登録日:2009/08/02 Sun 16:37:08
更新日:2023/08/17 Thu 18:36:30NEW!
所要時間:約 5 分で読めます
▽タグ一覧
蒼穹のファフナー ファフナー アニメ 鬱アニメ 涙腺崩壊兵器 感動 angela 落書き 鬱展開 l計画 前日譚 涙腺崩壊 バッドエンド 涙腺崩壊兵器多数 冲方丁 鬱展開の嵐 絶望 そして希望 愛を超えた絆 マリンスノウに抱かれて 犬はズルい 命をバトンにした意志のリレー どうせみんないなくなる ←馬鹿野郎!なんであんなこと書いた!言えっ! 去るものたちの権利 羽原信義
そのときあなたがいてくれたから
2005年12月29日にテレビ東京他で放映された約1時間のアニメ。
■概要
TVアニメ『蒼穹のファフナー』の前日譚となる内容。
タイトルの『RIGHT OF LEFT』には「去りゆく者の権利」という意味が込められている。
が、このアニメを最後まで見てみると、単語に別の意味を見出せたりもする。
監督はテレビと同じく羽原信義、脚本はアニメ後半を手掛けた冲方丁が続投。
平成18年度(第10回)文化庁メディア芸術祭審査員会推薦作品を受賞。
けど、そんなの関係なしに良い作品だと思うよ!
■楽曲
イメージソング「DEAD SET」
挿入歌「果て無きモノローグ」
主題歌「Peace of mind」
これら全てをangelaが担当している。どれも良曲である。
EDの「Peace of mind」は主人公・ヒロイン両者のテーマであると言われ、視聴者の涙腺を崩壊させる。
■内容
時系列的にはTVシリーズ本編から1年前の物語。
人類軍とフェストゥムから追われていた竜宮島は、フェストゥムに発見される危機に瀕していた。
戦闘準備もままならない竜宮島は危機回避プランとして「L計画」を発動させる。
「L計画」の参加者38名の中には、8人の中学生が含まれている。
それは、過酷な2か月の始まりであった―――――
■登場人物--
- 将陵僚(まさおか りょう)
CV:宮野真守
本作の主人公。生駒祐未とは幼なじみ。
両親は既に他界しており、家族は飼い犬のプクのみ。
持病として母親由来の肝臓の病気をもっており、長時間行動することができない。遠見医院に通院しており、翔子とは顔見知りだった。
中学では生徒会長を務め、自分の居場所をくれた竜宮島に恩返しする為に「L計画」に参加する。
パイロットとしての適性は、竜宮島のパイロットの中では尋常ではない同化耐性の高さを誇る代わりにシナジェネティック・コード形成値が低い。
中の人は本作での演技力を高評価され、後に某ロボットアニメの主役に抜擢された。
- 生駒祐未(いこま ゆみ)
CV:甲斐田裕子
本作のヒロイン。中学生だが、発育は歳不相応にイイ。
母親は既に他界し、家族は父親のみ。
その父親も寝たきりで、父親の世話や家事を全てを1人でこなす。
中学では生徒会副会長を務め、持病のせいでさぼりがちな僚をサポートする。
父親が突然死した後、彼女もまた「L計画」に参加する。パイロットとしてはシナジェティック・コード形成値が高い代わりに同化耐性が低い。
CV:喜安浩平
蒼穹のファフナー本編の主要登場人物。
中学では義姉である蔵前果林とともに、生徒会書記をつとめ、僚や祐未と面識がある。
Alvis総司令皆城公蔵の息子であり、島の秘密と世界の現状を知る人間。
新型ファフナー・ノートゥングモデル「マークアイン」のテストパイロットであり、「L計画」には参加しない。
しかし、ファフナー搭乗時に過去に失明したはずの左目が見えてしまうことを受け入れられず、パイロットになることを断念。
本編でジークフリードシステムでサポートする役に徹する理由はこれである。
パイロットとしては一騎に次ぐポテンシャルの高さを誇るらしく、ティターンモデルへの搭乗に18時間耐えられるらしい。
そしてそのポテンシャルや変性意識は『EXODUS』で証明されることになった。
- 蔵前果林
CV:木村亜希子
TVシリーズに登場するも、1話で日野恵と共に死亡した可哀想な子。
(名前の由来が、蔵(格納庫)の前で果てる、ことであり名前が死亡フラグ。実は中の人が何気に変更されていたり)
しかし、今作では彼女の人となりが補完されている。
皆城公蔵の養子で、総士の義姉。
生徒会書記であり、僚や祐未と面識がある。特に、僚に好意を抱いている描写がある。
総士と同じく、新型ファフナー・ノートゥングモデル「マークツヴァイ」のテストパイロットであり、「L計画」には参加しない。
L計画完了後に僚たちを、総士と共にノートゥングモデルで迎えに行く約束をする。
本作では数回マークツヴァイに搭乗し、同化現象の初期症状である目の赤色化を発症。これ以降、人前では特殊偏光レンズのメガネを着用するようになる。
RoL作中ではいかにも「シリーズの重要キャラ」的な感じで演出されており、
本編を知らないままRoLを見てその後第1話を見ると「某種でラスティでなく凸がいきなり死ぬような衝撃を味わえる」らしい。
- 生駒正幸
CV:永井誠
祐未の父親。病身であり、祐未に介護されている。
「L計画」の発案者であり、本人も「L計画」に参加するつもりだった。作中にて病死。
- 村上剛史
- 立木惇
- 船橋幸弘
- 柳瀬徹
- 柴田小百合
- 鏑木早苗
僚と祐未の同級生で、ティターンモデルのパイロットとしてL計画へ参加した者たち。
皆、島の希望のためと信じて戦い続けたが、戦い続けるごとに進行する同化現象によって一人、また一人といなくなっていき、最後は絶望に支配されていった。
このうち、鏑木早苗は『EXODUS』以降に登場する鏑木彗の実の姉。
- 皆城公蔵
CV:中田譲治
Alvis総司令で、総士や果林の父親。
島のことを第一に考えているが、冷酷な人間ではない。
今作において、島のコアをフェストゥムに乗っ取られたことを考え、島にある武器をすべて封印する。
これが本編中の自身の死に繋がることに…。
他にも本編に登場するキャラクターが少しずつ登場している。
■L計画
「L計画」とは、Alvis左翼部L区画を島から切り離して囮にして、フェストゥムによる竜宮島の発見を遅らせるというものである。
作戦期間は2か月。作戦中に逃げ出すことはできない。
計画参加者は、オペレーターや医師等を合わせて38人。
参加者の中には将陵僚、生駒祐未をはじめとした8人の少年少女がいる。
少年たちは対フェストゥム兵器である、ファフナー「ティターンモデル」を駆り、囮となったL区画を防衛する。
フェストゥムの読心能力に対抗するため、作戦の全容は参加者に知らされていない。
■評価
作中には数多の鬱シーンや涙腺崩壊シーンが散りばめられ、中にはあまりの悲しさに涙が出ずにただひたすらに胸が痛いという人もいる。
ファフナーで戦うことの現実は本編よりもキツく描かれている。
しかし、単体での評価は決して低くない。本編はそこまで好きでもないが、RoLは好きだ、という人もいる。
最後の録音を聞き、島で涙しなかったものは誰一人としていなかった。
命のバトンと、小さな恋は繋がった――――――。
追記・修正お願いします。
静かな深海の中
マリンスノーに抱かれて
愛しあった者達は消えて行く
「以上が、俺たちの戦いだ。」
「これを聞いてくれる奴がいる事を、祈ってる。」
[#include(name=テンプレ2)]
この項目が面白かったなら……\ポチッと/
#vote3(time=600,47)
[#include(name=テンプレ3)]
▷ コメント欄
- ティターンモデルの悲惨さはガチ -- 名無しさん (2013-06-16 13:52:58)
- ラストのプクのところでぽろぽろだった涙がどばーってなった…あれはズルイ… -- 名無しさん (2013-06-16 14:09:27)
- 僚は元から余命数年な程体悪くしてたってのも参加理由らしいな -- 名無しさん (2013-06-22 14:26:37)
- ↑こんな病弱な自分を覚え(支え)ていてくれた島の人達への感謝の気持ちで参加したらしい・・・。つくづく15歳とは思えない覚悟だと思うよ・・・。 -- 名無しさん (2013-06-22 14:49:26)
- 僚だけじゃなく、ファフナーパイロット達は15,6歳とは思えない覚悟の持ち主なんだよな…特にティターンモデルは遠回しに死んで下さいって言われてるような代物だし… -- 名無しさん (2013-06-22 14:57:19)
- タグの鬱アニメ、鬱展開はちょっとなぁ。し -- 名無しさん (2013-08-20 18:01:02)
- ↑ -- 名無しさん (2013-08-20 18:01:45)
- スパロボで早く救われてほしい、異論は逢えて認めない! -- 名無しさん (2013-11-09 04:02:12)
- ↑×4ティターンの場合は割りと直球なようなww -- 名無しさん (2013-11-11 13:00:38)
- つーかスパロボ再現できるのか? -- 名無しさん (2013-12-27 00:17:23)
- WOWOWで完全版を観たけど、涙腺が死んだ・・・ -- 名無しさん (2013-12-27 00:19:59)
- ↑レンタルDVDだけど、少し涙腺崩壊した -- 名無しさん (2014-01-13 21:37:28)
- スパロボUXでのシンとルナマリアは、『僚と祐未がもし生きていてくれたら』を体現したという意見を見て凄く納得。 -- 名無しさん (2014-01-13 22:59:59)
- ↑僚の声は刹那だけどね。でもクアンタの初陣が竜宮島だったり操に影響を与えたりするから、シンとセットだと更に説得力が増したね -- 名無しさん (2014-01-14 20:53:26)
- UXでもL作戦やってたのかな…ほんの少しでいいから語られても良かったのに -- 名無しさん (2014-01-27 21:35:37)
- 前日譚だから本編見てなくて1個の作品として見ても相当出来がいい -- 名無しさん (2014-01-27 21:47:25)
- 僚先輩の身内が新作で登場するそうな。 -- 名無しさん (2014-04-01 17:38:01)
- 何回見ても涙腺ヤバくなる… -- 名無しさん (2014-04-18 16:52:13)
- どんなもんか気になってみたけど、無理だ。涙が止まらん。こんな泣いたのいつ以来だよってぐらいだった。犬好きには見せられないかもしれない -- 名無しさん (2014-07-13 22:18:47)
- ↑本編は見たか?劇場版は見たか?まだなら今すぐGOだ。満足したらスパロボUXも忘れるな! -- 名無しさん (2014-07-13 22:22:57)
- ↑もちろん本編、劇場版も見た。UXも少しはやった。今泣いたからもう一回やって笑ってくる -- 名無しさん (2014-07-13 22:57:56)
- 時間ない人はこれだけ見ればいいと思う。外伝として優秀過ぎる。 -- 名無しさん (2014-07-19 02:56:03)
- 1時間で過不足なくまとまってる名作だよ。ベストなのは本編をある程度見てからの視聴だが、これ単体でもなかなか悪くない -- 名無しさん (2014-12-06 00:48:01)
- exodusでは序盤から結構話題に上がるな -- 名無しさん (2015-02-03 02:30:11)
- そう言えばこの作品で出てきたフェストゥム(ウーシア型)はexodusで名前が判明したな。 -- 名無しさん (2015-02-22 00:15:38)
- ↑3 本編観る前に観るのもお薦め。 とくに予備知識もなくファフナー自体名前しか知らない奴には本編観るきっかけにできる。 -- 名無しさん (2015-03-13 19:46:25)
- ↑でも本編で「ようやく対話への道を歩み始めた」からこそ僚先輩の「それって命になるってことだろ?」って台詞が輝くと俺は思うんだよなぁ・・・。 -- 名無しさん (2015-09-16 08:54:56)
- ファフナーの一期3話で切ったんだけど、ファフナー好きの友人から「これだけは見とけ!」って言われたから見たけど、普通に面白かったわ。ファフナーってこういうアニメだったのね -- 名無しさん (2016-01-20 22:11:43)
- まぁ、うん大体こういうアニメ。毎回ぎりぎりのところで希望が繋がる感じ -- 名無しさん (2016-04-13 11:30:44)
- Peace of mind聞く度に泣く体になってしまった。マリンスノーのシーンと犬のシーンは涙腺が耐えられん。 -- 名無しさん (2020-08-26 17:25:38)
- 名作過ぎて、『もう二度と見たくない』と思った作品。でも、DVDはゲットした。 -- 名無しさん (2020-08-26 18:22:41)
- BEYOND9話で物凄い露骨にこれのセルフオマージュ展開やったが…ギリッッッッギリの所でセーーーーーフ…本当に良かった… -- 名無しさん (2020-12-27 21:49:15)
- 久々に見ると今では戦闘機ですらワームを防げるのになぁ。初期はほんま悲惨だったな -- 名無しさん (2021-04-04 00:22:51)
- ↑僚たち先輩がデータ残してくれたからな。おかげで一騎世代にわずかな余裕ができて、そのわずかな余裕の積み重ねの結果、今はだいぶマシになった。 -- 名無しさん (2021-06-15 14:16:17)
- この項目読んでるだけ目が潤ってくる…。 -- 名無しさん (2022-05-09 20:19:05)
- スパロボUXは今年で10周年。初参戦した劇場版ガンダム00、刹那がクアンタで復活するシーンが竜宮島になっているのは、声的な意味で僚が島に還って来たと言う(パロディすれすれの)見事なオマージュだとも。 -- 名無しさん (2023-05-05 15:45:18)
#comment
コメント
最新を表示する
NG表示方式
NGID一覧