人間コング

ページ名:人間コング

登録日:2020/06/11 Thu 22:04:44
更新日:2024/05/17 Fri 13:29:10NEW!
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快獣ブースカ サーカス 曲芸師 怪力 怪人 人間 宮内幸平 野本礼三 人間コング 東西サーカス 大仲清二 ブー横丁の学習塾




誰だっ!俺の昼寝の邪魔をした奴は!


俺の力を知らないな!


『快獣ブースカ』の第11話「ブー横丁の学習塾」に登場した怪人。


出典:快獣ブースカ/円谷プロ/第11話「ブー横丁の学習塾」/1967年1月18日放送


身長:2m
体重:110kg
出身地:不明
演:大仲清二



【概要】


ブースカ横丁にやって来たサーカス団「東西サーカス」に所属する曲芸師。
ゴリラより狂暴」というキャッチコピーで宣伝されている怪力自慢の男。
服装は虎柄の腰巻き一枚で、無造作に伸ばした頭髪とアゴ髭、口髭を蓄え、上半身から背中まで剛毛に覆われているという見るからに荒々しい姿をしている。
太い鎖を引きちぎったり分厚い電話帳を引き裂くなど、その売り文句に偽りのない人間離れした怪力を持つ。
およそ格闘技のような「技」は使わず単純にパンチや相手を振り回すような攻撃しかしないが、力自体が凄まじいため十分な攻撃手段になる。
体重がおよそ100kgもあるブースカを軽々と頭上に持ち上げて投げ飛ばした。


性格は見た目通りに短気で怒りっぽく傍若無人で、他の団員が練習をしている中一人悠然と昼寝をしていた。
一度気分を損ねると手がつけられないようで、怒って起き上がった時には団員や調教師なども恐れて逃げ出してしまった。


自分の力に自信を持っており、愉快な風貌とは言え人間ではないブースカに対して「貴様のようなヘナチョコ快獣、小指の先で捻り潰してくれるわ!」と宣言した。
自分の胸を叩いて掛け声を張り上げたり、子ども達に対して動物の唸り声のような声を上げて脅かすなど、自分の力を誇示する事を好む。



【活躍】


子ども達にインチキ計算尺を売ろうとして、ブースカに見破られて逃げ出すはめになった二人組の露店商。
仕返しを企む二人にブースカは捕まってしまい、ブースカ横丁に来ていた「東西サーカス」に売られてしまう。


サーカスのテントの中で札束を数えていた二人組は、練習していた団員が投げたボールを投げ返した所、昼寝をしていた怪力自慢の「人間コング」に当たってしまう。
昼寝の邪魔をされた人間コングは激怒して起き上がり、鎖や電話帳を引きちぎると二人組に詰め寄る。


二人組がブースカの後ろに隠れ、忍び込んだメチャ太郎とゾロ目がけしかけた事もあって勝負する事になるが、ブースカはこの時エネルギー源であるブー冠を無くしていて全く力が出ない状態だったためその怪力で殴り付けたり投げ飛ばしたりして散々に痛めつける。


しかし、メチャ太郎が隠し持っていたブー冠がブースカに戻ると一気に形勢逆転になり、自慢のパンチも通用せず頭に木箱を被せられて一方的にやられ、最後は投げ飛ばされて「まいった」と言って気絶してしまった。



【その他】


人間コングの胴体は『ウルトラマン』に登場したミイラ人間と同じものが使用されているようだ。


人間コングを演じる大仲清二氏は、阪急ブレーブスに所属していた元プロ野球選手。
他にはゴジラシリーズ東宝特撮作品などに出演している。


インチキ計算尺を売っていた二人組の露店商を演じているのは『ドラゴンボール』の亀仙人や『アルプスの少女ハイジ』のアルムおんじ役で知られる宮内幸平氏と、同じく『ドラゴンボール』の老界王神などを演じた野本礼三氏。
野本礼三氏の方は特撮ファンなら『五星戦隊ダイレンジャー』の第1話に登場した怪人・紐男爵の声を担当した御方、と言えば通じるかもしれない。



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