Detective Comics: A Lonely Place of Living

ページ名:Detective Comics_ A Lonely Place of Living

登録日:2018/06/14 (木) 18:45:21
更新日:2024/02/26 Mon 13:45:04NEW!
所要時間:約 10 分で読めます



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『Detective Comics: A Lonely Place of Living』は2017年にDCコミックスから出版されたアメコミ作品。


+ 作品情報-

『Detective Comics Vol.1』#963~#968
発売 2017年8月から
脚本 ジェームス・タイニンⅣ、クリストファー・セベラ(#963~#964)
作画 カルメン・カルネロ(#963~#964)、エディ・バロウズ(#965~#966)、アルバロ・マルチネス(#967~#968)


日本では未邦訳。


ジェームス・タイニンⅣによるバットマン・サーガの第5巻。
Detective Comics: Rise of the Batmen』でミスター・オズに捕まったレッドロビンの帰還を描いた作品。
前半2話は『Detective Comics: Deus Ex Machina』で描かれたスポイラーのエピソードからつながる話で
アナーキーの暗躍とクレイフェイスの苦悩が描かれる。
本編ではレッドロビンにスポットを当て、『バットマン:ロンリー・プレイス・オブ・ダイイング』や『Titans Tomorrow』といった
過去のエピソードを盛り込み、ロビンであり続けるティムとバットマンとなったティムの対比を通してティムという存在を掘り下げている。




『Detective Comics Vol.1』#963~#964
『Detective Comics Vol.1』#965~#968




『Detective Comics Vol.1』#963~#964



【物語】

独自の正義を追及するスポイラーは無政府主義者アナーキーに誘われある場所を訪れる。
一方、クレイフェイスは政府機関『ARGUS』の協力を受け体質の治療法発見を目指していた。



【登場人物】

  • スポイラー(ステファニー・ブラウン)

B級ヴィランのクルーマスターの娘で紫色のコスチュームに身を包み自警活動を行っている。電子技術の才能が武器。
自警活動が悲劇を呼ぶと考え独自の方法で正義と自由を求めている。
ストレンジの怪物の攻撃にあった地区『Monster Town』でアナーキーから依頼されたワクチンを彼に手渡す。
最初は顔を見せない彼を信用しきれずにいたが、共闘して『ARGUS』の兵士と戦ったこともあって彼についていくことを決める。
彼に従いトンネルを抜けると市民が自給自足で暮らす集落を発見する。


  • アナーキー(ロニー・マチン)

金色の仮面と赤い服を身に着けた無政府主義者。独自の正義を追及するスポイラーが同志になると考え、彼女を自身が作った理想郷へ案内する。


  • クレイフェイス(ベイジル・カルロ)

泥のような体をして様々な物に変形できる元役者。変形が脳に悪影響を与え善悪の分別が出来なくなるため、悪影響を抑制する腕輪をつけている。
治療薬開発のために『Monster Town』の『ARGUS』の協力を得てで出来るだけ長く泥の怪物の姿を取り続けることとなったが、
いつ善悪の区別がつかなくなるか不安に思う。


ゴッサムを守る闇の騎士。クレイフェイスの暴走に備えていたが、スポイラーとアナーキーの動きを察知し彼らの後を追う。


  • Victoria October

政府機関『ARGUS』で特殊な生物について研究する科学者。バットマンとは前々から知り合い。クレイフェイスの治療に協力する。


  • Mudface(Glory Griffin)

クレイフェイスことベイジル・カルロの大ファンだった映画スタッフ。クレイフェイスとなった彼の正気を取り戻させようとして、
彼の攻撃に巻き込まれ体質が変化し常に顔が泥のように溶け醜くなってしまった。
『アーカム・アサイラム』に収容されておりクレイフェイスが何度も面会に訪れている。
『ARGUS』での調査を受ける前日のクレイフェイスから治療法が完成するかもしれないと言われたが、彼に過去の罪は消えないと語る。


バットマンの3代目相棒。『コロニー』との戦いで決死の行動をとり死を覚悟するが、ミスター・オズに救われ捕らわれている。
冒頭のスポイラーの回想に登場する。




『Detective Comics Vol.1』#965~#968



【物語】

ミスター・オズに捕らわれていたレッドロビンは脱走のチャンスをつかむも失敗し、同じく捕らわれていたバットマンとなった未来の自分と出会う。
銃を使い悲惨な未来を語る未来の自分を受け入れられないレッドロビンだったが、彼の協力を得て自分の世界へ帰ることに成功する。
未来のバットマンも帰ろうとするが、ふとしたことをきっかけに未来を変える可能性に気が付いた彼はある場所に向かう。



【登場人物】

バットマンの3代目相棒。『コロニー』との戦いで決死の行動をとり死を覚悟するが、ミスター・オズに救われ捕らわれている。
オリジンが変更され歴史的初登場の『バットマン:ロンリー・プレイス・オブ・ダイイング』と同じものとなっている。
ミスター・オズからヒーローになった理由と辞めようとしていた理由を問われ、答えている間に彼の拘束を破ることに成功する。
そのままミスター・オズに攻撃を仕掛けるも、正体を明かし意味深な言葉を語る彼に動揺しその場に取り残されてしまう。
頭を巡らし救難信号を送るとバットマンがいることが分かり彼を牢獄から解放し合流するが、彼が未来の自分だと知る。
大きく変化した自分や周囲の人物に動揺し言い争いになるが、彼の協力を得て自分の世界へ帰ることに成功する。
しかし未来を変える可能性に気付いた未来の自分に気絶させられ、病院に担ぎ込まれたところでブルースと再会する。
『ファミリー』と合流し未来の自分が狙うバットウーマンの保護を任せた後、バットマンと会話し未来の自分がウェイン邸に向かったことに気付く。


  • バットマン(ティム・ドレイク)

ミスター・オズに捕らわれていた未来のティム・ドレイク。レッドロビン同様バットマンになるつもりはなかったが
ブルースが亡くなりディックやダミアンが彼の後継者にふさわしくなく、ゴッサムがバットマンを求め続けたためバットマンを引き継いだ。
実力ではディックやジェイソンに及ばなかったため、ウェイン夫妻を殺害した銃の改造銃をはじめとする様々な装備で戦っている。
かつては失われものを取り戻そうと努力したこともあったが、現在は殺しを厭わない冷徹な性格となりGCPDとは対立している。
レッドロビンに解放され彼と合流し自身や未来の出来事について語り、受け入れようとしない彼を制止し彼の世界に向かう。
そして自分の世界に帰る前にコナー・ケントについて語るが、レッドロビンがコナーを知らず彼を傷つけると自分も同じ個所に傷ができたため、
未来を変える可能性に気が付き全ての発端となったバットウーマン抹殺に向かう。
ウェイン邸に向かいアルフレッドと会話した後、現れたナイトウィングたちを圧倒しバットケイブに侵入し『ブラザーアイ』を起動する。



≪バットファミリー≫

戻って来たレッドロビンと共に未来のバットマンの対処に当たる。チーム名は無かったがレッドロビンは『Gotham Knights』にするつもりだった。


ゴッサムを守る闇の騎士。前回の戦いでレッドロビンが生存していることを知り調査し続けていた。
何の確証も得られず諦めかけたが、突然レッドロビンの反応が見つかり病院に運ばれたティムと再会する。
『ファミリー』とレッドロビンを再会させた後、彼と2人切りで話し合い未来のバットマンがウェイン邸に向かったと気づき急行する。


  • バットウーマン(ケイト・ケイン)

バットマンのようなコスチュームを着た女性ヴィジランテ。元軍人でレズビアン。ブルースの従姉妹にあたる。
カフェで従姉妹ベティと会話していたところを呼ばれてレッドロビンと再会する。彼から未来のバットマンが狙っていると言われ牢屋で保護される。


  • オーファン(カサンドラ・ケイン)、クレイフェイス(ベイジル・カルロ)、バットウィング(ルーク・フォックス)、アズラエル(ジャン・ポール・バレー)

チームの主要メンバー。レッドロビンと再会しバットウーマンの警護を頼まれる。
バットウィングはレッドロビンと久しぶりに会ったがすぐに意気投合する。


歴代ロビンとダミアンのペットの犬。バットマンの知らせを受けウェイン邸に向かい、未来のバットマンと戦闘になり圧倒される。


  • アルフレッド・ペニーワース

ウェイン家に仕える執事。レッドロビンの調査に没頭していたバットマンを気遣い休むよう頼むが、その直後レッドロビンの反応を発見する。
その後、ウェイン邸に現れた未来のバットマンと会話する。



≪ヴィラン≫

  • ミスター・オズ(ジョー=エル)

緑のローブを身にまとい杖を携えた謎の人物。スーパーマンやその家族を見守り度々手助けし、レッドロビンの命を救い捕らえていた。
その正体はクリプトン崩壊とともに命を落としたと思われていたスーパーマンの実の父ジョー=エル。
彼も何者かに命を救われ捕らわれ、そしてミスター・オズとして活動するようになった。
その何者かがレッドロビンに目をつけたことを知り、レッドロビンの考え方が自分に似ていたため彼の命を救っていた。
何者かが新たな動きを見せ始めたため、自身の計画を実行するためにレッドロビンを残し姿を消す。


  • ドゥームズデイ

クリプトンの科学者が生み出した究極の殺戮生物でスーパーマンを殺したことがある。
Action Comics: Path of Doom』でミスター・オズに捕らわれていた個体が逃げ出し、
2人のティムに襲い掛かるが様々なギミックに翻弄され取り逃す。



≪未来のバットマンの世界の人物≫

  • アナーキー(ロニー・マチン)

金色の仮面と赤い服を身に着けた無政府主義者。スポイラーとの会話のデータを狙う未来のバットマンに殺された。
未来のバットマンを冷徹な性格に変えたきっかけの1人でそのことを後悔している。


  • レニー・モントーヤ

ゴッサム市警本部長。アナーキーを殺した未来のバットマンを捕らえようとするが取り逃す。


  • スーパーマン(コナー・ケント)

スーパーマンの後継者。バットマンの友人でタイタンズのチームメイト。反乱を計画しているサイボーグを取り締まるため
未来のバットマンの協力を求める。未来のバットマンを冷徹な性格に変えたきっかけの1人。


  • スポイラー(ステファニー・ブラウン)

B級ヴィランのクルーマスターの娘で紫色のコスチュームに身を包み自警活動を行っている。電子技術の才能が武器。
独自の行動をとり続けておりアナーキーとの関係も続いている。未来のバットマンは怪物へ変わってしまったと諦めている。


  • ディック・グレイソン

初代ロビン、ナイトウィングとして活躍したバットマンの後継者。ブルースの死後に彼の後を継ぐがブルースの様にはなれず、
バットマンを引退しゴッサムを離れ家庭を持った。


  • ジェイソン・トッド

2代目ロビン、レッドフードとして活躍した男。ブルースの死後は姿を消し戦いを続けていたが、現在は片目片足を失い生きる気力を失っている。


  • ダミアン・ウェイン

ブルースの息子で4代目ロビンとして活躍したバットマンの後継者。ディックの後を継ぎバットマンとなるが、
そのやり方は正しいとは言えず未来のバットマンに殺された。



≪その他≫

  • ベティ・ケイン

バットウーマン(ケイト・ケイン)の従姉妹でフレイムバード、Hawkfireとして活躍した女性。現在はケイトの様になるべく軍隊に所属している。
カフェでケイトと『バットファミリー』の活躍について話し、いつかは自分も所属したいと語るがさらに努力するよう言われてしまう。


  • スポイラー(ステファニー・ブラウン)

B級ヴィランのクルーマスターの娘で紫色のコスチュームに身を包み自警活動を行っている。電子技術の才能が武器。
父のコスチュームを飾った隠れ家に帰った直後、未来のバットマンから声をかけられたが姿は見なかった。




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