登録日:2018/04/20 (金) 18:52:02
更新日:2024/02/19 Mon 13:57:07NEW!
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『Action Comics: The New World』は2017年にDCコミックスから出版されたアメコミ作品。
『Action Comics Vol.1』#977~#984
発売 2017年5月から
脚本 ダン・ジャーゲンス
作画 イアン・チャーチル(#977)、カルロ・バルベリ(#978)、パトリック・ジーカー(#979~#980)、
ジャック・ハーバート(#981~#982、#984)、ホセ・ルイス(#982)、ヴィクトル・ボグダノビッチ(#983)
日本では未邦訳。
ダン・ジャーゲンスによる『DC Rebirth』スーパーマン・サーガ第4巻。スーパーマンの新たな歴史と宿敵たちとの戦いを描いた作品。
前半2話は『Superman: Reborn』の影響で大きく変化したスーパーマンの過去を振り返る作品で、
『プレフラッシュポイント』の時代が大きく反映されたスーパーマンの新たな歴史が確認できる。
後半からはスーパーマンの宿敵が結成するお馴染みのチーム『スーパーマン・リベンジ・スクワッド』との戦いが描かれ、
ヒーローとヴィランの熱い戦いの他、ラストには意外な人物が現れる。
また『Suicide Squad Vol.5』#18~#19でサイボーグ・スーパーマンたちとゾッドの合流の様子が描かれておりこちらを読むとより楽しめる。
『Action Comics Vol.1』#977~#978
『Action Comics Vol.1』#979~#984
『Action Comics Vol.1』#977~#978
【物語】
『Superman: Reborn』での戦いを終え本来の生活を取り戻したケント一家。しかしスーパーマンは自分の記憶に一抹の違和感を覚えていた。
そこで彼は自分の過去を確認するため『孤独の要塞』に向かう。
【登場人物】
- スーパーマン(クラーク・ケント/カル=エル)
メトロポリスを守る鋼鉄の男。『Superman: Reborn』での戦いを経てコスチュームが新しくなった。
『Superman: Reborn』での戦いの後に自分の記憶に違和感を感じたため、『孤独の要塞』のクリスタルを使い自分の過去を探っていく。
崩壊するクリプトン、地球の両親との出会い、スモールビルでの少年時代、スーパーマンとしての初めての活躍、様々なヴィランたちとの激しい戦い、
ドゥームズデイとの死闘と復活、ロイスとの結婚とジョンの誕生、家族を守るための隠居生活と『New 52』時代の戦いなど過去を振り返っていくが
その途中、何者かの存在を感じ取る。
- ケレックス
スーパーマンのサポートを行うクリプトンのロボット。スーパーマンの記憶を探る手伝いをする。
≪ヴィラン≫
- ?
スーパーマンの宿敵たちに接触する謎の人物。赤い文字列が人をかたどった姿で現れ、スーパーマンへの復讐の協力を呼び掛ける。
- メタロ(ジョン・コーベン)、ブランク、エラディケイター
謎の人物の接触を受けたスーパーマンの宿敵たち。当初は警戒するが目的が同じだと知り協力する。
『Action Comics Vol.1』#979~#984
【物語】
スーパーマンへの復讐を目論む『スーパーマン・リベンジ・スクワッド』はスーパーマンを確実に倒すため、
ゾッドを仲間に加えようと『ベル・レーブ刑務所』に向かう。彼らの動きに気付いたスーパーマンも『ベル・レーブ刑務所』に向かうが、
『黒の霊廟』と呼ばれる障壁によって視力を失い撤退を余儀なくされてしまう。
治療と避難を兼ねて家族とともに『孤独の要塞』に向かったスーパーマンは休む暇なく迎撃に当たり追い詰められるが、
彼のピンチにSを掲げたヒーローたちが現れる。
【登場人物】
- スーパーマン(クラーク・ケント/カル=エル)
メトロポリスを守る鋼鉄の男。メトロポリスへの引っ越しの下見をしているとヒマラヤの要塞の異変に気付き、無残に破壊された要塞を発見する。
ケレックスから犯人を教えられ『ジャスティス・リーグ』の衛星基地の設備で、
『ベル・レーブ刑務所』の異変とエラディケイターたちを発見し向かうが、『黒の霊廟』の幻覚の影響で取り逃してしまう。
何とか追いつくも多勢に無勢だったのに加え視力を失っていたため撤退する。
ロイスとジョンの保護と視力の回復のため『孤独の要塞』に向かうが、回復もままならないまま迎撃に当たり追い詰められてしまう。
スーパーガールをはじめとする援軍のおかげで数では五分に持ち込むもゾッドには及ばず、仲間たちと共に『ファントム・ゾーン』に捕らわれてしまう。
≪スーパーマン・ファミリー≫
- ロイス・レーン、ジョン・ケント
スーパーマンの妻子。クラークとロイス共にデイリー・プラネットに復帰したため、
メトロポリスへの引っ越しを計画しているがジョンは不満に思っている。メトロポリスでスーパーマンを待っていると
彼から敵の出現を教えられハミルトンに戻るが、途中でスーパーマンと合流し彼が失明していることを知る。
スーパーマンと共に『孤独の要塞』に向かうが、敵が現れてしまいケレックスの指示で宇宙船で脱出しようとしてゾッドに撃墜されてしまう。
- レックス・ルーサー、スーパーガール(カーラ・ダンバース/カーラ・ゾー=エル)、スーパーウーマン(ラナ・ラング)、スティール(ジョン・ヘンリー・アイアンズ)、Super-Man(Kong Kenan)
スーパーマンのピンチに駆けつけた胸にSマークを掲げたヒーローたち。戦況を五分に持ち込むも、
スーパーガール以外がスーパーマンと共に『ファントム・ゾーン』に捕らわれてしまう。
- クリプト
スーパーマンの飼い犬。クリプトン星出身でスーパーパワーを持つ。『孤独の要塞』にやって来たジョンと行動を共にする。
- ケレックス
スーパーマンのサポートを行うクリプトンのロボット。ヒマラヤの要塞の個体はエラディケイターたちの襲撃を受け、
遅れて現れたスーパーマンに襲撃者について報告し機能を停止する。『孤独の要塞』の個体はスーパーマンたちのサポートを行う。
≪スーパーマン・リベンジ・スクワッド≫
サイボーグ・スーパーマンによって結成されたスーパーマンへの復讐と願望をかなえるために手を組んだヴィランチーム。
『スーパーマン:サン・オブ・スーパーマン』に登場した月の『バットケイブ』を拠点にしている。
サイボーグ・スーパーマンの覚醒のために、スーパーマンのヒマラヤの要塞を襲撃し『Oblivion Stone』を回収する。
その後、ゾッドを仲間に加えるために『ベル・レーブ刑務所』を襲撃しスーパーマンも退ける。
一旦月の拠点に戻りそれぞれの願望をかなえるためには『孤独の要塞』に向かう必要があるとして、北極に向かう。
『孤独の要塞』で迎撃に現れたスーパーマンを追い詰めるも、スーパーマンの仲間が現れ五分の戦いとなる。
それでもゾッドのパワーで圧倒して『孤独の要塞』の奥に侵入し、ゾッドが手に入れた『ファントム・ゾーン・プロジェクター』で
サイボーグ・スーパーマンとエラディケイターごとスーパーマン達を『ファントム・ゾーン』に送り込む。
- サイボーグ・スーパーマン(ハンク・ヘンショウ)
半身が機械で構成されたスーパーマンのような見た目をしたヴィラン。以前は『プレフラッシュポイント』のスーパーマンに命を救われ
サイボーグ・スーパーマンにはならずに済み軍の任務としてスーパーマンの行方を捜していた。
しかし歴史が変わったことで『プレフラッシュポイント』同様、
サイボーグ・スーパーマンだったことになりその原因としてスーパーマンを逆恨みしている。
人間の姿を取り戻していたがスーパーマンに立ち向かうために、彼のヒマラヤの要塞に保存されていた『Oblivion Stone』を使い
サイボーグとしての体に戻った。
- エラディケイター
クリプトン復興のために活動する生体ロボット。『スーパーマン:サン・オブ・スーパーマン』でスーパーマンに敗れるも、
サイボーグ・スーパーマンの手で復活し、クリプトン復興のためにチームに参加した。
元々はゾッドの支配下にあったためサイボーグ・スーパーマンより彼の命令を優先する。
- メタロ(ジョン・コーベン)
『クリプトナイト』を動力とするサイボーグ。以前は生身の体を残しロイスへの忠誠心を持っていたが、
歴史が変わったことで骸骨のような見た目となった。
どこかで体を修復していたがサイボーグ・スーパーマンに緑色の新しいボディを与えられ、より強いボディを得るためにチームに参加した。
- ブランク
アーティストを名乗り超能力を駆使し街を破壊し芸術を追及する危険人物。スーパーマンのヒマラヤの要塞に捕らわれていたが、
サイボーグ・スーパーマンに解放され更なる破壊と芸術を追及するためにチームに参加した。
- モンガル
惑星サイズの移動要塞『ウォーワールド』で侵略行為を繰り返していた異星人。
『ウォーワールド』を奪われ望む夢を見せる『ブラック・マーシー』に捕らわれていたがエラディケイターに救われた。
自分を招いた人間の姿のサイボーグ・スーパーマンを侮り襲い掛かるも、本来の姿を取り戻した彼に敗北し忠誠を誓う。
サイボーグ・スーパーマンとは以前も忠誠を誓った仲で、反逆したことは不問にされ新たな『ウォーワールド』創造の許可も与えられている。
- ドル=ゾッド
反逆を企てるも失敗しクリプトンの刑務所『ファントム・ゾーン』に捕らわれていたクリプトンの将軍。。
『ファントム・ゾーン』につながる『黒の霊廟』に封印されていたところをアマンダ・ウォラーに回収され、
頭に『クリプトナイト』入り爆弾を仕掛けられ『スーサイド・スクワッド』の一員として活動していた。
しかし無理やり爆弾を取り出し暴走、『黒の霊廟』から他の囚人を呼び寄せ地球侵略に乗り出そうとする。
協力を求めに現れたサイボーグ・スーパーマンたちもはねのけ暴れまわるも、『スーサイド・スクワッド』に防がれたためチームの参加を承諾する。
当初はサイボーグ・スーパーマンに従う気はなかったが、『孤独の要塞』に向かうと知り『ファントム・ゾーン・プロジェクター』を目的に協力する。
その一方でエラディケイターと協力してある計画を進める。
≪その他≫
- Dratania、Klon
スーパーマンのヒマラヤの要塞に保護されていた人物。異星や異世界から現れたものの地球の環境に適していなかったため、
帰還か環境に適合させるための装置ができるまでスーパーマンに保護されていた。
『Oblivion Stone』を狙う『スーパーマン・リベンジ・スクワッド』の襲撃を受け命を落とした。
- バットマン(ブルース・ウェイン)
ゴッサムを守る闇の騎士。衛星基地の設備を使うスーパーマンに声をかけ、『スーサイド・スクワッド』の存在について話し合う。
- アマンダ・ウォラー
政府の汚れ仕事専門の特殊部隊『スーサイド・スクワッド』の指揮官。
ゾッドが暴れまわった後の『ベル・レーブ刑務所』で倒れたスーパーマンを発見する。
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