宮越華

ページ名:宮越華

登録日:2017/04/05 (水) 00:05:00
更新日:2024/02/06 Tue 10:50:25NEW!
所要時間:約 6 分で読めます



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いらっしゃいませ! ワグナリアへようこそ!







宮越華とは漫画「WORKING!!」のWEB版(通称猫組、アニメではWWW.WORKINGと呼称)の登場人物で、同作のメインヒロインである(一応)



CV:戸松遥



■概要


北海道にあるファミリーレストラン「ワグナリア」でアルバイトをしている女子高生、16歳。
その完璧な接客と笑顔で若くしてフロアチーフを務める敏腕であり、だらけている店員を叱る等厳しさも併せ持つ。
ショートヘアの似合う美少女であり、さらにはおっぱいも大きいと容姿も完璧。
こんな子が嫁に来たら最高であろう。


















以下、ネタバレ注意













まぁ、彼女の紹介としては間違っていない、その実態は……、




「じゃあ早速、店長の殴り方から」



彼女の本質は男勝りでがさつな性格であり、キレるとすぐ手が出る。
その腕っぷしは強く、若いころはケンカ無敗であった榊店長をKOするほど(とはいえ彼の本質は穏やかな平和主義者だが)
しかしバイト自体は真剣に行っており、その理由も母子家庭(父親とは別居)という切実なものである。
そのスイッチの切り替えっぷりは主人公・東田大輔が「そんな! 表情まで変わって!」と初見で驚愕するレベルである。
一応迷子のアライグマを放っておけなかったり(東田に押し付けたが)、
客(東田のクラスメイト)にマジ説教された時は涙ぐむ等、年相応に女の子らしい所もある。



そんな彼女の欠点は大きく分けて3つある。


一つ目は絶望的に知力が低いこと、どのくらいかというと、三角関数を化学の問題と勘違いする程。
このせいでサボりの常習犯である近藤妃からは難しい問題を出され、分からないことを盾にサボりへの咎めを躱されていた(当然無関係)。
理解力も低く、勉強を教えていた東田も、その東田より秀才の東田妹も「どうやって教えたら理解してもらえるのか分からない」と匙を投げる程。
とはいえ計算機を使って答えを間違えるレベルの店長もいるし、他人に害が及ぶこともさほどなく、
更に頭が悪いと自覚もしているのでそこまで目立つ欠点でもない。心配にはなるが。



二つ目は私的な付き合いにおいては気遣いなどがほとんど出来ない子であること。
接客業は完璧であり、更に私的な付き合いにおいても暴力的なだけで特別悪意があるわけではないものの、
店長は殴って止めるのが基本、お詫びの品が嫌がらせになっている、ナチュラルにたかる、相手を怒らせても気にせずお金のことばかり気にする等、
周囲の人間からの悪影響などもあるが、悪いところだけを抜き出すと結構アレな女の子である。
店長に対する態度程ではないが、特に東田に対してはぞんざいな態度が多く、傍若無人なところをよく見せている。



そして三つ目の欠点は……、



料理が下手。




とんでもなく下手。




ヤバイくらいに下手。




大事な事なので3回言いました。



母親が有名な料理研究家であるにも関わらずその腕前は壊滅的で、具体的にどんな味なのかは明言されていない。
というよりも母は娘が料理する光景を見て、この娘に料理させてはいけないと即思ってしまったとのこと。
ただ母親もかなり雑…もとい大雑把…いや豪快な調理しかしない(※ただし味は良い)のでそこまで人のことは言えなかったりする。
ちなみに普通の料理はもちろんのこと、お湯を注ぐだけのカップ麺すら華が作ると何故か不味くなってしまうという壊滅的な腕前。


特にヤバイのが「宮越チョコ」とも呼ばれるチョコレート。



彼女のチョコを食した者は聖バレンチヌス様と呼ばれる小柄で陽気な老人のいる空間に意識をもっていかれる。



という超兵器にも匹敵する効果をもたらす恐ろしい物。
バレンチヌス様は友好的なので、来た人はちゃんと送り返してくれる。……ぶっちゃけると臨死体験。
ちなみに色々な味がするらしい(甘味はない模様)。



何故か毎年バレンタインデーになると誰かが彼女のチョコを食べるというのがワグナリアの決まりになっているらしい。
そのため、こっちの店ではチョコはNGワード。
チョコという単語が出ただけで謎の緊張感が生まれるようになってしまった。
そしてこのチョコが、その後の彼女とあるキャラの運命を大きく変える事となる……。



また、作中の途中で自分の作ったものがやばいことに気付いたものの、当初はそのことに全く気付いていなかった。
具体的には「母が料理人だから自分も料理上手だと確信している」「味見をしない」「調味料は測らない(※これは母も測らない)」「謎の物体を入れる」
などの例からお察しである。


特にこの中の「味見をしない」が重要で、彼女自身は至ってまともな味覚をしている(と思われる)。
そのため自分の手料理を食べた時は一発でマズいと感じ、宮越チョコを食べたら当然の如く即臨死体験に突入した。


ちなみに母子家庭なのは宮越母の作る料理が好物だった宮越父が調子にのって食べ過ぎてばかりいたら糖尿病になってしまい、
「美味すぎて食べ過ぎてしまった」という父親の言葉を、自分のせいだと言われていると曲解した母親が「金輪際料理なんか作ってやんねー!」とキレ、
その場の勢いで父親を追い出してしまい、そのままの流れで別居状態になっているため。
しかし、妻の勢いのままに過激な行動に出てしまう一面を知っている父親は別居状態でも変わらず妻子に愛情を持っており、
母親も母親で、表面上は「向こうが娘に会いたがるから仕方なく」と言いつつ、定期的に行く一家での外食を楽しみにしているなど、
形式上母子家庭になっているだけで実質的には仲の良い家族であり、ヘヴィーな家庭環境などではない。



■東田との関係


家庭の事情でワグナリアでバイトをする事になった東田、彼の指導に華が任命され、彼女のチョコを食った事で2人の関係が始まった。
当然気絶しバレンチヌス様を見た彼だったが、その後も何故か彼女のチョコを食べさせられ続け、次第に人格面にも影響が出始め、
初期の頃にはまだ感情豊かだった彼が、無表情で冷徹なツッコミを入れるサイボーグのような人間に変貌させてしまった。
急に変化したわけではなく、気付いた時には自然とそうなってしまったため、色々な意味(メタ的にも)で宮越チョコが原因だと言われている。


そして華はふとした誤解で彼の事を意識するようになり、自爆で邂逅したバレンチヌス様の助言もあり「好きではないけど付き合う関係」を提案し、
これに対して東田も「お互い好きじゃないからある意味両想いですね」などと訳のわからない事を言い出すような始末である(ちなみに提案を了承している)。


もっとも何故か宮越チョコを食べさせられている*1関係なので彼は彼女のことが好きではないことは至極当然である。


しかもその後も華が東田に無理やりおごらせ続けるなど(華は当初彼氏彼女という関係がよく分からず、そうするものとする情報を取り込んでしまった)もあったので、
この時点でも好きじゃないことは当然の流れである。



更にその後も紆余曲折あり、自分の短所を認識出来るようになっていき、
元々自覚さえすれば素直に謝罪したり改善しようとする性格だったので行動面も真っ当になっていった。


そして自分の料理にここまで付き合ってくれた東田に感謝し、正式にカップルとなる。
料理も味見する事を覚え、それまで何故か不味くなっていたカップ麺は普通に出来上がるようになった。そして彼の好みに合わせ髪も伸ばし始めた。
その後もとりあえずは順調で、一応キスも(事故で)済ませ、「ひがしだ!」だけで意味を酌んでもらえる仲になった。
末永くお幸せに……。



余談

髪型・オレンジっぽい髪色・メインヒロイン*2というポジション・暴力要素などからヤングガンガン版の伊波まひるとたまに混同される。
見分け方は、強気な目をしてるのが宮越さんで、ややおどおどしてヘアピンしてるのが伊波さんである。
……あと、どことは言わないけどサイズが大分違う。
宮越さんは最終回で髪を伸ばしたので、見分けはつくようになった。


担当声優の戸松氏は犬組で真柴美月も担当。
「ひがしだ」の4音だけで宮越さんが馬鹿キャラだとわかると好評。


イベントでは「ひがしだ」の音声に込められた意味を当てる「クイズひがしだ!」という謎コーナーが……ありました。
アニメ公式サイトで台本が公開されている。



追記、修正は彼女のチョコを食べて無事だったらお願いします。


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  • > 追記、修正は彼女のチョコを食べて無事だったらお願いします。   うん、それ無理w -- 名無しさん (2017-04-05 06:07:11)
  • OPのおっぱい山脈にやられた -- 名無しさん (2017-04-05 23:32:03)
  • こんな子でも猫組の中ではまだまともなのがすごい -- 名無しさん (2018-03-17 20:46:55)

#comment

*1 途中で他者が犠牲になる前に自分が食べなければという義務感になった。ただ、ツッコミが入っているようにそもそも食べる必要はないので東田は既にバグってしまっている。
*2 主人公の相手という意味で

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