登録日:2011/05/24(火) 12:42:15
更新日:2023/08/10 Thu 12:24:28NEW!
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蒼穹のファフナー ロボット 歩く死亡フラグ どうあがいても絶望 所要時間30分以上の項目 竜宮島 アルヴィス 竜殺しの剣 対フェストゥム兵器 鷲尾直広 死装束 エインヘリヤルモデル dead_aggressor heaven_and_earth exodus the_beyond ノートゥングモデル ジークフリードシステム 同化現象
ノートゥングモデルとは『蒼穹のファフナーシリーズ』に登場するロボット兵器「ファフナー」の機種名。
本編でアルヴィス側にあるファフナーはほとんどがこのタイプに属する。
その名の由来は、北欧神話を題材にした楽劇『ニーベルングの指環』に登場する竜殺しの霊剣から。
因みに、ファフナーの名の由来は宝物を守る為に竜に変身するドワーフの戦士からなのだが……命名者は随分と洒落の効いた人物のようだ。
以下、第一作から『THE BEYOND』までの内容を容赦なくネタバレしているので未見の方は注意されたし。
概要
竜宮島(アルヴィス)で開発された第三世代モデルに与えられた名称で、世界中が開発を断念していた幻のモデルを日本が独自に再開発した、という経緯により誕生した。
開発者は、羽佐間容子、近藤彩乃、皆城公蔵ら。
機体特徴としては、第一、第二世代モデルと比べても極めて小型の全長(汎用型で35m)が挙げられる。
これは、近藤彩乃の提案でジークフリード・システムを機体から分離したから。
他にも、ミールの研究を応用し、人間のあらゆる感情をデータベース化する事で、機体に人間の感情のうち、操縦関連に役に立つ事を学習させる事により、人体と機体の更なる融合による細かな動きが可能となった。
操縦に関係ない日常生活の思考からも操縦に関連する部分を拾い上げるという、ぶっちゃけガンダムの学習型コンピュータの凄い版。
また、メインシステムに瀬戸内海ミールを封じ込めた「コア」が使用されているので、本来ならばレーダーに反応しない上に読心能力を持つフェストゥムと互角以上に戦える。
と、いいことずくめに見えるのだが……当然、欠点も存在する。
まず、操縦するためには極めて強固なシナジェティック・コードを形成する必要があり、操縦者の適性は10万人に1人と言われるほど少ない。
そのため、人工子宮によって人為的にシナジェティック・コード形成率の高い子供が生み出される事となった。
また、システム上、機体に乗り続ける程体内のフェストゥム因子が増大し、同化現象を加速させてしまうという問題も存在する。
つまり、この機体に乗って戦う事は、そのままフェストゥムに同化される事と同義。
実際、同化現象の加速が原因で数名のパイロットが命を落としている。
一応ティターンモデルよりはマシになっていると思われる。…なってるよね?
そうでなければ彼らが浮かばれない。
また、パイロットとコクピットを接続する際、パイロットの身体に激痛が走る上、搭乗時は機体とパイロットがシンクロしているため、機体の受けるダメージや皮膚感覚までもパイロットにフィードバックされる等、やたらパイロットに負担が掛かる仕様*1。
接続する際の痛みはシナジェティック・スーツで軽減可能だがそれでも痛いことには変わりなく、パイロットスーツを着ていない場合絶叫レベルの痛みが襲う。しかも接続時に接続部位の衣服はぶっ飛んでしまう。
シンクロ時の影響でパイロットの性格が様々な形に豹変するのも欠点の一つ(自己否定意識の強い一騎・カノンは例外的に変化無し)。
……同時に、機体自体も色々ろくな目に遭っていないが(パイロットもろとも自爆したり、パーツ取りされたり)。
後、一応脱出装置も搭載されており、ジークフリード・システム側からも作動が可能。作動時は機体の腰裏にあるハッチが解放され射出されるため、万一上半身が吹き飛ばされても作動は出来る。
……役に立った試しが無いが……
また、飛行にパイロット側の特殊な適性が必要となるのもあって航空戦力に乏しく、防御型の機体の数も僅か2機と心許ない。
一応、飛行出来ない機体でも射出後の惰性でごく短時間であれば擬似的な飛行が可能であることは『HAE』序盤で描写されており、
スサノオもSDPによる連続瞬間移動で擬似的に飛行しているが、基本的に飛行しているフェストゥムに対して不利であることに変わりはない。
装甲は外側のセラミック系、内側の金属系の間に液体金属の詰まった積層装甲。刃物に対する防御性能が高い。
コクピットは腹部(人間でいうと子宮部)に搭載されており、実際のパイロットの向きは機体正面に対して上下前後が反転している。
このため、ノートゥングモデルの弱点は子宮部となるが、上述の仕様により上半身を消し飛ばされると事実上行動不能に陥る。
基本の通信系統は対象の機体に通信ケーブルを繋ぐ事で音声通信が可能な有線式。有効距離は短く、これは読心能力対策の弊害。
この点はジークフリード・システムを介することによって補われており、AlvisのCDCとも通信可能。
因みに、機体色は機体ごとに違うが、これはパイロットの適性検査時に判明する各自の心理的識別色*2が塗布されるから。
……の割には初期カラーから変更される事もあるが(マークエルフがいい例)。
そして、『EXODUS』ではエメリーが島のミールと対話した事で新たなコアが生成された。
その影響から従来機もコア格納ブロックに蒸気性の永劫電動回路が形成され、空気中の物質からエネルギーを抽出する事が可能となり、実質的に活動限界は無くなっている。
更に、搭乗時のパイロットは同化現象の予防薬を過剰に投与した状態になり、同化現象を大幅に緩和するようになった。
より簡潔にまとめると、「ファフナー全機が簡易版マークザインに変身。しかも同化リスクは激減」
……これほど胡散臭く不穏な強化イベントがあっただろうか。
実際、その能力を完全発揮した7話では、パイロット瀕死&大破状態から結晶化して復活、武器庫から武装を転移させて装備、スカラベR型と同種のワームスフィアを展開、ワームスフィアを用いての瞬間移動など、これまでとは比較にならないほどの超次元現象(SDP)を引き起こしている。
このSDPはパイロットが発動トリガーになっており、適性のある機体に搭乗した時のみ十全の効果を発揮する。
但し、例外的にエーギルモデル(ゼロファフナー)のみは誰が搭乗したとしても十全にSDPを発動出来る。
SDPはファフナーに登場していない平常時でも本人の意志に関係なく発動することがある。
また、結晶化の同化現象を防止している代わりに、パイロット達は「人間という形から逸脱していく」新たな同化現象を発症した。
詳細はこちらで。
19話から竜宮島残存組の機体は『エインヘリアルモデル』へと改装された。
エインヘリヤルとは北欧神話において、戦死した勇者の魂、永遠に戦い続ける兵士を意味する言葉である。
この機体はカノンがSDPから得られた情報を元に設計したものであり、そのコンセプトは「少しでも長く戦える」という、今までに無いまったく新しいファフナーとしての在り方を示している。
改装した機体は頭部が新造され、胸部と肩部に増加装甲、背部にサブスタビライザーが追加。
各種追加パーツには赤く光るセンサーが備えられ、
そのシルエットは無骨かつスマートだったノートゥングモデルから一変してヒロイックになっている。
コンセプトに則し、検証中や実験段階の技術を含めたありとあらゆる同化現象の治療・抑制措置が組み込まれ、新同化現象にも抜かりなく対応。
ジークフリードとスレイプニールを同時起動した剣司が身をもって実感できる程の負荷軽減を果たした。
更にはSDP及び機体出力の増幅装置である『カノン式アクセラレーター』を搭載することで各種機体性能も底上げされている。
SDP発動時には胸部装甲下面と大腿部側面からアクセラレーターを構成するフライホイールがスライドして露出し高速回転する。
『THE BEYOND』では先輩世代の残存機体も改修されると共に欠番機も再建造され、コードネームを冠することになった。
機体一覧
マークアイン
一番機。
汎用型で、一番同型機が多い。
元々は総士が乗る予定だったが、左目の傷による一体化困難で起動実験に失敗し、適格者不在に。
後にアクティビオンを投与した日野道生が23話にて搭乗し、マークニヒトと戦ったが、最後はフェンリルを起動し、
脱出しようとしたがニヒトに脱出ポットをキャッチされそのまま頭部にダンクシュートされぶつけられ道生は戦死し、アインも失われた。
最新作の『THE BEYOND』ではエインヘリヤルモデルで再建造されたものの、物語開始時点で既に敵側に手に渡っていた。
コードネームは「スペクター」。機体色は変わらずグレー。
他の機体の姿・能力をコピーするSDPを持ち、劇中ではクロノスやアバドンに変身した。
機体を液状化させて迅速に撤退することも可能。
マークツヴァイ
二番機。
マークアインと同型。
パイロットは蔵前果林。
果林が最序盤でワームスフィアに呑まれた為適格者不在になり、マークエルフの応急パーツとして利用された。
『ROL』では果林が搭乗し、L計画後に僚達を迎えに行くため出撃したが…
『THE BEYOND』ではエインヘリヤルモデルとして再建造。機体色は漆黒となっている。
パイロットは真壁一騎。
コードネームは「グリムリーパー」。
第五次蒼穹作戦で一騎が搭乗中に眠りに入ったためにベノンに回収され、以降はマリス・エクセルシアがパイロットに就いた。
円形シールド状のワームを展開し、敵の攻撃を消し去ってしまう。
マークドライ
三番機。
マークアインと同型。
パイロットは要咲良。
ピラムとロングソードを駆使し、近接戦で活躍する。あとゴッドフィンガー。
小説版では7名ものパイロットを葬った「黄色い棺桶」の異名を戴いた。後に咲良が昏睡に陥り、カノン・メンフィスが後釜に。
劇場版ではリンドブルム(空戦用)を装備し、再び咲良が搭乗した。
『EXODUS』では咲良のパイロット引退に伴い、無人機開発のための実験機として実戦から退いていたが、13話で咲良が再び搭乗。
スレイプニールシステムを搭載し、無人機のトルーパーモデル4機を率いて前線を支え、その際はピラムとルガーランスを用いた。
SDPは『増殖』。トルーパーモデルを大量に分身させ、数による暴力を振るう。
但し、分身・増殖の弊害で咲良の意識が謂わば分裂を起こしているような状態に陥り、体温の異常上昇が起こっているとも取れる状況に陥る。
また、SDPで増殖させたトルーパーモデルともスレイプニールシステムを介したクロッシング状態にあるらしく、トルーパーモデルの受けたダメージが咲良へフィードバックされてしまう。
同化現象は体温の低下。舌下測定で29度を出しており、更に体温が下がっているのか褞袍を着て身体を温めている。
アハトと共に蒼穹作戦に皆勤している機体だったが、『THE BEYOND』ではパイロット不在により第五次蒼穹作戦には不参加。
マークフィアー
四番機。
中距離支援型。
パイロットは春日井甲洋。
OPでメデューサを装備していたが、本編で実際に使用したのはペイント弾とゲーグナーのみと不遇。
9話で甲洋がフェストゥムに半同化されたことで脳死状態に陥り、コックピットブロックは回収され機体は海中に没したが人類軍にサルベージされ、
残っていたコアをザルヴァートルモデル・マークニヒトに無断で転用された。
『HAE』では欠番扱いとなってたが、フェストゥムとなった甲洋自身がコアとなることで復活。危機一髪であった暉と咲良を颯爽と助け、防衛戦力として加わる。
第2次蒼穹作戦では待望のメデューサ装備で出撃し、大暴れするマークニヒトにメデューサで牽制しつつ取り付き同化しようとするが、ルガーランスで串刺しにされ、ワームスフィアでバラバラにされてしまった。
その際、甲洋はギリギリで転移して難を逃れている。
そして『EXODUS』19話、第3次蒼穹作戦発動中、ウルドの泉より新出したコアと帰還した甲洋によって再構成。嘗て護れなかった想い人の駆った機体の後継機(ゼクス改)の窮地を、恋敵の機体の後継機(エルフ改)の目の前で今度こそ救って見せた。
浮遊能力と武装からワームスフィアを展開する能力を得ており、その戦闘能力はすさまじく、ウォーカーを単機で足止めし圧倒するほど。
主武装はガンドレイクとメデューサ。但しどちらもワームスフィアを展開するための触媒として使われている節が強く、
特にガンドレイクに長大なワームスフィアを纏わせた通称「ワームソード」は、横薙ぎに振るうだけでワームスフィアを発生させつつ小型フェストゥム群を殲滅したほどである。
後にエインヘリアルモデルへも改装された。
SDPは『毒』。発現すれば、佇んでいるだけで周囲のフェストゥムが黒く変色しつつ墜落するほど強力なものである。
しかも描写の限りでは上述のワームソードの軌道とその周辺にも効果が及ぶようである。
改修後のコードネームは「アバドン」。
マークフュンフ
五番機。
防御特化型。
パイロットは小楯衛。
専用装備イージスは所謂ビームシールド。
最後はゴウバインの仮面を脱いだ衛がスカラベR型種と戦って相打ち、脱出は図られるもワームスフィア攻撃の余波を受け、脱出ポッドが捻じり潰される形で戦死。
後に小型化イージスがマークドライ&マークアハトに、修繕された機体とゴウバインの仮面は後輩の広登へと引き継がれた。
『HAE』を戦い抜き、『EXODUS』では遠征部隊に参加。イージスが改修され砲撃も可能となり、ルガーランスによる近接戦もこなす。
『EXODUS』14話にて、人類軍の味方殺し専門部隊アルゴス小隊を援軍と思い手を振っていたが、ダスティンにコクピットを狙撃され、広登は死亡。
機体は鹵獲・解体され、ザルヴァートルモデル「マークレゾン」のベースにされてしまった。不幸中の幸いは、広登の遺体の破片と魂は島に還る事が出来たことだろうか…
マークゼクス
六番機。
空戦特化型。それ故に搭乗可能パイロットは「飛ぶ」ことを受け入れる事が出来る者に限られている。
新国連に引き渡されるはずだったが、6話で羽佐間翔子が搭乗。
基本武装しか備わっておらず、パイロットである翔子自身の訓練不足と暴走に近い変性意識が祟って追い込まれ、島から引き剥がしたフェストゥムを道連れに天高く飛翔し、大空に散った。
マークジーベン
七番機。
マークゼクスと同型。
本編中盤にてマークゴルゴこと遠見真矢が搭乗。
パイロットの適性を活かし、ドラゴントゥースでの遠距離狙撃で活躍。蒼穹作戦では奇跡的に無傷で生還している。
『HAE』では空戦可能である事を活かしリンドブルム装備のマークドライと連携する事も。
また、同作では取り回しを優先しドラゴントゥースからレールガンをメインウェポンとしている。
『EXODUS』では空中戦に適応した新型ドラゴントゥースを引っさげ安定のゴルゴっぷりを魅せつける。
同じく狙撃を得意とする暉のツェーンとは高速飛翔狙撃というところで差別化がされている。
ほぼ丸腰状態で人類軍から脱走を行った際、固定装備のみでアルゴス小隊を壊滅に追い込むという鬼神のような活躍を見せた。
ちなみに真矢は平然と行っているが、高速飛翔狙撃の難度を指して曰く「飛んでるヘリから全速力で走っている車を狙うようなもの」。
真矢が人類軍本拠地から脱出した後にエインヘリアルモデルに改装された。
発現したSDPの名称等は不明だが、海神島上陸作戦時に強襲したバーンズ指揮下の人類軍分派をドラゴントゥースによるたった1発の砲撃でマルチロック・ホーミングして飛行不能状態に陥れた。
改修後のコードネームは「アズライール」。
マークアハト
八番機。
マークフィアーと同型。
パイロットは近藤剣司。
マークドライ、マークフュンフとの三機で連携を組む事が多かった。
ガルム44等の大火力武器を装備する他、蒼穹作戦ではメデューサと小型イージスを装備した。
『EXODUS』では剣司のパイロット引退に伴い、無人機開発のための実験機として実戦から退いていたが、エインヘリヤルモデルへの改装後、ジークフリードシステム・スレイプニールシステムを同時搭載し第3次蒼穹作戦に投入される。
SDPは『薬』。他の機体の損傷を再生させたり同化現象を肩代わりすることができる。再生の際はその損傷で負った痛みも引き受けることになる。アハト指揮下のトルーパーモデルを介することで離れた機体を癒やす事も可能。
発症した同化現象は皮膚感覚の鈍麻。進行速度こそエインヘリヤルモデルへの改装が功を奏したのか緩やかだが、痛覚や温度感覚が鈍化していく。
剣司が総士以外の周囲に明かしていなかった上に、他の同化現象と異なり外見の変化が無いせいで発症しているのが全く分からない症状であった為、発覚したのは終盤だった。
……かつて一騎が寿命をすり減らした同化の肩代わりという危険行為を固有の力とし、
自然分娩であるためファフナーの搭乗適性がカノンと同様竜宮島パイロット勢の中でも最低レベルである事に加え、
1期終盤時点で搭乗可能時間が20時間を切っており、2期開始前にその搭乗可能時間を使い切っているにも関わらず、
さらにジークフリード・スレイプニール両システムの同時起動という無茶を行わせて、
大幅に軽減されているとはいえティターンモデル並かそれ以上の重い負担を強いるこの機体で駆け回る剣司の姿に
「一体どんな代償を払うんだ」「というか残る寿命はどうなってるんだ」という危惧を抱いた視聴者はかなり多い。
実際第四次蒼穹作戦時は、同化されていることに気付けなかったのかディアブロ型に同化されてしまったが、覚醒した一騎の祝福によって事無きを得た。
4度の蒼穹作戦に参加して生還した唯一の機体であるが、第五次蒼穹作戦では残念ながら不参戦となった。
マークノイン
九番機。
マークアハトと同型。
パイロットは西尾里奈。
中距離支援型で、弾をばら撒く傾向が強い里奈の変性意識を考慮してサラマンダーをメインウェポンとする。汚物は消毒だ~!!
『EXODUS』では両手首部分に一挺ずつデュランダルを装備している。
『HAE』ではほぼ大破したが、『EXODUS』では完全に修復されている。
SDPはマークザインと同じ同化によるエネルギーの『増幅』。その対象は武装のみならず、他者のSDPにも及ぶ。
ノルンの間違った使い方←New
発症した同化現象は昏睡。異常なまでに眠気に襲われ、長時間寝てしまう。
最初期は搭乗時のみ眠気に襲われることはなかったが第三次蒼穹作戦では搭乗中に眠りかけ、第四次蒼穹作戦では戦闘中に完全に眠ってしまい、暉が「いなくなる」遠因となってしまった。
『THE BEYOND』では新たに「イザナミ」のコードを冠された。
第五次蒼穹作戦でセレノアのクロッシング介入によりコントロールを奪われたため、フェンリルにより自爆している。なお、里奈は彗のSDPで救出された。
マークツェーン
十番機。
マークアハトと同型機。
「マークツェン」という表記揺れもありイマイチはっきりしない。
パイロットはマークホンタイさん西尾暉。
マークゴルゴ2号。「真矢にドラゴントゥースを返せ」は禁句な。絶叫に定評がある中の人の影響かよく片腕が壊されることに定評がある。
ジーベンのように動きながらの狙撃よりは、定点で構えての狙撃を得意とする。
『HAE』で海中に引きずり込まれた後フェンリルで自爆しロストしたが、自身をマークフィアーのコアとして駆けつけた甲洋によって暉とコックピットブロックごと救助され、再建造された。
島外派遣時にはレヴィンソードを二本装備していたが、使う機会は無かった。
発現したSDPはノインと同じく『増幅』だが、発覚したのは里奈と共にゼロファフナーに乗り換えた後。
『THE BEYOND』ではエインヘリヤルモデルへと改装されており、「アキレス」のコードネームが付けられた。
グリムリーパーを奪われた一騎が代替機として搭乗し、ザイン同様ルガーランスを強化して戦う。
一騎やルヴィの提案で、ザルヴァートルモデルに改修される予定。
マークエルフ
十一番機。マークアインと同型。
パイロットは真壁一騎。
主人公機の割に、活躍した印象が薄い。
初期カラーリングはスカイブルーだったが初陣でフェストゥムの置き土産に巻き込まれ大破、空席となってしまった同型のマークツヴァイから大部分のパーツを補ったため、それに合わせて紺色に変更された。
その際コアも流用された為、ナンバリング以外は実質マークツヴァイ。
人類軍に一騎ごと拿捕された後コアをマークザインに移植し、そのままモルドヴァ基地自爆時にロストしている。
OPでは飛んでいるが実は飛べない。
マークツヴォルフ
十二番機。
マークドライと同型。
パイロットは立上芹。
変性意識による影響で頭突きを繰り出した芹用に、機体の頭部保護を兼ねて新たに作られた特殊装備「ショットガンホーン」を持つ。
芹ちゃんマジカブトムシ。
『EXODUS』で発現したSDPは『同化と再生』。
コックピットを潰され大破、芹自身も瀕死の重傷ないし即死の状態*3から復活。圧勝していたスフィンクスB型種を逆に追い込み、緑色のワームスフィアで同化し消滅させた。
この時思いっきりスフィンクスB型に対してロックをかましているが、本来フェストゥムとの直接的な接触は同化の危険性が非常に高い危険行為。
この力を得てからは四肢をもがれたりあちこち刺されたりと散々な目に会うように。
エインヘリアルモデルへの換装後はさらに力が高まり、全長60kmにも及ぶリヴァイアサン型を単機で同化して勝利するという凄まじい領域に達した。
……しかし、この力は全開にすれば味方をも巻き込みかねない危険なものであり、
(上記のリヴァイアサン型との戦闘では、加勢しようとしたスサノオを「来ないで、来たら君も同化しちゃう」と遠ざけている)
本来忌避されるローンドッグこそが最も適した戦術となってしまっている。
発症した同化現象は周囲の無差別な同化。平時は隔離施設に入らねばならなくなってしまった。
『EXODUS』最終話ではプランD発動に伴い総員退避した竜宮島に戻り、島に生命を還そうとしている織姫を護った後、来るべき対話の為に竜宮島、そして芹と共に眠りについた。
マークドライツェン
十三番機。
パイロットは羽佐間カノン。カラーリングはかつての愛機・ベイバロンモデルを彷彿とさせる深紅。
カノンのために開発された機体で同型機はない。お陰で流用が効かないので商品化は一際絶望的。
頭部センサーや胸部の形状が通常とは異なり、背部には飛行ユニットを装備している。
低空飛行が可能で、劇中ではルガーランスでの正しい近接、射撃戦を行い大変かっこいい雄姿を見せてくれる。
『EXODUS』で発現したSDPは『予知』。しかもファフナーの搭乗非搭乗関わらず。
咲良と共に前線を支え、陽動部隊の半数をリミッターありのザイン並みの速度でもって殲滅した。
そこまでしても勝てないザルヴァートルモデルとは一体……
尚、視た未来のビジョンはファフナーにデータとして録画が可能だが、カノン以外は再生データを見ても映像として認識できない。
後に未来のビジョンのに直接介入し改変できる事が判明した。この際、ファフナーの内部と外部で時間の流れに差が出来る。
同化現象は質量の減少。未来予知を行うたびに体重が減少していき、そして……
海神島(第3アルヴィス)上陸作戦以降は来主操が引き継ぎ、0.000001秒単位まで知覚できる体感時間の延長という『今をたくさん見せる』SDPを発現させた。
これはカノンと操で望むもの(願い)が異なる事から生じた差異であるという説が濃厚。
スフィンクス型B型やディアブロ型をあっさり撃破する強さを誇り、ほぼ無傷で戦い抜いた。
エウロス型を率いて戦う事が多い。
『EXODUS』時点ではアクセラレーターの搭載のみだったが、『THE BEYOND』で外装も改修された。
コードネームは「クロノス」。
以下の3機は第三世代改良型ノートゥングモデルSS(ダブルエス)。
『HAE』の後新規建造された機体でナンバリング自体はドライツェンから続いているが、
従来機の改良型という立ち位置からか機体名は(ベース機)改となっている。
機体名とは別に、全機にカノンが付けた登録コードがあるのが特徴。仮登録コードはカノンの故郷であるアイルランド神話から採られていたが、
パイロット全員から駄目出しを食らったため正式なコードは日本神話から採られることになった。
マークエルフ改 スサノオ
十四番機。
パイロットは御門零央。
元の色は黒だったが、零央の希望で藍色に塗り直された。
武道全般の達人という零央の特性を生かした、近接戦メインで戦う。
初陣ではレヴィンソードとルガーランスの二刀流で出撃、スフィンクスA型とはいえ3体を同時に相手取り瞬殺する活躍を見せた。
ルガーランスの正しい使い方の継承者。
発現したSDPは、零央の「速く動け」という願いから『ロスト(消失)』を介した瞬間移動。
緑色のワームスフィアを自身に発生させ瞬間移動する他、周囲を巻き込んで集団転移を行うこともできる。
また、連続的な瞬間移動により擬似的に空をとぶことも可能。
この移動の原理は「ゼロ次元空間を経由した転移」でありフェストゥムからすれば攻撃手段を移動手段に転用された形になる。
発症した同化現象は身体欠損。発症当初は心臓部分が丸々無くなり、戦闘の度に徐々に広がると同時に両肩や腹部、両足にも現れた。
バイタルサイン等には一切影響していない事がより一層不気味さを醸し出している。
『EXODUS』全編において目立った損傷が頭部と片腕の欠損以外になかったという地味な強運の持ち主の機体。
『THE BEYOND』ではレヴィンソードの二刀流になっている。
マークフュンフ改 ツクヨミ
十五番機。
パイロットは水鏡美三香。
元の色は紫だったが、美三香の希望でピンクに塗り直された。
初陣となる5話ではOPにてそれまで普通だった美三香がゴウバイン化、視聴者の腹筋にダメージを与えた。
一騎並みの身体能力という美三香の特性から、フェストゥムに中段蹴りを見舞ったり、刺突を手で受け止めてカウンターで倒したりとアグレッシブ。
シールドを刃に見立てての斬撃や仲間の足場として使う等、イージスの使い方も前任者二人と比べると攻撃的。
7話では、シールドで拘束して相手を捩じるという、かつての仇敵の技を体得した。
発現したSDPはイージスを強化する『ウォール(壁)』。
この障壁はフェストゥムのそれと同じ性質を持ち、射出し捩じる事で相手を破壊する事が可能で、美三香はこの技を必殺ゴウスパークと呼んでいる。
発症した同化現象は黒球型結晶物質の発生。背部にピンポン玉サイズの結晶物質が現れ、戦闘の度に増えていく。
その後背中だけでなく腕や顔にも現れ始め、20話で限界を超えた事で体そのものが黒い球体に変貌してしまった。
だが意志は残っており、また変貌に伴い壁の強度や展開範囲が飛躍的に向上、更に飛行型でないにも関わらず単独での浮遊が可能になっている。
彼女の同化耐久率が同世代でもトップクラスであった事でSDPの副作用がこの程度で済んだという声もあるが、年頃の美三香にとってかなり酷なものとなってしまった事は事実である。
第四次蒼穹作戦時、覚醒した一騎の祝福"存在"によって同化現象は解除され、元の姿に戻ることが出来た。
パイロットが減った関係か、『THE BEYOND』ではルガーランスやプラズマの槍を装備している。
マークゼクス改 アマテラス
十六番機。
パイロットは鏑木彗。
ガンドレイクを投げて突き刺した上でレージングカッターを引き金に巻き付けて引いて発射したり、
そのまま振り回して中距離戦を行うなどクレバーかつ大胆な戦いで総士を驚かせた。
ジークフリードシステムの後継者と目されている彗の頭脳から、上空から戦場を俯瞰して戦況を判断、前線指揮を執る指揮官機のような役割になっている。
発現したSDPは、彗の「武器(手数)が欲しい」という願いから『アボート(引き寄せ)』。
彗が「引き寄せたい」と思った、ありとあらゆるものを引き寄せる。基本武器庫から武器を引き寄せて手数で圧倒する戦法に使う。無駄使いしていることにツッコんではならない。
応用すれば、普段は海水になっているアザゼル型ウォーカーのコアを通常のフェストゥムのコアのような結晶体として実体化させた上で出現させるという芸当も可能。
この能力は作戦の要となった一方、そちらに集中する必要があるためにアマテラス自体の活躍は減るという事態も。
発症した同化現象は質量の増加。要するに戦いの度に体重が増えていく。
身体が重くなり、平時・戦闘時問わず行動に支障が出ている。最終的には自力で立つ事はおろか、ブルグへ自力で向かう事も出来ないほどに悪化した。
機体重量も増加している描写もあり、第三次蒼穹作戦ではノルンの補助が無ければ飛べず、海神島上陸作戦の際にはウォーカーのコアを二回も引き寄せた結果、地面に墜落していた。
武装
ルガーランス
レールガンを内蔵した剣。
相手に突き刺したまま刀身を展開、内部に零距離砲撃を叩き込む。出番も多く、ファフナーを象徴する武装と言っていいだろう。
なおマークザインが使うと、バスターライフルも真っ青な破壊力を誇る遠距離射撃兵装になってしまう為、しばしば間違った使い方とネタにされていたが
『HAE』では改良され、ザイン同様に核融合プラズマを放出する射撃武器としても活用出来るようになる。劇中では刀身が折れてしまう描写もあったが、『EXDOUS』では強度が増したようで普通に刀剣として使われている。
ザインが使用するものはルガーランス道?を極めきった結果、神の御手・奇跡の触媒的な何かに進化した。ルガーランスとは一体…
何度か破損しているがザインによって同化修復され使い倒されている。
マインブレード
大腿部に内蔵されたナイフ。
折れた刃先が時限爆弾と化すが、余り効果は無かった。
が、『EXODUS』ではダスティンにトドメを刺すという大役を与えられた。
小説版では一騎が愛用している。
レージングカッター
腕部に内蔵されたワイヤー。
相手の拘束や高熱での溶断に使われる。フェンリル起動の前座として覚えている人も多いかも。
また、第一次蒼穹作戦でミョルニアからの依頼を完遂するために用いられたのもこれである。
結構細かく操作が利く上、溶断時はファフナーの装甲程度ならたやすくズタズタにする切れ味で、ほぼ丸腰のジーベンがこれでアルゴス小隊を壊滅同然に追い込んだ。
レールガン
とある学園都市第三位でお馴染み。
砲身が馬鹿長い分、射程と威力は優秀。
1期OPでエルフか構えているのもコレ。
かのスパロボKでは殆どのノートゥングモデルに装備されており、
各パイロットの目元カットインが挿入されたり、マークジーベンが右手を横に広げるだけで後ろから飛んできたレールガンをキャッチしたりと
演出が凝ってたのだが、スパロボUXではマークエルフとマークアハト、劇場版マークジーベン以外まとめて取り上げられてしまった。
スコーピオン
レールガンタイプのサブマシンガン。
薬莢を使用しないエコな兵器。
スコーピオンは投げ捨てるもの。
ROBOT魂でスルーされている…
デュランダル
ファフナー専用ハンドガン。マインブレードやレージングカッターと同じ固定武装。
三点バースト搭載。主にサブウェポン或いはフェイルセーフとして使われる。
ゲーグナー
マシンガンタイプのレーザー銃。
短いサイクルでの連射が可能。
作画にも優しい。
『EXODUS』では実弾マシンガンっぽく描写されていた。
ガルム44
ファフナー専用ライフル。
大口径火砲、フル・セミオート、三点バーストと多機能。
ドラゴントゥース
遠距離狙撃ライフル。
レールガンと違い炸薬式なので機体のエネルギーロスが少ない。少なくとも炸薬形成弾と徹甲弾を搭載している。
シーベンとツェーンが装備。ザインが同化して北極ミールを破砕したのもこれである。
HAEではジーベンが空戦重視だった為取り回しの関係からオミットされたが、EXODUSでは新たに空戦対応型が開発されている。
だが高速飛翔しつつの超高精度狙撃ができるのは真矢のみである為、実質的に真矢専用装備となっている。
ピラム
先端に刃の付いたワイヤー兵器。
射出した先端を相手に突き刺して電撃を流したり、伸ばしたワイヤーを鞭のように使用可能。
マークドライ…というよりは咲良が愛用している。
ナックルガード
腕部袖から展開される近接打撃用ナックルガード。
全機の標準機構のようだが、近接タイプ(マークエルフ系)は前腕部のシリンダーに伸縮式のアームパンチ機構が組み込まれている。
2話の初陣で一騎がフェストゥムに殴りかかる時に使用されたが、一騎が操縦に慣れていないのもあってあっさり避けられた。
それ以降使われていない。
そもそもこの時期はまだファフナーの防御性能が万全ではないのでフェストゥムに対するパンチは自殺行為のような…同化周りの設定が色々と固まってなかったから仕方ないか
ロングソード
ファフナー以上の全長を誇る大型の近接格闘武装。
収納形態からスライド伸展して攻撃形態となり、プラズマの刃を形成する。
フェストゥムを易々と切り裂く切れ味を誇る。
イージス
マークフュンフに装備されている、エネルギーシールドを展開する防御用装備。
バインダーの可動によって効果範囲や角度をある程度調整でき、体当たり等の攻撃転用も可能。
EXODUSではさらにバインダーの基部に射撃兵装も追加された。
おまけにシールドをエネルギーソードに見立てての斬撃や展開面を足場に見立てての運用まで可能と判明している。
敵側の攻撃能力が異常めいており触れれば致命傷になりがちな本作においてとても頼りになる防御力を誇る。
メデューサ
肩に装着する大型レーザー砲。
酸化剤タンクと燃料タンクを搭載し、燃焼ガスからレーザーを取り出す仕組み。
OPでマークフィアーが毎回使っていたにも関わらず本編で使用したのは蒼穹作戦でのマークアハトのみ。しかもすぐ捨てた。
その後は『HAE』でフィアー、『EXODUS』においてノインが使用している。
EXODUSでフィアーがワームショットを撃った際にはメデューサもどきっぽく肩から発射しており、本当に装備したあともやっぱり出てきたのはワームショットだった。
サラマンダー
火炎放射器。里奈の変性意識を考慮して新規に開発された。
出力は調整可能。汚物を消毒する。
フェストゥム相手に火炎放射はどうなのと思うだろうが、フェストゥムの身体組成を崩壊させる気化燃料を放出するので足止めには意外と役に立つ。
ショットガンホーン
マークツヴォルフに搭載されている固定武装。
芹が演習で頭突きをぶちかましたことから、頭部の保護を兼ねて搭載された頭突き用ルガーランスというべき武装。
プラズマフィールドをまとって突撃、そこから零距離射撃を叩き込む。
またカブトムシの要領で相手を空に放り投げることも。
『EXODUS』で改良が加えられ、プラズマ砲としての機能も有している。
SDP発現後はワームスフィア発生の基点になっている。
リンドブルム
支援メカのひとつ。後部にレーザーを一基装備している。
ファフナー1体と武装をマウントし、空中での戦闘を可能にする。
飛行タイプ以外のファフナーにとっては貴重な飛行手段となる。
ジークフリードシステムかファフナー経由による遠隔操作が基本だが、コクピットが用意されており単独運用も可能。ゆきっぺと一騎が脱走するときに使った。
劇中ではエルフ、ドライ、ツヴォルフ用の計三機が登場した。
レヴィンソード
ロングソードを強化したプラズマ長剣。
グリップを握ることで刃部分に通電されプラズマが発生するが、手放すと徐々にプラズマが減衰を起こしてしまうので威力も下がってしまう。再通電するにはもう一度グリップを握る必要がある。
第三次蒼穹作戦ではリヴァイアサン型を内側から同化するための起点として用いられた。それ爪楊枝じゃねえから!
ガンドレイク
プラズマライフルを内蔵した剣でルガーランスと同系統の武器だが、こちらは射撃重視の武装。
ティターンモデルが使用していた武装をノートゥングモデル用に調整したもので、『EXODUS』ではアマテラスとフィアーが主武装として多用している。
ティターンモデル用とノートゥングモデル用で比べると、小型化した上に連射速度が飛躍的に向上しており彗は二挺持ちで超高速連射を度々披露、レージングカッターをトリガーに巻きつけて遠隔操作し、射程外のフェストゥムに対応するなどの応用を見せた。
フィアーが使用すればワームウェッジを発射したり長大なワームソードを発振したりできる。ガンドレイクの間違った使い方
フェンリル
ノートゥングモデル及びサルヴァ―トモデルや人類軍のファフナー及び潜水艦に搭載された超強力な気化爆弾。
爆発が広範囲のため、ほぼ確実に発射した機体も巻き込む。
翔子使用時と道生使用時で起爆時間が異なる為、パイロット側から起爆時間の設定が可能な模様。
実質自爆装置であり、脱出装置が役に立たない原因。
機関砲
ティターンモデルと同様、前腕部に搭載された機関砲。
『EXODUS』にてエインヘリアルモデルに改装されたマークノインが初めて使用したが、改装で搭載されたのかノートゥングモデルだった頃から搭載されていたのかは不明。
腕部ブレード
エインヘリヤルモデルに改修されたジーベンが使用。腕部から展開する。他のタイプにも搭載されているかは不明。
槍
正式名称は今のところ不明。『THE BEYOND』でツクヨミが装備。
プラズマの刃を発振する二本の短槍。連結させて一本の槍にすることも出来る。
非使用時には分割した状態でスタビライザーにマウントされる。
特殊装備
トルーパーモデル
新たに無人機として開発された小型ファフナー。
コンセプト的にノルンの系列機っぽい機体だが、これでもコアが搭載された立派なファフナーである。
EXODUS序盤、コア不足に陥っていたアルヴィスでは「構想はあるが実用化の可能性は低い」と見なされていたが、エメリーと対話した織姫がコアを量産することで生産可能となった。
攻撃兵装として小型のルガーランス、防御兵装として左腕内蔵型のイージス、更に単独で飛行可能と必要な物は一通り装備している。
スレイプニールシステムを搭載したノートゥングモデルを親機として複数機セットで運用される。
完全に命令通りに動く遠隔操作機ではなく、AIを搭載しており親機の指示を受けて自分でどう動くのが最適か判断して行動する自律行動機となっている。総監督曰く「格納庫の中で日常会話してそうですね」とか。
咲良が戦闘不能になって倒れたマークドライに駆け寄って護る姿が可愛いと評判。
本来はドライ随伴分とアハト随伴分を合わせて8機しか建造されていないのだが、咲良のSDPで増殖する事で消耗を恐れず数と連携でフェストゥムを圧殺する戦術が可能になった。また、剣司のSDP使用の際には治療対象の機体との間で中継機としても機能する。
何気に単機でもスフィンクスB型を瞬殺できるほどの高い性能を持っている。
反面、同化耐性が著しく低く、超小型のグレンデル型に群がられた際には、同じ目に遭ったノイン・アマテラス・ツクヨミが必死で耐える傍ら、ほんの数秒で結晶化して砕け散る姿が描かれている。
ディアブロ型に同化されツヴォルフに襲いかかったことも。
同化現象が改善されたのか、後に全機にスレイプニールシステムが搭載され、総数が50機にまで増えた。
ツクヨミと一緒に守ったりスサノオの足場になったり大忙し。
『THE BEYOND』では強襲型の新タイプが登場。
胸部にイージスを内蔵しており、複数機で陣形を組んで展開することでツクヨミに匹敵する規模の防壁が生成可能。
美羽ちゃんのスタンスの関係で、基本はザインに7機随伴している。
立体化
放送当初は深夜アニメだったためかメカニックの商品展開は特に予定されておらず、放送後もファフナーの立体モノは個人製作のガレージキットが細々と作られる程度だった。まだ現在ほど土壌が整っていなかったのもある。
デザイン上でも全身の関節は山口式可動(モノシャフトドライブ)を意識した構造になっていたのだが、それが生かされることもなかった…
のだが、2010年。劇場版公開に先駆け、放送から約6年のブランクを経てバンダイの「ROBOT魂」シリーズでマークエルフが商品化された。
件の関節構造をほぼ完璧に再現しているため思い通りのポーズをとらせるには慣れが必要だが、完成度は非常に高く長年待ちわびたファンにも大満足の逸品だった。
その後、一般販売ではマークザイン、マークジーベンと続き、他の機体もWeb受注販売限定で続々発売された。
現在のラインナップは以下。
◇一般販売
- マークエルフ
- マークザイン
- マークジーベン
◇Web受注販売
- マークドライ
- マークアハト
- マークフュンフ
- マークゼクス
- マークノイン&マークツェン ※製品の表記
TV版ではアイン、ツヴァイ(実質エルフだが)、フィアーが、劇場版ではツヴォルフとドライツェンが現在未発売。ドライツェン以外は参考出展済み。
劇場版でも活躍した3機は早い所製品化にこぎつけてほしいところだが…
追記・修正は、同化現象で結晶化する前にお願いします。
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▷ コメント欄
- ファフナーの立体化は難しいな当時は思ってた そしたらロボット魂で出ちゃうんだもん -- 名無しさん (2014-07-17 19:05:30)
- フェンリルェ・・・脱出装置が通用しない自爆装置とか悪い意味で最強の自爆装置だよな・・・いや、最恐か -- 名無しさん (2014-09-03 20:18:44)
- ティターンモデル「ノートゥングモデル……なんて良心的な兵器なんだ!」 -- 名無しさん (2014-10-18 19:03:33)
- ザルヴァートルモデル「まあ、ね、安定性はあるよ、うん」 -- 名無しさん (2015-01-07 16:44:03)
- ↑×1,2 ノートゥングモデル「テメェらが尖り過ぎなんだよ!」 -- 名無しさん (2015-01-17 08:35:57)
- フェンリルは相手に情報渡さない為には必須だからこそだ -- 名無しさん (2015-01-17 13:07:40)
- EXODUSでパワーアップしたけど、不安しかない機体群 -- 名無しさん (2015-01-26 07:40:12)
- 普通ならリスクも減ったし稼働時間もほぼ無限、やったぜ!ってなるはずなのにファフナーだと後で特大のしっぺ返しが待ってそうで -- 名無しさん (2015-01-27 21:08:54)
- エメリーとかいう毒婦を島に入れるべきじゃなかった -- 名無しさん (2015-02-09 14:59:20)
- ブキヤの初号機並みのサイズでもなきゃプラモ化は無理だな。 -- 名無しさん (2015-02-12 21:53:35)
- ↑3 もしかしたら、織姫の「このままでは大変なことが起こる」というのは、それが関係するのかもなぁ・・・ -- 名無しさん (2015-02-21 19:26:53)
- これってフェストゥムそのものに変化してるんじゃ・・この強化スンゴイ不安なんだが・・。 -- 名無しさん (2015-02-21 21:16:51)
- 緑色のワームスフィアを比べたけど、どちらかと言うと操が一騎を助ける際の色じゃないかな? -- 名無しさん (2015-02-21 21:55:53)
- マークツヴァイとエルフの関係がややこしい。 -- 名無しさん (2015-09-28 12:31:12)
- 初期のエルフ改(スサノオ)は1期と違って黒かったが、他の二機や小説版を見るにあれがエルフ(ツヴァイ)の本来の色なんだろうか。 -- 名無しさん (2015-09-28 12:55:58)
- 公式サイトでSDPの詳細がSPECIALを通ってからキャラクター紹介行かないと見れないってのはネタバレ対策なんだろうか -- 名無しさん (2015-10-21 03:46:27)
- フィアーも含めてエインヘリヤルモデルに改装されるみたいね -- 名無しさん (2015-10-31 10:04:01)
- ザインやニヒトもエインヘリヤル化すれば楽になるんだろうか? -- 名無しさん (2015-11-14 07:29:40)
- ↑機体がブラックボックス化してて解析不能な上に、多分改修機材も触れた先から同化しちゃうだろうから残念ながら… -- 名無しさん (2015-11-14 07:48:36)
- 読みはエインヘリアルモデルで確定したな -- 名無しさん (2015-11-15 14:48:18)
- 能戸総監督がツイッターでエインヘリアル・モデルって言ってる -- 名無しさん (2015-11-15 14:53:20)
- まあ、なんだ。今回の話は内蔵武器が大活躍するとは思わなんだなw -- 名無しさん (2015-12-06 11:33:05)
- ↑武装が無くとも無双できるゴルゴまじゴルゴ。つかマジでどうなってんだ真矢の戦闘センス。三対一(しかも内臓武器のみ)で勝つとか・・・ -- 名無しさん (2015-12-06 21:48:39)
- 今まで人間相手に手抜いてたかもしれないけどマジで真矢つえーわ 今度は鏑木君がいなくなっちまった・・・ -- 名無しさん (2015-12-12 03:21:43)
- あ、暉じゃん間違えてらすまねぇ -- 名無しさん (2015-12-12 03:25:04)
- 機体自体にもSDPが備わってたんだな。機体を入れ替えると満足にSDPが使えなかったのはコアの相性と言うよりSDPが揃ってなかったから…? -- 名無しさん (2015-12-12 04:07:12)
- 前々からパイロット気絶シーンで、コクピットが正面に対して上下前後反転してて機体仰向けなのにパイロットが背中側に重力があるかのごとく気絶するのはおかしくね?って思ってたけど、今週のみかみかの時はちゃんと前のめりになってたな -- 名無しさん (2015-12-12 12:57:43)
- コクピット灼かれたマークフュンフといい、ハンドガンでコクピット(普通一番頑丈に作る)が爆発四散したエイワースといい、ファフナーって超物理現象には強くても物理的には結構貧弱なんだろうか? -- 名無しさん (2016-01-06 21:00:05)
- ↑所詮セラミック装甲だ。 -- 名無しさん (2016-01-08 18:38:33)
- コアの力でフェストゥムの力による干渉を防ぐみたいな設計だから物理攻撃はあんま想定されてない印象。だからエウロス型は脅威なんじゃないかな -- 名無しさん (2016-01-10 18:28:56)
- そもそものファフナーの区分が対フェストゥム専用思考制御・体感操縦式有人兵器なんだから対人戦はあまり考慮されてないんでしょ 対人用に余計な装甲とかのリソースさくぐらいだったら機動性あげた方がいいってのもあるだろうし -- 名無しさん (2016-05-27 14:16:03)
- 元々操と戦うための機体に操が乗るってのも皮肉だな -- 名無しさん (2016-06-11 20:19:06)
- DVD-BOX付属ブックレットに本来は全部でノートゥングが24機開発されるはずだったって書かれてたらしいけど、HAEやEXOで修復や新造がすぐに出来た理由ってこの設定が生きてるってことなのかな? -- 名無しさん (2017-07-18 04:22:12)
- エインヘリアルモデルはもう完全に別個扱いのほうがいいのかな -- 名無しさん (2019-11-05 22:34:24)
- そういえばマークフュンフだけ新旧同時にいたんだな、一緒に戦うことは無かったけど -- 名無しさん (2020-09-29 13:59:49)
- Beyondにて、アズライール( -- 名無しさん (2022-06-24 22:42:58)
- Beyondにて、アズライール(ジーベン)の腕部機関砲とスサノオの腕部ブレードを確認。おそらく、タイプ関係なくエインヘリアル全機に搭載されているものと思われます。 -- 名無しさん (2022-06-24 22:44:46)
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*2 心の色、あるいはイメージカラー
*3 液体金属は水色だが、コックピットを潰されたシーンで飛び散っている液体は赤
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