登録日:2010/04/04 Sun 21:41:11
更新日:2023/08/10 Thu 14:47:09NEW!
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映画 マクドナルド スーパーサイズ 特盛 食べ過ぎ ※日本では再現不可能です スーパーサイズミー モーガン・スパーロック ドキュメンタリー
スーパーサイズミー(日本語訳:私を特盛サイズにして)とは、
偏食とカロリー過多が引き起こす健康被害を訴える目的で、監督、主演のモーガン・スパーロック氏自ら、マクドナルドのスーパーサイズ(特盛)セットのみ一日三食を30日間行い、
見事に不健康体になった様を描いた、2004年公開のアメリカのドキュメンタリー映画である。
概要
スパーロック氏は実験前は
体重84キロ
体脂肪率11%
BMI23.2
という健康体だったが、
実験5日目には太り始め、
実験10日目には躁鬱症や性欲減退の症状が現れ、
実験20日目には脂肪分の取りすぎによる肝臓炎を起こし、
ドクターストップがかかった。
実験終了後には、
体重95キロ
体脂肪率18%
BMI27
に増加
前述の肝臓炎、躁鬱症、性欲減退を引き起こすなど、完全に不健康な体になってしまった。
これは、
- 一日三食マクドナルドのメニューのみで過ごす。
- 店員からスーパーサイズ(特盛)を勧められたらそうする。
- 運動はしない
- 一日2500歩以上歩かない。(遠出する時はタクシーを利用)
という生活を、30日間繰り返した結果である。
科学的実証としてはやや精度に欠けるものの、この結果にマクドナルドが絡んでいるのは明白である。
理由
何故、スパーロック氏は明らかに不健康極まりない事をしてまでこの映画を制作したのか?
それはアメ帝では異常なほどピザデブが蔓延しているのと、ある裁判が関係している。2002年に、二人の少女が、アメリカマクドナルド本社に対し、
「自分たちはマクドナルドのハンバーガーのせいでピザデブになった」
と裁判を起こしたのだ。
裁判は被告側のマクドナルド社が勝訴した。
果たして本当にマクドナルドのハンバーガーのせいで全米にピザデブが蔓延しているのか?
とスパーロック氏が疑問に思った事がきっかけで、この映画が制作されたのである。
マクドナルドスーパーサイズセットとは
アメリカのマクドナルドのセットメニューには、日本と同じように、S(小盛)、M(並盛)、L(大盛)というサイズがあるが、2004年まで(後述)その上にスーパーサイズ(特盛)があった。
ちなみにスーパーサイズの量は、
マックフライドポテトが約200g
マックドリンクが約1リットル
これを一人で食べるんかい…
と言う代物である。
ちなみにマックバーガーもアメリカと日本では直径は同じだが、ボリュームがアメリカのほうが多い。
よく渡米した人が「アメリカのマクドでLサイズのつもりで一番大きなサイズを頼んだら明らかにボリュームが多いハンバーガーと大量のフライドポテトとバケツのような紙コップに入ったドリンクが出てきた…。」と言う失敗談があるが、それはスーパーサイズの事である。
ちなみにスーパーサイズセット一食のカロリーは約1800キロカロリーになる。
これは成人男性の1日の摂取カロリーである1500~2000キロカロリーに匹敵する。
ちなみにマックフライドポテトがハンバーガーよりカロリーが多いのである
それを三食…はっきりいって体には毒である。
アメリカにおける肥満の蔓延
先進国にはカロリー過多と運動不足によるピザデブ…肥満が多い、
特にアメリカでは異常なほど肥満…と言うより肥大化したピザデブをよく見かける
しかし肥満は心臓病や糖尿病を始めとする生活習慣病の原因である、まさに肥満は万病の元である。その原因はアメリカ独自の生活様式にある。
つまり外食の取りすぎと食べ過ぎと慢性的な運動不足である。
しかもアメリカ人は極端に運動を嫌う
そのため減量食品や減量薬等を試し、行き着く先は胃を小さくする為のバイパス手術を受ける。
刷り込み宣伝
アメリカのマクドナルドには児童遊園地がある…いや児童遊園地の中にマクドナルドの店舗があるというべきか…。
とにかく、親がマクドナルドに子供を連れていき店舗内の児童遊園地で遊ばせると子供はすっかりマクドナルドに夢中になる。
そしてその子供が親になり子供を…
まさに刷り込み効果である。
またファーストフードチェーンやお菓子メーカーを始めとする企業は莫大な予算をかけてマスメディアに大量な宣伝をする。
お陰で、ワシントンやキリストの写真を見せても答えられないのに、
例のあいつの写真を見せたとたん、フルネームをすらすらと答える子供が存在するのである。
ちなみに日本でも、日曜朝7:30~9:00までの10チャンネルでは、某玩具メーカーが同様の事をしているし、
深夜のU局でも行われている。
アメリカの食育問題
アメリカの学校の給食は、ほとんど簡食つまり、冷凍食品や調理済み食品などである。
あとおやつは市販のお菓子である。
しかもバイキング形式なので好きなものだけおかずやおやつを取れるという誠に羨まし(ry…栄養的にかなり問題がある食べ方である。
栄養士? 何それ美味しいの?
また購買や学食はマクドナルド等の、ファーストフードチェーンが入っているという誠に羨まし(ry…食育的にかなり問題がある環境にある。
そのため「少しは野菜を食べろって言ってたからポテト食べたよ!」とお前は何を言ってるんだとツッコミたくなることを平気で言う児童もいる。
また、病院の食堂にもマクドナルドが入っている。
え? 入院患者は別だろうって?
患者も利用できますが何か?
日本ではまず考えられない事である。
これは調理済み食品のメーカーやファーストフードチェーンの会社が、学校や病院に補助金を払って給食や病院の食堂に入り込んでいる結果である。
それでいて彼らは「地域の教育、医療に貢献している」等と嘯いているのである。
またアメリカの児童は鍵っ子…つまり家に親が仕事などでいない児童が多い。
そのため食事はマクドナルドという不健康極まりない事になる。
性欲減退について、スパーロック氏は10日ヶ目に躁鬱状態と共に性欲が減退したといっているが、これは心因性の物であるとされている。
ハンバーガーの肉の原料に使われているホルモン剤の影響だと言う説があるが……。
日本での反響
日本ではあまり話題にならなかったが、それでも食に対する関心が高いのか、かなり有名な作品である。
だが嘆かわしい事に、モスバーガー好きを始めとする嫌マクド厨にとって、この映画はマクドナルドに対する攻撃材料と化している。
しかし、マクドナルドのハンバーガーに限らず、どんな食品でも暴飲暴食すればこのような結果になってしまう事を肝に銘じてもらいたい。
逆になるべく栄養バランスを考慮し、運動をこまめにしていたら、マクドナルドオンリーでもここまではひどくはならない。むしろ痩せたという情報も。
ただしどうしても野菜不足になりやすいのと、どれも脂っこい味付けなので飽きやすいのが辛いらしい。
日本での挑戦者
日本のブロガー兼ライター、本業が情報技術者のマツモトケイジ氏が本映画をインスパイアして、2006年に同様の実験を行った。
著書は教育書として扱われているため図書館に置かれているので、興味があったら覗いてみるといいだろう。
結果だけ言うと、彼は全く健康には影響がなかったとのこと。
著書に実践中の体重の推移が記載されているが、体重は殆ど変らなかった。
摂取カロリーが多かった次の日体重が増えることはあっても、本人のモチベ的にそれが連続することは無かったため、結果として体重は実践日からマイナス1.5キロとなっている。
なお、実戦中にブログコメントには「サラダ食うな、ポテト食え」という無茶振りが届いたらしいが、本人は「監督だってサラダを喰ってる、スーパーサイズを2個とか」と返している。
そして30日間の食費合計は48710円(2006年の外食チェーンは酷すぎる値下げ競争によりデフレが叫ばれていた時代である)
監督と同程度の脂肪やカロリーを日本のマックで摂取しようとすると10万円以上かかるらしい。
なお、氏は本企画の最後を「さようならマック!もう行かねえYO!」の一文で締めくくっているが、
その後行われた「30日間避難食生活」という乾パンや缶詰など保存食で過ごす日々を送り、企画終了後迷わずマックに駆け込んだとのこと。
余談
スパーロック氏は実験後野菜類を中心とした食事療法で肝臓炎を治し、体重を元に戻した。
だが、30日で増えた体重を元に戻すのに一年二ヶ月かかった。
マクドナルドは2004年以降
スーパーサイズの廃止
サラダメニューの追加
メニューにカロリー表示
ナゲットの肉を鶏肉100%
等の改革を行ってはいるが、
マクドナルドのサラダメニューの中にはビッグマックよりも高カロリーのサラダが存在する。
マクドナルド曰く、この映画の影響ではないらしい。
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- 結論有りきのプロパガンダでしかない -- 名無しさん (2014-09-28 12:34:51)
- 監督の奥さんが極端なベジーで嫌な印象しかなかったなー -- 名無しさん (2016-06-07 20:56:05)
- 2012ぐらいにカリフォルニア行った時はサブウェイだらけで、ガイドに「マクドナルドないの?」って聞いたら曰く野菜の取れるサブウェイのが人気でマクドナルドは廃れたと -- 名無しさん (2016-08-19 23:51:38)
- 10チャンネルではって一部地域だけでしょ -- 名無しさん (2016-08-20 14:38:25)
- 深夜のU局ってどこのこと? -- 名無しさん (2016-08-20 15:11:42)
- ジャンクフード屋にジャンクフード売るなってちょっと酷だろ。どこでも構わず店出すのはあれだけどや -- 名無しさん (2016-08-20 16:17:43)
- ↑それはこの映画の本質から外れ過ぎだろ、書いてておかしいと思わないか? -- 名無しさん (2016-08-20 17:02:16)
- 肥満大国のアメリカも問題だが、糖尿病大国のバングラデシュもそれ以上に問題だ -- 名無しさん (2016-09-13 13:05:11)
- マックも可哀想っちゃ可哀想よね。需要があるからこそ供給してるのに、マックばっかり食う客のせいでプロパガンダ映画作られて。不健康が嫌なら自分で栄養バランス整えりゃいいけど、アメリカ文化はそうなってないから難しいんだろうなぁ。 -- 名無しさん (2016-09-13 13:52:00)
- 違反コメントを削除
- 好きな映画なんだけど検証方法には問題ありだよね。映画に出てる30年間ビッグマック食べ続けて健康体のおっさんが食べ方さえ間違ってなきゃ普通だって証明してるし。後、主題にしたかったんだろうけど数える程しかスーパーサイズ薦められてないのも撮影側としては意外だったんだろうなって感じ。しかし、この映画見るたび(DVDも持ってる)腹へって仕方ない。 -- 名無しさん (2018-08-02 18:52:18)
- ビックマックより高カロリーのサラダとかなにそれ怖い -- 名無しさん (2019-06-17 22:27:12)
- 劇中ビックマックしか食わない男が出てくるが極端な偏食にもかかわらず結果として節制になっているので健康体という…つまりサイドメニューが問題。 -- 名無しさん (2022-05-06 19:21:52)
- 違反コメントを削除
- 日本のブロガーが全く同じことをしたが健康には全く問題はなかった、なおメニューは勧められないし、同じメニューを2品頼んだりはしていない、健康より食費に大ダメージを喰らい、もう来ねえよと言ってのけたが、これよりもキツイ「30日間避難食生活」後にマックに駆け込んだ模様 -- 名無しさん (2022-05-06 20:07:17)
- アメリカに鍵っ子が多いってどこ情報だよ。州によって年齢は違うけど、むしろ子供を一人にしたら原則違法だぞあの国。共働きならベビーシッター雇わないとアウト。ベビーシッターが与える食事の影響については知らんけど。 -- 名無しさん (2022-05-06 20:16:18)
- もうちょい野菜増やしてくんねぇかなぁマック -- 名無しさん (2022-07-28 04:49:51)
- これと併せてマック大ヒットの歴史を描いた「ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ」を見てみよう。あまりの胸糞悪さに高確率でマック食べたくなくなるから。 -- 名無しさん (2022-07-28 06:18:58)
- マック1ヶ月で食費五万って案外安い -- 名無しさん (2022-12-26 17:47:09)
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