登録日:2020/01/14 (木曜日) 17:46:00
更新日:2024/05/24 Fri 13:26:30NEW!
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忍者と極道 極道 暴走族 バツイチ イケメン テロリスト 名悪役 アジテーター ガンマン 二丁拳銃 世界の終わり 哀しき悪役 不良 兄貴分 外道 チャラ男 架空の組織 悪のカリスマ 美形悪役 ヤクザ 若頭 カルト教団 愛煙家 暴力団 オールレンジ攻撃 犯罪組織 伊達男 家庭崩壊 無敵の人 放火魔 社会悪 めんどくさくて大人気ない男 アダルトチルドレン 愛すべき外道 一周回って愛すべき外道 憎めない悪役 破壊の八極道 暴走師団聖華天 帝都高速道路 狂弾舞踏会 暴走族神 地獄への回数券 極道車 ヤンキラー 跳弾 全部忍者が悪い 極道技巧 thee michelle gun elephant 社会の犠牲者 情愛大暴葬 ゾクガミ 同情するが容赦しない
子供の忍者に…“大人”の厳しさ神託てやろう
殺島飛露鬼とは『忍者と極道』に登場するキャラクター。
●目次
【プロフィール】
年齢:39歳
生年月日:1981年2月1日
身長:183cm
体重:78kg
好きなもの:自分を好いてくれる人と遊ぶこと、セブンスター、チャンプロード、娘の花奈
【概要】
東京で破壊の限りを尽くす極道陣営第2の刺客。
「帝都高の"生きる伝説"」「不良界の神性」「暴走族神」と数多の異名を持つ『破壊の八極道』の1人で現講男會傘下長沢組若頭。
薄紫色の波打つ髪を持つホスト風の絶世の美貌の優男だが年齢はこう見えても39歳。そしてバツイチ。
その正体はかつて日本中の暴走族・走り屋を傘下に収めた『暴走師団 聖華天』初代総長という伝説的元暴走族。
10万を超える配下を率いて東京の帝都高速道路を暴走し、機動隊すら蹴散らし警官とパトカーの屍の山を築いた。
中学生時代はエアマックス95やゴローズのネックレスとヴィンテージ古着のシャツを身につけていたが、それらは全て殺島ファンのマダムやお姉様達からのプレゼント。
事あるごとにお高い品をプレゼントされるので、時々それを売って実家の家計の足しにしていたらしい。
【人物】
一人称は「オレ」だがルビが入ると「神」となる。
笑顔が絶えない大の女好きで、言動は軽薄気味だが仲間想いの情に厚い性格。
特に自身が率いた聖華天への愛着は深く、仲間を「家族」と呼んでいる。
礼儀もキッチリ弁えており、自分より年下だが立場が上である夢澤に対しては夢澤が自分に敬語を使うことをやんわり諌めるという社会人らしい気配りも効く。
ただし極道の例に漏れず身内以外には非道。
暴走行為を「日々の辛さや退屈をブッ飛ばしてくれる夢の世界」と定義しており、ストレスは帝都高速道路をドライブすることで発散するのが趣味。
生粋の女好きであるが、『花奈』という女性に操を捧げてるらしく、デートもSEXもせずフレンチキスだけに留めるというポリシーを持っている。
『花奈』に報いるための本人の最大限の努力らしいが、初対面の女子だろうと秒でキスはする。逆を言えば「キスだけならば浮気にならない」というのが本人の認識。
義理人情にも厚く、暴走族時代には自分を一度逆ナンした女を助けるためだけに単身敵対している暴走族の集会に乗り込んだ逸話や、以前死闘を繰り広げた対立暴走族すらも魅了して仲間に引き込んだ逸話を持つ。聖華天とは無関係の民家は平気で放火して破壊するがな!
生まれは母子家庭であるが、中学生の頃に母親を病気で亡くしている。
実家であった自営業の店舗跡を見て殺島は暖かく優しく帰宅した息子を出迎えてくれた母親を回想しており、その回想に浸っている際に殺島は母を悼んでいる等親子仲は良好であった事は確か。
この事から殺島は最も親しく尊ぶ関係を持つ者を『家族』と定義するようになり、それが聖華天への強い愛着の元となる。
ガムテからは本人の人心掌握能力……及び『暴走』を奪われたものとしてのシンパシーもあってか「殺島の兄ちゃん」と慕われており、夢澤とは同じく『家族』を愛する者という事もあってか『殺島さん』、『夢澤の組長』とそれぞれが敬意を払う関係を取っていた。
極道のことは「極道」と呼び、その恩義から最大限の敬意を払っていたが、上記の親子関係に対する思い入れからガムテとの歪な親子関係までは孔富に諭されるまで苛烈な児童虐待にしか思えずやりきれない表情を浮かべていた。
【戦闘能力】
踊りな……!! 死出の弾丸!!!
実力自体は八極道の中でも下から2番目と下位だが、それを補って余りある絶大な神性の持ち主。
人柄で好かれるカリスマ性は八極道トップクラスという天性の人誑しで、上述したように聖華天の全盛期は10万人を超える少年たちを従えていた。
聖華天が解散し、一部構成員が日本を離れてしまった2020年でも、生き残った5万人の部下をたった一日で東京に集結させてみせたほどの影響力を誇る。
そのカリスマ性を生かした高い扇動技術も併せ持ち、極道も「彼らを酔わす最も強い麻薬」「殺島飛露鬼という存在そのものに悪童は酔うのだ!!」と殺島の神性をたとえている。
戦闘では回転式拳銃を得物とする二丁拳銃使いで、跳弾を自在に操る超人的な射撃技術と洞察力、動体視力を誇る。
「地獄への回数券」の強化は動体視力が主で、射撃の精度向上をもたらしている。
戦装束はピンク色の特攻服と有刺鉄線の鉢巻。
刺青は聖華天のエンブレムと同一。
武装
- 拳銃
殺島のメイン武器。ド派手なピンク色に染められた大型回転式拳銃。
作者によれば使用する銃弾は高熱に強いタングステン合金で加工されているため陽日の異能でも無効化はできないとのこと。
弾切れを起こすと躊躇いなく銃を捨てるが特攻服には大量の拳銃の予備を仕込んでいる為弾切れの心配もない。
極道技巧
- 狂弾舞踏会
宙を舞う無数の瓦礫に弾丸を跳弾させ続け、3次元の弾道で攻撃する変幻自在のオールレンジ攻撃。グレ●ーダーに出てきそうな技である。
加えて銃弾を回避しても地面に当たった弾丸が更に瓦礫を増やして跳弾先を増やし、弾道をより変幻自在且つ複雑なものに変え続けていく。
帝都高に施された"高機能舗装"*1は、瓦礫を作りやすいことからこの技巧との相性が抜群で、暴走族時代はこの技で抗争相手や警官と渡り合った。
煙幕を併用すれば、あたかも複数人の敵が銃を撃ってきたかのようにも錯覚させることも可能となる。
扱うためには「跳弾点を秒で見極める洞察力」と「0.01ミリ単位で弾を当てる狙撃力」が重要。
逆に言えば、肝要なのはあくまでその二点だけであり、カンストに近い身体能力が必要な技巧ではない。
つまり、元々それだけの能力を持っている人間ならば再現も可能。*2
元ネタは恐らく『THEE MICHELLE GUN ELEPHANT』の楽曲「ピストル・ディスコ」。
- 世界の終わり
脳天を拳銃で撃ち抜き自殺……するように見せかけて自分の頭蓋骨内で銃弾を激しく跳弾させ、片目の眼窟を銃口に見立てて目から銃弾を射出。
自殺する姿に惑わされた相手の意表を突く奇襲攻撃にして究極の自爆技。脳味噌が入ってないのだろうか*3
元ネタは恐らく『THEE MICHELLE GUN ELEPHANT』の楽曲「世界の終わり」。
【用語】
- 帝都高速道路
聖華天が聖地と崇める都市高速道路。通称「帝都高」。
東京都区部全域に蜘蛛の巣のように張り巡らされた、東京都内の輸送と流通の中枢を担う東京の大動脈。
元ネタは現実における首都高。
- 暴走族
かつて極道業界に数々の人材を輩出した悪の養成所。
暴走族を卒業したり暴走族自体が解散すると極道ドラフトを経て各地の極道事務所に就職し社会人となる。
なお中には極道以外の就職先を選ぶ者もいる。
- 極道車
極道が用いる黒塗りの車。車種はSUVなど。
存在そのものが極道を表すためか一般市民にも広く知れ渡るほど知名度がある。
通常の極道車の時点で普通のバリケードをぶち破るほどの戦闘力を持つが、今回用意された3万台は兆単位の予算で強化改造が施されている。
その結果、人員輸送車によるバリケードを容易く蹴散らすモンスターマシンに変貌し、警官隊からは戦車とたとえられた。
- ヤンキラー
日曜朝に放送された幼児向けアニメ『フラッシュ☆プリンセス』の敵幹部。
ビジュアルは特攻服を着て二丁拳銃で武装したドブネズミ。
圧倒的神性と仲間への深い愛情を持ち、町の嫌われ者であるドブネズミ達に神の如く崇められている。
「ヤンキラー編」にて町の道路で暴れ回るも主人公のプリストロベリーに敗北し戦死した。
- DJホンダ
11巻のおまけページで登場した殺島の同級生。
「FM帝都」という打ち切り寸前のマイナーラジオ番組のバイト司会で、中学時代は今でいう陰キャ系の人物だったらしい。
中学時代殺島から聖華天に誘われた経験があるが、ビビってしまった姿を見せてしまったため殺島の方から誘いは打ち切りとなり、加入することはなく殺島とは疎遠になって悪の道に走ることなく学生生活を終えた。
高校生になると死んだ父の代わりに育ててくれた義父の影響を受けバンドマンを目指すも9年前暴漢に襲われた際の後遺症でバンドができなくなり夢も頓挫。流れ流され現在の職に至る。
社会人になってからは子持ちの女性と結婚していたようだがその妻子は交通事故によって死去。
最終的に彼も水筒の水を飲んだせいで孔富率いる『救済なき医師団』の麻薬水テロの被害に遭い、「妻子と今も尚幸せな家庭を築いている」という幸福な幻覚を見ながら職場で推定中毒死した。
【暴走師団 聖華天】
“暴走”邪魔する奴ぁ
“暴走族神”の名の下全殺しだッッ!!!
殺島飛露鬼が90年代末期に立ち上げた日本最凶の暴走族グループ。
数々の抗争を勝ち抜き日本全国の暴走族・走り屋を束ねることで史上初の全国統一を果たし、10万人を超える構成員を獲得。
その数の暴威は当時の機動隊ですら食い止められず、パトカーと警察の屍の山を築き80年代以来の大暴走時代を作り上げた。
構成員は皆殺島を熱狂的に狂信しており、その様は暴走族というよりカルト宗教そのもの。
組織としては暴走を行う前の陽動で近郊の住宅を無差別に放火し、そこに警察の目と手が向けられている隙に暴走行為を行う手口が特徴。
当然ながらこの段階で放火による死傷者が発生するが、極道新聞で連載している『実録日本暴走族列伝』によれば、この民家への放火は対立する族と抗争を行う際の景気付けの一発感覚で放火していたようである。
しかし同時期に復活した忍者たちが襲来。
忍者相手に勇敢に戦うも「半殺し」として構成員である少年少女の半分である5万人が殺戮され組織は壊滅。そのまま無念の解散に追い込まれた。この時皆殺しにしておけば……
本編では自分達から夢である暴走を奪った忍者への復讐を掲げ、殺島の呼び掛けと極道の手引きでカスタムされた3万台の極道車を手に入れた残党5万人が集結し復活。
再び東京近郊の住宅数百軒を無差別に放火し、その隙に帝都高で暴走行為を開始。
国民を守ろうとする警官隊を虐殺し、民間人を躊躇いなく巻き込んだ破壊と殺戮の限りを尽くし帝都高全域を火の海に変えた。
エンブレムは炎上する帝都高の路線図。
α/有羽 汰駆
押忍…″暴走族神″!!
″α″です!!!待っていた…貴方をずっと待っていた!!!
元『暴走師団 聖華天』副総長。
屈強な大男で、胸に抉ったようなαの文字を描いた傷跡がある。
元々殺島の同級生だった不良で、詩隈と共に中学生の頃から殺島に心酔している。
賢い生徒にしか興味がなく不良に見向きもしない教師や荒れた家庭環境が重なって毎日辛く退屈な日々を送っており、同じ境遇の詩隈と燻っていた所を殺島の誘いに乗って暴走族の道に走った。
暴走族卒業後、就職先の極道で人間関係のトラブルを経て破門。堅気になるも妻の浮気による家庭崩壊を経験し、更に追い打ちに投資詐欺に引っかかって1億円の借金を背負ってしまう。
近所から「元極道で暴走族とか生きる価値はない(要約)」「早く死ねばいいのに」などと、降りかかった不幸の数々を嘲笑され陰口を言われる中で完全に鬱になり、自殺寸前のニート暮らしをしていた時に殺島からの通告を受け復活。
聖華天残党を率いて帝都高速大爆走に加担する。
戦闘では喧嘩殺法を昇華したと思われる「暴走族拳法」の使い手。
ニート時代には居室を廃屋にしか見えないレベルでボロボロにしており、筋力は常人以上にはあった模様。
※極道技巧
- 仏破砕拳
麻薬で強化された暴走族拳法による強力なパンチ力でブン殴るシンプルな極道技巧。
その威力はパトカーや人員輸送車すら素手で弾き飛ばす。
劇中では葛西で同じパワーファイターの邪樹右龍と激突。
しかし右龍の尋常ならざる骨を砕くことはできず逆に自身の拳が粉砕され、更に右龍の技「不死身の電撃漢」で全身を焼かれ重傷を負い敗北。
最後は意地と根性で奮い立ち死に場所を与えてくれた殺島に感謝しながら特攻し笑顔のまま首を討たれた。
Σ/詩隈 殴偉斗
有難っス…オレ会社辞めます
元『暴走師団 聖華天』副総長。
線の細い長髪の美青年で、左目にΣの文字の傷を刻んでいる。
有羽同様殺島とは中学からの同級生の不良生徒。
極道ドラフトで極道業界に就職するも馴染めず、真っ当な道を歩もうと思い自分から極道を辞めて保険会社「漆黒生命保険」に再就職する。
だがそこは社名どおりのブラック企業であり、まともな仕事もさせて貰えず*4、陰湿な虐めを受け社畜扱いされていた時に殺島からの通告を受け復活。
今までの鬱憤晴らしといわんばかりに上司をボコボコにして脱走すると、そのまま聖華天残党を率いて帝都高速大爆走に加担した。
現役時代に日本刀で官憲車を100台斬って鍛え上げた我流剣法「暴走族流剣術」を操る剣豪であり、再結成時には麻薬の力でパトカーを現代アートの如く裁断するほどの剣技を得た。暴走族って何だっけ…。
※極道技巧
- 官憲斬棄
日本刀で官憲車を豆腐のように細断する極道技巧。アバン先生に謝れ。
余談ながらこの技を習得する過程で国民の血税が約3億円ほど失われている。*5
劇中ではレインボーブリッジで覇世川左虎と対決。
徒手で待ち構える左虎と斬り刻まれた極道車の残骸からいち早く自身と同じ剣豪と判断し死亡上等の精神で突貫するも、
技の性質を「手刀」だと見誤り間合いの外から放たれた「凍剣執刀」で斬り刻まれた挙句左半身を凍結破砕され敗北。
それでもなお意地と根性で左虎に挑むがαと時同じくして笑顔で絶命した。
Ω/逢魔賀 広偉
(“黄金”──………これが?)
(虚無い…)
元『暴走師団 聖華天』特攻隊長。別名「旋風を呼ぶ男」。
顔にΩを模した傷がある大男。
聖華天解散後はアメリカのメジャー球団・NYドンキーズに所属し、大リーグ記録799本塁打を記録した英雄的大リーガー。名前のもじりと思われる「Oh! My God Hero!!」がキャッチフレーズ。
アメリカ日本問わず熱狂的な支持を受ける、登場した残党の中では唯一の人生の成功者。元暴走族という経歴ながら愛多総理からは「我が国の国民的英雄」と評されていた。
座右の銘は「“人”打つより“球”打つほうが楽だね」。
金属バットを振り回してアスファルトや人間の頭をいとも容易く粉砕しながら吹き飛ばす打撃の使い手。
αやΣと異なり社会で腐らず、メジャーリーグで尋常ならぬ研鑽を積んでいたためか上2人と比べても明らかに極道技巧の練度が高い。
※極道技巧
- 黄金の旋風
竜巻の如き突風を巻き起こすほどのバットスイングで相手をなぎ倒す極道技巧。荒木飛呂彦先生に謝れ。
灼華繚乱の灼熱の炎を散らして無効化できるほどの旋風を巻き起こせる。
小学生の頃はひ弱ないじめられっ子であり、当時中学生だった殺島らの3人の姿をいつも物陰から覗いていたが、ある時「いじめっ子の殺し方を教えてやる」と殺島から声をかけられ暴走族となった。
聖華天解散後も極道に情熱を見いだせず、組からのスカウトも全て蹴っていたが、偶然街頭で見た伝説の大リーガー「王・キング」*6の姿を見て野球の素晴らしさ……特にバットスイングの美しさに目覚め、野球未経験ながらも裸一貫で18歳の時単身渡米。
そのままメジャーリーグの試験に合格すると十数年かけて国民栄誉賞候補の記録的大リーガーとして成功を収めたアメリカンドリームの実現者。
大リーグのスターとして、何不自由ない幸せな生活を送っていたが、5年前、自分を慕うブライアンという難病の少年の願いでホームランを約束される。
Ωは彼の生きる気力が取り戻せる事を願って、約束通りホームランを打つが、ブライアンはその甲斐なくその日のうちに死去。
追い打ちに、同僚が慰めのつもりで言った「野球で病気が治るはずねえさ…仕方ないんだ “大人”になれよ」という一言が突き刺さり、同僚の胸倉を掴みながら号泣。
この一件が情熱に影を落としたか、前人未到の800本塁打を控えた打席を目前にしても虚無い心境だったところに殺島からの通告を受け、その場で大リーガーの地位も名誉も捨ててアメリカから帰国し、聖華天残党を率いて帝都高速大爆走に加担する。
悪ィな…
それでも…オレには聖華天の“黄金時代”が眩しすぎてよ…
劇中では霞ヶ関にて愛多間七総理の前で神賽惨蔵と対決。
「王・キング」の姿に変身した神賽と『スイング対決』そうはならんやろを繰り広げるが、惜しくも力尽きる。
最後の最後で「野球が楽しい」という原点に立ち返った事で、誇り高き大リーガーとしての本来の心を取り戻し、ほぼ無抵抗で頭を大気圏外まで吹き飛ばされて、「最高の人生だった」と満足のうちに『星』となった。
なお、王(神賽)との対決の前に口内の『地獄への回数券』を奪われていたため、「打ち合い」を続けているうちにクスリの服用者の特徴である目元の血走りが少しづつ小さくなっており、決着の直前には完全に消えている。
つまり彼は『地獄への回数券』を克服しクスリに頼らずに自分の力のみで王(神賽)と戦っていた疑惑がある。ただしクスリの薬効は口内になくても90分間持つらしいので、単に目の模様が無いだけで薬効の恩恵は受けていた可能性は大きい。
その経緯から、極道側の人物でも、トップクラスに同情の余地のある人物*7であり、この作品の極道達が、自分の才能を陽の当たる社会で真っ当に使えてたらどうなっていたのかを体現した人物であると言える。
大リーガーとしての彼の大ファンだった神賽にしても彼が再び暴走族に堕ちた事は残念だったらしく、上述の様に戦いを通して野球に対する愛をあの手この手で取り戻させようとしていた。
と言うよりもスタンスが「極道はブッ殺す」の忍者、そしてそのトップである神賽が戦い始めるまでの間本気で改心して堅気に戻るように説得していたレベル。
作者曰く「野球無経験から大リーグの本塁打王にのしあがった怪物」。
その他構成員
「20年前ッ 聖華天を半殺しの憂き目に遭わせた忍者!!!」
「オレの“親友”を惨殺した!!」「アケミを…っ オレの“女”を殺した忍者!!」
「てめーコラあの日のこと忘れねーゾ!?」
「尻穴に“釘打棒”刺したらああ!!!」
全世界に散らばった5万人にも及ぶ聖華天残党達。
再結成後は、現役時代に彼女や親友を惨殺した帝都八忍に対する怒りと怨み節を叫ぶ者も多くいた。
解散後はαやΣのように落ちぶれた者だけでなく、結婚し家庭と子供を得た者、コンビニの店長、会社役員、サラリーマン、探検家(自然保護員?)としてそれなりに成功した者もいたようである。
だが彼らにとっては今の地位以上に、殺島と共に駆け抜けた「黄金時代」が眩し過ぎたのだろう…。
聖華天青春の語録抜粋
- 二重唄
- 強請
- お願シャス
- 「よう 神だぜ」
- 虚無い
- 悪童
- 「“幻想”じゃねえよな…!?」「還って来る…オレ達の“黄金時代”が還って来る!!」「すぐ“帰国”する…!!」
- 暴走
- 「全てブッ破壊せ」
- 釘打棒
- 「早漏るなオメーラ」
- 「いざ尋常に特攻む!!」
- 死亡上等
- 頭蓋骨複雑骨折
- 「虚像だろ!!?」
- 暴走る
- 絶頂え
- 「あまりに美麗くて」
- 感激的
- 「オウ若えのッ!!テメー中々いい殺人っぷりじゃねーの!!」
- 「オレ達ゃふたりで力で合わせて殺ってっかんな!!」
- 「オメーにも“親友”…いるかい?」
- 非現実ェ
【劇中での活躍】
仲間達に──あの時止まった“暴走”の続きを見せてやりてえ
子供の頃の“暴走”を忘れられず…… “大人”に苦しむ悪童に救済を!!!
そして忍者に復讐を!!!
決戦は聖地“帝都高”!!! 蘇りし暴走族が忍者共を天に召す!!!
初期の頃から姿を見せていたが、『第三章:情愛大暴葬』で破壊の八極道の2番手として本格的に行動を開始。
「大人」であろうとするため社会の荒波に揉まれながら現代社会に身を潜めねばならない仲間達の在り方を憂い、全世界に散らばった聖華天メンバーたちを呼び寄せて再び大規模な暴走行為を目論み、世界中に散らばった残党5万人に連絡をすることで2日で5万人全員を東京に招集する。
今宵オレらは“子供”に還る… !!!
忘れちまえ!! “大人”の厳しさなんてよ……!!!
棄てちまえ!! “大人”の退屈なんてよぉ……!!!
神が“暴走”を魅せてやる…!! “黄金時代”の“暴走”の続きを魅せてやる!!!
暴走せよ!!! “神”が赦そう!! 殺害せよ!!! “神”が赦そう!!
「“殺害”!!! おお暴走族神 我らに何を殺害せよと!!?」
オレらの“暴走” 邪魔する“全部”だ
『暴走族神!!! 暴走族神!!! 暴走族神!!! 暴走族神!!!』
ぞくがみっ!! ぞくがみっ!!
わ~お バカ洗脳完了
更に極道が用意した改造極道車3万台と『地獄への回数券』を利用して集った仲間達を扇動。
解散前と同じ手口で暴走を開始し、帝都高で破壊と殺戮の限りを尽くし地獄絵図に変えた。
しかし帝都八忍の活躍により配下は全滅。自身も暴走の最中主人公・忍者と対峙し、極道技巧を駆使して翻弄するが、自身の技をパクられた結果窮地に陥る。
そんな中、自身の右手首に飾られたブレスレットが光り…
【以下、悲しいネタバレ】
パパ……花奈のお願い
ママとずっとずっと…仲良くしてね
実はこの殺島、なんと結婚していた。
そして、娘もいたのである。
上記の通り中学生の時、殺島は最愛の母が病気で死去する形で『家族』を失う。
その保険金と、母がやっていた『生花店』の売却金を元手に殺島は同級生だった有羽(α)と詩隈(Σ)、自分を慕ういじめられっ子だった逢魔賀(Ω)らを暴走族の道に誘う。
母を失った殺島、ネグレクトや暴行を家族から受けていた有羽と詩隈、小学生で壮絶ないじめを受けていた逢魔賀。
彼らは拠り所の無い者同士で支えあって助け合う『家族』であり、そこから四人は『暴走師団 聖華天』を立ち上げるのであった。*8
この時はただ、『家族』が欲しかっただけだったのだが、やがて殺島の預かり知らぬ間に持ち上げられ、
単に気合い入れる為のあだ名というだけだった筈の『暴走族神』として持て囃されるようになっていった。
そして聖華天は最終的に10万人のメンバーを有する文字通りの『暴走師団』となり、全国統一を果たすのであった。
聖華天の解散後、暴走族を卒業して長沢組に就職すると、持ち前の気質で25歳の若さで組の本部長にまで出世する順風満帆な人生を送る。
そんな中、取り巻きだった女性の一人、ノリカと結婚。
やがて娘の花奈が誕生。
…そう。『花奈』という女性は、彼の実の娘の事だったのである。
なんでだろう…!? 涙が…涙が止まらなかった!!
オレの“生命”を受けた“家族”が…!!
そう思ったらよ…
涙が…涙が…!!!
この『花奈』こそ最愛の母と並ぶ殺島の『家族愛』、そのもう一つの根源。
この時の彼は大変な子煩悩であり、娘の為ならキツい育児も債務者を足蹴にしての取り立ても全く平気であった。
やり方こそ間違えども、「神」などではなく、普通の「父親」であり、この時の彼は間違いなく「“大人”」であった。
だがある日を境に、だんだんと妻のノリカとそりが合わなくなっていき、喧嘩が絶えなくなっていく。
喧嘩の内容は娘を芸能界に入れるか否か、仕事の帰りが遅いなど色々あったようだが、殺島自身あまり覚えてはいない。
それでも一番強く覚えていたのは、ノリカが最後に言った言葉……
“大人”になってよ!!
ノリカがどういう状況でこの言葉を発したか、詳細は不明。
だが、この言葉は、殺島の心に決定的にこびり付く事となってしまった…。
そしてそのまま離婚し、しばらくしてノリカは再婚。
再婚相手はよりにもよって上司である長沢組の組長であり、娘とは引き裂かれ、娘の親権も奪われてしまった。
だが、月に一度だけ会う事は許された為、殺島はそれだけでも幸せだった。娘が幸せに成長するのを見守れる、それだけでも充分だった。
…この時までは…!
ある日、長沢組の事務所に忍者が襲撃をかける。*9
駆けつけた殺島の見たものは…
…変わり果てた娘・花奈の姿であった…
その時、ノリカと花奈は何故か家でなく組の事務所におり、巻き込まれた娘は組員が撃った流れ弾*10を受け、治療の甲斐なく死亡してしまったという。(この際にノリカと組長も死亡)
愛する娘の死に動揺する殺島の脳内で、あの言葉が響く。
“大人”になってよ!!
原因を作った忍者は憎いが、花奈を直接手にかけたわけではない。
花奈を危険に晒した組長とノリカも、死んだ事でケジメを付けた。
だが、殺島は許せなかった。
何より、娘を守れなかった、自分自身が許せなかった。
“大人”になれねぇ
自分が憎い──!!
そのトラウマから、殺島は組からも家からも飛び出し失踪。
毎日浴びるように酒を飲み、冬は路上で寝て凍死寸前になった事もあったなど、一時期は廃人同然の世捨て人にまで落ちぶれた。
「大人」という概念に強いコンプレックスを抱えたのも、この時期からである。
なんともなかった“大人”の日々が、酷く退屈に思えた
“大人”の日々が、ただただ……つらかった
そんな無気力な日々を送っていたある日、極道と出会う。
極道の
全部忍者が悪い。
さあ────…共に忍者をブッ殺そう…!!
という悪魔の囁きを受け再起。
その後は極道のバックアップを受けながら、長沢組若頭の座までのし上がった。
殺島が右手首にぶら下げているブレスレットは、娘の花奈が大好きだった『フラッシュ☆プリンセス』のおもちゃのブレスレットである。
…そして、現在。
左腕を失う重傷を負い、自分と仲間達を「大人として生きていく中での困難から目を背けて、暴走という夢に逃げ、人に迷惑を掛けなければ生きられない負け犬」と自嘲し、「そんな仲間を少しだけでも肯定してやりたかった」という本音を吐露する。
そして最後の奥の手だった「世界の終わり」も目の奥にある殺意までは消せなかったことで見破られ、完全に敗北。
「負け犬の眼じゃなかった」という奥の手を見破られた理由を聞いて納得し、自嘲の笑みを浮かべながら暗刃により斬首され死亡した。
それじゃあ…
仕方ねぇなぁ…
世界の終わり
死後、殺島は気がつけば、不思議な場所に辿り着いていた。
そこは、「上」へ登る階段か、「下」に降りる階段だけの場所。
ふと、殺島の耳に、「上」から懐かしい声が聞こえる。
『パパ…』
それは、何よりも愛したはずの娘が呼びかけてくる声。
……そう。そこは、あの世への入り口。
そこで殺島は、仲間達が待つであろう「下(地獄)」に行くか、心から愛していた愛娘が待つ「上(天国)」に行くか。
この究極の2択を突きつけられた。
彼にとっては、最後の「チャンス」が与えられたのである。
どっち行っても…
いいのかよ…?
思わず、愛娘の待つ上への階段に向かいそうになる殺島。その顔には、笑顔さえ浮かんでいた。
…だが。
彼は、その笑顔を、苦笑で塗り潰した。
殺島は、悩んだ末に「悪いことしたら責任取んねーと」という理由から、自ら「下」への道を選択したのだ。
或いは、それは、殺島飛露鬼という男に与えられた残酷な罰であり、唯一無二の贖罪の機会であったのかもしれない。
ここで花奈のいる方に行くのは簡単だ。だがそれは、自分が散々やってきた数多の殺人、暴走行為を正当化する行いだ。
自分は悪くない、何で殺すのがダメなんだ、と、それこそ子供のように開き直るだけの行いだ。
それは、大人のやることでは断じてない。
そんなものが許されるのは、幼稚な子供だけなのだ。
そして、もう、彼は子供ではない。そこまで開き直れるほど、子供ではなかったのだ。
だからこそ、彼には、最初から地獄に堕ちる道しか選びようがなかったのだ。
たとえ、誰よりも愛し、その死によって心が砕け、仇討のためにもう一度ガキに戻るほど大切だった愛娘の呼び声に背中を向け、もう二度と会えない場所に逝く羽目になろうとも。
その結果、天国の花奈を悲しませ、泣かせる羽目になろうとも。
彼は今度こそ、ほかの誰でもない自分の意志で、花奈を切り捨てるしかなかったのだ。
散々殺人や放火、暴走に手を染めておきながら、のうのうと天国に行きたいと思えるほど、幼稚な子供ではなかったから。
……これは、そういう風に、大人としての”筋”のために大事なものを切り捨てる選択をさせられる刑罰であったのかもしれない。
そして彼は、死んだ10万人の仲間達*11と共に笑顔で地獄の果てと突っ走った。
久々の暴走ッ 心底でよォ〜絶頂かったぜ!!暴走族神ィィ!!!
さあ……!行こうや!!暴走族神ッ!!!
どこまでも貴方に付いていきます!!暴走族神… !!!
ッッしゃぁああオメーラァ!!! これが最後だ!!! ビッと気合入れろやァァァァ!!!
暴走師団聖華天!!! 地獄の底まで“出発”だァ!!!
こいつも…誰かの為に、笑って、逝きやがった……
外道なのによ、ちょっぴり格好良ェじゃねーか……
だが、ブッ殺した……!!!
【余談】
単行本で明かされた犠牲者の数は20万人以上。
殺島の登場から本作の人気も上向きになってきたらしく、作者から「感謝に尽きない」と評された名悪役であった。
また殺島が本格的に登場する第3章から各話のタイトルに楽曲名が用いられるようになっており、そういった意味でもターニングポイントとなった。
なお3章では『THEE MICHELLE GUN ELEPHANT』を中心に『凛として時雨』や『ROSSO』などといった邦楽のロックバンドで占められている。
以下、シリアスな空気をぶち壊すネタバレ
ちなみに、作者のTwitterの落書きでは、その後地獄の底に辿り着いたらしく、刑罰に服しながらも閻魔様に『忍者と極道』の電子書籍の購入を薦めたりしてるなど、持ち前の要領の良さで彼等なりに地獄生活をエンジョイしているようである。ちなみに、そこにはどこかで見たような人々も…
殺島「p〇x〇vコミックストアでマンガ買うと10ポイント投票できるシリアルナンバー貰えるッスよ〜」
閻魔様「まじで〜?」
あと、直後の番外編にて、『聖華天』立ち上げの際に貰ったアダ名と同じ疵を胸に彫ったα、顔に彫ったΣ・Ωに対して自身のお宝に『暴走族神』の文字を彫ったことが明かされる。そしてご近所のおばちゃんにそれをガン見されてる。
誰が言ったか、『暴走族亀』。サイズもでかいらしい。
…殺島さん、マジ偉大ェッス…
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殺島の死後、嘆き悲しむガムテを諫めつつ、極道もまた、最後まで仲間への想いに殉じ、仲間の夢を叶え、孤独な者達の存在を世界に刻み付けた殺島の生き方を賞賛し、ヤンキラーにたとえて「ドブネズミのように美しい…!!!」と褒め讃えた。
実際、壊滅時惨めにも忍者に情けをかけられて『半殺し』にされた仲間の仇を討てず生き延びさせられてしまったメンバーを殺島は再び召集。
そこで暴走を行うことで忍者に『あの時全殺しにして置かなかったから多くの民が犠牲になった=忍者の采配ミスで民を殺したようなもの』という屈辱を命と引き換えに聖華天は忍者に与え、暴走の限りを尽くし最後まで走り抜いた。
つまり、民を極道の手から守ることを存在意義とする忍者に対しては聖華天が復活して暴走を行い黄金時代に帰ることができた時点で殺島とその聖華天は忍者に完全勝利できていたのである。
とはいえ『戦略』や『理念』の観点から見れば勝利かもしれないが『戦術』の観点から見れば、忍者との抗争として紛れもない敗北。
忍者を1人殺すことに成功してはいるのだが、殺ったのは聖華天と関係ないガムテの個人技である。
この結果を極道は「善き教訓」と定めた。
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▷ コメント欄
- 極道陣営の例に漏れず倫理観は終わってるけど、すごく切ないキャラだと思う。 -- 名無しさん (2021-01-14 19:27:55)
- ちょうど彼の登場時から見始めたのですごく印象に残ってる -- 名無しさん (2021-01-14 19:52:13)
- 共感できちゃうんだよね。「大人」ってのは疲れるもんだ。 -- 名無しさん (2021-01-14 20:12:42)
- まあ共感できるけどやってることは結局暴走族で、それも大犯罪っていうね -- 名無しさん (2021-01-14 20:27:14)
- 今人気投票やっても1位獲れそう -- 名無しさん (2021-01-14 21:18:22)
- なんで主人公2人より先に立ってんねん。いやもう出番無いからだろうけど。 -- 名無しさん (2021-01-14 23:26:47)
- なお、某閻魔大王補佐をPRに招聘したせいで「目の前で大切な人を焼かれ続ける」放火魔の煽動家用の地獄墜ちが実質内定… -- 名無しさん (2021-01-15 10:54:53)
- やっぱり最後が素敵だよなこの人 悪い事したから自分から地獄に行くって大人の責任を果たしたのが偉い -- 名無しさん (2021-01-15 17:39:01)
- 「大人になってよ」って言われてから決定的に壊れちゃったのに、死後も地獄で子供なままの奴らを引っ張る大人であり続けないといけないってのが暴走族神(ゾクガミ)にとっての最大の罰なんだよな… -- 名無しさん (2021-01-18 09:44:22)
- 39歳っていうのが絶妙な現代のコドモオトナの年齢だと思う -- 名無しさん (2021-01-20 13:03:35)
- オメガくんの闇堕ちって、ブライアンくんの死亡もそうだけど、その後のチームメイトの「コミックじゃあるまいしホームラン打っても病気治らんだろ……【大人】になれよ」も大きいと思うわ -- 名無しさん (2021-01-20 22:44:49)
- ↑大リーガーやスポーツ選手って、多かれ少なかれファンに「夢」と「希望」を与えてナンボだからな。同僚も悪気はなかったにせよ、失意の中でそんな事言われちゃ今までの自分を全否定されたようなもんだ…。 -- 名無しさん (2021-02-10 17:45:15)
- シグマ退社のコマでこの漫画知って、ゾクガミ召集の見開きで興味もって読んだらめちゃくちゃ面白かった。心底有難ッス…!!殺島さん過去から最期まで徹頭徹尾偉大ェ -- 名無しさん (2021-04-06 19:30:49)
- 彼だけはっきり「心が割れる」描写がえがかれていて、のちのグラチルの示唆になってるのが細かいよね。本当に子供時代(チューボー)で時が止まっていたのかもしれない。あと、作者言うところの「族のアタマって説明不可なほどに色っぽい人がいる」というのもすごい。実体験なんだ・・・って思った -- 名無しさん (2021-05-25 23:36:06)
- ゾクガミの極道技巧がキワミさんに、そんで -- 名無しさん (2021-06-17 03:25:35)
- 形を変えてしのはくんにも受け継がれてるのエモくてすきら -- 名無しさん (2021-06-17 03:26:23)
- Ωは心救われて助かるのかな?とかちょっとだけ考えてしまった。この漫画にそんな救いあるわけないよね…。 -- 名無しさん (2021-07-01 12:29:29)
- ↑その前に人も殺してしまってるからね。その償いの為に最期は神賽の一撃をわざと食らってるし、あの世でも敢えて下を選んだ。結局、彼の心根はシャバ僧だった頃と変わってなかったんだよ。あまりにも純粋で優し過ぎた。 -- 名無しさん (2021-07-01 19:51:16)
- このコロナ禍で、人を集めるということ自体悪/我慢のできない子供的発想という文脈に通じて象徴的だな。対して色姐が「仕方ない仕方ない」「諦め続けるのが大人」といって諦観してったのもなんかコロナ禍の時代を感じる -- 名無しさん (2021-07-11 19:19:17)
- あの大人嫌いのガムテが尊敬し、死んだときはガチ泣きするあたりカリスマ性高いよなこいつ -- 名無しさん (2021-07-11 19:40:57)
- ↑×2 でも次には大事なのは「心が折れない事が大事」と色姐は言っていたからねぇ…… -- 名無しさん (2021-07-21 21:45:00)
- 今の大谷みたいな活躍を肌で感じた後だと、惨蔵の「そこにお前のファンおるぞ」「なんでこんなことしでかした」の重みがめちゃくちゃデカいな……。 -- 名無しさん (2021-07-28 21:18:12)
- 野球で大成したけどつまんね~無差別殺人しよ~←どこに同情の余地があんだよ草 -- 名無しさん (2021-08-11 20:05:29)
- Ωの血走りって、普通に消えてから再度描かれてたりするし雰囲気で消しただけで、素の能力で戦ってたわけじゃねえだろ。口から取られたって、あの薬舌に当てるだけで90分は持つんですけど? -- 名無しさん (2021-08-11 20:36:46)
- ↑堕ちる原因になった出来事のこと書いてるのに見えてないのか -- 名無しさん (2021-10-17 19:51:22)
- ゾクガミも悪童達も極道の例に漏れず所業はクソほど邪悪なんだけど、夢澤さん達と違って無茶苦茶な暴れぶりも熱狂じみた台詞回しも圧倒的に面白いから凄いよよ -- 名無しさん (2021-11-14 20:26:27)
- やってることは迷惑この上ないけど最終的に自分から地獄逝き選んでるから憎めない -- 名無しさん (2022-04-18 15:43:35)
- 自分がクズだと認識しているだけで大分マシに見える(同情するとは言ってない) -- 名無しさん (2022-05-25 01:01:24)
- カバー裏であったが、聖華天メンバーのノンフィクション小説だと、ヤンキー漫画よろしく「かつて倒した敵の族が味方にやってくる」というお約束展開があったようだ。それで『出発前の景気づけに目の前の民家に放火した』とサラッっと一文が書いてあって草生える -- 名無しさん (2022-06-02 09:24:02)
- ↑一回逆ナンしてきた女を救うためだけに格上相手にケンカを売る仁義と、景気付けにテキトーな民家に放火するというこの倫理観のジェットコースターよ… -- 名無しさん (2022-06-02 13:02:12)
- 女房が再婚相手に組長選んだ事からしても、極道に未練あるのは女房の方だったとは思う。殺島→「花奈を芸能界に入れるならいずれ足枷になるから極道を辞める」女房→「極道のコネを最大限利用して花奈に活躍してもらう」と言う風な意見の違いで大喧嘩したんじゃないだろうかな。殺島の才覚なら、極道辞めてもかつての仲間と会社立ち上げたりとかして十分やっていけたかもしれないと考えると、ほんと悲しい。 -- 名無しさん (2022-06-23 20:24:23)
- 極道はクズとしか思わないけど、この人と夢澤の兄貴だけは何か違う。多分それは、ふたりとも「被害者ヅラ」をしていなかった、またはやめたからなんだろうな。夢澤の兄貴はカタギには手を出さない主義=カタギや世の中を逆恨みしたり一方的に哀れんで見下し殺してやろうとかはしなかったし、殺島は分かれ道で「自分は被害者だ! だから自分も天国にいっていいんだ!」とはならなかった。忍者が悪いカタギが世の中が悪いだから天国にいく権利が俺にもある! と自己正当化してぶん投げることだけはしなかった。 -- 名無しさん (2022-10-12 01:02:35)
- ↑完全同意だし夢島の兄貴も選択肢あったら迷うことなく下を選ぶだろうけど一応オレオレ詐欺とか普通にやってる人ではあるから… -- 名無しさん (2022-12-04 13:55:36)
- 「“幻想”じゃねえよな…!?」「還って来る…オレ達の“黄金時代”が還って来る!!」「すぐ“帰国”する…!!」は忍者と極道無関係のところでも頻繁に使われる -- 名無しさん (2022-12-09 21:27:07)
- AC開発決定に血沸き肉踊る悪童共 -- 名無しさん (2022-12-09 23:36:00)
- 忍者と極道の名前を知らなかった時から『暴走族神(ゾクガミ)』の名前だけは広告のおかげで知ってた。ぶっちゃけ主役二人を差し置いて知名度があるでしょこの人 -- 名無しさん (2022-12-22 20:49:39)
- 一般極道だったら何処までも純粋(厚顔無恥)に自分は社会に爪弾きにされた被害者!天国に行っていいんだ!ってなるだろうしね、八極道は殺島と同じ状況で同じ選択しそうなイメージ -- 名無しさん (2023-01-12 19:11:06)
- 花奈が娘の名前だってのは記事の最後まで伏せたほうがいいだろうし、プロフィールの好きなもの欄「"娘の"花奈」ってわざわざ書かなくて良いのでは -- 名無しさん (2023-05-18 18:20:53)
- しかしノリカにだけは圧倒的カリスマと男気が通じなかったのはなぜだろう。男女の難しさと言えばそれまでだが。 -- 名無しさん (2023-07-27 02:19:45)
- ↑ゾクガミのカリスマは自分を神(教祖)、他者を信者とするものだから、夫婦という対等な関係にあるあ -- 名無しさん (2023-07-27 07:55:14)
- 途中送信 対等な関係にある相手には良くも悪くもカリスマが通じなかったという説を今考えた -- 名無しさん (2023-07-27 07:56:12)
- ぶっちゃけ例の開きのページ見たときはマガジンあたりの往年暴走族漫画のエピローグかな?って思ってた。 -- 名無しさん (2023-08-17 20:07:02)
- シグマでナイト…ハドラー親衛騎団のイケメン人身馬頭騎士かな? あっちの武器は槍だけど -- 名無しさん (2024-03-31 08:08:48)
#comment(striction)
*2 実際ヤク無しで発動する場面もあった
*3 ただし発動時のコマをよく見ると脳味噌が描かれている
*4 毎日契約ゼロの駄目営業マンだった模様。しかしそもそも見た目の印象が大事な営業職が顔に傷がある詩隈に向いていたかと言うと……
*5 パトカー1台は大体300万円くらいである
*6 勿論、モデルはどう見ても王貞治。
*7 まあ、この後彼をさらに上回る悲惨な境遇を、もっと若くして経験した子供たちが掃いて捨てるほど出てくるのだが。それでも、「自分を正しい道に導いてくれたものと出会え、一度は改心できた」分、Ωの方が同情度が高いという意見も多い。
*8 勘のいい人はお分かり頂けたと思われるが、『聖華天』の由来は…
*9 この時の忍者が誰なのかは不明、殺島の年齢から換算するとおよそ10年前程度の出来事になる為、忍者と陽日以外の帝都八忍であると思われる(あくまで筆者による考察)
*10 跳弾を極道技巧としている後の八極道の娘が、である。皮肉と言うには残酷すぎる
*11 恐らくは彼らも、ケジメの為に自分の意思で「下」を選んだものと思われる。
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