Absolute Carnage(スパイダーマン/ヴェノム)

ページ名:Absolute Carnage_スパイダーマン_ヴェノム_

登録日:2019/08/24 Sat 23:52:27
更新日:2024/04/19 Fri 11:19:20NEW!
所要時間:約 5 分で読めます



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marvel アメコミ スパイダーマン ヴェノム カーネイジ シンビオート スーパーヒーロー ホラー アブソリュートカーネイジ absolute carnage ドニー・ケイツ



I'M THIS WAY BECAUSE OF ABUSE, BECAUSE OF VIDEO GAMES, OR SEX AND VIOLENCE ON TV, BECAUSE OF GUNS AND KNIVES AND THE WICKEDNESS OF THIS MEAN OLD WORLD. BUT WHAT NONE OF THEM GET…


…IS THOSE THINGS DIDN'T MAKE ME WHAT I AM. I AM MADE…OF THEM. I AM ABUSE. I AM SEX AND VIOLENCE. I AM THE GUNS AND THE KNIVES AND THE WICKEDNESS OF THIS WHOLE SICK FUCKING WORLD…








YOU KNOW [[MY NAME>カーネイジ(SPIDER-MAN)]].




NOW SCREAM IT.







概要

"Absolute Carnage"とは2019年より始まったマーベルコミックス内での大規模ストーリー展開。ライターはドニー・ケイツ。物語はVenom Vol 4と直接繋がっている。
より強大な力を手に入れて復活を果たしたクレタス・キャサディ/カーネイジが神を目覚めさせるためにまたもや大虐殺を引き起こす物語。全体的な雰囲気としてホラーの部分が強調されており、スリリングな展開が特徴。タイトルの通り93年に展開されたマキシマム・カーネイジの流れを継いでおり、スパイダーマン/ヴェノム/カーネイジをメインとしている。今までに登場したシンビオートたちほぼ全員に焦点が当てられており、ある種の集大成とも言える。
余談だが、タイインの量がかなりのものなので買い揃えたい人はお財布と相談すること。
邦訳は2021年5月20日に発売予定。



あらすじ

暗黒の神ヌルを目覚めさせるために暗躍するカーネイジとその傀儡たち。クレタスは新たなシンビオートを完成させるため、今までに一度でもシンビオートと繋がったことのある人物をターゲットにしていた。自らのシンビオートを失いながらも息子を守るために逃避行を続けていたエディは、遂にクレタスによって追い詰められてしまう。そこに現れたヴェノム・シンビオートによって二人は救われ、絶望的な状況に立ち向かうため不本意ながらもスパイダーマンに協力を申し出ることとなる。


エディはピーターとともにコーデックスを持つ人物を救いに向かうこととなり、計画は順調に進んでいるはずだった。しかしオズボーンが新たなカーネイジとして復活し、マイルズもクレタスの手駒に落ちてしまったことで少しずつ追い詰められていってしまう。街は混沌に叩き込まれ、このままでは地球が深淵に飲み込まれてしまうのも時間の問題である。


タイムリミットが刻一刻と迫る中、果たしてヒーローたちは世界を救うことができるのか…



登場人物・用語

●エディ・ブロック/ヴェノム
憎悪に燃えるリーサルプロテクター。主人公。
少し前の展開でシンビオートと喧嘩別れしたが、窮地を救いに駆けつけてくれたことである程度和解。再びヴェノムとして息子を守っていくこととなる。スパイダーマンと協力関係を築いた後は、コーデックスを持つ人物を救いに奔走する。以前クレタスがエディに変装して刑務所に入り込み、リー・プライスと他多数を殺害したことでその濡れ衣を着せられている。カーネイジに立ち向かうことは早々に諦め、コーデックスを持つ悪党たちを救出しに出向く。
ピーターとの仲はかなり改善しており、気軽に「ピート」と呼び、ディランが自らの息子であることを打ち明けることができるほど。


●ヴェノム・シンビオート
エディの「片割れ」。
少し前に色々あってエディによって分離させられたが、紆余曲折を経て彼を尾けてひそかに見守るようになる。その後、線路に突き落とされた二人を助けるために再び結合する。エディとの関係はまだ少しギクシャクしている様子。エディの怪我を治すために一旦彼の意識を眠らせ、その間に自らが身体をコントロールするなど、かなりのハイスペックっぷりを披露した。暴虐の限りを尽くすクレタスに対する責任を感じているようで、敵を積極的に殺害することで負の連鎖を断ち切ろうとしている。
過去の負傷が原因で宿主とのコミュニケーションが困難になっていたが、マレキスと結合した際にその魔力によって回復したらしい。翼もまだ使える模様。


●クレタス・キャサディ/カーネイジ
狂気に生きる虐殺の帝王。
色々あってカーネイジ・シンビオート共々死んでいたが、ヌルを信仰するカルト教団によってグレンデル・シンビオートを注入され、蘇生。ヌルの意思を継ぎ、シンビオートを完成させるために今までに一度でもシンビオートと結合したことのある全ての人物(が持つコーデックス)およびまだ生存しているシンビオートを狙う。
新たなシンビオートによって、今までとは比べ物にならないほどの力を持っており、ヴェノムを一撃で昏倒させることができるほど。
産まれて19分後に窒息死したが、なんらかの理由によってヌルに蘇生させられた経験をもつことが明かされた。(倫理観がぶっ飛んでいるのはそれが原因)。


●グレンデル・シンビオート
ヌルによって創り出されたシンビオート。
以前の戦いでヴェノムとレックスによって燃やし尽くされたはずが、残骸が盗み出されてクレタスの手に渡る。
今までに登場したシンビオートの中でもオールブラックを除けば一番と言えるほどの能力を持つ。死者蘇生、翼を用いて宇宙を自在に駆け巡る、他者の身体を乗っ取って操る、炎と音に完全な耐性を持つ、などなどやりたい放題。唯一の弱点は「電撃」であり、それを食らった場合は暫く行動不能になる(これは以前からマイルズのヴェノムブラストやソーの雷によって示唆されていた)。


●ディラン・ブロック
エディとアンの息子。
本人は本当の父親が誰なのかは知らない。母親の名前すら知らない様子。エディへの信頼は厚く、強い絆で結ばれている。ノーミーを必死に守ろうとしたり、悪者には積極的に立ち向かう姿勢は父親に似ている。
産まれた際に母親のアンからコーデックスを受け継いだことが判明し、カーネイジの標的に選ばれる。また、その特殊な出自によるものなのか、何らかのスーパーパワーを有していることが示唆されている。
父親譲りでスパイダーマンのことは大嫌い。


●ピーター・パーカー/スパイダーマン
ニューヨークの親愛なる隣人。
エディに助けを求められて承諾。ノーミーを連れ出し、共にノーマン・オズボーンを救出に行くこととなる。ディランに真実を伝えることにビビっていたエディを諭そうとする。ピーターの実力をもってしても今のカーネイジには手も足も出ない模様。コーデックスを所持しているスーパーヒーローたちへの警告を担当する。
普段のカーネイジやゴブリンよりも数段上の実力を持つと思われるノーマンに気合いと根性だけを武器にして競り勝つという凄まじいヒーローっぷりを見せつけた。


●ノーミー・オズボーン
ノーマンの孫。
かつてノーマンにカーネイジ・シンビオートを分け与えられ、ゴブリン・チャイルドとして大暴れしたことがある。
その後シンビオートは除去されたが、身体にコーデックスを宿しており、クレタスに狙われる前にピーターによって連れ出された。どう考えてもまだ身体にシンビオートが残っているような描写だったが特になんとも無い様子。
ちょっと嫌味っぽいところもあるが、基本的には良い子。


●ノーマン・オズボーン/"クレタス・キャサディ"/カーネイジ
孫までいるのにいまだにやんちゃしている小鬼。
カーネイジ・シンビオートと結合しレッドゴブリンとして活動していた時の影響で人格がふっ飛んでしまい、自らをクレタス・キャサディだと思い込んでいる精神異常者と化している…というかクレタスとしての記憶も完全に持っているため、もはやクレタス本人と言ってもいい。
レイブンクロフト精神病院に収監していたが本物のクレタスによって解放され、コーデックスを抜き取られる…と思いきやシンビオートを分け与えられ、新たなカーネイジとして復活した。


●リード・リチャーズ/ザ・メイカー/ハイブリッド
アルティメット・ユニバースのリード・リチャーズ。
相変わらず何を企んでいるのかは分からないが、エディと連絡を取っていたようで彼らに力を貸すこととなる。身体を傷つけることなくコーデックスを抜き取る機械をなぜかエディと初めて会うよりも前の35日前に完成させていたらしく、それをノーマンで試そうとする。やはりと言うべきか純粋に世界を救おうと行動しているわけではなく、何かしらの計画を持っている模様。
シンビオートに操られていた女の子を容赦なく射殺しようとするくらいにはイカれている。
ディランによってけしかけられたシンビオートたちに身体を乗っ取られ、新たなハイブリッドと化した。


●ジョン・ジェイムソン/マンウルフ
JJJの息子。
ある組織のエージェントとして、かつてカーネイジが事件を起こしたことがあるコロラド州の小さな町を調査しに行ったところ、カルト教団によってシンビオートに感染させられ、ひそかにカーネイジの手先となっていた。ミスティ・ナイトに襲いかかって監禁した後、ピーターとエディをレイブンクロフトにおびき寄せ、カーネイジを呼び寄せた。
かつてクレタスに恨みを買っていたためか、組織内での扱いは奴隷同然。


●リー・プライス/マニアック/"ヴェノム"
かつてヴェノムとして悪事を働き、今はマニア・シンビオートを保持した状態でラフトに収監している。
そこで囚人たちのボスとしてふんぞり返って自らをヴェノムと呼ばせていたが、カーネイジに標的として選ばれ、あっけなくシンビオートとコーデックスを奪われて死亡した。


●マニア・シンビオート
ヴェノム・シンビオートのクローン。
プライスに服従させられていたが、カーネイジによって強引に引き抜かれてグレンデルに吸収されることとなる。どういうわけだかヌルによって操られてはいなかった模様。


●アンディ・ベントン/マニア/スクリーム
かつてマニアとしてヒーロー活動をしていた女子高生。
シンビオートの幻覚に悩まされており、フラッシュの死からも立ち直れないでいる。
ある日、突如カーネイジに襲われて殺されかけるが、ヘルマークの力を解放して応戦。なんとかその場を切り抜けてエディのもとへ警告に向かう…がスクリームに襲われる。


●スクリーム・シンビオート
ライフ財団によって創られたヴェノムの子孫。
かつてドナ・ディエゴと結合して活動していたが、シンビオート狩りを始めたエディによって宿主共々殺害されて墓に埋められていた。数年後、カーネイジによって蘇生され、ドナの死体を纏って復活を果たす。その後新たな宿主と結合し、アンディを狙う。
なぜかドナのパーソナリティが残っている模様。


●パトリシア・ロバートソン/スクリーム
かつてマニア・シンビオートと結合してもう一人のヴェノムを名乗っていた女性。
シンビオートは除去され、普通の生活に戻っていたはずだが、ヴェノムだったころの経験が影響で精神に異常をきたしていた模様。戦場と化した街で戦った際にシンビオートに襲われ、そのまま結合して新たなスクリームへと変身、カーネイジによる影響下におかれる。
実はアンディを逆恨みしていたらしく、コーデックスを奪い取るために彼女に襲いかかる。


●ライオット・シンビオート
●アゴニー・シンビオート
●ラッシャー・シンビオート
●ファージ・シンビオート
ライフ財団によって創られたヴェノムの子孫たち。
以前デップーと共に戦った後、軍用犬と結合して4匹いっしょにさまよっていた。例によってカーネイジによって操られ、とある一家を乗っ取って行方をくらました。その後メイカーたちの隠れ家を襲撃し、ノーミーを連れ去ろうとする。
逃げ惑う女の子を容赦なく追いかけ回すその姿に以前までのヒーローとしての面影は無く、完全にヌルの操り人形と化している。


●ハイブリッド・シンビオート
上述の4匹が融合を遂げた姿。ディランによって解放された後、メイカーの体を乗っ取って彼らを襲う。


●スリーパー/テル・カー
最近になって誕生したヴェノムの"息子"
あるクリー人の身体を乗っ取って宇宙への旅に出ていたが、地球での騒ぎに気がついたのかディランらの元へ駆けつけ、窮地を救う。ディランと結合しようとしていたっぽい。宿主の体は既に朽ち果てており、後に野良猫に乗り換える。
語ったところによると、First Host事件の後にシンビオートの惑星においてヌルの影響下におかれかけたが、自力で繋がりを絶って地球に帰還したらしい。空を飛ぶ際はジェットパックらしきものを背中に生成する。
宿主抜きで何でもできるしっかり者。


●ウェイド・ウィルソン/デッドプール
キュートでラブリーな魔法のユニコーン。
懲りもせずピーターに絡んでいたら本気でキレられた上に本気でドン引きされ、レイブンクロフトで診てもらわない限り二度と口をきいてもらえなくなる。素直にそこを訪ねると偶然にもカーネイジに見つかり、山ほどコーデックスを持っているために最優先ターゲットとしてつけ狙われることになる。脊髄を引き抜かれても死ななさそうではあるが。
タイイン誌でもハチャメチャぶりは相変わらず、マイペースにスパイダーマンとイチャイチャしていた。


●マイルズ・モラレス/スパイダーマン
別世界から来た究極のスパイダーマン。
カーネイジの手下に襲われていたスコーピオンに加勢、決して諦めることなく戦い続けたが、あえなく敗北してシンビオートに乗っ取られてしまった。
ヌルと直接対面したことのある数少ない人物の一人。


●マック・ガーガン/スコーピオン
かつてヴェノムとして大暴れしたことのあるチンピラ。
ノーマンとその手下に襲われてコーデックスを奪われかけ、脊髄を損傷。半身不随になってしまう。助けてくれたマイルズをあっさり見捨てるなど、結局はただのチンピラ。


●スティーヴ・ロジャース/キャプテン・アメリカ
●ローガン/ウルヴァリン
●ベン・グリム/シング
かつてカーネイジ・シンビオートに取り付かれたことのあるヒーローたち。ホークアイはハブられた。
ピーターによって召集され、カーネイジが操るドッペルゲンガーを統率するためのハイブマインドを破壊。その後窮地にあったディランたちを救い、ヴェノムに手を貸す。


●クリント・バートン/ホークアイ
鷹の目を持つ歴戦の猛者。ハブられてはいなかった。
事件が始まった頃は丁度自宅で寝ていたらしく、キャップらと合流することなく一人でサンフランシスコにあるカーネイジの拠点を叩きに行く。
その後皆と合流し、大暴れしていたハイブリッドに引導を渡す。


●ブルース・バナー/ハルク
不死身の怪物をその身に宿す科学者。比喩ではなく本当に不死身。
ヒーローやヴィランからコーデックスを除去するためにスパイダーマンらに手を貸すこととなったが、エディに扮したカーネイジに殺害される。その後間もなく復活し、「全てを終わらせる覚悟を持った者」としてヴェノム・シンビオートに選ばれ、結合する。


●ロス将軍
●アンジェロ・フォルトナートなど
過去にシンビオートと結合したことがあり、かつ既に死亡している者たち。
クレタスによって墓から掘り起こされ、脊髄にあるコーデックスを引き抜かれた状態で一ヶ所に集められて放置されていた。アンはこの中に入っていなかった。


●メルセデス・ナイト/ミスティ・ナイト
鋼鉄の腕を持つ女戦士。
シンビオートに操られているJJによって監禁されたが隙をついて脱出。逃げ延びるために奔走する。


●ダニー・ランド/アイアン・フィスト
●エンジェル・ジョーンズ/ファイアスター
●マイケル・モービウス/モービウス
●タイ・ジョンソン/クローク
●タンディ・ボーエン/ダガー
●ヘンリー・ヘイズ/デスロック
ミスティ・ナイトを救うために召集されたヒーローたち。
分かる人には分かるが、かつてマキシマム・カーネイジ事件においてピーターたちに加勢した人々でもある。


●タニス・ニーヴス/スコーン
カーネイジの子孫であるシンビオートと結合した女性。
ヒーローとして活動していたがヌルの目覚めによって人格まで変貌してしまい、ヌルを信仰するカルト教団を組織するに至る。
その後グレンデル・シンビオートを奪い取り、カーネイジを蘇生。クレタスの気まぐれによってコーデックスを強引に奪い取られ、死亡した。


●アレハンドラ・ジョーンズ/ゴースト・ライダー
ニカラグアのとある街を守る女ゴースト・ライダー。
経緯は省くがコーデックスを所持しており、カーネイジに狙われる。応戦するが力及ばず敗北し、死んで地獄に送り込まれた。
そこで地獄の長となっていたジョニーと再会したりもするが、それはまた別のお話。


●シュリーク/デマゴブリン
カーネイジの愛人であるミュータント。
教団でクレタスと共に暗躍していたが、他ならぬクレタスによって殺害されてコーデックスを引き抜かれた後、デモゴブリンと共に蘇生され融合。あらたなゴブリンと化した。


●キャロル・ダンバーズ/キャプテン・マーベル
圧倒的なエネルギーを自在に操る女戦士。
かつてヴェノムになったことがあるためにカーネイジに狙われ、ペットのチューイがシンビオートに感染させられたために事件に巻き込まれる。チューイからシンビオートを剥がした後は街でドッペルゲンガーたちと戦うヒーローたちに加勢する。


●チューイ
キャロルのペット。
一見普通の猫だがその正体は無数の触手を持つ地球外生命体。シンビオートに感染させられてカーネイジの手駒となってしまうがキャロルによって救われる。


●レン・エリクハート
かつて偶然にも一時的にヴェノム・シンビオートの宿主となったごく普通の男性。有り体に言えばモブ。
普通の人生を送っていたが、とあるヴィランに出会ってから歯車が狂い始める。様々な経緯を経て刑務所に収監されていたが、ある日突如現れたカーネイジによって静かに殺害され、コーデックスを奪われた。


●ヌル
深淵を操るシンビオートの神。
太古より破壊を繰り返し、世界を闇で包むことを目的としていたが、シンビオート達に反乱を起こされてクリンターという遠い惑星に何十億年と封印されている。カーネイジによって目覚めされられた場合は再び世界を破壊し尽くすことを目的する可能性が高い。
宇宙よりも長い年月を生きており、不滅の存在であることが示唆されている。



■コーデックス
シンビオートが宿主と分離する際、その身体に遺す自らの欠片。カーネイジはこれを集めてグレンデル・シンビオートを完成させ、ヌルが囚われている檻を破壊することを目的としている。
コーデックスそのものが多数集まって新たなシンビオートを創り出すことも可能。


■レイブンクロフト・インスティチュート
一言で言うとマーベル版アーカム・アサイラム。
頭のネジが外れた犯罪者たちを収監しておくための施設で、物語中ではノーマンが収監されていた。カーネイジらによって占拠され拠点として利用されている…がデッドプールによって燃やし尽くされた。


■チャーチ・オブ・ザ・ニュー・ダークネス
スコーンが組織した教団。
ヌルを信仰しており、ヌルを目覚めさせるためにカーネイジの下で暗躍している。構成員の殆どはシンビオートに感染し、4本腕の化け物と化して町中で暴れまわっている。


■S.C.I.T.H.E.
身体を傷つけることなくコーデックスを除去する機械。メイカーが制作し、ブルースが操作する。当初は被験者が絶叫するくらい苦痛を伴っていたが、ブルースがどうにかした模様。
実はとある秘密があり…





余談

過去のコミックへのオマージュや読者へのファンサービスがいろんなところにちりばめられている。
例を挙げると

  • エディが地下鉄のホームから突き落とされる場面=以前エディがピーターに仕掛けた攻撃と同じ

  • カーネイジのとある台詞"I'm the end of the world…"=Carnage: Mind Bombにおける台詞と同じ

  • カーネイジがノーマンにシンビオートを移す場面=以前のノーマンのノーミーに対する行動と同じ

  • ピーターとランディが住む部屋の番号が「616」=本ストーリーがメインストリーム/Earth-616で展開されていることを示唆







BWAHAHA!こいつを殺す?!
よく見てろよ、虫けら!
殺すために来たんじゃない!
追記・修正しにきたのさ!


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THIS FAR, OSBORN.

AND NOT AN INCH MORE.




DON'T YOU KNOW WHO I AM?!

I WAS BORN OF CHAOS!




WE!

ARE!

HULK!




WE AGREEE!

YOU DIE NOW!




DYLAN… WHAT ARE YOU?




OH AAAAANDI!!

STOP PLAYING THESE GAMES AND TAKE YOUR MEDICINE!




DO YOU EVEN KNOW WHAT I AM?!




YOU CAN WALK?!




IF YOU'LL EXCUSE ME,

I HAVE A GOD TO AWAKEN!




HAHAHA!

IT'S ALL SO WONDERFUL, ISN'T IT, DADDY?!

IT'S ALL HAPPENING!




SHUT UP AND DIE!




YOU KNOW WHAT?

I HATE ALL THIS SYMBIOTE SHIT!




KNULL!

HE'S…AWAKE…

HE IS FREE.

AND HE IS COMING, EDDIE.

FOR ALL OF US.

FOR EVERYTHING.

GOD…

GOD HELP US ALL.





ヴェノム・シンビオートを奪われながらも、コーデックスの混合体で構成された新たなシンビオートを用いて辛くもカーネイジを倒すことに成功したエディ。しかし元のシンビオートと共にグレンデルを吸収してしまったことでシンビオートが完成。クリンターに囚われているヌルと繋がることが出来るほどの力を手にすることとなり、エディの意思に反して遠い宇宙で暗黒の邪神が目覚めてしまう。


ヌルは目覚めると同時にクリンターを破壊、多数のシンビオートたちを支配下におき、銀河中に破滅を撒き散らす準備を整える…


地球では、クレタスが死んだことにより街で大暴れしていたドッペルゲンガーたちは無力化、オズボーンもピーターによって倒された後に姿をくらまし、皆がヒーローたちの勝利を祝っていた。しかしもはや遅かれ早かれ地球の破滅は確定してしまっており、それを皆に伝えることも出来ないエディは全ての責任が自分にあると感じ、せめてその短い平和を自らの息子と共に親子として過ごそうと歩み出す…


一方その頃、アベンジャーズとディランによって倒され、カーネイジの影響から逃れることに成功したメイカーは人知れず自らの基地へ戻り、何者かとの通信を始める。事件がどのようにして終息したか、コーデックスを用いた自らの計画が失敗したこと、ディラン・ブロックが何者か、メイカーが独自に研究して発見したシンビオートたちの生態などを"プロジェクト・オーバーサイト"と呼ばれる組織へ報告していく。彼の計画とは多元宇宙を巻き込んだ"シークレット・ウォーズ"において破壊された自らの世界線であるアルティメット・ユニバースを修復すること。そのためのヒントがアルティメット世界のヴェノム・シンビオートにあると睨み、コーデックスを用いて損傷したシンビオートを修復しようとしていたのだ。しかしその計画はヴェノムとカーネイジによって意図せず阻止されてしまい、彼は計画の変更を余儀なくされる。それでも彼は成功を確信しており、プロジェクト・オーバーサイトのリーダーと思しき人物はそれにこう返答する。


"THIS COUNCIL APPROVES."


プロジェクト・オーバーサイトとは様々な多元宇宙における無数のリード・リチャーズたちによる評議会。「多元宇宙リード評議会」を指していたのである。
メイカーは本当にアルティメット世界を修復できるのかと尋ねられ、簡単にはいかない可能性が高く、その手を血で汚す必要があるかもしれないと前置きしながらも、不敵な笑みを浮かべてこう答える…









"YES."










俺はこの死んだ世界に君臨する血濡れの帝王だ。
俺は虐殺の中心に立つ新たな巨像だ。
俺は漆黒の王の赤い右腕だ。
知ってるだろう、俺はこの世界の終焉だ…


そして追記・修正したい気分なのさ。

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