登録日:2018/06/14 (木曜日) 17:27:00
更新日:2024/02/26 Mon 13:45:01NEW!
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週刊少年サンデー 小学館 ギャグ漫画 陸軍 予備校 漫画 陸軍中野学校 君は008 敵も味方も変な奴 安永航一郎 陸軍中野予備校
時に昭和20年、戦局がいよいよ左前な頃。陸軍の名将酢堂小将は低下していく陸軍中野学校の学生の質を憂い、陸軍中野予備校の設立を決意した
概要
週刊少年サンデーにて、安永航一郎作で1985年~1986年に連載された漫画作品。
作者の前作である県立地球防衛軍の流れを汲み、シュールなギャグや濃い変態どもの活躍でコアな人気を残した。
なお、前作の特徴のひとつであった強烈な特撮パロディは今作ではなくなっている。
ストーリー
ある日、なんの変哲もないふつーの家である旗本家に『陸軍中野予備校』から来たという酢堂大雑なる学生がやってくる。
なんやかやで旗本家にいついた大雑は先輩である有川雄妻とともに、日本征服を企む南蛮帝国との戦いを繰り広げていく。
だが、南蛮帝国の刺客や、まったく全然関係ないところから現れる変態どもによって大雑の影は薄くなっていくばかり。
大雑の明日はどっちだ? 読者はそんなものどーでもいい。
陸軍中野予備校について
作中で大雑や雄妻の母校としてたびたび語られる学校。文字通り陸軍中野学校へ優秀な人材を送り込むために作られた。
しかし現在まで存続しているものの、戦争に日本が負けて中野学校がとっくに無くなっていることに気づいてないなど諜報機関としてはダメダメである。
作中では実際に登場することはなく、卒業生の回想で登場するのみだが、相当に無茶な教育をおこなっている模様。
だがそのかいあって完璧な変装術や催眠術、人間離れした格闘術などを習得している。勉学でも、大雑にとって普通の高校の入学試験などは中野予備校では知能テストのようなもんらしい。
しかし卒業生はのきなみアホ。
南蛮帝国とは?
日本を経済面から支配していこうとしている秘密結社。日本支部の責任者はゲゲーベン。
大雑たちは特に敵対する理由がなかったが、南蛮人の主食はパンであるため、日本人の魂である米食を守るため戦うことになる。
ぶっちゃけ掘り下げがほとんどなく、中野予備校以上に謎が多い。
登場人物
- 酢堂大雑
主人公(一応)
中野予備校を卒業し、中野学校への進学を目指して旗本家へやってきたが中野学校がとうに廃校になったと知ってそのまま旗本家にいついた。
登場早々に聖徳太子が開発したという十七条拳法で電柱をへし折り、襲ってきた尾崎から逆に酸素を吸いつくすなどの異常な肺活量を見せつけたりと、中野予備校のアホさ加減を読者に知らしめた。
中野予備校では戦時中さながらの粗食しかなかったらしく、ただの米の飯を食うだけで感涙する。
しかし濃い変態が揃ってくると次第に存在感が希薄になっていく。ちなみに誕生日は一月一日で、大福と雑煮から名付けられたんだそーな。
- 有川雄妻
大雑の先輩。一応はヒロイン。
美人であり能力的には完璧超人なのだが中野予備校出身ということでいろいろ残念な人。
ある潜入ミッション中のミスで痴女扱いされてしまった。
しかし面倒見はいいのでバゾクに懐かれてしばらく面倒を見ていたことも。
- ゲゲーベン
南蛮帝国の日本支部責任者。
サングラスをかけた強面の白人で、初期の頃は悪役ムードを漂わせていたが、いつのまにか没落して無一文になっていた。
しかも億単位の借金まで背負わされて借金取りから逃げ回っていた。そのために娘をマカオに売り飛ばそうとしたことも。
しかし曲がりなりにも中野予備校の変態どもと渡り合えるだけにとんでもなく強く、プロレス界に殴り込んでゲゲベマンという覆面レスラーとして無敗伝説を打ち立てて借金を返済した。
- バゾク
ゲゲーベンの娘。一応は可愛いと言える南蛮娘。
実力はけっこう高く、催眠術で他人の体を乗っ取ってしまうような芸当もできる。
しかし大雑によって無防備な自分の体を乗っ取られてしまい、公衆の面前でストリップをする目に会ってしまった。
中盤でゲゲーベンに見捨てられて、そのまま旗本家から有川家に転がり込む。その際、修行時代に中野予備校以上のゴミ食しか食わせてもらえてなかったことが発覚して、ヒロインにあるまじき貧乏性を見せた。
脱がされる機会が二度あり、スタイルはなかなか悪くない。しかし前作のバラダギ様と違ってラブコメには発展しなかった。
- 尾崎彦吉
大雑が転校した枕返高の教師だが、実は南蛮帝国の手先。
本作の変態キャラ第一号であり、屈指のバカ。どうやって教員免許とったのかわからない。
体育会系のマッチョマンで、大雑を抹殺するため人工呼吸の訓練と称して大雑から口移しで体内の酸素をすべて吸いつくそうと企んだ。
しかし、大雑の肺活量は尾崎を上回っており、かつ「舌を入れる」という奇策の前に敗北。
その後もなにかとリベンジを繰り返してきて、特別編ではコンコルド尾崎とステルス尾崎という親戚を引き連れて登場。この頃には大雑はおろか雄妻やバゾクにもうっとおしがられるほど嫌われていた。
- 酢堂玉金
本作を代表する変態で大雑の兄貴。スキンヘッドの巨漢で、格闘漫画の18番、生き別れのおにーさんだ!
登場早々核にも耐えられる中野セラミックを素手で破壊し、助け出したバゾクに
「男の人の裸に興味はあるかね?」
と、真顔で問いかけるド変態ぶりを見せつけた。
職業は一応僧侶。仏法に帰依した者に不可能はない、とばかりに無茶苦茶な強さを見せつける。中野予備校でも成績はカスだったが体育だけはトップだったらしい。
なおクリスマス時は神父に転職。
「わしの強烈な信仰心の前では神も仏も問題ではないのだ」
と豪語するが、ぶっちゃけ儲け目当ての生臭坊主である。
当たり前だが女性陣からはめちゃくちゃ嫌われている。
ちなみに誕生日は大雑と同じく1月1日で、名前の由来は玉子焼きと金団らしい。
追記・修正しないのならば、わしの脇の下に顔をうずめて天に召されるがよい!
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- 懐かしいなー単行本まだ持ってるわ 家電3人衆とか鉄拳ジョージとかナンヤネン教官とかバニー・キャラバンとか思い出すわ -- 名無しさん (2018-06-14 21:40:09)
- 小学生のころにコレ読んだおかげで色物属性に対する色々なものが付きました。 -- 名無しさん (2018-06-15 12:27:54)
- 脇の下の臭いからの男の汗の香りの辺りは昔も今も読むと腹筋が死ぬ -- 名無しさん (2018-06-15 22:17:22)
- 酢堂ブラザースの揃う回はどれも腹筋崩壊 -- 名無しさん (2018-11-13 22:36:44)
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