球詠

ページ名:球詠

登録日:2020/07/01 Wed 20:40:41
更新日:2024/05/20 Mon 11:09:53NEW!
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みんなの声が力をくれる 今日一番の球を届けるよ

チームのために



球詠(たまよみ)とは、まんがタイムきららフォワードにて2016年6月号より連載されている漫画作品である。
作者はマウンテンプクイチ。2024年4月時点で既刊15巻。
2020年4月~6月にかけてアニメが放映された。
2021年と2022年にアイドルグループ・ラストアイドル出演で2回舞台化されている。



○概要


高校野球を描いた本格野球漫画。ただし選手は全員女子高生。
いわゆる女子野球が題材であるが、多くのきらら作品と同様に登場人物はモブも含めて女性のみ。
そのため現実の男子硬式に関する大会がほぼそのまま女子で行われている形となっている(ただし7イニング制)
観客も女子オンリーだが野次のガラの悪さはほぼオッサンのそれである。


「きらら作品」そして登場人物のほとんどが半袖半ズボンのユニフォームということから、一見萌え重視の緩い作品と色眼鏡で見られがちであるが、その実、野球に関する描写はガチそのもの。
心理面も絡めた高度な駆け引きが見どころであり、野球漫画が好きであれば読んで損はない作品である。
どれくらいガチかというと8巻に掲載されている新越谷チームメンバーの個人成績に打率等だけでなくOPS、IsoD、WHIPまで掲載されているくらい。
試合展開についても「満塁で強打者を迎えた際に躊躇なく敬遠を選択」なんてエグい場面も描かれている。


もちろん、きららなのでどこか百合っぽい雰囲気も存在している。その辺が好きな人もまぁ満足いくかと。
ちなみに皆半ズボンなのは作者が脚フェチなためらしい。(監督は長ズボンまあ、場合によってはBBA監督もいるだろうから・・
ただ、冬季の練習時には長ズボンを履いている選手もいる。柳大川越の大野は練習試合の時には
長ズボンだったりもしているので、トレパン的な役割がある模様。
アニメにおいてはこれでもかとばかりに肉付きの凄まじい太もも・尻周りの描写が多用されていた。


アニメ製作はstudio A-CAT。県大会の梁幽館戦までの内容を放映。
時勢の影響もあってか作画に関する問題が目立ち、また尺の都合で選手の心理描写を始め省かれた部分が多い。
ただし試合中は致命的な作画崩壊は起こしておらず、熱く本格的な野球描写は保たれている。



○あらすじ


中学時代、1回戦負けの野球部の投手だった武田詠深。捕手が捕れないため、投げることができなかった「魔球」への後悔を抱えたまま、進学先の新越谷高校で再会したのは、幼なじみの山崎珠姫。かつて交わした「魔球」の約束、詠深の全力投球を受け止める珠姫。 再び目覚める野球への情熱…白球に恋する少女達の物語、開幕!

(まんがタイムきららweb 作品紹介ページより引用)



○登場人物


●新越谷高校


主人公校。一度は全国に行ったこともあった強豪校であったが、一年前に暴力沙汰を含む不祥事を起こして活動自粛、停部状態となっていた。*1
そのため部員のほとんどは退部・転校しており、残っている上級生は怜と理沙の2人のみ。


部員は県大会時点で10人。うち1人(芳乃)はマネージャーなので選手は9人とギリギリ。
選手のうち7人が一年生、しかもうち2人は完全な初心者という急造チームであるが、才気あふれるメンバーが揃ったのと芳乃の好采配によって強豪校とも渡り合えるだけの実力を有している。
とはいえ個々の才能はあれど一年主体なため身体ができておらず、特に打撃力と体力面が課題。
大会後半ではこの辺りの問題が浮き彫りとなってしまった。


過去の実績のおかげでグラウンドを始めある程度の設備は揃っている。
とはいえ不祥事前から成績が振るわなかったためか、いくつかの設備は撤去されているようだ。
移動用のバスもないため試合場には現地集合していたが、後に藤井監督が理事長に掛け合ってバスを援助してもらった。
なお、合宿施設や室内練習場は他の部と共有。合宿所の横には寮もある。
野球とは関係ないがクラスマッチの種目に麻雀があり、全自動卓まである。清澄高校かな?


不祥事が起こる前には部内の雰囲気は最悪だったらしく、他の部や寮生も巻き込まれたのか上級生の中には未だに野球部を快く思わない者も多い。


中途入部(光)と新一年生部員が6人入り総勢17人となった。
学校のモデルは埼玉県の叡明高校。


  • 武田詠深(たけだ よみ) CV:前田佳織里

投手/内野手 右投右打 背番号1 一年→二年(14巻で進級)


主人公。
中学時代は弱小校で「ストライクが入る」と言う理由だけで投手だった。
子供の頃珠姫とキャッチボールした時に投げた*2球を思い出し、勝つために必死に練習して「あの球」を修得したものの捕球出来る捕手がおらず、他の選手もやる気が無かった事から報われなかった過去を持つ。
特に捕手には「あの気持ち悪いの投げないでね」とまで言われ努力を全否定されてしまい、引退試合でもストレートしか投げさせて貰えず12失点を喫してしまった。これにより完全に心が折れたため高校では野球を続ける気は無かった。*3
新越谷を選んだ理由は制服がかわいいから。野球部の現状を知っていたかは不明だが、野球をするつもりが全くなかったため気にはしていなかったのだろう。


だが高校で全力で投げた「あの球」を捕ってくれる幼馴染の珠姫と再会、本気で野球をやることができる楽しさを知ったことで、これからも野球を続けることを決意した。


平凡ながら制球の優れた直球と「あの球」の組み合わせで強豪相手にも互角に勝負することが可能な名投手。
後には「強直球」と呼ばれる凄まじい球威の直球を投げることもできるようになった。
一年生の中でも一際ガタイが良くパワーもある。
当たれば長打も打てるが打撃センスはあまりない。
スタミナも豊富で、スロースターターなのか試合後半になるほど球のキレが増す部分も。
そして、特に驚異的なのはメンタル面。
例えホームランを打たれようが、敬遠して激しい野次を受けようが全く意に介さず、後の打者に影響することがない鋼の精神力を有している。
ただし、一度心が折れたことからもわかるように実際の所全く気にしていないわけではなく、我慢強く溜め込む性質と言った方が正しい。咲良戦ではそれが爆発してしまった
総じて一年ながら投手としては既に全国レベルの実力を有していると言っても過言ではない。


一方で打撃面は何というか、うん。大会成績で打率1割と言えば察してくれるだろうか。
本人は全くめげずに打席のたびに自援護するぞと意気込んでいるのだが、チームメイトからは完全に打てないものとして計算されている。
特段フォームがおかしなわけでもないのだが、何故ここまで打てないのかは謎。
メンタル状態によって能力が大幅に変わる。咲良戦では怒りの感情のまま、好投手工藤の緩急をものともせず三塁打を放ったり、他の事を気にしながら打席に入りクリーンヒットを放ったり。打撃に集中していない状態の方が結果が良い。
一応当たりさえすれば飛距離は出る方で本塁打を打ったこともあり、描写のある安打は全て内野の頭を超える打球を放っている。



幼馴染の珠姫との関係は、友達以上恋人未満といった所だろうか。
ただ最近では珠姫に対して、ちょっとだけヤンデレっぽい描写も見せるようになっている。


どこかしら抜けているように見えて意外にも学業成績は良く、1学期の中間テストでは学年401人中29位という文武両道ぶりを見せていた。*4
更に主将の怜すら上回る体力や他競技であるサッカー、バレーも普通以上にこなすなど運動神経もかなりのものである。


モデルは福岡ソフトバンクホークスの武田翔太選手。


  • 直球(ストレート)

平凡な球速のストレート。
もっとも制球がいいので珠姫のリードによって十分効果を発揮している。
とはいえ単独だと決め手に欠けるので他の球を捨てられると弱いのが難点。
後に強直球のクセが矯正されたが、その時に普通の直球が強直球と基本的に同じになってしまった。


  • 「あの球」

幼少の頃ゴムボールで投げていた「魔球」をモチーフに編みだした球。右打者の顔面近くを通ってから急激に左下に曲がる軌道を取る。
当初は制球が甘い欠点があったが、練習により克服した。
変化が激しく特に右打者はビーンボールと錯覚することもあって非常に効果的。球速も直球と大して変わらないまさに「魔球」*5
もっとも全国クラスの打者ともなると、これでも打ち返す実力を有しているのだが。


部内では皆「あの球」と呼んでおり特に名前はつけていない。他校選手も「縦スライダー」「高速カーブ」と呼び方はまちまち。
梁幽館の友理は「ナックルカーブの一種なのでは?」と分析しているが、モデル元からすれば「ドロップカーブ」が正確だろうか。
(1巻表紙及び、投球時に時折描かれる握りはナックルカーブのものとなっている)
「魔球デスサイズ」とアレな感じの名前も一度白菊が挙げたが当然のごとく使われていない。
が、何故か「きららファンタジア」ではとっておき(ゲージ技)の技名に採用された。


  • カットボールツーシーム

新変化球として新たに修得した球。
ツーシームは早い段階からモノにし、上手く芯を外せるため多用している。
カットは大して曲がらず微妙なため当初は使用していなかったが、後に試合でも使えるようになり、キレ、コントロール共に増した。


  • 強直球(きょうストレート)

通常の直球とは段違いの「詠深本来のストレート」
感情が高ぶった際、時折無意識で投げていたのを珠姫が引き出し任意で投げられるようにした。
つまり、従来の直球は自身でも知らないうちに球威を抑えていたとも言える。
「直球の投げ方を知らないまま変化球をマスターしたのではないか」と友理は推測しており、「あの球」を修得するためにひたすら自主練していた環境が影響したと思われる。


球威が凄まじいため調子次第では全国クラスの打者すら討ち取ることが可能だが高めに外れる傾向があり、
さらにリリースが他の球とは異なるため観察力のある打者なら見極められると欠点も存在する。


が、咲桜との試合で怒りの感情のまま投げた時は癖が全て修正されており、進級時には普通の状態でもリリースが安定するようになった。
一方、打撃は修正されなかった


  • 山崎珠姫(やまざき たまき) CV:天野聡美

捕手 右投右打 背番号2 一年→二年


詠深の幼馴染。詠深とは「ヨミちゃん」「タマちゃん」と呼び合う仲で「大人になっても一緒に野球しようか」と約束していた。
しかしその後転校して詠深と離れ離れになってしまい、以降は家近くの野球チームで野球を続けていた。
そのチーム「美南ガールズ」では正捕手として全国にも出たことがあるのだが、珠姫本人は辛く厳しい練習やレギュラー争いに疲れ果ててしまい、
「辛く厳しい野球」とは決別するつもりで梁幽館を始めとした強豪校からのスカウトを断って新越谷に進学した。
しかし詠深と再会、さらに本気で全国を目指す野球部の面々を目の当たりにしたことによって、やるなら中途半端は嫌だと熱意が戻り、捕手として詠深を始めとした投手を支えている。


149cmと小柄ながら捕手としての能力は極めて高く、ガールズ時代は公式戦での捕逸ゼロという記録を誇り「あの球」も初見で捕球した。
一度捕逸した際には「この私が!?」と驚愕しており本人も相当の自負を持っていたようだ。
リードも的確、さらに返球の際は常に投手が一番取りやすい位置にボールを返すことで、リズムを崩すことなく投球だけに集中させて能力を引き出す技術を有している。
詠深ほどではないがあの球を他の選手に投げようとするとムッとするなどこっそりと嫉妬深い面がある。詩織の事も相当警戒している



  • 川口芳乃(かわぐち よしの) CV:白城なお

マネージャー 右投両打 背番号10 一年→二年


詠深の隣の席のクラスメイトで野球選手のデータを軒並み収集している野球マニア。
詠深、珠姫と出会ったことから2人の活躍をちゃんと見ておきたいとマネージャーとして入部した。
野球経験はないながらもその分析力は高く、大胆かつ的確な采配で新越谷を勝利に導いている。
その能力は相当の高さを持つようで、夏の大会予選では強豪校の中心選手の一部はそのプレッシャーを「すべてを見透かされるような」と感じ取る事が出来た。
さらに練習メニューの考案や対応する食事の調理まで対応可能で総合的なマネジメント能力も高い。
元々、不祥事で休部状態となっていた新越野球部を一人でも立て直す積もりでいたらしい。


ただし場数を踏んでいないためか、采配が裏目に出た際には例え自身に責がなくとも落ち込む精神面の弱さもある。


実力がありながらも当初結果を出せなかった希に対しては特に丁寧に接しており、希の好意にも気が付いてはいるが「答えを出すと贔屓してしまいそう」と態度は保留している。
アニメ終盤の梁幽館戦では彼女の視点が多く、希との絡みもあって半ば主人公ポジションであった。


なお試合に出たことは今のところないが、重圧で錯乱した際に「代打私?」が頭をよぎったことはある。
その際バントなら稜ちゃんより上手いかもと考えていた。稜ちゃん……




14巻現在、一切試合に出た描写はおろか、自身の練習風景もない。
(息吹の自主トレやキャッチボールには付き合っているようだが)
が、少なくともノックは中学時代県16強の実績がある菫から「上手い」と言われ、投げてもいい回転(詠深)の球を投げる事が出来る。
咲桜の松井からも選手の能力としてかは不明ながら「なかなかの点数」と評価された。


これらの事からプレイヤーとして全く能力がない訳ではない。*6
が、理由は不明ながら自身が試合に出る事は基本的に全く考えていない上に、チームメイトも試合に出ない事を前提にしているフシがある。*7
1年夏大会時は10人しか部員がおらずベンチ入りに何の障害もない状況で背番号10をもらった時は動揺した後感動していた。


14巻の冬合宿でその理由、またはその一つと思われる事柄が初めて描写された。サービスシーンと共に


芳乃はこの冬合宿を「日本一の合宿」と銘打った本人。その理由は春の全国大会で美園学院が優勝した事で明らかになる。
合宿のメニューがそのまま美園学院の物であり、更に最終日ラストメニューにマラソンを追加していた事が明らかになった。
日本一になった美学を上回るメニュー=日本一の合宿、とした理由となる。


んん??・・合宿は冬、春の全国大会のずっと前である。
つまりは、メニューを組んだ段階で「美園学院が優勝する」事を予想し、それが前提だった、というとんでもない話である。


芳乃ぱねぇ。



  • 川口息吹(かわぐち いぶき) CV:富田美憂

左翼手/投手 右投両打 背番号7 一年→二年


芳乃の双子の姉。双子だがなぜか同じクラス*8そしてある意味作中一番のバケモノ。
芳乃にせがまれて選手の真似をしていた程度で本格的な野球経験はないものの、野球部再設立に伴い選手として加入。
物真似経験によってフォームなどはそれっぽいのだが、所詮は初心者であり打撃は当てるのが関の山でほとんどヒットは打てていない。
……うん、ヒットは打ててない。ヒットは。
実のところ選球眼が極めて鋭く、四球を選ぶのが非常に上手い。恐ろしいことに打率.143に対して出塁率.571
また「当てるのが関の山」と書いたが、前に飛ばないだけでカット技術が凄まじく、エース級が相手でも延々と粘ることが可能と対戦相手からしてみれば地味に嫌な打者と言えるだろう。


さらに芳乃に投手の適性を見出されたため、初心者にもかかわらず控え投手としてマウンドに立つことに。この時点で野球始めて一ヶ月である。
投手としては物真似技能をフルに生かしたコピー投法を使用。身体ができていないため球速は本家には遠く及ばないものの、初見の相手は間違いなく面食らう。
球も意外と伸びがあるらしく見た目に反して打つのは難しいようだ。
こちらでも観察眼が凄まじく、遠目に少し見ただけの投手のフォームを完璧にコピーしていた。
もちろん詠深のコピーも可能で「あの球」や「強直球」すらも投げる。初心者って何だっけ?
初見殺し的な投手なのであまり回数を投げていないのもあるが防御率は脅威の1.00。観戦していた友理は「初心者ですよあの人」と半ば呆れていた。


その他の能力として、他人の発する感情などの感受性が極めて高く

  • 影森戦、白菊の打席で間合いの中にいる事を察知(何かは判っていないようだが)
  • 試合観戦(梁幽館戦)時に登板している吉川の気迫に怯える
  • 詠深の怒りの感情も含めた強ストレートを投げる(一球だけ)

他多数。これを物真似に生かしたら・・


欠点はやはり身体ができていないため非力なことと体力が少ないこと。……逆に言うと1,2年後はどうなっているのだろうか。
また、川口姉妹はこの原作世界内でも美少女であり、芳乃に対する初対面時の詠深の印象は「隣の子かわいい」であり、
息吹は梁幽館の白井やスタンドの観客からも数度かわいいと言われている。見た目までチートとかどんだけ敢えて言えば一部分が姉妹共に残念


14巻ではとうとう息吹目当ての新入部員が登場。しかも入部人数の半分がそれって・・


  • 中村希(なかむら のぞみ) CV:野口瑠璃子

一塁手/左翼手 左投左打 背番号3 一年→二年


親の仕事の都合で福岡より引っ越してきた博多弁少女。
中学の頃の仲間達と全国で再会する約束を果たすべく実績のある高校を適当に選んだのだが、よりによって停部中の新越谷を選んでしまったため激しく後悔する羽目に。
そのためすぐに強豪校に転校するつもりであった。学校選択といい正直適当すぎではなかろうか。
しかし、一応見物した野球部で芳乃が発した「運がよければ県大会ベスト4は狙える」という分析や、珠姫や詠深といった実力ある面々を目にしたことによって、新越谷で全国を目指すべく入部した。


ミート力が非常に高く、大抵の球は狙ったところに打ち返すことができる高い実力の持ち主。
当初は巡り合わせが悪く得点圏打率がゼロという不運もあり落ち込んでいたが、芳乃の献身によって克服した。
以降の打撃成績はチーム中文句なしのトップであり、主力と呼ぶにふさわしい成長を遂げている。
なお、主に低い打球でヒットを狙う打撃スタイルであるが、これは幼少の頃の指導が染みついているため。*9
そのため大振りするとフォームを崩すとしてホームランは狙っていないが、梁幽館戦では後が無い状況なのもあり全力で振りぬいた。
このシーンは原作・アニメともに作中屈指の名場面である。
秋の大会時には既に県内の強豪校からも「あの中村から三振」「打たれるのは不可避」と評価される打者となっている。


かなり負けん気が強く、また凄い選手を見るとところ構わず勝負したがる戦闘狂な一面がある。
これについては先輩同輩関係なく挑みかかり、基本タメ口で話す。圧倒的な力量のため先輩からも内心恐れられていた事から
他人(先輩)を敬う機会がなかった、と説明されている。
その後スランプ解消のために本気でぶつかってきてくれた光に対してはかなり懐いている。ってか敬語を個人に対して作中で使ったのは光に対してだけ。
(ただ、その敬語も明らかな後付け風味。「光先輩代わって  ください」のような)


ただ、この負けず嫌いな部分は裏を返すと負けた経験を引きずるともいえ、夏大会後は敗戦から立ち直れず再びスランプに陥っていた。
(元々初期に得点圏打率が低かったのは中学時代の失敗を引きずっていたため)
打席の結果を引き摺りやすく調子の浮沈が激しく精神的に未熟。まあ、その程度の欠点がないとただのどチートになってしまうが


また芳乃以外に気を許せる相手がいないのも不調が長引く要因だろう。(稜や白菊は不調の時は周囲に相談している)


自身のスランプを解消してくれた芳乃に対しては信頼を超えた好意を抱いており、芳乃の意見であればそれが自身の意に沿わない物であっても積極的に同調し、後にはかばうためにトンデモ擁護までするようになった。というか梁幽館戦では芳乃に対して愛の告白とも取れる発言までしている。


作中、おまけ漫画の内容的にかなりヤンデレ化している。芳乃逃げて―



  • 岡田怜(おかだ れい) CV:宮本侑芽

中堅手 右投右打 背番号8 二年→三年(主将)


次の世代に渡すために停部中もグラウンドを維持していた上級生。*10
本人は部に居座る気はなく大学からやり直すつもりだったが、詠深との勝負に触発されて残ることを決心。
以降は主将としてチームを引っ張っている。


攻・走・守三拍子揃った名手であり、初打席で詠深の「あの球」を外野まで飛ばすほどの実力者。*11


高二に上がった時点で既に埼玉屈指のセンターとして名が上がっているくらいの選手。
巧打者であり打率では希に劣るものの得点圏において非常に強くチームの打点王でもある。
またチーム一の俊足であり守備範囲の広さに一役買っている。
守備でも両翼が初心者なことを考えるとかなりの範囲をフォローしていると思われる。
初心者の二人の技術面や体力面の面倒を見るのも彼女の役目のようだ。
また途中参加の光が馴染むようにコミュニケーションを取ったりしている。


主将ではあるがまだ新米キャプテンであり手本となる先輩にも恵まれなかったからかキャプテンシーはまだまだ。
また怜が悪いわけではないがバラバラになった野球部に居続けた事で辞めていった部員たちにある種の引け目を感じている。
それが起因かやや自分を押し出す積極性に欠ける面がある、と久保田に指摘された。
打撃面でも進塁打を打とうと意識し過ぎ、悪く言えば消極的(姫宮の分析による)になりがちでもある。


  • 藤原理沙(ふじわら りさ) CV:永野愛理

三塁手/投手 右投右打 背番号5 二年→三年(副主将)


怜のサポートに努める副主将的ポジション。
怜とは同じ中学であったが当時は話をしたことはなかった。
そんな中、クラブチームでレベルの高いプレイをしている怜を偶然見かけたことで憧れを抱き、以降は怜を目標として共に野球を続けている。
新越谷を選んだ理由は秘密とのことだが、十中八九怜を追ってだろう。この時の回想シーンではまだ重そうには見えなかったが


基本は三塁手だが、息吹と同様投手適正を見出されたことにより投手もこなしている。
体格がよく、初心者の白菊を除けばパワーはチーム一。
チームきっての強打者であり県内最速投手の久保田の渾身の投球を詰まりながらもパワーで持って行けるほど。だが空振りや三振も多い。
投球でも重い球を投げるパワーピッチャーでありチームメイトからは「重そう」「確かに重そう」と喝采を浴びた。「球の話、よね?」
とはいえ投手としては初心者なため打たれることはままあるが。というか息吹が異常すぎる。
また柳大川越の浅井からも鈍足と言われた。重い疑惑が拍車にかかった


  • 藤田菫(ふじた すみれ) CV:端本鞠衣

二塁手 右投右打 背番号4 一年→二年


同じ中学の稜と共に入部してきたツインテ少女。
守備を始め堅実なプレーが持ち味。スイーツやおしゃれが大好きと女の子らしい一面もある。
新越谷高を選んだ理由は立地。停部になっていたことを知っていたのかは不明。


四球やバントも狙う堅実さを買われて打順は2番で固定。
何気に毎試合打順が固定されているのは菫のみで、他校(美園学院)からも認識されていた。
大会成績によると打率出塁率ともに希に次ぐ数値と、地味ながらも活躍している。



周囲にプロからスカウトが掛かるレベルの天才・秀才が多い中でプレイする事に引け目を感じておりいわゆるパンピー的な目線を持っている。



  • 川﨑稜(かわざき りょう) CV:北川里奈

遊撃手 右投右打(左打ちに転向) 背番号6 一年→二年


菫とはいい凸凹コンビのボーイッシュな少女。
菫とは対照的に派手なプレーを好み、繋ぐよりは自由にバットを振り回すタイプ。
守備でもファインプレーを見せる一方で安定しない部分があるため菫からはよく叱責されている。
雑な部分が災いしてか強豪相手には苦戦しており、大会での成績は芳しくなく本人も反省している。
本人が意識してないレベルでミスを引き摺る事があり、稜の売りである積極性が委縮するなどの負のスパイラルに陥る事がある。
それが大会の成績が悪い一因となっている。


売りは思い切りの良さとチーム二番目の俊足らしい。※菫談


その後、希のアドバイスで左打に転向。ふざけてるかと思いきや、慣れないのでかえって慎重になって早打ちが減り意外と有効なようだ。
なお、何も知らせず練習試合でいきなり左打席に立ったので芳乃と監督からはブチ切れられた。


  • 大村白菊(おおむら しらぎく) CV:本泉莉奈

右翼手 右投右打 背番号9 一年→二年


高校より野球を始めるべく入部してきた初心者。
野球観戦や野球漫画が好きで自身も野球をやりたかったのだが厳しい家のため許可が出なかった。
ちなみに家は剣道道場。そして「剣道で一位を取ったら野球をやってよい」と母親に言われたので、本当に全国優勝(それも複数回)して許可をもらった剛の者。
試合には道場の人達と共に母親も観戦にきており、親子仲は良好なようだ。
ちなみに学業成績は稜と共にあんまり良くなく、試験や課題の話となるとよく稜と一緒に逃走を試みている。そして誰かに捕まる
初期は見た目を含めてお嬢様キャラだったが、大分俗っぽく変わって来ている。


規格外のパワーを持っており、ジャストミートすればホームランほぼ間違いなしの豪快なスイングを行う。
身長も大きく、161㎝はチーム最長身。(ただ、身長的には白菊161、詠深160、怜と菫が159と1㎝刻みではあるが)また、かなり立派なボールをお持ちである
打席に入った時の間の取り方が野球選手の物ではなく武芸者のそれであり上手く嵌れば強い。
もっとも初心者のためまともに当たることは少なく、稚拙な守備共々安定性が課題。
自身でも課題は把握しており、セーフティバントやコンパクトな振りといった小技も取り入れ出している。


  • 藤井杏夏(ふじい きょうか) CV:佳村はるか

監督


野球部顧問。高校では家庭科の担当教師。
「引継ぎが遅れた」とのことで部員が揃ってから登場した*12。そのため不祥事とは無関係。
平時は温厚そうに見えるが実は強豪時代の新越谷OGであり、その指導は厳しくも的確。
特にノックでは鋭い打球を飛ばしており部員たちの守備力の向上に一役買っている。
ただしさすがにブランクのため練習の後は大体部員と共にヘトヘトになっているが。脚が産まれたての子馬のように


在学中に新越谷は全国大会への出場を果たしている(7~8年前)その時点ではスタンドでの応援組だったので1年生、または2年生。
つまりあれだ、年齢を詮索するのはNGということだ、いいね?
最上級生となってからは打撃は得意、守備が苦手の半レギュラー的立場。ただし背番号は1桁だった。
練習で見ているとは言え、詠深のあの球を初球から捉えられるだけのものを珠姫に感じさせる辺り、打撃はかなりの物だった様子。


再結成後や合宿中を含めて県内外の中堅校や全国出場校相手に練習試合の約束を取り付けて来られる*13程度に交友関係が広い。
試合時はほぼ芳乃に采配を任せているが、夏大会の準々決勝では芳乃がコーチャーに入ったため自身で采配を振るった。
趣味はゲーム。梁幽館戦ではシミュレートゲームで勝率を計算していた。
また、部活をサボってゲームセンターにいた菫を対戦ゲームでフルボッコにした事も。


  • 川原光

投手/右翼 左投左打 背番号11 二年→三年(副主将)


県大会後に加入した野球経験者。
引っ込み思案であり、一年時(停部前)は先輩による激しいシゴキを目の当たりにして入部を取りやめた。
部再始動後もなかなか踏ん切りがつかず、すぐには入部できなかった。
投手としては球威が弱めだが回転の良いストレートと豊富な球種を持つ。
コントロールはあまり良くないとの事だが、試合の描写から制球で自滅するような事まではない様子。


一方で打撃は幼少時の指導により、性格に似合わず全力で大振りする癖がついておりある意味希とは真逆。
これは幼少期の頃に体が小さめなんだから監督に強振で飛ばせと教わったから。(ちなみに怜と希は転がせと教わっている)
ちなみに大味に見えて実は小技も出来、状況やカウントに合わせバッティングを変えるなどの技術も持っている。


普段は大人しく見えるが希のスランプ解消のために挑発する、強豪校相手に登板しても気後れしない、など野球に関しては意外と気が強い。
そんな彼女が入部を躊躇ったというと、当時の野球部の雰囲気がどれだけ異様だったか窺い知れる。


貴重な左投手、希との勝負を経てチームの一員と認められる。秋季大会では詠深と先発を交互に務めており、完封勝利も挙げた。
三年に進級後、理沙と共に副主将となり主に新入部員の面倒を見ている。




○新入部員


新入部員は6人。小町と瑞帆は硬式(ガールズ)出身


その内、息吹目当ての新入部員が3人もいる。その3人について息吹ミーハー勢などと当初書いてしまったが、本当に公式(単行本の紹介)が息吹ファンその1~3としてしまった。


  • 斉藤小町(さいとう こまち) 投手 右投げ

東川口ガールズのエースとして県4強の実績がある。
被OPSの低い好投手だが、致命的な欠点があり強豪校から声が掛からなかった。
その欠点とは、強打者と当たるとど真ん中に棒球が集まってしまう所謂一発病。
変化球のサインでもほぼ変化しない所などかなり重症に思えるが、芳乃はその欠点を克服できれば、と結構高く評価している。


その原因として過去、ど真ん中勝負でピンチを切り抜けた強烈な成功体験があった事が明らかになった。
克服はしていないが、希との勝負を通じて棒球をど真ん中に投げるような事にはならなくなった(?)*14


口数や感情の動きが少なく「慣れ合うつもりはない」とあまり人付き合いはしない様子だが、瑞帆にはある程度心を開いており、かなり良い笑顔を見せる場面もある。
15巻の最後、なんと理事長に掛け合い、入学後なのに入寮して来た。理由はトレーニングをするのに通学の時間が惜しいから。本当にそれだけ? 結果空き部屋のあった瑞帆と同室になった
春の大会では背番号13を付けた。


  • 野村瑞帆(のむら みずほ) 内野手、外野手 右投げ右打ち

流山ガールズで全国大会に2度出場の実績があり、内外野どこでもこなせる5ツールプレイヤー。
県外の中堅校から誘いがあったが出場機会を求めて、近所の新越谷に入学。
‥が、近所なのに間違えて入寮希望書を書いてしまい、更にそれが通ってしまったため寮生となってしまったが、個人部屋はうれしい様子*15


結構野心があり、内心では新越ナインや高校野球を少しなめたような言動がある。今まで新越にいなかったお山の大将的性格選手。
レギュラーを早々に狙っていたが練習試合で少しだけ実力的な厳しさを味わい、基礎トレばかりの方針に抗議しようとした時に考え方の甘さを思い知った。
そのせいか、よく涙目になっている。


春の大会では背番号16。
同級生の中として背番号の序列5番目だった事に不満タラタラなのだが、ショート(守備位置の番号としては6)の控えとすれば妥当なのかも知れない。


  • 長谷川美咲(はせがわ みさき) 内野手 右投げ左打ち

息吹ファンその1。付き人になりたいそうな。
希の評価ノートでは「普通」とだけ、これからがんばって。
春の大会での背番号は14。


  • 村松京子(むらまつ みやこ) 外野手 左投げ左打ち

息吹ファンその3。
練習試合時には外野手で出場、守備範囲の広さ*16と俊足をアピールできた。
春の大会での背番号は17。


  • 東条蘭々(とうじょう らら) 投手、外野手 右投げ右打ち

息吹ファンその2。息吹をお姉さまと呼びたいそうな。
練習試合時には投手で出場したが、変化球も少なくまだこれから、と評価された。
あといろいろ丸っこくてかわいい。・・が、同級生同士の会話などを見る限り結構口調は荒め。
春の大会での背番号は15。


  • 渡邉詩織(わたなべ しおり) 捕手 右投げ左打ち

詠深と同じ松原中出身で一人だけ突出した実力*17を持っており、詠深達の次の代の主将を務めた。
全ポジションを経験したが最後は捕手で、新越谷でも捕手希望。新越谷に入学した理由は詠深、珠姫を一番近くで見たかったとの事。
打力は希が90点を付けるハイレベル、捕手としてもゲームプランを立て、おおよそその通りに操るなど、能力は相当に高い。
‥なんだけど、早速少し黒い部分が見え隠れしている、大丈夫か?


中学時代、「あの球」を投げさせてもらえず不遇だった詠深を助けられなかった(捕手の名乗りを上げられなかった)事を悔いている様子。当時の捕手の事を「あのくそやろー」呼ばわりまでしている。が、自身の目標は咲桜戦の詠深の投球を引き出す事(ブチ切れ限界超えの無茶な投球)。 その背景は画面越しでは判らないだろうし、ベストピッチなのか無茶なのかの区別も出来なかった、としても考え方としてはかなり危うい。



新入生の中では真っ先にレギュラー組に組み入れられた。春の大会での背番号は12。
正妻(意味浅)争いが始まっている。しかも相当の策士ぶりを早速見せている。





○対戦チーム
以降の学年は初出時。( )内は主人公詠深から見た学年差



●柳川大付属川越高校


通称:柳大川越 選手名のモチーフは中日ドラゴンズ


新越谷野球部再始動後初の練習試合の相手。後に夏の県大会においても対戦した。
以前は弱小校であったが、才能あふれる投手朝倉が加入したことによって急成長を遂げている。
連携の取れた堅い守備が持ち味の守りのチーム。


  • 大野彩優美(おおの あゆみ) CV:春野杏

投手/外野手 左投左打 三年生(+2)


主将。サイドスローで放たれるクロスファイヤーが得意。
練習試合では先発し、新越谷をなめてかかった結果初回から3失点する憂き目にあった。
というといかにもな噛ませに思えるが、実際は制球に優れた優秀な投手である。


当時一年の朝倉にエースの座を奪われた悔しさから必死に練習に励み背番号1番を取り返した努力家。
やたらプライドが高く他者に厳しく当たるものの、面倒見がよく気が利く性格のため部員からは慕われている。
懸命に努力する大野の姿を目の当たりにしたことからチームが一丸となっており、
守備の連携も大野の制球力があってこそ始めて生きていることから、現在は名実ともに大野がエースと皆認めている。知らぬは本人ばかりなり


夏大会準々決勝では満塁のピンチに登板。希をセカンドライナーに討ち取りピンチをしのぐ。
その後も練習試合の時とは全く違う気迫の充実とコントロール、バックのシフトにより新越谷を寄せ付けず勝利した。


柳大卒業後はスカウトの目に留まり育成枠でプロの球団に所属する事に。



  • 浅井花代子(あさい かよこ) CV:内田真礼

捕手 右投右打 三年生(+2)


強肩、四番打者とチームの中心的存在。怜は浅井が主将だと勘違いしていた。
大野とは一年の頃からバッテリーを組んでおり、遠慮なく物が言える間柄。



  • 朝倉智景(あさくら ちかげ) CV:河瀬茉希

投手/三塁手 右投右打 二年生(+1)


全国レベルの剛速球を放つ投手。
練習試合では登板予定はなく趣味の釣りをしていたが、途中より登板した。
直球以外も身に着けるために新変化球を試行錯誤していたことでフォームを崩してしまい、休んでいたらしい。


球威で押して三振を取るため、打たせて取る大野とは真逆のタイプ。
ただし大野程制球力がないため守備の連係が取りづらく、実のところ防御率自体は大野の方が上。


夏大会準々決勝では先発として登板。スプリットの他にカットボールも習得。


余談だが釣りへの情熱は相当なものがあるのか、試合後は詠深に玉ウキを渡し寒バヤ釣りに必死に誘っていた(※まだ夏です)


外野手 左投左打 一年生(同学年)


躍進した柳大川越の一年生エース(当時)朝倉目当てにガールズ出身の選手が多く入学した。
その中で唯一、一年生でセンター、一番打者のレギュラーを獲得した。*18
語尾に「ッス」がつく独特の口調で狂言回し的な感じではあるが実力は確かで、詠深の強直球のクセを見分けジャストミートするだけの力量がある。
大野の事が大好きでよく抱きついている。大野にアンダーソックスをくれ、とか結構ヤバい性癖も



●影森高校


県大会初戦の相手。
それほど成績を残しているわけではないが、強豪相手にもロースコア、勝敗に関係なく短時間で試合を終わらせる謎に満ちた高校。
不正投球スレスレの速いテンポの投球、いつの間にか守備についていて無言で淡々と試合進行すると不気味なことこの上ない。
テンポの速さでチームのリズムを上げ相手のリズムを下げる戦術を取っている。
そのテンポに審判も釣られてしまう事も。

試合よりも身内で野球を楽しみたいチーム。試合展開が速いのは身もふたもない言い方をするとさっさと帰りたいため。
高校が山間にあり日暮れが早い上に施設も他部と共用のため練習時間が少ないというのもあり、時間効率を追求したことで高速でのプレイを身に着けた。
一見ふざけた理由としか思えないが、自分たちの速いテンポに持ち込むことで勝ちが増えたのは事実であり、内心そのプレイに反対していたメンバーも今ではついてきている。


ちなみに守備の時すら無言なのは、身内での声掛けが好きな一方で敵に聞かせるのが嫌なため。
練習して無言でも連携を取れるようになったのだが、どう考えても努力の方向を間違いすぎである。




●梁幽館高校


通称:梁幽館(そのまま) 選手名のモチーフは日本ハムファイターズ


四強常連で一昨年は優勝も経験した県内屈指の強豪校かつ有名校。
それだけに層が厚く、ベンチメンバーはマネージャーも含めてほぼ4番経験者である。
練習もとても厳しく、主将の中田曰く「楽しいことなんて何もない練習漬けの毎日」だったとのこと。*19


監督の厳格な管理が行き届いており、試合においては指示なく自由に打つことができるのは中田と陽のみ。
ただし裏を返せば柔軟性に欠けるともいえ、格下相手にも消耗を抑えた慎重な試合運びをする傾向にある。
新越谷との試合ではそこに付け込まれ思わぬ苦戦を強いられた。
なお名将:栗田監督(45)は藤井監督の憧れでもある。
非常に若々しく45には見えないアニメでは選手より可愛いと評判


  • 中田奈緒(なかた なお) CV:飯田友子

投手/一塁手/外野手 右投右打 三年生(+2)


エースで4番の主将。ただし先の試合で完投したため*20新越谷戦では先発せず。
高校通算本塁打50本以上の成績を有しており、プロも注目する有力選手である。
強者の自覚を持ち、相手を格下と思うのはそれだけ自分たちが練習してきた証だとチームを鼓舞する大黒柱。
なお打者では全国屈指だが投手としては幾分格落ちする。


進路はプロではなく大学進学を選んだ。


  • 陽秋月(よう しゅうげつ) CV:山根綺

外野手 左投左打 三年生(+2)


打率は6割超でど真ん中に至っては9割という梁幽館不動の一番打者。
新越谷(珠姫)の評価は「長打の増えた希」


ドラフトで5位指名を受けた。


  • 吉川和美(よしかわ かずみ) CV:大西沙織

投手 右投左打 二年生(+1)


中田に次ぐ二番手投手。新越谷戦では先発を務めた。
珠姫とは美南ガールズ時代にバッテリーを組んでいた先輩であり、監督にもスカウトするよう推していた。
珠姫を通して完全に対策されたものの、それでも要所で抑える名手。
鋭く曲がり落ちるスライダーが決め球で、詠深の「あの球」に近いとも言われる。
秋大会以降はエースナンバーを背負う。中田の卒業時に投手用グラブを託された。


新越谷戦では奇しくも某娘の中の人同士の投げ合いに。


  • 堀弥生(ほり やよい)

投手 左投げ 一年生(同学年)


秋大会以降の二番手投手。夏の大会では一年生で唯一のベンチ入り。
実は吉川より背番号としては上(弥生は10番、吉川は18番)
だが、アニメ版では出番が完全カットされてしまったかわいそうな子。


球威は並だがリリースとコントロールが良いと友理に評価されている。



  • 小林伊織(こばやし いおり) CV:宮崎珠子

捕手 右投げ左打ち 二年生(+1)


梁幽館の正捕手。体格は小さいが伊織バズーカと呼ばれる強肩とフィールディングの速さを持つ。


  • 高橋友理(たかはし ゆうり) CV:大地葉

マネージャー→守備位置不明(ファースト?) 右投げ右打ち 二年生(+1)


夏大会では戦略担当マネージャーとして相手チームを分析し、監督の補佐をしている。
とはいえ先述の通り監督が絶対のチームであるため、試合中に意見することはできない模様。


データ収集は半分業務、半分趣味のようだがその内容と質の高さは夏の大会時にデータを引き継いだ新越谷の助けとなった。


中田からはチームを一番理解しているとして、主将の立場なら監督にも物が言いやすいだろうとマネージャーながらも次期主将に推されている。
なおマネージャーではあるが過去には4番経験者でもある。秋の県大会では選手として復帰しており、本塁打を放った。
明言はされていないが、整列時の立ち位置等から主将となった様子が窺える。
背番号と守備位置ははっきりとはしていないが、関東大会のシーンでミットを持っている事や
吉川と同じく中田からファーストミットを託された事から守備位置はファーストと推測される。



●馬宮高校


異常にテンションの高い主将に率いられた高校。
詠深の「あの球」対策を完璧にして新越谷との試合に挑むが……?
試合開始時点で「新越谷高校四回戦突破…!?」とナレが入る出オチ要員であった。




●熊谷実業高校


通称:熊実 選手名のモチーフ不明(阪神タイガース?)


県内最速投手久保田を擁する高校。久保田の豪快な投球と打撃力が持ち味。
ただしムラが大きく、特に守備陣が壊滅的なため試合展開は大味。
本作の強豪の中では珍しくストイックさが少なく、楽しんで野球をやっている高校である。観客席を含めてガラが悪いとか言っちゃダメ


  • 久保田依子(くぼた よりこ)

投手 右投右打 三年生(+2)


絵に描いたような体育会系でサバサバとしたエースの主将。どこか遠慮がちな怜に同じ主将としてアドバイスを送った。
意外と礼儀に厳しく公私のけじめはきっちりしている。


フィジカル面が非常に高く、その球速は県内最速。ただしノーコンなのと守備が散々なので失点は多い。球質もばらつきがち。
スカウトも来ているが、目当ては投手としてではなくその身体能力と打撃とのこと。
実際に新越谷との試合でも理沙の重い球をバックスクリーンに叩き込み、詠深の強直球と「あの球」を待ちながら
カットボールを大ファールするなど、中田レベル(詠深)の打撃力がある。


そんなわけで新越谷の夏合宿の際に練習試合ついでに守備練習に参加したがエラーを連発していた。大丈夫かオイ。
なお今後は投手ではなく野手としてやっていくと明言。
この後、母校まで20kmほどの距離をリュックを背負って走って帰っていった。
その年の育成ドラフトにて内野手として指名された。



●姫宮高校


通称:特になし 選手名のモチーフ不明(オリックスバファローズ?)


秋大会初戦の相手。新越谷から転校した選手が二人おり、転校から一年経過したことで試合に出場している。
戦力としては弱小だが、小陽と美月の指導によってある程度実力をつけてきている。


  • 金子小陽(かねこ こはる) / 吉田美月(よしだ みつき)

遊撃手 右投左打 二年生 / 投手 左投左打 二年生(+1)


上記の通り新越谷からの転校組二人。
ガールズ出身で特に小陽は高い実力を持ち、指導を通して皆の信頼を得たことから主将に推されている。
もちろんチームの雰囲気はよく、生まれ変わった新越谷に感じるところはあったようだが、出たことに後悔はしていない模様。




●深谷東方高校


通称:フカトー 選手名のモチーフは不明。


秋大会の相手。県内Cランクに評価されるそれなりに有力校らしいが世代交代が上手くいかなかった様子で、急造投手の松岡に頼り切っている。


  • 松岡凛音(まつおか りお)

投手 右投げ右打ち 二年生(+1)


元はショートだったが三年生が抜けてからは投手に転向している。
本当に投手がいないらしく、新越谷戦では前試合完投してすぐまた連投という過密スケジュールでの登板となった。
ただし体力はあるようで描写からは連投を苦にはしていないようである。
身長も169㎝と、15巻までの作中で明らかになっている登場人物中最長身で体格的にも恵まれている。
急造投手ではあるものの、才能が覚醒したようでどんどん成長を遂げていき最終的には誰も手が付けられなくなった。
相手投手(光)のいい所を参考にして試合中にフォーム改造をする、打者の気配を感じ取って咄嗟に握りをずらすなどという離れ業を行った。
まだ粗削りかつキャリアもないが、スカウトが視察に来るレベルの注目度が既にある大器。
(この時スカウトは詠深も見たかったらしいが、登板はなかった)


しかし打者としては光の前に某ゲーム並みの一回転空振りで最終打者となった。
試合後、光にチェンジアップの握りを教えてもらった。強敵に塩を送ってどうする



●村神学園高校


通称:ムラカミ 選手名のモチーフは隠す気もなくヤクルトスワローズ。


二年時春季大会の相手。最近力をつけて来ており次代の埼玉四強の一角を形成するのでは、と目される候補。
‥が、新越からの評価は前年の柳大川越とほぼ同じとの評価。
新越自体のチーム力が高くなった事とその柳大川越は実際に夏ベスト4なので、決して評価自体は低くない。


  • 村上(むらかみ)

内野手 右投げ左打ち 二年生(同学年)


四番 サード 村上  ね?まんまでしょ
新二年時で既に本塁打20本を超える四番打者で、登場人物中では美園の諸積と並ぶ詠深世代の最強打者の一人。新越谷戦でも小町から柵越えを放った。



●咲桜高校


通称:特になし 選手名のモチーフは埼玉西武ライオンズ。


前年及び一年時夏大会の埼玉代表。
当然県内でも類まれなる強豪校であるが、全国に出ていた分世代交代が遅れて秋大会時点ではそこまでかけ離れた実力はない模様。それでも強いことには違いないが。
もちろん部員数も非常に多く、実力が足りない者はベンチに入る事もかなわない。


  • 松井遥菜(まつい はるな)

外野手→遊撃手 一年(同学年) 右投げ左打ち 背番号6


一年ながら夏大会時から外野手としてレギュラーを張っていた好打者。溢れるメスガキ感が読者から人気。
相手選手に点数をつける悪癖がある。ただし点数自体はわりと公平かつ正確なようだ。


  • 大友琴羽(おおとも ことは)

外野手 一年(同学年) 右投げ左打ち 背番号7


守備位置はレフト。遥菜から眷属と呼ばれている が、どう見ても琴羽が魔法少女で、遥菜が使い魔にしか見えない
試合展開が展開だったために実力の程はほぼ描かれなかったが、強豪校で一年秋からレギュラーである事を考えれば、それなりの実力者ではある。



  • 中学生時代の詠深のキャッチャー

詠深が一度野球を止める一因となった当時の捕手。なんと彼女も咲桜高校に入学、どういうわけか野球部に入部していた。
もちろん実力的にレギュラーはおろかベンチにも入れるわけはなく、偵察などのサポートや雑用要員として過ごしている。
自分本位・無神経な部分は変わっておらず、詠深に対して「やっぱり野球が好きだったんだよね(だから続けている)」と臆面もなく言い放った。
ただ、良くも悪くも「エンジョイ勢」な面もそのままであり、現在活躍している詠深に対する嫉妬などはなく、彼女なりに純粋に詠深を激励している。
その態度に詠深も思うところがないわけではなかったが、「良かったんだこれで」と過去は過去として気にせず前に進もうとしたのだが……


ちなみに詠深が活躍している事は秋大会まで知らなかったため、おそらく最近入部したものと思われる。
(詠深の縦スラを捕ろうともしない捕手が強豪校に入部できるか?は別として)
また、詠深の存在を知った後に全試合を隈なく見たらしく、一応詠深の事は気にしていた模様。


  • 新越谷からの転校生

騒動で咲桜に転校してきた元新越谷野球部員。さほど実力があるとはいえないようで怜達の印象も薄く、咲桜ではベンチにも入れていない。
野球を続けるために転校したにもかかわらずこのような現状であることに腐っており、生まれ変わった新越谷に激しく嫉妬している。
上記の元捕手が敵選手(詠深)と話したことに苛立ち、八つ当たりがてら新越谷に対する事実無根の誹謗中傷を述べたが、それは陰にいた詠深にも聞こえており……


結果的に彼女の言動が詠深の怒りを呼び、チームの敗戦の引き金となってしまっている。




●美園学院


通称:ミガク、またはミソガク 選手名のモチーフは千葉ロッテマリーンズ


夏の大会準優勝校で、秋の大会準決勝で新越谷が対戦した高校。
県内最上位クラスの実力を誇り、秋大会時点で最も完成度の高く、当たりたくないチームと芳乃は評価していた。
エースの園川はプロ上位競合候補の投手。



秋の県大会準決勝で新越谷を破った後、決勝でも梁幽館に勝って関東大会に進出。
関東大会を制して春の全国大会に出場し、優勝した。
少なくとも関東大会で優勝するまで、美園学院に1点差まで迫れたのは新越谷だけの圧勝だった。



詠深に諸積が言った「あなたたちに勝った分惨めな試合はしない」を実行した。
まあ、以降の試合で諸積が出場、活躍した描写はない訳だが




  • 園川萌(そのかわ もえ)

投手 二年(+1) 左投げ左打ち 背番号1


力みのないフォームから放たれる快速球と特級品のスライダー、フォークをコントロールよく操る好投手。
二年生エースとして春の全国大会での登板もあり、夏の県大会でも好投したが味方の失策などで決勝で敗退。
しかし、自責点を3点以上取られた事がなく、被本塁打も高校通算2本(いずれもプロ上位候補から)と安定感は抜群。


新越谷戦でも序盤三振の山を築くが、新越谷の策によって6回に打ち込まれ、代わった亜莉紗が打たれたため初めて
自責点3を負った。
試合中に策の立案者(と、夏の抽選会で感じたプレッシャーの正体)が芳乃と見抜き、初めて自分を追い詰めた相手として認め、試合後芳乃に声を掛けた。
(基本他者に興味を持つ事がないため、極めて異例。亜莉紗に至っては愕然としていた


  • 福澤彩菜(ふくざわ あやな)

捕手 二年(+1) 右投げ右打ち 背番号2


正捕手。キャッチングが非常に上手く、ボール球をストライクに見せるフレーミング技術に長ける。
萌とは中学時代からのバッテリー。


  • 黒木亜莉紗(くろき ありさ)

投手 一年(同学年) 右投げ 背番号11


控えの投手。次期エース候補。立ち上がりに若干の不安があるものの、県内上位の速球を誇る。
新越谷戦では二番手として登板、2点タイムリーを浴びた(自責は走者を出した萌についた)
内心で園川を萌様と呼んでいる。喋り方は少しお嬢様っぽい。


  • 諸積恋美(もろづみ このみ)

外野手 一年(同学年) 左投げ左打ち


新越谷戦で四番に座った一年生。秋大会県内最多5本の本塁打を放っている。
バッティングは天才肌で、詠深の「あの球」を踏み込みと手首の返しだけでスタンドまで運んだ。何がとは言わないが固い


  • 五十嵐 優子(いがらし ゆうこ)

二塁手 二年(+1) 右投げ左打ち


二年生ながらセカンドのレギュラーを獲得。
が、夏の大会決勝で致命的エラーをし、レギュラー剥奪こそなかったものの本来のプレーが出来ていなかったが、新越谷との試合の中で立ち直りのきっかけを掴んだ。


新越谷との試合では二番打者だったが本来の打順は一番。
グリーンライト(自己判断で盗塁)を許される俊足と長打力を併せ持つ優秀な選手。諸積によく抱きつかれている。あと何がとは言わないが結構大きい


  • 八木(やぎ)

美園学院の監督。チームメイトからは「メリー」とあだ名されている。
(八木→やぎ→ヒツジ→メリーさんのヒツジからか)
萌の交代のタイミングの的確さ、新越谷の策を上回る策を用意するなど、監督としての能力は高い。
名将と書かれていたのに投手交代しか出番のなかった人とは違う





きららファンタジア


2020年6月のイベント「エトワリア野球対決」より参戦。
武田詠深、山崎珠姫、川口芳乃、中村希が登場している。
詠深と珠姫はバッテリーということでか2人1組のスキル構成となっているのが特徴。2人の属性が異なるためそれぞれ別の人と組んだ方が有効だったりする。
まぁ珠姫の☆5が実装されれば2人の属性が揃って上手く組めるだろう。おそらく。


野球が盛んな「野球の国」から来たローズを筆頭とした「野球の民」と試合を行うために、他作品のキャラと練習試合がてらメンバーを集めるというシナリオ内容。
最終的に集まったメンバーは、あんハピ♪より萩生響、江古田蓮、ひだまりスケッチより宮子Aチャンネルよりトオル、主人公勢のきらら、ランプ、マスコットキャラのマッチ(宙に浮く猫)、そして詠深と珠姫。
……なんだか1名もとい1匹変なのがいるが気にしないように。ちなみに試合ではファインプレーで貢献していた。


シナリオ中あちこちにディープな野球ネタが取り入れられており、野球好きからの評判は上々。ハイタッチで脱臼とか「選手には格というものが」とか。
ファンタジー世界ならではの無茶苦茶なプレーも行われかなりぶっ飛んだ内容であった。ホントよく勝てたな。


実のところ本シナリオのボスであるローズに対して詠深は有利属性ではないため、それほど相性が良いわけではない。
正攻法で戦う場合最適なのは、相性が良好な上にボス戦向きのスキルを持つ比嘉かなた(はるかなレシーブ)である。*21
このため、人によっては憧れの選手と野球勝負するためにわざわざ海外からやってきた相手にビーチバレーで勝利するという何だか釈然としない絵が見られたとか何とか。


また、きらファン以外に八月のシンデレラナインともコラボしている。



追記・修正は満塁で敬遠して野次られても何ともない人にお願いします。


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  • 野球関連の描写がなんかパワプロ脳だから女子野球じゃなく高校球児の女体化の方が近い -- 名無しさん (2020-07-01 22:16:19)
  • 人を集められないアニメが増えているらしい。今後は作画崩壊アニメが続出するかも… -- 名無しさん (2020-07-02 12:21:25)
  • あっついなぁ…… -- 名無しさん (2020-07-02 21:22:15)
  • 尻と太股ばっかり見てました。良かったです -- 名無しさん (2020-07-03 20:08:54)
  • 良くも悪くもなんJか野球板の住人が描いたような野球パートとはよく言われてた。 -- 名無しさん (2022-08-07 06:03:46)
  • アニメに関しては、あまり漫画的・アニメ的な演出やイベントを入れずに淡々とまともな試合をしていたのが、数少ないアニメから勢の評判が良くなくて難しかった。 -- 名無しさん (2022-08-07 06:08:54)
  • 意外とウマ娘声優多いのね。なんとなく見てたらびっくり。アニメ見てた頃には気づかんかったなぁ -- 名無しさん (2022-12-04 00:42:34)
  • ↑ナイスネイチャとメジロマックイーンの投げ合い(新越vs梁幽館) -- 名無しさん (2023-06-13 10:34:40)

#comment(striction)

*1 不祥事の詳細は不明。2話で尻をバットで叩いたらしき描写が若干ギャグ調で描かれているが、作品の進行につれてとても軽く済んだ話ではない雰囲気となっている。
*2 但し、ゴムボール
*3 この頃の証言として、後輩である詩織は「いつも下を向いていた」と言っており、その様子を描いた88話の扉絵では目が見事に死んでいる
*4 しかも野球部は試験期間中ですら練習試合に出ていた。
*5 どちらかというと「変化球に対して直球が不思議なくらい遅い」という方が正しい。詳しくは後述。
*6 そもそも双子の姉が才能のバケモノである以上、ノーセンスはあり得なさそうである
*7 光と希の勝負の際にランナーとして芳乃が出たが、その時に「芳乃ちゃんは走れんけんね」と言っていた。
*8 詠深の成績から特進クラスなのでは?という考察がある。
*9 グラウンダーをアウトにするには捕球・送球・捕球と3アクション必要なことから、フライに比べてエラーを起こしやすいため。特に守備の未熟な幼少時には有効な打法。
*10 理沙と二人だけで維持していた。冷たい視線等々かなり辛い目にもあって来ているのだが、その判断に至った理由は明かされていない
*11 ただし詠深の投球をずっと見ていたため厳密には初見ではない。また外野が自分なら取れていたと言っている。ただし初打席・NOT初見の同条件でもあの球を外野まで飛ばしてるのは怜だけであり、他のチームメンバーを始め希ですら空振りだった。
*12 アニメでは部活動再開初日に登場。さすがに顧問無しで練習してる絵はまずかったのだろうか。
*13 不祥事を知っている県内の柳大川越や守谷欅台辺りは本来断られても仕方がない。欅台の監督とは個人的に打ち上げ、ゲフンゲフン 打ち合わせする程度の交流もある模様
*14 おまけ漫画の中だが、ほぼ完璧に自分を叩きのめし、進むべき方向を示してくれた希を「神」と呼んでいる
*15 2人部屋を1人で使っていたがその後、小町が入寮して相部屋になった
*16 玲ですら捕れるか分からないと思った右中間の当たりをランニングキャッチで捕球している
*17 中学時代の詠深の最終試合でチームの全打点を叩き出している上に、下級生でショートのレギュラーを張っている。普通、やる気のない弱小チームなら実力不問で上級生が起用される可能性が高いので、それを無視できない力量があったと言う事になる
*18 上級生が大野に引っ張られる形で努力した結果、下級生にレギュラーを譲らなかった
*19 挿絵では2人を背負って歩いている様子が描かれている。
*20 初戦の相手宗陣高校がノーシードながら強敵であったため。実際3-2の接戦で勝利している。もしも初戦が楽な相手であったなら新越谷戦の吉川先発や、最終回からの登板とはならなかった可能性があり、一つの勝負の綾ともなっている
*21 弱体化ギミックもあるのでそれを利用する場合はまた別

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