魔王の秘書

ページ名:魔王の秘書

登録日:2019/01/10 (木) 01:02:40
更新日:2024/03/28 Thu 13:31:55NEW!
所要時間:約 7 分で読めます



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世界から(私以外の)人間を、根絶やしにしましょう!!





概要

『魔王の秘書』とは『コミック アース・スター』にて2016年4月27日に連載開始した作品。
一時期連載が停止していた事もあったが、最近更新が再開した。現在は不定期更新……だが、約三年更新がない。
著者は鴨鍋かもつ、既刊1巻。



元々は2014年ごろに作者が地方で同人誌として出していたもので、それがTwitterで人気だったこともあり連載に至った。


世界観はドラクエ風の王道RPGに、超現実思考の人間がガチ侵略を開始するというものである。
ガチな侵略をしようとする秘書と、それにビビる魔王が本作の目玉。



あらすじ

Twitterで話題を呼んだ魔王と秘書のJRPG風ファンタジーギャグ、ついに登場!!


ついに眠りから目覚めた魔王。世界征服のため人間を捕らえて研究することに。
ところがやって来たのはとんでもなくデキる「秘書」だった……!
想像を絶する有能ぶりでテキパキと仕事をこなす彼女のせいで……人類マッハでヤバい!!


(公式より引用)



主な登場魔物

本作の魔物には固有名がない。
これは一部の優れた魔物のみが魔王に名前を頂戴するというシステムになっているためである。
しかしそれでは不都合という事で、自分で名前をつけていいことになった。
そのためまだ自分の名前を付けていない魔物は仮称で表記している。


  • 魔王

魔物を束ねる魔物の王。光の勇者とは対になる関係。
以前の勇者に敗れ封印状態にあったが、300年ぶりに目覚めた……が、二度寝のためにさらに14年後に目覚めた。
314年ぶりに目覚めたので人間はおろか魔物たちの世情にも疎く、秘書からこのままでは老害と呼ばれると言われている。


基本的に考え方がRPGな魔王なため、もっぱら秘書にダメ出しを食らっている。
例えば強い魔物は重要拠点で待機、弱い魔物が勇者の元へ行く。といった具合。ぶっちゃけ勇者を成長させている。


普段の姿は仮初の姿に過ぎず、本当の姿はいつもより巨大な姿。しかし不便のため姿を小さくしている。
強大な魔物のため洗脳系といった下等魔法は通用しない。
弱点はマントの下で胸の部分にむき出してあるクリスタルのような心臓。これを砕かれると封印ではなく死に至る。


ちなみに前回のは7922回目の封印であり、毎回の如く目覚めと封印を繰り返している。


実は生まれた時に自分が魔王である事と世界征服が役割であることを悟ったこと以外、自分がどういう存在なのか分かっていない。そのため魔王に名前はない。
目覚めるたびに勇者と戦うのもそれが自分の役割なのと、対となる勇者に自分達がどういう存在なのか聞きたいため。
しかし歴代勇者には問いかけ前に瞬殺されたため、いまだに己が何者か分かっていない。


  • 秘書

魔王の秘書であり、人間。
元々は某先進国の国王秘書だったが、魔王の婚活のような条件をクリアできる存在として魔物に拉致?(自分から行ったともいう)された。
当初は奴隷にされるはずだったが、自分は奴隷より秘書の方が能力を発揮できると言い、自ら雇用契約を持ち出した。
非常に物事を冷静に割り切る事が出来る性格で、魔王城に連れてこられたら自分の命を守るために積極的に人間を滅ぼす策略を考え、魔物にドン引きされている。
元々いた国でも辣腕をふるっており、バカ国王は色々制限されてフラストレーションがたまっていたため彼女が失踪して大喜びした。


以下秘書が考えた侵略方法の一つ。

  • 農業地帯に遅効性の疫病を混ぜる。
  • →疫病入りの野菜が陸路や海路で世界中に出回り、発症。
  • →医師・僧侶が研究のために一か所に集まるため、それを全滅させれば技術者が一網打尽に。
  • →衰弱した人間は他の病も発症し、錯乱した民衆が政府を内側から壊していく。
  • →勇者が助けるべく事態に介入するが、それまでの過程でメンタルをやられる。
  • →最終的に侵略完了。

ちなみに、これでもまだ加減している方。混乱魔法で理性をすっ飛ばされたときはさらにえげつないプランを提示している。


魔物との間に知能が高い魔物を産む事が出来ると聞いた際は、自分は秘書になったばかりだからと拒否した。
なお性欲が暴走する魔法をかけられた際には、特に性欲が溜まっていなかったので暴走せず、むしろ他人の生殖に関与してきた。


実は孤児のため名前を持っておらず、世界征服が完了した際には魔王から名前を貰うことを約束している。


  • ニャムコロン

魔王が封印されていた間、魔王城の事を任されてきた魔王の片腕の一人。名前は魔王から頂いた。
当初は人間を魔王の秘書にする事を不安がっていたが、魔王軍への新規加入の面接の際に秘書の力を認めた。
光の勇者に敗北し肉体がバラバラにされ、ニャムコロンの体は莫大な魔力で維持されていたため、肉体を完全に蘇生できず幼児として蘇生された。


  • 孕ませが上手い触手の魔物

常連の魔物だが名前が不明な触手の魔物。開発部所属。
魔王軍の中で一番人間を孕ませるのが上手いので、魔王が魔王軍の強化策の一環で秘書に紹介された。
しかし人間を孕ませるというのは詰まる所、人間の女を母親にするという事であり、
一度孕ませたが最後女は彼女面してくるうえ、育児についてダメ出しをしてくるので人間の女にトラウマを持っている。
そのため魔王城に捕らえられた女を孕ませることなく遠くに転移させていた。
その後は三体の魔物の女を孕ませており、やはりこちらでも育児を助けないんなら生活費を寄越せと責められていた。
生れて来た子供に「ネバ―」「ヌルル」「触腕粘液郎(ファイト・フォー・オナー)」という名前を付けた。


  • 潜む闇・咆哮の使徒(スネーク・ソリッド)

メタルスライムのパチモンみたいな魔物。
彼を見かけると人間が襲ってき、みんなからは「経験値ぼられ魔」と呼ばれている。


  • マキリエルル

亜人の女の子。営業部に所属。
魔王には懐いているが人間や魔物を敵視している。
口が悪く強気な態度だが、魔王曰くそれは繊細な自分を隠すためにやっているんだという。
秘書の働きで営業部に所属するようになってからは、魔物にも弱さをみせられるようになっていく。


  • サリースキィ

人間とドラゴンとの間に生まれた女の子。開発部所属。
割と気弱なのか初対面の人と出会うと速攻で死んだふりをする。


  • アイア

鳥系の亜人の女の子。総務部に所属。
外見は頭から翼が生えている他、右目が鳥目なうえ、まぶたが鳥のくちばしになっている。



主な登場人物

  • 光の勇者

魔王が封印から目覚めると同時に出現する。左手の甲に勇者の印がある。
その正体は一部の人間にしか知られておらず、性別などは不明。
そのため世界中で勇者詐欺(住宅に無断で入りタンス・壺から強奪、村の宝剣を魔王退治のためと強奪)が横行しているという。
これは上記の勇者がいるのは誰もが知っているのに名前や顔が分からないため。




用語

  • 魔物

本作の魔物は話が進むまで固有名を持たなかった。
なお人間との間に子供を作る事ができ、その場合人間の知性を持ったハイブリッド魔物が誕生する。


  • 亜人

基本的に魔物は人間をレイプすることでハイブリッドな魔物を誕生させる。
しかし稀に魔物と人間が恋愛関係になったうえで子供を孕むと、人間と魔物の特徴を兼ねた亜人が生まれる。
魔物の特徴と人間の知性を兼ね揃え、さらに聖水などの退魔効果を無効化する特殊能力がある
しかし亜人は魔物と人間から「災いを呼ぶもの」として忌み嫌われており、魔物は亜人を見ると殺そうとしてくる。
それら迫害の歴史を見て来た魔王は見つけた亜人を魔王城でこっそり保護している。


  • 魔王軍

314年ぶりに目覚めた魔王の呼びかけによって集まった魔物たち。
基本的に本編時に魔王軍にいる魔物が侵略に乗り気な連中で、途中加入組は秘書によって福利厚生などが改善された職場を求めた連中である。
旧魔王軍は魔王のステータス把握能力で強い魔物だけを採用していたが、現在は面接で適材適所に配置している。


旧来の魔王軍の派遣先はその地域にすむ先住魔物のレベルに合わせて送られていた。
つまり弱い魔物しかいない場所には弱い魔物しか送らないのである。これは魔王曰く縄張り争いや、生態系を狂わせないため。
また魔物がチームを組む際にも同じレベルの魔物同士を組ませているため、一体がやられた時点で他もやられてしまうのが確定してしまう。
現在ではどの地域でも弱い魔物と強い魔物の混合チームとなり、冒険者をやめる人が続出するようになった。
しかし一方で強い冒険者が残り、弱い冒険者がやめ就職する人が増えたという訳であり、生産量が向上したため人間側の戦力は減っていない。
この事態は秘書の想定内であり、強い冒険者は魔物を警戒しチームを組むため叩きやすくなると考えている。


ちなみに魔王が最前線で戦わないのは、魔王とういう強者が勝利をもぎ取ると世界征服後に弱肉強食の世界になるから。
そのため弱者にチャンスを与えるために魔王が城にいる。




追記・修正は秘書を雇ってからお願いします。


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  • 「なんで魔王自ら攻め込まないん?」「なんで弱い魔物から配置するの?」っていうRPGのお約束にうまいこと説明つけてるんだよね。まぁ 秘書がぶち壊して魔王の目が点になるんだけどさ -- 名無しさん (2019-01-10 07:10:30)
  • 秘書のスタイルがいい エロい -- 名無しさん (2019-01-10 08:48:58)
  • 面白そう。買おっと。 -- 名無しさん (2019-01-10 09:09:58)
  • そもそも有能な秘書がいなくなって無能な王が好き勝手やり始めた時点で、人間側に大ダメージ与えているんだよな。ほっといても国が滅びそうなレベル -- 名無しさん (2019-01-10 09:12:21)
  • 「世界は救われる 彼女を失えば」……ああまあそうなんだけど、と広告を見て吹いた思い出 -- 名無しさん (2019-01-10 09:19:15)
  • 更新再開したんだ、読も。結構放置されてたよなぁ -- 名無しさん (2019-01-10 10:32:56)
  • 実は秘書が勇者でした、なんてありきたりなオチは流石にないよな…? -- 名無しさん (2019-01-10 19:40:38)
  • ニャムコロンが勇者に倒された以上それはアリバイ的に無理なんじゃないかなぁ でも秘書と勇者が過去かかわりがあった、とかなるといいなぁ -- 名無しさん (2019-01-11 00:35:45)
  • 全てのRPGをぶち殺す作品。これを一度読んでしまえば、どんな作品をプレイしても冷めた目でしか見られなくなる。勇者なんて幻想 -- 名無しさん (2019-11-19 23:59:28)
  • ↑まず強大な軍事力を持った相手に、たった一人で挑んで勝つっていうのがもう寒いよな。中学生の妄想そのものでムズムズする -- 名無しさん (2022-09-05 21:54:06)
  • 作者Twitterが2020年から更新停止してて漫画の連載も停止してるのに打ち切られずにいるのは何でなんだろ? -- 名無しさん (2023-08-04 09:40:09)
  • RPGの勇者というのは、たまたま条件がよかった人間なんだよ。最初の村付近に強いモンスターがいないのも、この秘書みたいなガチ思想の敵がいないのも、「たまたま都合のいい条件がそろっていた」だけ。逆に言うと、そうでない人たちはそもそも描かれていないだけ。現実にも偶然大成功して大金持ちになったような人間はいるが、そうでない人間のほうが圧倒的に多いだろう。 -- 名無しさん (2023-08-04 10:16:34)

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