リサ・トレヴァー(バイオハザード)

ページ名:リサ_トレヴァー_バイオハザード_

登録日:2019/03/12 Tue 19:28:34
更新日:2024/04/04 Thu 11:13:02NEW!
所要時間:約 8 分で読めます



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バイオハザード リメイク ゾンビ クリーチャー 被害者 気の毒な被害者 美少女 リサ リサ・トレヴァー アンブレラ b.o.w. タイラント t-ウイルス 不死身 アンデッド 不死者 無敵 不死 ネメシス プロトタイプ レザーフェイス 不老不死 実験体 バイオハザード1 バイオハザードリメイク版 大体全部アンブレラのせい 究極のb.o.w. gの母 g-ウイルス 真のアンデッド b.o.w.(beautiful.ordinary.woman) 失顔症



バイオハザードシリーズ』の登場人物。


設定自体は初代からあったが、実際に登場したのは『1』リメイク版から。


物語の舞台となる洋館、アークレイ研究所の設計者であるジョージ・トレヴァーの一人娘。1953年生まれの14歳の美少女。
洋館内のある場所に、彼女の肖像を描いたステンドグラスがある。


父と母と共に洋館の完成記念パーティーに招かれたが、エマ叔母さんが急病で倒れた為に、母ジェシカと共に見舞いに行った。


パーティーには出席できなかったものの、父の作った世界的富豪オズウェル・E・スペンサー卿の大豪邸を堪能したらしい。


この館はスペンサー卿が新しく作る製薬会社の保養施設にするつもりで、社員だけではなく内外の客にも利用して貰おうと思って造られており
ダヴィンチの絵画、ラファエロの彫刻、ある部屋では剥製の獣達が、またある部屋では中世の騎士達が整然と居並んでいる。
ただパーティーの頃はまだ電話を引いていなかったので、連絡手段に乏しいが、それもアークレイの自然を純然に堪能できて良いかもしれない。



彼女は2階の回廊に置かれたロダンの女神像に見下ろされながら、大きなマホガニーのテーブルに並べられたすばらしい料理の数々を味わうと、館のピアノを弾かせて貰ったとか。


曲目はお得意のベートーヴェンの『月光』で、その夜は満月で、屋敷を囲んだ森の上に浮かんだ月に美しいメロディが流れ、とても素晴らしかったとスペンサー卿も手放しで褒めた。


ピアノの他に、日記を書くのが趣味。お母さんの物を集めるのも好き。


エマ叔母さんの容体がよほど悪かったらしく、結局父と共に大豪邸を楽しめなかった。




追記・修正ありましたらよろしくお願いします。


[#include(name=テンプレ2)]


[#include(name=テンプレ3)]


















   *   *
 *    +  うそです
  n ∧_∧ n

  1. (ヨ(*´∀`)E)

  Y   Y  *








バイオハザード(リメイク)の登場人物かつクリーチャー。


上記の通り洋館が完成した1967年、当時14歳だった彼女は家族でスペンサーの洋館の完成記念に招かれる。
しかしそれはただの口実で、到着後すぐに監禁され、彼女と母ジェシカはウィルス実験の被験者にされてしまう。

1967年11月13日
仕事をかたづけ、ニューヨークをたち、ようやく今日の午後6時過ぎ、洋館へ到着した。
広々とした玄関ロビー。中央の二階へ通ずる堂々とした階段…すべてが懐かしい。
この洋館は、私の自慢の設計なのだ。
オズウェル・E・スペンサー卿から建築を依頼され、モデルを彼のオフィスで見せてから、完成まで5年かかった。
それだけスペンサー卿の注文は難しく、私は、持てるすべての力と才能を、この洋館へ注ぎ込んだのだ。
だがその工夫は、ひと目見ただけでは、誰にも分かるまい。スペンサー卿が白髪をかきあげ、私を迎えてくれた。
堂々とした体躯。いつ見ても彼は自信満々だ。
妻のジェシカと娘のリサが、「急病で倒れたエマ叔母さんの見舞いに出かけた」と聞かされ、ふたりだけで祝杯をあげることにした。
彼と私しか知らないこの館の秘密…そのひそかな愉悦に浸りながら、ふたりはグラスを傾けた。


吹き抜けのある大食堂。
大きなマホガニーのテーブルに並べられたすばらしい料理の数々。
見上げれば、2階の回廊に置かれたロダンの女神像がうらやましげに我々を見下ろしている。
それにしても…これだけ大きな食堂に卿と私だけしかいないのは、いかにも寂しい。
柱時計の音だけが静かに鳴り響く。
せめてジェシカとリサがいれば…。
卿の話では、私より3日前に到着したふたりは、この館を充分に楽しんだらしい。
特に娘のリサは、卿の厚意で館のピアノを弾かせて貰ったとか。
曲目は、お得意のベートーヴェンの『月光』で、その夜は満月で、屋敷を囲んだ森の上に浮かんだ月に美しいメロディが流れ
とても素晴らしかったと卿も手放しでほめてくれたそうだ。
ふたりの得意満面の笑顔が浮かんで来る。
2、3日で戻るといい残して出かけたそうだが、ふたりがいないので寂しさはつのるばかりだ。
しかたがない。それまで、ここの素晴らしい料理と酒、そして数々の芸術品で、心をまぎらわせるとしよう。


1967年11月14日
スペンサー卿に館を案内してもらう。
彼の手によって開かれる扉。そして私の目の前に広がる数々の部屋。
それは豪華かつ見事な趣向が凝らされていた。
ダヴィンチの絵画。ラファエロの彫刻・・・・・・。
ある部屋では剥製の獣たちが、その瞳から怪しい光を放ち、またある部屋では中世の騎士たちが、指揮官のもと、整然と居並んでいる。
すべて卿が今日までかかって蒐集したもので、さすがは世界的富豪だけのことはある。
「素晴らしいだろう。この館は新しく作る会社の保養施設にするつもりだが、社員だけではない。内外の客にも利用して貰おうと思ってね」
卿は近々国際的規模の薬品メーカーを設立する計画をもっているらしい。
会社の名前も『アンブレラ』と決めたそうだ。
しかし・・・・・・会社の保養施設にするなら、なぜあのような秘密をこの館に用意させたのだろう。
卿の気まぐれにしては大袈裟すぎるではないか。


リサは始祖ウィルス変異型「TYPE-B」ウィルスにより心身に異常をきたしながらもウィルスの定着化に成功。
その一方で、母ジェシカ・トレヴァーは「TYPE-A」ウィルスに適応できなかったことから処分される。
ジェシカはリサと共に脱出しようと試みたようだが、その計画の次の日には処分されてしまった。

1967年11月13日
愛するリサへ
日に日に私が私で無くなっていく…。そんな感覚が確信に変わり始めています。
あの注射のおかげか、体のかゆみは幾分が収まってきたみたい。
今日も「栄養剤だ」と言われ、白衣の男たちに注射を打たれました。
注射をされると、意識がはっきりしてくる。意識が戻ってくると、何も考えられなくなっていた自分に気付いて、愕然としたの。
全てを忘れてしまう感覚に襲われ、あなたの事やあの人の事…、どんな性格で、どんな顔だったかすらも意識の闇に覆われてしまう。
ああ、リサ、私も今すぐでもあなたに会って、あなたを抱きしめて確かめたい。
そうしないと、あなたも、あの人も消えてしまいそうで、とても怖い。
…このままではダメね! 早く逃げ出さないと!
いい? リサ チャンスは多分、次に一緒にあの実験室に行く時!
二人して意識の無いフリをするの。
そしてあの白衣の男が隙を見せた時が逃げ出すチャンスよ!
外へ脱出したら、お父さんを一緒に探しましょう!
この手紙にあなたが気付いてくれます様に


ジェシカ・トレヴァー


リサは母が処分されたとは知らないので、会えない母を待ちながらウィルス注射を受け続ける。
実験の副作用により失顔症を患い、全ての人間が両親に見えるようになる。

1967年11月14日
注射で頭がボーっとする。
お母さんに会えない。どこかに連れていかれた。
二人で脱出しようって約束したのに私だけおいていくなんて…。


1967年11月15日
お母さんみつけた!
今日の食事は、お母さんと一緒!  うれしかった。
…違う、偽者だった。外は一緒だけど中が違う。
お母さんを取り返さなくさなくっちゃ! お母さんに返してあげなくちゃ!
お母さんの顔は簡単に取り返せた。
お母さんの顔を取っていたおばさんの悲鳴が聞こえたけど、お母さんの顔をとったやつの悲鳴なんか気にしない。
お母さんは私のもの。誰にも取られないように私にくっつけておこう。
お母さんに会った時、顔が無いとかわいそうだもの。


一方、父ジョージも流石に違和感を覚え始めていた。

1967年11月18日
家族が戻らない。
エマ叔母さんの容体がよほど悪いのか。まだ電話が架設されておらず不便だ。
気を紛らわすため、2階のベランダへ出てみると、手すりに数羽のカラスが止まっていて、私の姿を見て、不気味な鳴き声を上げた。いやな予感がする。
そういえば、この数日、誰かに監視されているような気がしてならない。
中庭で、不思議なものを見た。流れ落ちる滝があったのだが、水のカーテンの向こうに地下へ下りる階段が見えたのだ。私の設計ではない。
いつの間にこんなものを・・・
そう思って見ていたら、突然、白衣を着た3人の男が現れ、
「誰だねあんたは?ここへ勝手に来てもらっては困るな」となじるように私を追い払った。
男たちの白衣から、わずかに消毒の匂いが漂っていた。
あの男たちはいったい何者だろう。


1967年11月20日
ライターがない・・・妻が誕生日に贈ってくれたもので、大切に使っていたのに。
あの壊れた猟銃のある部屋で一服して、置き忘れたのは間違いないのだ。
誰かが持ち去ったのだろうか。
妻と娘が戻ってこないのが、益々不安をかき立てる。
私の思い過ごしだと卿は笑ったが、いたたまれず、明日ふたりを迎えに行くと、卿へ伝えた。

そして意を決して二人を迎えに叔母の家に行く事にするが…。

1967年11月21日
荷物をまとめ、卿に別れの挨拶をすべく1階の肖像画が並ぶ大きな部屋へ行った。
すると卿はいず、白衣の男が絵を見ていた。中庭にいた3人のひとりだ。
「人生は、長いようで短い・・・」
そこに並んだ絵は、ひとりの男の誕生から、年老いて死ぬまでが描かれていた。
「君の家族も今ごろは・・・・・・」
男は私を振り返り、ニヤリと笑った。
今ごろ?・・・・・・どういうことだ!?
その刹那、私は後頭部に熱いうずきを感じ、その場に倒れた。


1967年11月24日
どうしてこんなことになったのだ。
この部屋に閉じこめられて三日がたった。
「気の毒だが、機密保持のためだ」
粗末な食事を運んで来たあの白衣の男がいった。
そうか……そういうことだったのか。
この洋館の秘密を知っているのは、卿と私だけで、私が死ねば、秘密は彼ひとりのものになる。
だから……しかしなんのために……いや、考えてる暇はない。私は脱出を試みた。
ああ、なんてことだ。自分で作った罠に自分が落ちるとは。
私のすべてを注ぎこんだこの洋館は、一度迷いこんだら、誰にも脱出できないように設計したのだ。卿は、まずは私でそれを試したのだ。
そのとき、天井から何かが私の体にポタポタと落ちた。クモだ!無数のクモが私の体を、床をうごめいている。
私は思わず飛びのき、足で数匹を踏みつぶした。

スペンサーの罠に陥り、幽閉されてしまった父ジョージだが、孤軍奮闘で脱出を試みる。

1967
この暗闇でチャンスを待つのにライターを無くしたのは痛かった。
妻が誕生日に贈ってくれたもので、大切に使っていたのに。
運命の日となった11月13日。
その三日前に、急病で倒れた叔母の見舞いに出かけたという妻ジェシカと娘リサの姿がふと頭に浮かぶ。
この瞬間、私の中で記憶が鮮明に蘇る。
「君の家族も今ごろは…。」気を失う直前、白衣の男達の誰かが、確かに言っていた。
…益々不安をかき立てられた。彼女達が、この屋敷に私を尋ねて再び戻ってきていない事を願う。
(『バイオハザード1』の[トレヴァーの手記]より)

1967年11月27日
なんとか私はあの部屋から出ることに成功した。
だがこの洋館の外へ出るのは、容易ではない。
すべてのカラクリをとかなければ。
片目のタイガー……。黄金のエンブレム……焦って何も思い出せない。

1967年11月28日
これはなんてことだ!?
巨大で不気味な植物が部屋一杯に伸びている。こんな植物は見たことがない。

1967年11月30日
出られない。どうしても館から出ることができない。
ホルマリンが並んだ不気味な研究室……洞窟……
そして私は、ついに発見した。
廊下に転がった見覚えのあるハイヒールの片方を。
ジェシカ!妻も娘も、私と同じ運命をたどったのか!?
いや、ふたりともきっと生きている。

1967年12月5日
のどが渇いた。もう何日も食事をしてない……気が狂いそうだ。
なぜだ?なぜこんな死に方を……。
この館の異常な設計に心を奪われた私が悪かったのか。


1967年12月7日
暗い…じめじめした地下道だ。ここも行き止まりか。いや…何かある。
私は、震える指で最後のマッチをこすった。
墓だ…ああ、なんてことだ!そこに刻まれた名前は、『ジョージ・トレヴァー』、私ではないか。
奴は最初から、私がここで息をひき取るのを計算し、墓を用意していたのだ。
それにまんまと乗るなんて…
もう駄目だ…意識が遠のいて行く…
ジェシカ…リサ…私を許してくれ。
もうすぐだ。お前たちのいる天国へ私が行くのも…。


ジョージ・トレヴァー

1967
暗い…じめじめした地下道だ。ここも行き止まりか。
…いや…何かある。私は震える指で最後のマッチをこすった。
墓だ…ああ、なんてことだ! そこに刻まれた名前は…、
「ジョージ・トレヴァー!!」私ではないか!!
奴は最初から、私がここで息をひき取るのを計算し、墓を用意していたのだ。
それにまんまと乗るなんて…。
…もう駄目だ…意識が遠のいて行く…。
ジェシカ…リサ…。私を許してくれ。
もうすぐだ。お前達を私のエゴの巻き添えにした事を許してくれ。
せめて、私の生命と引き換えに、お前達の安否を…


ジョージ・トレヴァー

これだけ必死に探し戦ったジョージだが、娘のリサにはほとんど思い出してもらえない可哀想な父である。



こうしてトレヴァー一家はリサただ一人が心身に異常をきたしながらも生き延び、長い監禁生活を送ることとなる。
だが当時のスペンサーでは次第に意味のある実験データを得られなくなり、廃棄処分が決定。
しかし、何をされても死なない怪物になっていたリサは、幾度となく廃棄を試みられながらも死ぬことなく生き続け、
アークレイ研究所の研究員達からも「生き続けるだけの出来損ない」と侮蔑されるようになっていき
その後、知性も失い20年もの間 “死なないだけの何か” として幽閉されたまま忘れ去られていた…。


だが1988年にウィリアム・バーキンの主導による「T-ウィルス計画」によって再び利用される事になる。
なお、それ以前は彼女の存在は最高機密であり、外部には一切データが出されなかった。
そのため、アークレイの研究員も彼女の詳細は知らず、ウェスカーも名前すら知らなかった。*1



リサが実験体にされてから20年後のアークレイ研究所でT-ウィルスによるタイラントの研究が行なわれていたが
タイラントに適応する人間が1000万に1人しかおらず、適応しなければ知能が低下してゾンビ化してしまう為、研究が難航。
そこでフランスの研究所で研究されていた寄生生物「NE-α型」、後の通称「ネメシス」の試作品を使い*2
「寄生」させることで「知能を支配」するというNE-α型の特性で知能の低下を改善しようと考えた。


NE-α型はT-ウィルスに感染した生物の脊髄に移植されると、その体内のT-ウィルスを取り込み増殖、延髄付近に独自の脳を形成する。
これにより宿主の脳機能を乗っ取り知能を支配、同時に細胞賦活成分を分泌し再生力を高めるという寄生型B.O.W.。
しかし、寄生された生体に非常な負荷がかかる為、元から強靭なB.O.W.でなければ耐えることができずに死亡してしまう。
T-ウィルス投与でゾンビ化してしまう個体では新陳代謝の加速で肉体が瓦解してしまう為、寄生に耐えられなかった。


そこで、異常な生命力を持つ彼女ならNE-α型の寄生負荷にある程度耐えられるとの判断から、その実験体に選ばれる。
ところが投与後、NE-α型に支配されるどころか逆に自身に吸収してしまい、その特性によって僅かながら知性を取り戻す。
この出来事を機に改めて彼女の特性からヒントを得たことで、バーキンはTウィルスとは全く別のGウィルスを開発。
リサの体から発見された変異型ウィルスを元に、二つ目の恐ろしいウィルスの開発のきっかけとなった。
そして研究対象がGウィルスに移行した1995年に彼女は再度廃棄処分となった…。
生命反応停止の確認は3日間に渡って繰り返されたが結局は死んでいなかったらしく、3年後の洋館事件時にS.T.A.R.S.と遭遇する。



余談だがアルバート・ウェスカーは1960生まれなため、実はリサはアルバート・ウェスカーより7歳年上ということになる。
またクリス達の前に敵として現れた時の年は1998年、そのためこの時のリサの年齢は一応45歳ということになる。


洋館付近の森にある小屋を根城としており、また日記のようなものを書いていたり、僅かながら言葉を発するなど、人としての知性の片鱗が見られる。


未だ母親を探している(そもそも20年間経過した事も把握していない)が、上述の通り繰り返された実験の影響か失顔症になっており
全ての人間の顔が両親の顔に見えてしまうという認知障害を抱えている。(男なら父、女なら母に見える)
リサの意識の中では「顔はお母さんだが中身が違う」ので「顔を本当のお母さんへ返す」といった想いに支配され、結果として研究員達の顔を剥いでいた。

19 7年11月17日
石の箱の中  お母さん  匂い
ここ  お母さんがホント?
石の箱 かたくてイタイ
手のジャラジャラが邪魔をする
4つの石 つてるジャラジャラせで
お母さ 会えない


19
お父さん  一つ  くっつけた
お母さん  二つ  くっつけた
中身はやぱり赤く  ヌルヌル
白くてかたかた
ホントのお母さ  見つからない


お父 ん分からない
また お母さ 今日見つけた
お母さ をくつけたら
お母 ん動かなくなた
 母さんは悲鳴を上げていた
なぜ?
私は一緒に居たかただけ



4
お母さん
どこ?
会いたい



クリーチャーとして

ゲーム内では洋館を徘徊しており、主人公達に襲いかかってくる。


その体は度重なる実験で生物兵器と化しており、かろうじて人型ではあるものの、ほとんど原型を留めていない。
ボロボロの患者衣の残骸を着て、実験体だった時につけられた鎖や手錠などで拘束されたままになっている。
登場人物中、初めてリサと交戦することになったウェスカーもしくはバリーは、その姿を「鎖の化け物」と称していた。
頭は恐らく剥ぎ取った顔で作ったであろう継ぎ接ぎのマスクを被っている。
ちなみにマスクの隙間から右半分だけ見える程度であるが、素顔がキメラに似た醜悪なものとなっている模様。


だが、よく見ると手足は大きな腐食もなく綺麗な状態を保っており、アンブレラから再三の廃棄処分の処置を取られた痕も見えない。
この事から無限の再生能力、すなわち異常なまでの新陳代謝と同時に、細胞の分裂限界をも突破しているものと思われる。
皮肉にも、自身を陥れ老いさらばえたスペンサーが求めた『不老不死』にもっとも近いのは彼女であった。


敵としては、タイラント並に攻撃力が高い上にいかなる武器を使っても倒すことができない無敵のクリーチャー。
大量の武器弾薬を消費してもやっと失神状態にできるだけで、ものの数十秒後には蘇る。
更に後半ではマスクの隙間からネメシスの触手を出しながら襲いかかってくる。
彼女の恐ろしい外見も相まって、その哀れな境遇に同情するだけの余裕をプレイヤーに与えない。


しかし、祭壇での最終決戦の際に石棺を開けると母の遺骨に気付いて家族の死を悟り、母を呼びながら高所から飛び降りて自殺。*3
ちなみにこの祭壇戦でのみ、無理矢理武器で倒す?事も可能。
リサを祭壇の端に誘導してバリーのマグナムの反動で落とし、祭壇の隅にぶら下がり状態になってる時に追撃する。
すると隅を掴んでいた腕がはずれ、リサはそのまま底へと落下して勝利することができる。


……が、なおも死にきれず、外伝『アンブレラ・クロニクルズ』で再登場。
洋館を脱出するウェスカーの前に立ちはだかるが、彼が撃ち落としたシャンデリアの下敷きになり、そのまま爆発に巻き込まれ今度こそ死亡した。


…………ってあの洋館爆発程度で死ぬなら、今までアンブレラが処分できないはずがないのでは?
もしかすると両親の死を知った事で生きる目的を失くし、それがウィルスとネメシスの再生能力に影響を及ぼして不死性が失われたのかもしれない。


実写版

映画『バイオハザード:ウェルカム・トゥ・ラクーンシティ』では初の実写化を果たしている。
全体的な容姿こそ原作準拠であるが、マスクの隙間から見える素顔が人間の形を保っている。
同作ではクレア・レッドフィールドの関係者という設定になっている。






追記・修正は三日間死んでいても蘇ってからお願いします。


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  • ネメシスの知能支配に耐えられるからってのがいまいちよく分からない。耐えたら知能があがらないから失敗じゃないの? -- 名無しさん (2019-03-13 11:00:46)
  • リサって最初から設定は存在してたんだろうか -- 名無しさん (2019-03-13 13:00:28)
  • ↑名前だけならバイオハザード1のトレヴァーの手記で出てくる。でもネメシスの寄生は計画の命名理由が完全に矛盾するから後付け。 -- 名無しさん (2019-03-13 13:27:37)
  • ピクシブ百科と記述が所々被るんだけど…大量の弾薬を消費して云々とか -- 名無しさん (2019-03-13 13:47:06)
  • ↑4ネメシスによる知能向上というのはネメシスが寄生対象の脳の働きを補助するんじゃなくて、寄生対象の体内に新しい脳を形成して、その肉体を乗っ取ることで生じる。でもタイラントクラスの生命力がないとそもそも寄生の負荷に身体の方が耐えられず死んでしまう(あくまでも肉体的な負荷)。じゃあ生命力だけは強いリサで実験してみた所、あまりにも生命力が強すぎてネメシスに脳みそ乗っ取られるどころか逆に吸収。結果としてリサの脳の方がネメシスを利用する形でリサの知能が向上した、という話 -- 名無しさん (2019-03-13 14:52:40)
  • 言われて気づいたけど、BOW化したのって作中で20年くらい前なんだな。起こるべくして起こったアウトブレイクだな -- 名無しさん (2019-03-14 09:38:40)
  • リサは悲劇のキャラだけど、パパ(の会社)は時々謎のからくり屋敷を建造するネタキャラ要素があったり -- 名無しさん (2019-03-14 11:20:49)
  • ↑パパはスペンサーの要望通りに設計してみせただけで、パパのネタじゃないんだよ…もっとも釣り天井でプチする部屋とか作ってて疑問に思わんかったのかとは思うが。 -- 名無しさん (2019-03-15 13:01:31)
  • ↑しかしバイオ7のベイカー家も確かトレヴァーの建築物だったはず。やはりそういう嗜好の持ち主なのでは… -- 名無しさん (2019-03-15 13:10:50)
  • ↑ あの家は92年に増築の依頼をしたらしいけど、DLCで出た変異前の2013年は大掛かりな仕掛けはなかったし、依頼が無ければ流石に作らないと思う -- 名無しさん (2019-03-15 14:25:29)
  • バイオハザード1のトレヴァーの手記>厳密にいうと、元々の初出は初代のサターン版の特典本な。諸事情で没にされたためオリジナル版のゲーム中では出てこない -- 名無しさん (2019-09-04 14:52:16)
  • 何気に段差の乗り降りのモーションがあったりする 初遭遇の小屋の奥で見られるので、安全に回避&余裕なら是非 -- 名無しさん (2020-01-19 09:04:51)
  • 彼女のような犠牲者を生んだアンブレラマジで許せん。 -- 名無しさん (2020-04-03 10:40:40)
  • 胸糞すぎて辛い -- 名無しさん (2020-10-26 11:07:11)
  • ↑5「そういう依頼が来る」「そういう依頼に応えられるノウハウがある」って地点でやっぱアレな気もする。 -- 名無しさん (2020-10-26 11:09:47)
  • 作中の扱いとしては別にお父さんも悪人という設定があったわけじゃないんだろうけど、あんなもん作るノウハウ持っててなんでこんなもんを・・・と思いながらも実際に作ってしまう時点で「何者なんだこのおっさん・・・」になってしまってるのはある -- 名無しさん (2020-11-21 14:21:56)
  • ダムネーションのタイラントみたいに戦闘機の20ミリ機関砲クラスならソッコー蜂の巣には出来るんだろうが、ゲーム中ではそんなの無いので地道に削られねばならない。しかし、あんな短躯でグレランやロケランに耐えるって一体…… -- 名無しさん (2020-12-23 02:32:15)
  • ↑多分、鬼滅の無惨様みたいに「崩壊した細胞が次の瞬間には完全再生し終わっている」ってタイプじゃないかな。機関砲クラスだと貫通して再生。弾丸だから体内に残ってそれが一時的な行動不能を引き起こしたのかもしれない。 -- 名無しさん (2021-03-03 15:34:36)
  • 母親の骨はなんであんな風にわざわざ保管してあったんだろう -- 名無しさん (2021-03-23 17:30:24)
  • こういう不死身キャラってプレス機でつぶしてミキサーでかけ混ぜたらどうなるんだろって思う -- 名無しさん (2021-05-03 01:19:03)
  • ミンチにしても再生できるタイプとそうじゃないタイプが不死身キャラにはいる。バイオの不死身は後者 -- 名無しさん (2021-05-03 02:40:59)
  • 骨が保管されてたのはリサを処分する方法が確立した際にエサとして使う予定だった…とか? -- 名無しさん (2021-05-13 23:03:54)
  • ミンチにすれば死ぬことは死ぬだろうが、ミンチ状態から別種の変なクリーチャーが誕生しそうな気がしないでもない。ナマっぽいままだと危ないから「焼く」とか「干からびる」みたいな過程を経る形で殺さないとアカン気がする。 -- 名無しさん (2021-05-15 18:59:24)
  • リブートの実写でまさかの登場 -- 名無しさん (2021-09-04 01:47:01)
  • 見た目のインパクトと不死身な事も相まってバイオシリーズの中で最恐クラスのクリーチャーで有りながら、重すぎる設定で恐怖よりプレイヤーの同情を誘う何とも不思議な魅力を持ったキャラ。初代リメイクがうまい具合に良リメイクになったのはこいつの存在も一役買ってると思う。 -- 名無しさん (2021-09-11 18:27:31)
  • まさかようこそアライグマ都市に出てくるとは……リッカーを絞め殺すとかつええー! そんな彼女とホウセイマイフレンドできるクレア凄い。 -- 名無しさん (2022-01-30 18:16:12)
  • リブート実写で味方ポジの良い子になったな。 -- 名無しさん (2022-01-30 18:52:03)
  • リサピー鬼つえぇ! このままゾンビ共全員ぶっ殺していこうぜ! -- 名無しさん (2022-02-12 16:21:56)
  • もしスペンサーがリサの不老不死の可能性に気付いたところで「無尽蔵に養分を取り込み増殖し続けるガン細胞のお化けみたいな『死な(ね)ない“だけ”』の醜い肉塊の化け物に成り果てる」辺りのロクでもない因果応報の最期迎えてたんじゃ……。というかリサ、「もう研究員達すら処分したがってたのに方法を見つけられなかった」って一切の養分水分の補給すらなしで20年間の放置を生き延びてたのか……? -- 名無しさん (2022-11-06 15:54:36)
  • 当時小学生でリサの存在知った時はそれはそれは恐怖に慄いたのを覚えてる… リメイクに手を出せなかった理由の一つです。 -- 名無しさん (2023-07-19 11:53:47)
  • こいつあの爆発のあとでも実はまだ生きてたりして -- 名無しさん (2024-01-23 07:35:12)

#comment

*1 ウェスカーは再度の廃棄処分になってからの3年後に名前を知ったと思われる
*2 ちなみにネメシスとは“復讐の女神”の名であり、『S.T.A.R.S.が今までアンブレラに与えたダメージに対する復讐』という意味合いがある…という話があるが、S.T.A.R.S.設立は1996年であり、当然リサが投与された頃はまだ存在しないはずであり、ヨーロッパ第6研究所にて1988年に「ネメシス計画」が始動しているのは明らかに矛盾している。
*3 何故アンブレラが廃棄処分したジェシカの遺骨を、石棺に入れてわざわざ保管していたのかは未だ不明。

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