこざに巻き込まれた主人公(あなた)に手を貸した冒険家風の男。
アラセマ六家のワイゼン家との何かしらのコネがあるようで、主人公を軍属の冒険者として推薦してくれた。
そのかわりとして、主人公にラースナウアまでの護衛を依頼する。どうやら訳ありのようだ。戦闘にも参加してくれるので初心者の盾役扱いされる。
◇ガーナ・ニレン中央広場
『道に迷ったなら都の真中、ガーナ・ニレン中央広場を目指せ』
その名の通りランドリートの都の中央にある広場。術式により、無意識に歩けば自然とその場所に着くようにされている。
■花売りの少女
「差し上げます。もう売り物にはなりませんから」
中央広場で花を売っている少女。主人公の足元に落としてしまった小さな花をくれる。どうやら売れ行きは悪いようで、どこか疲れた表情を浮かべている。
■キヴェンティ
フローリア原住の民族『キヴェンティ』。
原始的とまでは言わずとも、アラセマの移住者とは明らかに価値観が違っている。
ランドリートの島には居ないが、他の島だと移民の連中との間で未だに争いが絶えないという噂を聞く。
コルトレカン島にて動きが活発化しており、何か企んでいるのではないかという悪い噂が立っている。
◇酒場ナーマ・アテネゥ
冒険者用の酒場。情報収集もしてくれるらしい。来る度にオリオールとすれ違う。
都の旧市街、新市街、外街の外街に位置している。古い遺跡を改装した地下に店を構えているため、あまり火を使った料理は出てこない。
■フランエリエ
「私はここの女将……っていうのかしらね。こういうのって?まぁいいわ。
とりあえず、そういう人でフランエリエっていうの」
ナーマ・アテネゥの女将でオリオールの知り合い。どうやらオリオールから何か依頼を受けているようだ。
世間話をしながら杯を注ぐ癖があるようだが、その一杯に関して問えば
(……この一杯は果たして彼女の奢りなのか否か)
「モチロン、有料だわよ」
■幻翼
裏では有名な怪盗。数年前アラセマ軍の荷物を重点的に荒らし回ったらしい。
二年程前に大きなヤマを掴んだらしく、それ以来行方不明。
しかしここ最近復活したという噂が流れており、軍も警戒をしている。軍に恨みを持つ者が多いため、裏では人気。
■バカっぽい娘
都心大路に現れてはヘンな技法を使い騒ぎを起こしているらしい。喧嘩や技法の使用に厳しい
(というか、それで主人公は入島してすぐに軍に捕まる)
ランドリートの常駐軍に行方を捜されている。
●オーンアム南街道、アンタア南街道、アルバッサ西街道、イタナス北街道
超常的な地形や危険な鬼種などが少ないランドリート島を囲むように作られた巨大な街道と、巨大さ故のそれぞれの地点の名称。
そのランドリート外環四街道は現在異変により「道のゲル状化」や「歪み」により途切れており、少し危険な道を回る必要がある。
●夜鷺の森林
――ほるくぃ ほるくぃ ほるくぃ ほるくぃ。
さて、どこへ向かうか。
真夜中を思わせる闇に閉ざされた森。
ランドリートを囲む、外環四街道からもっとも外れたランドリート島の中心に進む際に通る森。
その森には複数の妖樹が放つ、奇怪な音が木霊している。
◇夜鳴きの樹群
■心を喰らう樹
――アーシーウッド
――ほるくぃ ほるくぃ
鳴き声は止まない。
――ほるくぃ ほるくぃ
木々が鳴く度に。
――ほるくぃ ほるくぃ
何かが、削り取られていく。
◇穢れた気配漂う地
『吸精樹』と呼ばれる闇の属性概念を操る忌まわしき古木のテリトリー。
そこでは土地概念すらも歪み、元凶を倒さなくては進むことも戻ることもできなくなる。
■狂おしき大樹
――アンバランスドツリー
歪な樹は砕け!
しかし消えず!
夜が更に歪む!
枝がざわめく
歪な樹は砕け!
しかし消えず!
夜が更に歪む!
枝がざわめく
夜雨は森の黒
森の黒は歪み
歪みは死の雨
死の雨は暗く
それは夜の闇
枝がざわめく
夜雨は森の黒
歪みの雨は暗く
死の雨は暗く
それは夜の闇
●腐宴の森林
この腐宴の森林で死に絶えた存在は、森が持つ歪んだ概念に侵されて精神無きモノとして身体のみが起き上がり、別存在として活動を始める。
そしてランドリートの中でもっとも危険とされる『遺された死域』へと続く。
●コスタリカ山
ランドリートの中心部近くにある山岳の一つで最高峰を誇る。その頂上には『忌鳥ヒュビュエル』が棲むとされる。
●虹架かる瀑布
コスタリカ山を逸れた水晶の道の更に先にあるランドリートの秘境。滝と虹による美しい風景を見ることができる。
■虹と暮らす女王エルセリ
「ほわ?、すっごいねぇ。鬼さんよりも強いよぉ」
水晶の道の更に奥、虹架かる瀑布に住む妖精達の女王でニルフィエ(地母種)。 彼女は生まれたばかりらしく、虹色の夜で活躍したニルフィエ達とは全くもって毛色が違い子供っぽさがある。
何故か戦いの訓練をしており、あなたに戦闘を持ちかけてくる。普段は水晶の道の『晶鬼』とやりあっているらしい。
何故かお土産にタヌキの置物やシャチホコを渡そうとしてくる。
因みにランドリートのキャラクターの例に漏れず、殆どのプレイヤーが、さっさとコルトレカンに渡航してしまう為かキャラは濃いのに陰が薄い。
●耕しの里ポリツェルッツェン
ランドリート東側にある田舎町。フローリアの食糧輸出率No.1だとか。
●休息の街マルダ
ランドリート西側にある、ただの田舎町。
■マレーネ・ウレフ
「貴様、もしやプリンを持っておるのか?」
赤毛、というよりも栗毛色の髪をした外見上は十にも満たない不思議な少女。 朱色の瞳を持っており、外見とは裏腹に超然とした雰囲気を保持している。
しかしプリンを前にすると…。
●旅立ちの街ラースナウア
オリオール護衛依頼の終着点。
この島の港はランドリートと違い、フローリア諸島からフローリア諸島への航海を行っている。
どことも知れぬ島の只中、小さな小さな森の奥に、こじんまりとした一つの家があったとする。
その家の中央には古めかしい木彫りの机があり、その脇には小さな椅子が二つあるとしよう。そして椅子の上には二つの人影がある。
一つの影は教師であり、一つの影は教え子だ。
二人は机を挟んで向かい合い、一人はどこかのんびりとした様子で、一人は少し戸惑った様子で座っている。
「――で、先生」
二つの影の内、より小さい影がその姿に似合った細い――しかし微妙に棘のある声で、もう一つの影に問うた。
「先程のは、一体何の話ですか
?」
眉を顰める生徒に、もう一つの影は緩やかな動きで肩を竦めた。
「だから、最初に言ったでしょうに。どこにでもあるwikiのお話だって」
おどけた返答に、生徒はより険の増した声を出す。
「何故ここでwikiの話ですか。私はそんな話を聞くために先生の元に居るわけではありません。もう無駄話は結構ですので、早く今日の授業を始めてください」
先生と呼ばれた影は、軽く肩を竦めてみせる。
「つれないわね。というか、気を張りすぎなの貴女は。もう少しこう、肩の力を抜いてだね……」
「力を入れているつもりはありませんが」
間髪入れぬ肩筋張った返答に、先生は小さく苦笑する。
「……まぁ、良いけどね。それに別に無駄話をした覚えはないよ。単純な教訓話」
「教訓ですか?」
「そう。さっきのは『項目を建てるなら常に追記の覚悟はしとけ』っていう話。タメになるでしょう?」
「なりません」
即答。二つの影はそこで暫し沈黙する。
「……で、その後さっきのwikiがどうなったかというと――」
「まだ続ける気ですか」
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