人工サンタ

ページ名:人工サンタ

登録日:2018/12/24 (月) 07:28:02
更新日:2024/03/28 Thu 13:27:41NEW!
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カガクチョップ クリスマス サンタクロース クリスマスプレゼント 共食い 発明 人工サンタ サンタハザード 人工プレゼント クリスマスケーキ 酸多さん インスタントツリー オーナメント 人工




き、気持ちわる!


っていうかどこがサンタなのよ!




え?



赤いだろ?




漫画カガクチョップ』に登場する発明品のひとつ。
今やクリスマスにお馴染みとなった『サンタハザード』シリーズに登場する。


鈴園沙衣が造り出したインスタントに作成できる人工生命体。
用途は個体によって様々だが、共通して全てがサンタには見えないモンスターのような姿をしている。
さらに、一部を除いて極めて攻撃性が高く、はっきり言っていつもの事ではあるが失敗作と言っていいシロモノである。
当然、このようなモノと過ごす事になる科学部のクリスマスは、毎年のように凄惨なものとなってしまう……


人工サンタシリーズ


人工サンタ


記念すべき人工サンタ第一号。
『サンタハザード』に登場する。
普段は赤い液体の状態で試験管に入っており、水に入れると成長して誕生する。
沙衣達よりも頭ひとつ大きく、体表面には顔やヒゲ、帽子のような模様がある。
寝ている人の枕元にプレゼントを置く習性があり、これを使えばお父さんが変装して子供の枕元にプレゼントを仕込む必要がなくなるし、目を覚ました子供に「やっぱりお父さんだったんだ!」と言われるような事もなくなる。
しかも、その後は朝日を浴びれば自然消滅するし、肉は食用に調整されているのでその日のディナーにもできる、まさにクリスマス革命というべき発明品……、


そんな訳はない。
作中でもツッコまれているが、夜中にこんなバイオモンスターがうろついていたら怖すぎる。
しかも、「寝ている人」の枕元にプレゼントを置く習性があるため、起きている人を見つけると殴り倒して寝かそうとする。
万が一、子供がトイレにでも行こうとして起きた所に鉢合わせでもすれば、容赦のない攻撃が顔面に飛んでくるのだ……。
寝ていれば安全かと言えばそうでもなく、箱の形をした物を手当たり次第に置いてくる。


作中では、誕生早々に起きていた科学部に襲い掛かり盛本さんを殴り倒すと、寝たフリをした沙衣を冷蔵庫で押し潰すなど、暴走して大暴れした。
最後は蓮に沙衣がとある依頼で作っていた「超高威力疑似シャンパン」で頭を吹っ飛ばされて機能停止した。
いきなり大きな被害を出した人工サンタだが、後を見るとこれで一番ましである。


単行本の作者の一言コメントによると「評判がやたら良いです」との事。


改良型人工サンタ


『サンタハザード2』に登場。
初代の改良発展型で、シャンパンボトルのような瓶から床に流すと誕生する。
「サンタと言えば袋」という事でプレゼントを入れた袋のように丸い体型をしている。
初代よりも改良されており、
・風味がより向上
・攻撃力向上
・耐久性向上
・敏捷性向上
と、多くの改良点がある。


最大の特徴は体内で「人工プレゼント」を生成できる事で、プレゼントを渡すように設定されている。
今度は「寝ている人ではないとダメ」という習性ではないが、プレゼントを受け取らないと攻撃してくる。
ただし、改良に伴って体液が強い酸性になったため素手で受け取ろうとすると火傷する。
「『酸多さん』だから仕方ないね」
「バカじゃないの!?」


専用の手袋を使ってプレゼントを受け取ると役目を終えてその後のディナー用に自ら発火して調理される。


ちなみに、人工プレゼントの中身はよくわからない内臓のようなものである。


作者の一言コメントは「「人工プレゼント」っていう響きが良いと思います」


人工サンタ3号「サンタ3」


「サンタハザード3」に登場。
今回の人工サンタは、これまでのようなバイオモンスターと違い、体がクリスマスケーキでできている。


その姿は全身をクリームで固め、口に当たる部分には歯のようにイチゴが並び、目からはロウソクが突き出ているという、クリスマスケーキの怪物であり、最早サンタの要素はどこにもない。
しかし、何と今度は本当に改良に成功していて沙衣に縛られていた蓮と盛本さんを自由してくれた。


ただし、体がケーキのため切り分ける必要があるが何故かその時切腹する。
さらに、腹や口からはイチゴのソースを大量に吹き出す。


見た目はとんでもなくグロいが、切り分けるとちゃんとケーキに見えて、味もちゃんと美味しくできていたのでかなりの巨体にもかかわらず全部食べてしまったが、実は暴走した時のために体内に超小型爆弾が仕込まれていて間違って食べてしまった誰かの体内で爆発してしまった。


安全性は完璧に改良されたが、何故か「サンタを食べる」という点だけは一貫している。


一言コメントは「キモいと思います」


インスタントツリー


「サンタハザード4」に登場。
まず、今回登場した発明品はお馴染みの人工サンタではなく、水を与えるだけで成長してクリスマスツリーが完成する「インスタントツリー」という物。
このツリーに付いているサンタとトナカイのオーナメントは、ツリーを飾ってから24日経つとミニサイズのサンタとトナカイに成長してクリスマスを盛り上げてくれるという、子供が喜びそうな実にファンシーなものである。
トナカイは風船のように膨らんで空を飛ぶ事ができる。
今回は実験のため、成長促進剤を使って一気に成長させた。
今回は特に危険な様子もなく、トナカイの飛び方にツッコミを入れながらも和やかな雰囲気だったのだが……、


トナカイ版ミノタウルスのような怪物の股間からサンタの上半身が生えているという、最早意味不明の化物がいきなり出現し、飛んでいたミニトナカイをいきなり鷲づかみにし、ムシャムシャと食い始めた。


沙衣によると、急速な成長促進で突然変異して巨大化したらしい。
調整はしたから危険はないだろうという事だったが……


やっぱりダメだったー!!


沙衣と蓮を一瞬で殺害し、逃げる盛本さんをミニトナカイと同じように膨らんで空から追いかけると、サンタ部分が盛本さんを捕まえてそのまま上昇。
空高く舞い上がった所で破裂し、盛本さんは落下して死亡した。


そして、降り始めた雪が三人の亡骸の上に降り積もるのだった……


一言コメントは「何回目かの人工サンタのデザイン案のひとつでした」
ちなみに、コメントと一緒に描いてあるイラストはツリーではなく化物の方である。



良い子の所には、クリスマスに人工サンタがやって来るかもしれません

Merry

Christmas……



追記・修正は人工的にお願いします。


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