Escape from Tarkov

ページ名:Escape from Tarkov

登録日:2020/04/03 (金曜日) 23:51:09
更新日:2024/05/17 Fri 11:11:49NEW!
所要時間:約 15 分で読めます



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GET READY FOR ESCAPE


Escape from Tarkovとはロシアのゲーム制作会社「Battlestate Games」によって制作されたFPSである。


概要

紛争の後に隔離され、無法地帯となった都市「Tarkov(タルコフ)」が舞台。
プレイヤーはTarkov市に取り残された「PMC」、またはスカベンジャーである「SCAV」を操作し、
他プレイヤーやNPCから殺して奪い、時には隠れてやり過ごしながら、箱庭状のマップから生きて脱出することを目指す。


ボーダーランズやThe Divisionなどのルートシューターとは違う所謂「ゾーンゲーム」のはしりでもあり、
生還すれば手に入れた装備やアイテムを持ち帰ることができるが死亡すれば持ち込んだ装備含め原則全ロストという過酷さが最大の特徴。
その他体力や防具、武器の弾薬まで細かく仕様が組み込まれており、非常にハードコアな仕上がりとなっている。


販売は公式サイトで行っており、複数のエディションが存在する。
上位のエディションほど、コンテナと呼ばれるアイテムをロストしない特殊なインベントリが広かったり有利な特典がつくがゲームの内容自体は変わりがない。
現時点ではオープンベータという扱いであり、時折ワイプと呼ばれる大きなアップデートによるセーブデータの完全リセットが発生する。


ストーリー

ロシア北西部に存在する都市「Norvinsk」(ノルヴィンスク)。ロシアとヨーロッパが共同で作り上げた経済特区であり、特区内で最も大きな都市である「Tarkov市」を中心に目覚ましい経済活動が行われていた。企業に対して様々な優遇制度が有りビジネスチャンスに溢れた場所であるがそんな輝かしい都市の裏では多国籍巨大企業「Terra Group」が違法な活動や人体実験などを行なっていた。


そんなTarkovではTerra Groupを含むヨーロッパ企業のスキャンダルを皮切りに、半年後には政治的対立からロシア国内軍と国連平和維持軍による武装衝突が勃発
さらにはTerra Groupの実態を探るべくロシア政府の密命により結成された『BEAR』とその調査を妨害するべくTerra Groupによって雇われた『USEC』といった民間軍事企業(PMC)をも巻き込んだ類を見ない紛争へと事態は発展。


ロシア政府とTerra GroupのPMC達を介した代理戦争はのちに『契約戦争』と呼ばれる程の紛争に飛躍していく。
紛争の影響によりNorvinsk地域の境界線はロシア国内軍と国連平和維持軍により完全に封鎖され、紛争最初期に自力で脱出出来なかった者やその後に短期間だけ行われた救出活動に間に合わなかった一部の人々や紛争の混乱に乗じて金品などを盗む為に市内に残った無法者達は生き延びる為にSCAVへと変貌する。
他にもSCAVや元PMC達に何者かが高度な軍事訓練を施し何かをさせる為に動かしている謎の部隊『レイダー』や謎の神を信仰し、その神に銃を貢物として捧げる一方、同胞以外は全て殺戮する『カルト』を筆頭とした第三勢力までもが闊歩するTarkov市内は文字通り『地獄』と化した。


最早、ロシア政府やTerra Groupも予想出来なかった程の紛争状態と化したTarkov市内での工作行為など隠密に行う事など出来ないと判断され、各陣営の駒として派遣されたPMC達への支援を打ち切る事で関連性を消す以外に各陣営は出来る事はなく、PMC達も地獄のTarkov市内に事実上見捨てる形をとる


支援を打ち切られた両陣営のPMC達も最初は各陣営ごとになんとかTarkov市内からの脱出を目指すも、市外への出口には表向きには市内の混乱を外部に出さないように『ロシア連邦軍 (RUAF)』によって封鎖されており、市外への脱出は絶望的だった。


勿論、残された物資も無限にはなく限られた物資のいざこざからかつての仲間でさえも敵へと変貌し、『BEAR』『USEC』両陣営共に部隊としては壊滅状態に陥ってしまう。


そして、各陣営がPMC達を見捨てて暫く後...


未だに市内での紛争は収まる気配はなく、部隊壊滅後になんとか生き延びようとしている元PMC、その日を生き延びる為...もしくは更なる私腹を肥やそうと企んで今日も略奪を行うSCAV、各々の目的の為に動く第三勢力といった者達の闊歩は止まらない。


そんな中、紛争最初期にTarkov市内へと派遣されたPMC(BEAR若しくはUSEC)の一員である主人公は未だ生き延びていた。
辛うじて...。


今までの敵は勿論...限られた物資のいざこざからかつての同胞でさえも敵へ変貌してしまい、それでも協力していた数少ない仲間部隊とも逸れ、司令部との連絡も途絶し、雇い主からも見捨てられTarkovにたった独りで取り残された主人公はこれ以上の任務続行を不可能と判断し任務を放棄。


生きてTarkovから脱出する為に奔走することになる。


(長い!簡単に説明しろ!)
経済特区の裏で暗黒メガコーポがやべえことしてたら紛争起きちゃった!!俺もヤベェ町に派遣されたけどもう任務どころじゃねぇからどさくさに紛れて逃げるぞ!

人物

主人公

プレイヤーの分身でもある元PMC。
上記ストーリーの通りBEAR or USECの元一員であり、地獄と化したTarkovに独り取り残された哀れな男。


生きてTarkovから脱出する為に単騎で or 同じ部隊の人もしくはかつての敵陣営と協力して奮闘することになる。(マルチプレイでBEARとUSECの人間が協力している理由)
数少ないバックボーンとして紛争の最初期から戦闘に参加しており、今現在まで(ぼっちで)生き延びているという公式設定があったりする。


その背景から強そうに聞こえるが、ゲーム開始時だと
『仮にも訓練された兵士なのに20mほど全力疾走するとすぐバテる
『何の変哲もない普通のライフル銃をまともに構えられない
『出撃して数時間(ゲーム内時間)経つだけで脱水&飢餓で餓死
焚き火に数秒触れただけで焼死
というとんでもない虚弱体質。
(なんでPMCで食ってこうとしたんだコイツ)


ただしサバイバルの素質はあるようなのか、
常温で放置されていた牛乳やジュース類を拾ってラッパ飲みしてもノーダメージ』
麻酔なしで自分を外科手術して弾丸を摘出する』
『四肢を骨折 or 大量出血しても市販の鎮痛剤1錠で平然とダッシュ可能
『銃やアイテムは勿論、知らない建物の鍵も凝視するだけで即座に使用場所を的確に判別


更にスキルが極まると
異常なまでの重量の物品を異次元圧縮したバックパックを背負って走れる
治療しなくても撃たれた出血が自動で止まる
なんなら撃たれた痛みでブチ切れてバーサーカー化し、常に鎮痛作用がキマった状態になる
脱水・飢餓でHPが減少しなくなり、完全に飲まず食わずでも死亡しなくなる
といった異能生命体になる。(なんだコイツ)


また、初期の虚弱体質でもガードレールは頑なに垂直跳びで越える拘りをもつ。


BEAR

正式名称は「Battle Encounter Assault Regiment」。
本作ストーリーでの主人公側でもあり、実写映画の『Raid』も彼らが主役である。 使用言語はロシア語とロシア訛りの英語。


Tarkovに登場するPMC派閥の片割れ。
ロシア側のPMCであり、Terra Groupの違法行為の証拠を明らかにするためにロシア政府の密命によって結成された。
旧ソビエト諸国の特殊部隊員を中心に構成され、Norvinskの役人に雇われロシア政府の代理としてTerra Groupの下請けであるUSECと契約戦争を行っている。


…のだが、市内の混乱が広まる中で雇い主のロシア政府から見捨てられTarkovに取り残されているのが現状であり、司令部側も社員であるPMC達をまともに捜索できておらず、雇い主のロシア政府に協力を仰いでも「Terra Groupの情報を持ってくれば協力してやる」の一点張りで放置されている始末。


このため組織としては半壊状態となっており、生還する為にはかつての敵と協力してでもTerra Groupの陰謀を暴くしかない状態。


  • Skif

ゲーム本編よりも少し前のTarkovにて奮闘する実写ムービー『RAID』の主人公であるBEARオペレーター。
元々所属していた部隊のメンバーが音信不通となったことで彼等の捜索部隊の一員として地獄のTarkov市へと突入する事になる。
地獄のTarkov市内での数々の戦闘に巻き込まれ、1人また1人と部隊の仲間が散りゆく中、遂に彼はTerra Groupの闇の深層を手にする寸前まで行くが...。


USEC

正式名称は「United Security」。
本作ストーリーでの悪役側。西側のPMC。使用言語は英語。


Tarkovに登場するPMC派閥のもう一つの片割れ。
Terra Groupの違法行為の証拠などをBEARに奪われないように妨害し、それらの証拠を破棄することが主な業務内容。
実態としてはほぼTerra Groupの私兵で、全世界に7500人以上のスタッフがいる。


しかし、妨害行為の一環とはいえTerra Groupの社員研究員らを容赦なく殺戮する命令などを受けており、隊員の中にはTerra Groupの行いに疑問を持ち、部隊から離反した者もおり、その結果BEARと同じく部隊としてはほぼ壊滅状態となっている。(元USEC側主人公は離反した側)


全く知識のない異国の土地から生還する為には、かつての敵と協力してでも脱出の糸口を探さなければいけない状態。


「ROGUE USEC

元USECのPMCで、Goons分隊の隊員達が離反した成れの果て。勿論、使用言語は英語。
かつてUSEC達が使っていた大規模拠点の一つとして占拠していたlighthouseの浄水施設を拠点に活動しているグループ。


訓練された元PMCということもあって、普通のSCAVとは一線を画する射撃精度・装備をしており非常に手強い。
基本的には西側の装備を使っているが、残存装備の都合なのか一部AKなどの東側装備を使っている者も居る。


現在はGoons分隊の隊長でもあるKnightをトップとして活動している。


Terra Group

今作の紛争の主原因のファッキンシット暗黒メガコーポ。だいたいこいつらのせい。


立ち位置としては某傘社や某金庫社に並ぶレベルの暗黒具合を醸し出しており、機密情報の漏洩防止の為に平然と身内の研究員の殺害をUSECに命令したりとやりたい放題。


世間一般には「Terra Groupが何かした所為で紛争起きたんじゃね?」と言われているのに対して「我が社は何も関係ありません」「紛争に苦しむ市民の人達を救いたい」などとほざいている状態。
しかし、USECの協力を得られなくなった現状はもう機密情報漏洩も時間の問題…


と、思われたが秘密裏に保有していた私設の軍隊『Black division』を動かしてでも機密情報を守ろうと必死になっている模様。
(そんなにするなら最初から真っ当にやれ)


SCAV

「オッパチュキ-!!」
市内に取り残された市民や火事場泥棒の為に自ら残った無法者達が、生き延びる為に物資を略奪するようになったスカベンジャー達の総称。BEARと同じくロシア圏内の人間であるので話す言語はロシア語。...なのだが、何故かやたらと訛っている。
一応ある程度はSCAV同士で協力している事が多いが、その中でも物資のいざこざで仲間割れしていたりすることもあるので組織としては言えない集団でもある。(プレイヤーSCAVに他SCAVを殺害する事が出来る理由)


一定のエリア内を巡回している通常タイプの他、高所に陣取っており感知・射程範囲の広いスナイパーSCAV、
特定のマップでのみ登場する重装備のSCAVレイダーなど種類は様々。


元市民や無法者達の集まりという事で練度や装備の質は千差万別。
基本的に(SCAVレイダーを除き)軽装で、得物も安いライフル・ショットガンなどが主だが、
たまに高性能なボディアーマーやAP弾などを装備している事もあるため油断は禁物。


また設定上は上記の通り烏合の衆であるのだが、ゲーム内ではそこそこの距離からでも的確にプレイヤーを感知して発砲してくる。
本作のシステム上どんなに貧弱な弾薬といえども、充分な強度のアーマーが無い状態で頭部・胴部に命中すれば容赦なく即死するため、装備の貧弱な序盤では大きな脅威となる。
所詮雑魚NPC…と思って油断していたらいきなり捕捉困難な距離からスナイパーSCAVに射殺されてこのゲームの厳しさを叩き込まれた人も多いのでは?
SCAVの出現地帯ではクリアリングを徹底すべし。

・Ryzhy

ゲーム本編と時間軸を同じくする実写ムービー『The Chronicle Ryzhy』の主人公を務める生まれも育ちもTarkovのSCAV。常に付けている黒バラクラバがトレードマーク。
泣く泣くTarkov市から出られなくなった市民や火事場泥棒で私服を肥やそうと企む無法者がほぼ全てのSCAVの中で自らの意思で街に残り、生き延びるのに必要な分以外の物資は略奪しようととしない変わり者のSCAV。


彼が唯一、求めているのは契約戦争勃発直前に突然行方不明となった父親と再会する事。
父親が行方不明になって直ぐに現れた謎の男『lightkeeper』が何かしら絡んでいると読んだ為、幼少期に父親から貰ったダブルバレルショットガンを手に地獄と化した故郷の街で奮闘する事になるが...。

SCAV BOSS

SCAV達を統率し、そのマップ一帯を支配している親玉的存在。
毎回必ず出現するわけではなく、レイド開始時に確率で出現判定が行われる。


装備・射撃精度共に普通のSCAVとは一線を画しており、更に他のSCAVを伴って集団で行動している事が多いため、無策で挑むのは自殺行為。
一方でSCAV BOSSの落とす強力なユニーク装備やレアドロップは高値で売れるため、倒すことができれば非常に大きな利益となる。


カルト

PMC、SCAVいずれにも属さない怪しげな狂信者たちによる第三勢力。
一部マップの夜間でのみ低確率で出現する。


通常は茂みの中などに潜んでおり、プレイヤーが視界に入っても即座には攻撃せず、
一定エリア内に入ると敵対する…という特殊なルーチンで動く。


通常の射撃攻撃の他に、駆け寄って毒の塗られたナイフで切り付けてくるのだが、
普通のSCAVと異なり喋らず、更に走っても足音が発生しない
更に更に体温を下げる注射を打っておりIRスコープでも映りにくい
インチキじみた特性を多数持っており、プレイヤーが先に捕捉する事が非常に困難。


撃たれるor切られてから初めて存在に気が付き、そして手遅れ…というパターンが多い。
SCAV BOSSとはまた違うベクトルでの難敵。挑む際は最大限の周辺警戒が必要だろう。



トレーダー

プレイヤーとの取引を行ってくれるNPCの商人たち。
全部で8人(+1人)おり、それぞれ商品の品揃え・買い取ってくれる品物の種類などが異なる。
基本的に取引はルーブル紙幣か物々交換になるが、ドル・ユーロ紙幣が必要なトレーダーも存在する。


各トレーダーからは「タスク」と呼ばれる依頼を持ちかけられることがある。
内容は探索や物資の回収から、マーカーの設置、SCAVやPMCの殺害、銃のカスタマイズ…など様々。


タスクを達成することでそのトレーダーの友好度(ロイヤリティ)が上がり、品揃えが豊富になったり特殊なアイテムをくれたりする。
特に強力な銃器・装備の大半は友好度を上げないと売ってくれないため、暇があればこまめにタスクをこなしていこう。


  • Prapor

• ノルヴィンスク一帯を封鎖した国内軍の後方基地倉庫を管理するロシア連邦軍の准士官のおっちゃん。
腹と頭皮が全キャラの中で最も悲しいことになってる


口は悪いが義理堅く情に厚い昔気質の軍人であり、契約戦争の最中はBEARのPMC達に武器、弾薬等の様々な物資をひそかに『提供』していた。それ横流しやんけ
最序盤のタスクでは「お前ホンマに使えんの?すぐ死ぬんちゃうんか?」みたいな口の悪さを披露するが彼のタスクをクリアしてくと口調が非常に優しくなり頼りにされる。


主に東側の武器や弾薬、一部のパーツと装備品を取り扱っている。
特に最初期から購入できる中では安価でフルオート連射ができるPP-91 KedrやPPSh-41、
性能とコスパのバランスに優れる7.62×39mm PS弾を販売してくれる為、序盤からお世話になるトレーダー。
中盤以降は徹甲弾やAS VALといった東側の強力な武器を販売してくれるので最後まで頼りになる。その一方で買取に関しては渋いのはご愛嬌。


受注タスクの種類は千差万別で難易度も簡単なものから難しいものまで様々。
その中でも『The Punisher』シリーズを最後までクリアするともらえるEpsilonコンテナは一人前の証。
タルコフ市に来たばかりの新米PMCはこのタスクを当面の目標としてみよう。


  • Therapist

•逃げ遅れた市民達を病院内に匿っているタルコフ市中央病院の外科医長を務めている女性。
何気に(Fenceを除くと)本作の紅一点。というかこの街に残ってるヤツの殆どおっさんしかいねぇ


紛争の最初期にコネを使って真っ先に逃げる事もできたが、自らの意思で市内に残り、市民全員の脱出が叶うまではタルコフに残り続ける覚悟を持つ医師の鑑。
しかしただの平和主義者という訳ではなく、必要とあれば奪い取った物資を溜め込んでいるSCAVの排除をも厭わない強かさを併せ持つ。
また職業柄Terra Groupの裏の顔に紛争以前から勘づいており、現在は匿っている市民達の脱出手段を模索しながら、自身にとって有益なTerra Groupの機密情報も入手しようとしている。


医薬品をメインで取り扱う唯一のトレーダー。各種ルートアイテム・医薬品・鍵などを買い取ってくれる。
ロイヤリティが上がると疑似的にスタッシュを拡張できるケース類や強力なバフを掛けられる各種注射などを取り扱う様になる。


更にアップデートで「クイックトリートメント」というサービスが追加され、
PMCでレイド終了時に負傷していた場合、ルーブルを支払う事で即時回復してもらえるようになった。
一定回数or一定Lvまでは無料で利用できるため、序盤はガンガンお世話になろう。Therapistマジ女神。


受注タスクは特定アイテムの納品や特定箇所の探索といったものが大半で、全トレーダーの中で最も簡単。
キルタスクも少しながら有るが、全て通常SCAV相手なので苦戦する事は少ないだろう。


Lv35になると受注可能(クリア前提タスク有り)になる『Private clinic』のクリアで本ゲーム中トップクラスの容量&汎用性を持つTHICCアイテムケースを貰う事が出来る為、
ワイプ後のPMC達が血眼になってLv35を目指す光景はTarkov市内の風物詩。


  • Fence

•紛争以前からNorvinsk地方全域に展開されている、密輸業者ネットワークを束ねる謎の人物。
何気に全トレーダーの中で唯一、立ち絵が実写。


名前や容姿は勿論、人種・国籍・年齢・性別・個人なのか集団なのか等、その素性は一切が謎。
過去のイベントタスク等でNorvinsk地方に留まらず、合衆国などの他国にも顧客がいる事が示唆されており、謎の深い存在。


因みにプレイヤーSCAVとPMCが2人揃う事で使える共同脱出口を使うとFenceからPMCの人は感謝、プレイヤーSCAVの人は関心されるのでプレイヤーSCAVはFenceの部下の模様。


非常に特殊なトレーダーであり、他プレイヤーがFenceに売却した品物を販売するという仕様を持つ。
またレートは不味いが、(一部の鍵などを除く)ほぼ全てのアイテムを買い取るのも特徴。


上記の特性上、基本的に他トレーダーが買い取ってくれないボロの武器や装備品などを売る・売られる事が殆どだが、
稀に思わぬ高額品・掘り出し物が売りに出されている場合もあるため、気が向いたら覗いてみよう。


受注タスクは有るには有るが、イベント以外でFenceから受けられるタスクはたったの2つ
両方とも最終盤で開放されるエンドコンテンツに近い立ち位置のため、上級プレイヤー以外は殆どFenceと会話することもないだろう。


特定条件を満たすと彼からプレイヤーSCAV時に行うSCAVタスクを受けることが可能になる。基本的にはPMCで行うデイリータスクと同じ。
尚、タスクをクリアしても「Good」しか言わないため彼の真意はやっぱり分からない。Good BOT


因みにFenceの信頼度はカルマシステムと連動しており、高い程プレイヤーSCAV時の恩恵が高くなり、MAXの6.0まで行くとロイヤリティMAXになり『他プレイヤーが保険をかけず、誰にも回収されずロストした物を販売する』様になる。


  • Skier

•Customs近郊を根城&制圧している元港湾地区にある税関ターミナルの従業員だったおっさん。
名前の由来はいつも被っているスキー帽から。


当初はターミナル内の品物で細々と商売をするだけだったが、紛争が激しさを増す中で周囲のアウトロー達をまとめ上げ、現在ではターミナル一帯を牛耳るかなりの武闘派。
…というかプレイヤーと取引に応じてくれるだけでやってる事は実質SCAV BOSSである。


紛争最初期からPeacekeeperと組んで様々な違法行為に手を染めており、気に入らない連中は即座に排除を試みる本作屈指の危険人物&金の亡者。
その為、一部のトレーダー達から非常に嫌われている。主人公相手にも最初には「どうせ使えねぇんだからさっさと死ね(要約)」と言い放つがタスクをクリアしていく毎に信頼を得る事で主人公の力を認め「この仕事にはお前の力が必須だ」と言われるまでになる。


また、殆どのトレーダーが危険性から関わらない様にしているTerraGroupに興味を示しており、彼のタスクではTherapistとは違った形でTerraGroupの謎に迫る事になる。


品揃えは民間モデルの銃器やAKシリーズのアタッチメントが主だが、一部軍用銃や弾薬なども販売する。
序盤はセミオートのみだが精度とコスパのいいADAR、中盤以降はRFB、Mk47など
Prapor、Peacekeeperにも劣らない高性能な銃器を取り扱うため、是非仲良くしていきたいトレーダー。


受注タスクはアイテム納品や特定箇所探索の他にも数多くのキルタスクを受ける事になる。
他トレーダーと違い序盤のタスク『Friend from the West Part1』からいきなり他プレイヤーPMCのキルを要求されるなど、戦闘に慣れてなければかなりの難易度を誇る。
また、終盤には武器や装備を指定された状態でのキルタスクも数多い。
キツいと感じたら他のトレーダーのタスクをクリアしてアタッチメントや弾を揃えるなどして備えよう。


  • Peacekeeper

• タルコフ市の港湾地域へと繋がる中央検問所のひとつ(Terminal)に拠点を築いている国連平和維持軍の補給担当官のおっさん。


ただSkierの欄で書いている通り、Skierと協力して違法行為をしまくる事で金を荒稼ぎしている国連平和維持軍の面汚し。
しかし西側諸国の政府や諜報機関に情報を売るためのパイプを持っており、違法行為を上官にバレながらも上層部へと報告出来ない様に上官の弱みを握っていたりとただの金の亡者ではない狡猾なおっさん。


その経歴上他トレーダーと違い、ルーブル通貨ではなくドル通貨で取引する事になる。ルーブルとドルの両替もしてくれるが、ドルからルーブルに戻すことはできないため注意。
尚、版売品は国連平和維持軍の在庫な模様。お前も横流しかよ。


主に西側の銃火器・アタッチメント・弾薬・装備を販売する。
序盤はMP5やUMP45、中盤以降はM4A1やMP7、SR-25といった高性能な西側銃火器を多数取り扱っている。
弾薬についても優秀で、1発3$とは思えないコスパの良さと火力を両立する7.62×51mm M80や、相手の装備問わず高い肉体ダメージを与えられる9x19mm Quakemakerといった強力な弾薬達を調達できるため、
全トレーダーの中でも早急にロイヤリティを上げたいトレーダー筆頭。


但し彼のロイヤリティ上昇の為に必要な信頼度を上げようにも条件を満たさないと彼からのタスク依頼が入らないのが歯痒いところ。
彼の興味を得る為にも彼のビジネスパートナーのタスクをこなすと良いだろう。


受注タスクは特定箇所の捜索やタスク限定アイテムの入手系がかなり多く、一部キルタスクも有るがSCAVキルが殆どでタスクの全体難易度は全トレーダーの中でもTherapistに次いで優しい部類。
その代わりにほぼ全てのタスクがShorelineに集中しており、新米PMCやShorelineが苦手なPMCの悩みの種。Shorelineの超危険地帯であるリゾートエリアにもタスクで複数回赴く事になる為、Shorelineのマップをしっかり叩き込もう。


  • Mechanic

• 各種付属品や改造済みの銃器を販売する超ヘビースモーカーの凄腕ガンスミスおじさん。
Ryzhyともビジネスの関係での付き合いを持っており、彼の事を高く評価している。


かつてFactoryで現場主任を務めていた過去を持つ。
彼の手がける銃器の質は数多くの人に認められているらしく、同胞以外は容赦なく殺戮するカルトの人物でさえも手を出さずにきちんと客として取引を行っている模様。
また、EMP攻撃によって電子機器の殆どがまともに動かない現状のタルコフ市内では数少ない生きているインターネット回線を保有している人物でもあり、後ろ盾のない個人ながら他勢力から命を狙われないだけの立場を築いている。


寡黙で孤独を好む性格だが、別に人間嫌いという訳ではなく
多くのタスクをこなして仲良くなると、物事や世界に対する彼の独特な考えを聞くことが出来る。


主に武器アタッチメントやカスタムされた銃器を販売するトレーダー。
彼のロイヤリティが低いとまともに銃器をカスタマイズ出来ないレベル。
一応後述するフリーマーケットから買うこともできるが、Mechanicの販売品と同じパーツをフリーマーケットで揃えようとすると5倍以上の費用がかかることもザラの為、本格的なカスタム銃器を使いたいならしっかり仲良くなろう。
また、一部のアイテムはルーブル通貨ではなくユーロ通貨やBTCを要求する。


何気に全トレーダーの中で武器の買取が最も高い為、特に理由がなければ彼に要らない銃を売りつけると良き。


受注タスクは特定アイテムの納品と特定箇所の探索が多く、また彼固有のタスクとして提示されたお題の通りにカスタムした武器を納品する『Gunsmith』シリーズが有る。
銃本体とカスタムパーツさえ用意すればレイドに出撃しなくてもクリア可能な為、歴戦PMC達からは「お金で楽にクリアできるタスク」として人気。
但し、シーズン毎に地味に指定が変わってたりするので要注意。


TherapistとPeacekeeperに次いで全体的に簡単なタスクばかりだが、しれっと中盤に唯一のキルタスクである『A Shooter Born in Heaven』という高難度タスクを依頼してくる鬼畜おじさん。(廃人向けのエンドコンテンツタスクでは他にも有るが)


  • Ragman

• かつてはタルコフ郊外の大きな市場で管理人を務めていた、戯曲や小説等からセリフを引用してみたりキザな言い回しを好むおしゃれおじさん。フリーマーケットの運営も彼が行なっている。


基本的には誰に対してもフレンドリーかつ落ち着いた雰囲気で「商品さえ買ってくれるなら、相手がどんな奴でも『客』として扱う」というビジネスライクな思考をもつ。他トレーダー達は勿論、PMC達と敵対している特定マップのSCAV BOSSですら客として取引している歴戦のビジネスマン。
また、InterchangeにあるショッピングモールULTRAには思い入れがある(&数多くの物資が有る)事からSCAV達が蔓延っている事を非常に嫌悪している。


主にヘルメットやアーマー、バックパックなどの各種装備品をメインで取り扱う。
Therapistと同じくどんなプレイヤーであっても彼のお世話になるだろう。
ちなみに装備品の買取も全トレーダーで1番高い。


受注タスクは特定アイテムの納品や特定箇所の探索、タスク限定アイテムの入手が大半を占める。
序盤から中盤はlnterchangeのタスクが集中している為、Interchangeのマップ...特にULTRAモール内のマップはしっかり叩き込もう。
特に後半のタスクは多くの貴重品をFIR(レイド内アイテム。必ず現地から自分で回収する必要があり、フリーマーケットや他トレーダーからの購入は不可)で要求される為、タスクが出る前にこまめに集めておこう。


因みに彼からPMC用コスチュームを購入する事が可能。アイテムと違って死亡してもロストしないが、かなり高いので購入は注意。
しかし、彼の様にイカした男になりたいなら破産しない程度に買ってみよう。


  • Jaeger

• かつては野生動物保護管理局の職員としてプリオゼルスキー自然保護区(Woods)を管理していた老いた熟練ハンター。
Mechanicの古くからの友人でもある。


紛争が起きてからSCAVによる数々の残虐行為を目にしており、通常時であれば救えるはずの人々を救えなかったという絶望と自責の念から隠遁生活を送っているが、その心には「正義」を渇望している。
また、紛争前に半年間だけFactoryの警備主任を務め、Shorelineのリゾートエリアに住んでいた事から間近でTerraGroupのキナ臭さを感じていた。


ハンターらしく猟銃や狩猟用弾薬を数多く販売している。その他にも狩猟用の装備品や一部のケースといった他トレーダーが取り扱っていない物を販売している。
特にライフルとショットガン、スコープ類の品揃えが豊富なため、なんだかんだお世話になるトレーダー。


また、ロイヤリティLv3になると『Red Rebel Ice pick』を売るようになる。所持していると一部マップの脱出難易度が大幅に低下するため、頑張って交換してみよう。


買取に関して、武器はショットガンとスナイパーライフルのみ買い取ってくれるがMechanicよりも高く買い取ってくれる為、これらは彼に売ると良き。
またFence以外で唯一、近接武器を買い取ってくれるのも特徴。あと、医薬品と食料品も結構高く買い取ってくれる。


受注タスクは殆どがキルタスクなのだが…その内容は全トレーダーの中でトップクラスの鬼畜難易度
序盤からいきなり「アーマーを着用せずにSCAVを倒せ」「ボルトアクションライフル+アイアンサイト+40m以遠でSCAVを倒せ」などの理不尽な縛りプレーを要求される。
特に各地のSCAV BOSS撃破が条件の『The Huntsman Path』シリーズと、ほぼ全編通してボルトアクション縛りの『The Tarkov shooter』シリーズは多くのPMCを発狂させた。


追い討ちをかけるように、他トレーダーのタスクを達成すると時々友好度が下がるため、彼のロイヤリティを上げるにはこまめに友好度を気にしながら上記の鬼畜タスクをこなさなければならない。


キャラ設定はシリアスで尚且つ善人なのだが、
殆どのタスクが高難度、かつ理不尽感の強い縛りプレー
放置するとすぐに友好度が下がるメンヘラ具合
タスククリア後の態度が酷い
そもそもタスク依頼理由の殆どが「目障りだから殺してこい」という理不尽ぶり
...の為プレイヤー達からは「クソ髭」「メンヘラジジイ」等、散々な言われ様をされており割と可哀想なおじちゃん。まぁ、頑張ってやったタスクで「本当にやったのか?凄いな」とかほざくコイツもコイツだけども


  • Lightkeeper

•Lighthouseの灯台を根城にしている無線機や海軍の電子機器の専門家のおじさん。


配下兼護衛のスナイパーを従えており、自身の支配地域である灯台の侵入者は『例外』を除き全て射殺対象。(なんなら、即死のクレイモアも敷設されてる)
条件を満たす事で彼と出会い、Lighthouseの灯台に赴く事で彼からのタスクを受ける事が出来るようになる。


受注タスクは千差万別。しかし、同じく千差万別にタスクを依頼してくるPraporと違い、ほぼ全タスクがこのゲームのエンドコンテンツ『Kappaコンテナ』を獲得する事が出来る猛者PMC向けの超ド級高難易度タスク。


タスク数こそ全10タスクと少ないが、厳しい戦いになる事は必死。しかし、彼に会える事が出来た時点で上級PMCであるのは間違いない。全力を尽くして彼の目論みの果てを見届けよう。


カルト達の紋章のネックレスを持っていたり、他トレーダー達にモールス信号越しに脅迫メッセージを送って多額の金を要求したりしている謎の人物。どうやら、『フードの男たち』と呼ばれる者達に啓蒙を受けて、何かをしようとしているみたいだが...?

システム

出撃

マップに出る際にはPMCとSCAVの2つの勢力を選び、ランダムな場所にスポーン。
マップに数箇所存在する脱出地点まで制限時間までに生きて辿り着くことで、アイテムなどを持ち帰ることが目標となる。
スポーン地点次第では使えない脱出ポイントが存在する*1他、特殊な条件を満たさないと脱出できないポイントなども存在する。
天候や時間なども存在し、夜間の場合は見通しも悪く隠れやすいが自身の視界も悪い他、暗視スコープなどで一方的に屠られる可能性もある。


前者のPMCはプレイヤーの分身であり、自由に出撃できて装備は持ち込みなため一番良い装備で望める。
しかし、死亡した場合に持ち込んだ装備はほぼ全て失う上、他プレイヤーの操作するPMCだけでなくAIや他プレイヤーの操作するSCAV達も敵となる。


後者のSCAVは都市に取り残された元市民&都市に残った無法者の集団であり、AI達の操作するSCAVは基本的に先に攻撃しない限り味方*2な上、
低性能のボディアーマーやアタッチメントの少ない武器、少量の医療品などの最低限の装備が支給され、生存すれば全て持ち帰ることができる。
ただし、装備を固めたPMC相手ではほぼ勝ち目がない(プレイヤースキル次第では勝利することも勿論可能)他、1度出撃すると25分のクールタイムが存在する。


初心者のうちはSCAVで装備を持ち帰り資金に変えるのが得策。
空いた時間は何も得られないが、アイテムの消費もロストもないオフラインモードでマップの確認や練習をすると効率的。


過去には斧マンと呼ばれる近接のみ装備した何も失うものが無い状態で探索する方法があったが、現在では対策されている*3ため最低でもハンドガン程度は持ち込む必要がある。...が、現在ではそれも対策されハンドガンだけでも同等の状態になる為、素直にそこそこの武装をした方が吉。


ステータス

自動回復なんて甘ったれたものは存在しないことはもちろん、部位ごとに耐久値や状態が設定されている。
例えば足に負傷を負って骨折すれば歩行速度が落ちるし、出血すれば徐々に体力が減ってしまう。
さらにダメージを負って耐久値が0になると破壊となり、骨折などより重度のデメリットが発生。
さらに、この部位に対する以降のダメージが全身に分散する非常に危険な状態となる。


全身の耐久値が出血などで0になった場合はもちろん、銃撃などで胸や頭を破壊された場合は死亡。
持っていたアイテムなどはほぼ全て失ってしまうこととなる。


それを防ぐためにも治療キットで部位の耐久値を回復したり、包帯や添木で状態を回復したりする必要がある。
また、鎮痛剤は上記の状態を治療するわけではないが一定時間の間、デメリットを無視して行動できる。


その他、スキルという概念が存在し、特定の行動をすることで徐々に鍛えられて有利な効果が働くようになる。
例えば、走ったり照準を安定させる息止めを多用したりすると持久力が強化されてスタミナが増加したりそれらの行動をより長く行えるようになる。
(その為、スキルを上げる為にクソ重軍用バッテリーを持って全裸で走りまくる変態が戦場に現れることもある)


飲食

エネルギーと水分の概念がある。完全に0になってしまうと「飢餓/脱水」状態となりHPが徐々に減ってしまうため、
長時間の探索の際には飲食して補給する必要がある。
食糧は主に缶詰やレーションおよびクラッカーなどの乾燥物。
飲料は水や紙パックジュース、炭酸飲料など。明らかに常温に晒されていた紙パック牛乳(1リットル)も平然と飲む。


飲食をする際は缶なら開けてスプーンで掬って食べたり、クラッカーは袋をちぎってサクサク音を立てながら食べたりとモーションが妙に凝っている。


瓶入りマヨネーズ、角砂糖などの普通ならそのまま食べないものや、
パッサパサのクラッカーなど食べることで水分が減る食糧も存在する。
逆に青豆の缶詰やエナジードリンクなど両方が回復するような食糧&飲料も存在する。明らかにどっかで見たことある様な食べ物も


武器&防具

ダメージは武器自体ではなく使った弾薬によって変わるようになっており、当たった部位の防具などによって以下の傾向が存在し、同じ口径の弾薬であっても以下のような傾向が存在する。

  • 貫通力が低いほど生身に当たった時の破壊力が高いが、アーマーレベルの高い防具には通用しない。
  • 貫通力が高いほどアーマーレベルの高い防具の上からでもダメージを通せるが、生身への効果は低くなる。

序盤のうちは武器の対応弾薬や運用コストの面から貫通力の低い弾丸を使うことになるが、高性能のボディアーマーの上からでは全くダメージが通らないため、装備が整わないうちに真正面から撃ち合ってもほぼ勝ち目がない。


弾薬もマガジンごとに管理されており、撃ちきったマガジンは補給しないと使えない他、装填しているマガジンの装弾数はおおよそでしか確認する手段がない。
確認する為には確認ボタンを押す事でキャラがマガジンを一度外して見るモーションを行う事で確認可能。しかし、確認しても正確に分かるわけではなく「About half(ほぼ半分)」や「Almost empty(殆どない)」と言ったアバウトなもの。しかも、確認時にはマガジンの脱着音も鳴る*4
場合によっては一度マガジンを外して給弾したり、中途半端に残った弾を取り出して1個にまとめたりといった工夫をする必要が出てくる。


逆に言えば、弾薬の種類によってマガジンを分けて装弾して使い分けることもできる。
但し、マガジンによっては装填可能な弾薬が複数ある事が有り(例:5.56×45mmと.300 Blackout)気づかずに装填していて戦闘時にリロードしようと思ったら銃の対応マガジン内に銃に対応しない弾丸が装填されていてリロード出来ずに死亡なんてことも起きるのでしっかり確認しよう。
なお、このゲームのインベントリは複数の種類に分かれているが
リロードするためには「リグ」や「ポケット」にマガジンを差しておく必要がある
この他レイド時には大容量のバックパックを背負うことができるが、ここからマガジンをロードすることはできない。
特にリグは装備するリグやベストによってマスの個数や大きさが変わるため、考えて選ばなければならない。
リグをパンパンにしてリロードしたせいでマガジンを一個失くすのはほとんどの初心者が通る道


防具について、先の手元のものとして利用するリグを始めとするタクティカルベストの他、銃弾から身を守るアーマーもである。
頭部にもただの帽子からガチムチなヘルメットまで揃っており、選り取り見取りだ。
アーマーは先述の通りランクが分かれているが、大抵高ランクのアーマーは重量が重くなるし動きが鈍くなってしまう。
また撃たれると消耗し性能も下がるために修理が必要になるが、そのコストも高くなる。


このように多様な装備があるが、それ故に詳しくないと「防弾ヘルメットかと思ったら防弾性能皆無のレプリカだこれ!」とか「この武器セミオート限定の民間モデルだ!」なんてことも。
ただ組み合わせは広がるので、ぜひ自分の任務に合った装備を略だ……選んでみよう。


アイテム売買

武器や医薬品、防具などはトレーダーと呼ばれる人達から貨幣を通じて売買できる。
それぞれ売ってるものや買い取ってくれるものが異なる。
ただし、最初のうちは信頼も低いので最低限のものしか売ってくれない。
タスクとして指定されたミッションを達成することで信頼を獲得してレベルが上がり、
より多くのものを売ってくれるようになる。
タスクは原則PMCでの出撃の必要がある他、激戦区になるような地帯も容赦なく指定されていることも。


その他に指定のレベルまで上げることにより他プレイヤー達との取引を行えるフリーマーケットが解放されそこでの取引も可能。
トレーダーへの売却では安いがクラフト材料等の需要の為にフリーマーケットでは超高額品の物も有るのでしっかり調べてお金を稼ごう。


隠れ家

プレイヤーの拠点で設備をアップグレードすることで経験値ブーストなどの様々な恩恵が発生する。
複数の材料と設置した設備を使うことで他のアイテムを作るクラフトの要素も存在する。


拡張を重ねていくと他にもSCAVにお金や機密フォルダーなどの対価を渡す事で様々な物を手に入れてきてもらう物(ソシャゲの遠征システムの様なもの)やビットコインのファーミングも行うことが出来る。(都合上グラボから物理コインが回収てきてしまうのはご愛嬌)
ソ連もといロシアの内緒の文化である密造酒の製造も可能。


最初は快適に住める様な環境ではなく廃墟というに相応しい有様だが、アップグレードしていくことで目に見えて整って行くので目で見ても楽しめる。(休憩スペースを最大まで上げるとPS4の様なものまで置いてある)

主なエリア

FACTORY

契約戦争の間、Tarkovの工場地区の支配をめぐりUSECとBEARとの間で多くの戦いの場となりその後、USECとBEARが残した物資を手に入れる為に孤立したPMC達やSCAV達が闊歩している、かつてTerraGroupへ違法に貸し出されていた第16科学工場。


全エリアの中で最も小さい面積が特徴のCQBマップ。


上記の通り非常にマップ面積が狭く、PMCの湧きポイントも非常に近いため戦闘を避ける事はほぼ不可能。その性質から数多くのキルタスクのために訪れる人が大半で、好戦的なのもあり余計に戦闘を避けれない事を拍車をかけている。
至近距離の戦闘になる事が大半な為、クラス3以上のバイザーを付けていると生存確率が飛躍的に上昇するので金に余裕があれば是非装備しておこう。


それに加えてマップの全域がSCAV&BOSSのスポーンポジションの為、気がついた時には袋小路に追い込まれていることも珍しくない。また、プレイヤーSCAVが多く集まるマップでもあるのでもたもたしていると更に脱出は厳しくなる。常に退路は確保する事。
更にマップからの脱出口は全4箇所あるのだが、1ヶ所を除いて特定の鍵を所持していないと開放できないため注意。


SCAVBOSSは『Tagilla』。
かつてFACTORYで作業員として働いていたイカついタトゥーが上半身に沢山掘られた筋肉モリモリマッチョマンの変態。
『INTERCHANGE』のSCAVBOSS「Killa」の実弟でもある。


かつては兄のゴプニクカラーヘルメットに憧れて奇抜なデザインの防弾仕様の溶接面を作って付けたりする変人な一面も有りながら、基本的には筋トレ好きな普通の市民だったが紛争後に突然バーサーカーを化し、気に入らない人物を愛用のハンマーで惨殺する狂人へ変貌した。
バーサーカー化した原因は詳しくは判明していないが、Jaeger曰く銃弾を頭部に受けた事で狂気が爆発したor謎の薬品で狂人化したのではないか?との事。薬の方は絶対TerraGroupのヤツだろ


兄と同じく取り巻きこそ居ないものの、総体力1220という全BOSS2番目のタフネスを活かして『近距離の敵を愛用のハンマーでブン殴りに来るAI』を持つ。
ハンマーの殴打は非常に強烈で、被弾すると2撃死or即死してしまうレベル。
中距離ではBOSS特有の高精度射撃も行う為、苦戦は必死。
BOSSと戦う際の基本の1つである「超至近距離で戦う」を真っ向から立ち向かう近距離特化型BOSSとして多くのPMC達をハンマーの鯖にする強さを見せつけた。


...のは、実装初期だけ。


実装から程なくして全NPCのAIに調整が入り、NPCが行う行動のバリエーションが増えて驚異度が増したのだがそのバリエーションの中に「被弾すると近場の遮蔽物に退避する」行動ルーチンがあるのだが、この行動ルーチンが近距離特化型AIと非常に相性が悪く、自慢のハンマーで突撃してきたのにいざ撃ち返すと突然Uターンして退避し、回復行動をとってしまう事態に。
コレだけならまだ良かったのだが、マップ自体が超CQBマップなのもあり退避場所に追いつくのはとても簡単で、仮に追いついてもPMCには目をくれず一生懸命回復しまくるので無抵抗なまま一方的に倒されてしまうことになってしまった。
アホの極み


この事から最強格のBOSSから一気に全BOSSの中でぶっちぎりの最弱BOSSへと転落してしまった悲しいBOSS。
今では暇な上級PMCに乱獲されまくる醜態を晒してしまっている。どうしてこうなった。


その一方、特徴的なBOSSでもあるKillaの弟という設定や兄と同じくユニークなデザインのマスクを付けている事、工場を舞台としたマップのBOSSという方で『工場長』という愛称でPMC達からは割と愛されていたりする。
開発からもマスコットキャラ扱いされてるKillaと一緒に色んなイベントに出されていたり、彼をモチーフとしたマグカップをグッツとして販売し始めたりと兄と並んでかなりお気に入りな模様。


ユニークアイテムは『Tagilla's welding mask』と『Crye Precision AVS MBAV (Tagilla Edition)』と『BOSS cap』、『Superfors DB 2020 Dead Blow Hammer』の4つ。


『Tagilla's welding mask』は後頭部こそ保護してくれないものの、顔の前面は全てクラス5アーマーで保護する一品。少々、クセがあるが強固な防弾マスクとして扱える。


『Crye Precision AVS MBAV (Tagilla Edition)』は彼お手製のカスタムアーマーリグ。この兄弟、見た目と違って家庭的だなオイ
クラス6のアーマーリグが最大の特徴で材質もチタンな為、非常に強固。クラス6のアーマーリグ自体がかなり少ない事もあり、直りこそあまり良くないが高水準な防具に違いはない。


『BOSS cap』はBOSSの字が目立つ真っ赤なベースボールキャップ。特別な性能こそないが、紛争前の常人時代から愛用してたキャップで、彼の討伐タスクでも討伐の証拠としてJaegerから回収を頼まれる程にはトレードマークだった模様。その割にはプレイヤーSCAVで装備してる事も多いが...もしかして、気に入ったヤツに配ってたりしてんの?


『Superfors DB 2020 Dead Blow Hammer』は彼の愛用のハンマー。残念ながら彼のユニークアイテムの中で唯一、奪取出来ない様になっている。数多くのマッチョPMCから「使わせろ」という声が絶えなかったり。


INTERCHANGE

港湾地区と南Tarkovの工業地帯を結んでいたインターチェンジ。


マップの大半を占める巨大なショッピングモール「ULTRA」が最大の特徴。


廃墟と化したモール内は広大な上に昼でも薄暗く、構造が分かっていないと迷子になりやすい。
基本的に室内戦が多くなる為、フラッシュライトがあると心強い筈。


銃器店およびSCAV BOSSが比較的高確率でスポーンする中央部は激戦区になりやすいが、その広大さ故にモール外周部の他プレイヤーが取りこぼしたアイテムを拾って回るだけでもそこそこの稼ぎになる。
基本的に「中央に行かなければ(比較的)安全」「モールを出て北西or南東が脱出地点」と立ち回りが明確なため、モール内の構造さえ押さえておけば探索しやすい為、比較的初心者向けのマップ。


SCAV BOSSは『Killa』
かつては何かのプロアスリートを務め、紛争前は『FACTORY』に作業員として弟である『Tagilla』と共に勤務していた。


取り巻きこそ居ないが、元アスリートという事もありPMCよりも足が早く、驚異的な速度で追跡をしてくる。一度見つかれば、追跡を振り切るのはほぼ不可能。
戦闘時も弾切れを恐れない弾幕を展開し、あっという間に標的を蜂の巣にしてしまう為、物陰に隠れながらの戦闘は必須...なのだが、『障害物に隠れた場合、その障害物を貫通させようと発砲しまくるAI』を搭載しているため木などの障害物に隠れる事はそのまま死を意味するので注意。


非常に強固な防具も装備しており、それだけでも脅威的なのだがゲーム中でも最高クラスの高貫通力弾を使ってくる事が殆どなため、並大抵の貫通力の弾薬を使う武器では彼のタフネスと圧倒的弾幕に押し切られてしまう為、真正面での撃ち合いは自殺行為。
彼の着ているアーマーをブチ抜けるパワーを持つ弾を詰めた銃で立ち向かうか、唯一防御されていない脚部へ肉体ダメージの高い弾を装填したSMGでレッグメタを行うのを推奨。
腕に自信があるなら比較的薄い装甲を持つヘルメット本体を大口径弾で撃ち抜く事でワンパンも可能。しかし、ヘルメットの正面の大部分を覆うバイザーはゲーム中最硬の6アーマーである為、しくじれば死あるのみだが。


出現ポイントは『モール内の全域』
どこで急に接敵するかも分かりづらいにも関わらず、『モール内の電源が付かない場合はスポーン位置で警戒』『電源が起動するとスポーン位置から離れて周りを巡回』という2つの行動パターンがある為、余計に接敵ポイントが分かりづらく危険。
モール中央にスポーンした際はモール中央の銃砲店・KIBAの警報が鳴ると真っ先に駆け付けてくるため注意が必要。
上記の習性から通称「店長」とも。


ユニークアイテムは『Maska-1SCh bulletproof helmet (Killa)』と『6B13 M modified assault armor (Tan)』の2つ。どちらとも彼のお手製カスタム品。(もしかしたら裁縫とか趣味だったりする?)


『Maska-1SCh bulletproof helmet (Killa)』は彼のトレードマークの黒に白線のゴプニクカラーヘルメット。性能自体はノーマル品と変わらないが、売価は段違い。


『6B13 M modified assault armor (Tan)』はノーマル品からがっつりカスタムされており、(自己主張が強いデザインを添えて)大幅に性能が向上している。ゲーム中でも最強格の防御性能・修復性能を持つ一品。ここぞというキルタスクに着ていきたい。


特徴的なヘルメットを付けている事や「店長」の愛称から、BOSSとしては非常に強くPMC達を殺戮している一方で割とPMC達からは愛されていたりする。
開発からも全BOSSの中でぶっちぎりのイベント出演率を誇り、公式グッツでも彼のヘルメットを模したマグカップや彼のアーマーのレプリカを販売したりとかなり気に入られてる模様。
余談だが、彼の誕生秘話には某特殊部隊のマリモヘッドが深く関わっていたりする。(同じヘルメットだしね。)

CUSTOMS

かつてはFACTORYに勤める社員達が使っていた資材倉庫や寮が有り、建設途中の建設現場の周りにはかつての主人を永遠に待っている数多くの重機が放置されている工場(FACTORY)に隣接する大規模工業団地。


マップに流れている川を境に大きく分けて、赤い倉庫と貸し倉庫が有るターミナルエリアとFACTORY関係者に使われていたであろう寮や倉庫、建設途中の敷地が有る建設エリアから成る長方形型の横長MAP。


マップの印象通り全体的に隠れ家で使える建設資材や燃料タンクを多く見つける事ができる。


長方形型の縦長マップである事と脱出ポイントは東西に集中している事、マップ反対側へ行く為に否応無しに通らないといけないマップ中心部は全て激戦区という点から基本的には戦闘は避けられないMAP


また、『最序盤からこのエリアで行うタスクが多い事』と『全マップの中でも丁度良い大きさで程よい出撃時間で戦闘も楽しめる』事から初心者から廃人まで様々なPMCが訪れる修羅場


tarkovの基本は全てこのMAPに詰められていると言っても過言ではなく、この修羅場をしっかり生き延びられる様になるのが熟練PMCへの第一歩。しっかりとマップを叩き込もう。


SCAV BOSSは『Reshala』
紛争前からギャングだったReshalaと元警察隊と思われる取り巻きの集団で活動している。
元々は街のチンピラに過ぎながったが、とある一件からのし上がり自身のギャングを作り、汚れた金で警察官を含めた数多くの人物と関係を持っていた模様。彼の取り巻きもその1人だろう。


他のボスに比べて取り巻きが非常に多い(最大3〜5人)のが特徴。


出現ポイントは全て激戦区で有る『寮エリア』『ガソリンスタンドエリア』の2箇所。


個々の強さは他SCAV BOSSと比べても下の方だが、比較的強い装備と大人数を活かした数で攻める戦術を行ってくる為、常に追い詰められた際の逃げ道を確保しておく事。


また、取り巻きが全滅するとReshalaはプレイヤーから隠れて不意打ちを狙おうとしてくる為、注意。幸いにもReshalaは防具を一切身に付けて居ないので不意を突かれた際には急所の頭か胸を即座に攻撃すればReshala自身のAIの強さから勝つ事は容易な筈。


ユニークアイテムは『TT-33 7.62x25 TT pistol (Golden)』。
なんとも悪趣味なエングレーブ付きゴールデンカラーTT。性能自体はノーマル品と全く同じだが、装備時にガンスピンをする特殊モーションを行う。
(彼の討伐タスクではコレの納品が必須なのだが、他BOSSと違って何故かコイツだけユニークアイテムを確定で持ってこない為、最弱クラスのBOSSなのに凄い嫌われている)


余談

  • SCAVで出撃した際にAI操作のSCAVにハンドサインを出すとそれに対して色々と行動をとってくれるが、何度か中指を立てるハンドサインを行うと敵対する。
  • SCAV達はロシア人の為、勿論ロシア語を言うのだが何故かSCAV達のロシア語は凄い訛っており空耳が聞こえやすい。オッパイチュキィ...
  • 先述の通り、アニメーションに凝りまくっているゲームである。飲食はもちろん、銃器も個別に動作が設定されており、残弾チェックなども飽きさせない。中には普通のプレイだけだと気づかないようなモーションまで用意されてるので探してみるのもいいだろう。
  • 現在、公式のYouTubeチャンネルで実写ムービーである「RAID」が公開されている。(全5話。全て纏めたものも有り)非常によく出来ていて一見の価値あり。言語は殆どロシア語だが日本語字幕もあるため視聴には問題ない。

尚、ムービー内の出来事はゲーム本編より前の出来事の模様。



追記・修正はTarkovから脱出してからお願いします。


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  • 軽く編集してみたけど謎の空白が出来てしまった...申し訳ない -- 名無しさん (2021-06-28 09:42:42)
  • 常温でほったらかしの牛乳が普通に飲めるのは、沸騰温度で殺菌した牛乳(いわゆるロングライフ牛乳)だから。実は開封してからしばらく経った(しかも口付けてる)飲みかけジュースを後でまた飲む方がヤバい。 -- 名無しさん (2022-06-02 17:31:16)
  • ↑ロングライフ牛乳だとしても一応、真夏のタルコフシティに放置されてる牛乳とか流石に腐ってそう...というかこんな状況で紙パックの飲み物とか飲みたくねぇよぉ!仮設トイレに置いてある牛乳とか最早、ホラーやんけ!! -- 名無しさん (2022-06-18 03:02:56)

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*1 主にスポーン場所に近い地点。
*2 ボスポジションのネームドSCAVや高難易度のマップに出現するレイダーSCAVと呼ばれる個体は例外。
*3 AI操作のSCAVに優先的に狙われる。
*4 一部シースルーのマガジンや確認穴があるものはより詳細な残弾が確認できることもあり、加えてマガジンが上部にあるP90等は着脱せず動かすだけで確認ができる銃もある

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