登録日:2015/10/30 (金) 00:09:59
更新日:2024/01/16 Tue 11:25:01NEW!
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▽タグ一覧
ガンダム 鉄血のオルフェンズ 主人公機 ソロモン72柱 バルバトス 鈍器 継ぎ接ぎ 白い悪魔 メイス 鉄華団 すげえよミカは ms ガンダム・フレーム ガンダム・バルバトス 鷲尾直広 所要時間30分以上の項目 段階的に進化するガンダム 三日月・オーガス 阿頼耶識システム ガンダム・バルバトスルプス ルプスレクス ガンダム・バルバトスルプスレクス 狼の王 お前のような主人公機がいるか エクストリーム大気圏突入
そうだ…俺はその場所が見たい…!
お前はどうだ…「バルバトス」!!
『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』に登場するMS。
同作品の主人公機。
型式番号:ASW-G-08
所属:鉄華団
全高:18.0m(第1~第5)→18.8m(第5地上~第6)→19.0m(ルプス)
重量:28.5t(第4)→30.5t(第6)→31.2t(ルプス)
動力源:エイハブ・リアクター×2
機体デザイナー:鷲尾直広
◆機体概要~蘇りし悪魔~
300年前に勃発した大戦争「厄祭戦」の時代に開発された白のトリコロールの機体。
「ガンダム・フレーム」を内部骨格として使用したガンダム・フレームタイプの8番機。
厄祭戦の後にどういう経緯を経たのかは不明だが、火星の砂漠地帯に放置されていたものを民間警備会社CGSの社長・マルバ・アーケイが発見・回収。
転売を狙ったマルバによってコクピット内のシート部を引き抜かれ(コクピットそのものは付いたままなので最低限の増設のみで再起動が可能だった)、
高出力のエイハブ・リアクターを基地の動力源として利用されていた。
そしてギャラルホルンの襲撃に際し、オルガ・イツカの独断によって、三日月・オーガスをパイロットに長き時を経て再起動を果たす。
ガンダム・フレームタイプの中でも汎用性に重点を置いて製造された汎用型の機体であり、現代のMSのパーツや装備も問題なく使用できる。
300年も経過しているが故の各部の不調を鹵獲した敵機装備などによって補っていく「段階的に進化するガンダム」。
パーツが追加されるたびにOP映像も微妙に変わっていたりする。
操縦には有機デバイスシステムによる交感を必要としており、無くなったコクピットシートの代わりにモビルワーカー(以下MW)の
コクピットシートを流用し、それに搭載されている阿頼耶識システムと同期させることで三日月にも操縦が可能になっている。
ただし、脳内に直接情報が送り込まれてくる阿頼耶識システムはただでさえ負担が大きく、MWよりも遥かに高性能なバルバトスはその負担もMWの比ではない。
装備品が少なくなっている分、管制情報が低負荷な筈の第1形態ですら、初搭乗時に三日月は鼻血を大量に噴出した上に、戦闘終了後に昏倒してしまった。まさに「悪魔」との契約である。
後に阿頼耶識の手術を三度受けている三日月に合わせ、阿頼耶識のリミッターをギリギリまで緩めているため、事実上三日月にしか使えない機体になってしまっている。
それを示す描写として、一度ダンテ・モグロが運送目的で搭乗した時には機体接続直後に卒倒して死にかけている。
また、そこまで苛烈な負荷をパイロットに与えるほどリミッターを緩めてもなお、通常時のバルバトスはフルスペックを発揮しているわけではない。
一期最終話では、ラスボスの発言にキレた三日月がバルバトスそのものにかけられていると思しきリミッターを解除し、阿頼耶識の反応速度で上回る敵を翻弄するほどの機動力を発揮した他、
二期のハシュマル戦でも三日月の手でリミッターを解除されて本来の仮想敵であるMAキラーとしての本領を発揮し、一騎打ちでハシュマルを破壊する驚異的な性能を見せた。
なお、リミッターを解除したバルバトスはツインアイが赤く輝く。その荒々しい戦い方やシルエットも手伝い、リミッター解除状態のバルバトスはまさしく悪魔である。
しかしその分反動も激しく、最終的に三日月は半身をバルバトスにもっていかれることとなった。
なお、厄祭戦の後に技術が廃れてしまった為か、本作の世界観においてはビーム兵器が存在せず、装甲技術的に銃火器が決定打にならないため、ビームライフルやビームサーベルはおろかバルカンすらないという割と珍しい機体。
というか「固定武装が無い主役ガンダム」は制作史上(アニメ作品では)初。
また何度か改修されたとはいえ3クール以上の作品で後期主人公機と交代しなかった主人公機は∀ガンダム以来であり、富野由悠季作品以外では初。
名前の由来はソロモン72柱の一つ、「バルバトス」。
ガンダム・フレームタイプは全機が72柱の名称を冠しており、序列と型番も一致している。作中のコンソールにもバルバトスのシジル(魔法陣)が映っている。
なお、悪魔としてのバルバトスは「絶望」「残酷」「無慈悲」「悪意」「苦難」「損失」「野心」を司っているとされる。
まさに三日月の境遇や戦いぶりを象徴しているように見えるが、ただのこじつけや気のせいだと思いたい。
一方、アニヲタ的には某アナゴを思い出してしまうためか、ニコニコ動画内では、
「ビーム兵器なんぞ使ってんじゃねぇ!」「オールレンジ攻撃に頼るザコどもが!」「バリアフィールドだと!?貧弱すぎるわ!」「男に不殺の二文字はねぇ!」というコメントが多く出ている。
そして遂には「君をぶち殺すガンダム」というタグが付けられ、バルバトスの大百科記事へ転送されるようになってしまった。
◆各形態
【第1形態】
ギャラルホルン襲撃の際に緊急的に起動した当初の形態。
碌に修理もされていなかったため、各部の装甲に経年劣化が見られ、両肩のフレームは剥き出し。
左腕の装甲は被覆面積が多く、ガントレットが装着されている。ちなみにこの装甲は本来の物では無い。
この状態でも最新鋭機のグレイズ・フレームとほぼ等しいポテンシャルを保っており、パイロットの操縦技術如何では互角以上に戦うことができる。
後に鹵獲したグレイズの装甲を左肩に装着している。
【第2形態】
鹵獲したグレイズの肩部装甲を両肩に取りつけ、白と青のナノラミネート塗料で塗装した姿。
【第3形態】
出典:機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ第7話
戦闘中にパージした左前腕部のガントレットの代わりとして、鹵獲したワイヤークローを装着した姿。
バックパック両側に配されているサブアームはこの形態から本格的に使われ始めた。
【第4形態】
出典:機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ第11話
厄祭戦当事に運用されていた姿。本編登場は中盤の開始頃だが、ガンプラでは当初から情報が開示されていた。
テイワズのデータベースに残されていた当時の資料を元に、歳星の技術者達によって再現された。
機体の重量バランスが改善され、リアクターの出力も向上しており、三日月が実感出来る程のスペックアップを果たした。
他メディアでも大抵この形態で登場することが多く、「バルバトスといえばこの形態」と思う人も多いのでは?
【第5形態】
モンターク商会から提供された物資と、それまでの鹵獲品を使い、対高速突撃機を前提としたチューニングが施された状態。
胸部には敵の攻撃を受け止めるためのリアクティヴアーマー(爆発反応装甲)を、両腕部には武器接続式のガントレットを装着。
両腰部サイドスラスターは鹵獲したシュヴァルべ・グレイズの大型スラスターに換装し、機動力も大きく向上している。
【第5形態 地上戦仕様】
タービンズのメカニック、エーコ・タービンの地上仕様プランの元、損傷したシュヴァルベスラスターを外し、脚部装甲を改修した、第5.5形態とも言える形態。
足先は蹄からハイヒール状になり、重心を上げて接地面積を敢えて減らすことで、安定性と引き換えに機動初速を上げる試みがなされている。腕部武装も変更。
【第6形態】
出典:機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ第25話
「最終決戦」に備えた重装型。
第5形態をベースに、胸部に追加装甲、肩部に強奪したグレイズリッターの肩部装甲を装着。23話時点では胸部装甲が未装着の第5.75形態で運用された。
シュヴァルベスラスターは完全に駄目になってしまったため、代わりに可動域を広げた小型のスラスターを装備。
火星で目覚めた時の痩せ衰えた姿は、最早微塵も感じられない。
【ルプス】
出典:機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ第28話
エドモントンでの戦いを辛くも勝ち抜いたバルバトスはその後も鉄華団の最前線に立ち続け、やがて鉄華団だけの力では修理が困難な状態にまでダメージが蓄積されてしまい、歳星でオーバーホールがなされた。
その際に、これまでの戦闘データを反映してより三日月とのマッチングを密にするため再構築されたのが「ルプス」である。
構成は第6形態を継承しているが、嵩増しされた脚部とのバランスを取るために腕部も延長され、肩部装甲には鉄華団のシンボルマークが刻印されている。
更にはその重量増加分の出力上昇を目的として、手首と脹脛に補助コンデンサーも増設。
被弾時の衝撃を受け流す目的で、装甲形状はより曲線的になっており、各部にメンテナンスハッチを追加したことで整備性も向上。
前腕部の武装は固定式ではなくなり、換装や緊急パージがしやすくなっている。
「ルプス」はラテン語で「狼」の意。バルバトスには無縁そうな「自由」と「正義」のガンダムが持つライフルと同じ語源である。
【ルプスレクス】
モビルアーマーとの戦闘で甚大な損傷を受けたバルバトスルプスは再度、歳星でのリフォーマットが行われた。
そうして転生したのが「ルプスレクス――狼の王」である。
その姿はルプスのスマートなシルエットから一変して逞しいワイルドスタイルへとビルドアップしている。
特に前腕部と足がさらに巨大化(特に手)、テイルブレードを中心に戦うようになったため人型の範疇をやや逸脱している印象を持たれる。
リミッターの完全開放を経た阿頼耶識システムに合わせて理論上の限界値まで高められた反応速度に耐えられるだけのタフネスを持ちながらも、関節部の挙動を三日月の感覚に同調させる繊細な調整がなされている。
三日月用に特化しているため汎用性は低くなっているが三日月以外が使用することもないため全く問題なし。
また、ルプスレクスへの改修を進める段階で三日月がすでに右半身が感覚喪失に陥っているため、三日月を搭乗させやすいように、胸部の上部から乗り込む方式だったコクピットを、胸部前面から乗り込む方式へ変更されている。
極端に肥大した腕部は凄まじい膂力とウエポンプラットフォームとしての器用さを併せ持ち、背部にはモビルアーマーから回収した装備も増設。
過剰なまでのその力は、もはや「王」というよりも「暴君」と形容した方が似合うかもしれない。
並のパイロットでは全く歯が立たず瞬殺されるのみという圧倒的な戦闘力は、ギャラルホルンにも脅威的と思われている。
◆基本装備・武装
●背部マウントアーム
バックパックスラスターの両側に配置された折り畳み式アーム。各種装備の保持や、武装展開の補助に使われる。
原形仕様では最下部が3つに割れて爪になる。
ルプスでは構造が簡略化され、最下部の装甲が開いて小型化された4本爪が飛び出すタイプに変更。
見た目よりも頑丈でワイヤー射出機能を有しているためリーチも長く、装甲が抉れたMSに止めを刺す位の事は出来る。
●高硬度レアアロイ・メイス
MSのフレーム素材と同じ高硬度レアアロイで成形された長柄の戦棍。イメージイラストでもよく描かれているバルバトスの象徴的武装。
武器種としては柄頭が薄板四枚の出縁で構成された長柄のプレートメイスといった所。柄頭の後部にはスラスターが付いていてスイングの加速などを補助する。
柄は柄頭に近い半分だけが伸縮可能で背中にマウントする際はこの機能で縮めてマウントしている、ただし劇中では伸縮を行ったシーンが無いので忘れられがち。
一度モーメントが付いてしまえば重装甲の機体でもまず防げず、クリーンヒットすればマン・ロディのコクピット装甲すら搭乗者ごと鉄屑に変える。
更に柄頭の先端部には巨大な杭打ち砲が仕込まれており、使い方は難しいがピンポイント攻撃も可能。障害物に突き刺して機体を固定する事も出来る。杭は一発こっきり。
これ程の長く重い得物を手にしておきながら、片手斧のグレイズと互角以上に打ち合うバルバトスのパワーたるや推して知るべし。
元々はバルバトスの緊急使用を想定していたマルバが用意していたもので、予備も含めて数本のストックがあったのだが、三日月はしょっちゅう投擲したり、敵機に突き刺したまま離れていく事が多く、
ついに地球低軌道上での戦いで最後の1本が失われてしまった。
……が、1期最終回、なんと道中で損失したメイスが火星と共にラストカットを飾り、やはりこの作品の象徴であることを存分に示した。
◆ストック数の考察はこちら。◆
とりあえず、壊れたり手放したりするごとに本数を数える。
1本目:第3話・敵機に根元近くの柄を斬られる。問題はMSのフレーム素材を継ぎ合わせる技術と設備が鉄華団にあるか?
2本目:第5話・火星低軌道にて火星方向へ投擲。直後にイサリビに帰艦、離脱。紛失
後に同話で奪った(らしい)グレイズバズーカが登場したが、おそらく先に帰艦した昭弘機の戦利品だろう。メイスを回収できるポジションには誰もいない
3本目:第12話・敵機に突き刺して離脱。エイハブ・ウェーブ渦巻く暗礁宙域故に捜索は困難だろうが、時間の余裕はあったので「回収不可能」ではない
4本目:第17話・敵機に突き刺して離脱。敵増援が迫っていたが、いつの間にか敵機の部品を鹵獲していたことを考えると回収できた可能性も高い
5本目(最後の1本):第19話・地球低軌道にて吹っ飛ぶ。紛失
と、いうわけで最多で5本、最低でも2本が溜め込まれていたと思われる。
●300mm滑腔砲
宇宙空間での使用を前提とした大型砲。基部には60mm機銃も併設されている。こちらもマルバによって数本がストックされていた。
背部に装着して携行する際には砲身を外して折り畳み、機銃ブロックを縮めて収納形態を取る様になっている。
弾倉1つに12発装填されていて薬莢は燃尽式で、針の様な徹甲弾芯が弾体として撃ち出される仕組みとなっている。
設定としては現実の戦車砲の滑腔砲の一部を改変した物(砲弾のAPFSDS弾の説明からサボとフィン周りの説明を削っただけ)。
バルバトスのパワーなら片手持ちでも狙撃が可能で、バックパック連結式のサブアームで支持する事で格納・展開・照準をスムーズに行える。
命中率より破壊力に重きを置いている……とはいうが、三日月と昭弘は事実上初の宇宙MS戦でもバンバン当てていた。
対MS戦では余程条件が良くないと有効打にはならない(入射角がどんぴしゃの接射でやっとグレイズのコクピット装甲を貫けるレベル)。
しかし直撃させればグレイズ級ならあっさり「転ばせる」事が可能なので、援護にはもってこい。
三日月クラスの超人的な腕を持つパイロットが扱いに慣れれば、推進部・武装などの弱点に直撃させて戦闘不能に追い込むことも不可能ではない。
本来なら「滑腔砲(かっこうほう)」が正しい表記の筈だが、当初は一貫して「滑空砲」表記。かと思えばガンプラの説明書では「ライフル」、EXVS登場時は「滑腔砲」になっていたりと表記ブレが酷かった。
その後、後発の各種ムックで「滑腔砲の誤植」であった事がようやく判明した。
●追加装備各種(第1期)
●ワイヤークロー
ガエリオ・ボードウィンのシュヴァルベ・グレイズから強奪したもの。失われた左腕部ガントレットの代わりとして装着された。
出番こそかなり少なかったが、テイワズの高機動MS相手に太刀打ちできる決め手となった。
●太刀
歳星ファクトリーで錬成された細身の実体剣。太刀とはいうものの、反りがほとんど無い直刀の形状をしている。鞘はない。
ナノラミネートが塗布されていない関節や武装、装甲の隙間を狙うピンポイント攻撃で真価を発揮する。
当初はグリップ部が剥き出しだったが、ブルワーズとの戦闘以降は(恐らく三日月がナディ・雪之丞・カッサパに頼み)運動エネルギー伝達効率を上げるため、四角いブロック状の鍔と握りが一体化したパーツが追加装着された。
強度・剛性・耐熱性の全てに優れた業物なのだが、如何せん三日月は剣術を知らないので「殴るか隙間を突き刺す」程度にしか扱えず、「先が尖った鉄パイプ」状態になり下がっている。
首筋からコクピット目掛けて突っ込むのが三日月の十八番だが、彼の技量ではそうしないと有効打を与えられないのだ。
プラモなどの関連商品でも必ずセットされていることから、視聴者間では第4形態以降のメインウェポンとなるものと予想されていたが、
三日月はとにかく「使い辛い」と敬遠していたので全くそんなことはなかった。
とはいえ、出番こそ限られているもののその使われ方はどれも印象的なものばかりで、名シーンの演出には欠かせない一品となった。
三日月も使い方を徐々に掴んでいき、最終回では遂に「斬り方」を完璧にマスターしている(他の武装が全滅するまで戦力として勘定していなかったのは内緒だ)。
因みに史実の日本刀、特に戦国時代に製造された普及型は、鎧を着た相手には「殴り倒して組み伏せ、別口の短刀で刺し殺す」という鈍器的な運用が主であった。
鎧の隙間を狙う難しい「介者剣術」を実行するよりもこの方が早い。
また、あくまでも刀は主武器である飛び道具や槍など長柄武器の予備で、主武器を無くしたり、それらが使えない程の混戦状態になってから使われる武器だった。
終始メイスのおまけとして扱われた本作は、ある意味正しい考証に基づいた演出が行われているのだと言える。
サブカル作品でよく見られる「軽くて繊細だが切れ味鋭い主武装の日本刀」とは、平和な時代で軽装が主体になった室町時代初期、江戸時代の作風である。
●クタン参型
テイワズの多目的長距離輸送機。歳星ファクトリーからの急行時に使用して以来、イサリビの新たな艦載機となる。
プラモ設定の戦闘形態は本編未登場。
●前腕部400mm迫撃砲
肘部分に装着される火器。元々はクタン参型用の装備として開発されていた。
砲身は存在せず、弾体が2発ずつポン付けされている。普段は後方を向いており、発砲時に前方を向く。
弾体は円錐状で、どちらかと言うとパイルガンに近い。まともに着弾すればガンダムクラスをも硬直させる程の衝撃を与えられる。
●前腕部170mm機関砲
迫撃砲に変わって装備された固定武装。こちらは最初から前方を向いて取りつけられている。
コイツもグシオンのバスターアンカーと同様、MSの固定火器としてはかなり大口径。アレックスの90mm×3ガトリングガンよりはましだが。
使用弾頭は徹甲榴弾。弾倉はヘリカルマガジンで装弾数は15発とあまり多くない。
なお、三日月は第25話で「ガトリングの残弾も残り僅か」と発言している。……流石にサイズ計算が合わなくなるので、台本と設定にずれが生じたと考えるのが自然だろう。
●大型特殊メイス
通称「レンチメイス」。肉食恐竜の頭蓋骨を思わせる柄頭がくっ付いた新メイス。太刀の使用を嫌がった三日月がモンターク商会からの物資の中にあったのを発見して持ち出した。
メイスとは違い予備は無い様子なので実質ワンオフ装備。
頭部はまさにレンチ、さながら恐竜の口の如く展開して敵機を拘束。更に口内部に仕込まれたチェーンソーで咥えた対象のナノラミネート被膜を切削して喰い千切る戦法も可能。
下顎の部分にはスパイクブレードが3枚並んでおり、従来通り質量の暴力を見せつける。
ヒロイックさの欠片も無い野蛮過ぎる武装だが、三日月は「いいのあるじゃん」と一目で気に入ってしまった。
しかし大型のため、やはり取り回しには大きなモーションが付きまとい、反応速度の速い相手には見切られることも多かった。
なお、最終回を前にコロコロコミックで組まれた『オルフェンズ』ビジュアル特集では「ガンダム史上最も残虐」なラスボスと対比した以下の煽り文が乗せられていた。
ならばこっちも残虐だ! 最終兵器レンチメイスで挑む!!
ヤバイ敵にはもっとヤバイ武器で! バルバトス決戦仕様の新武器でラスボスを殴って砕いてねじ切る!
……こんな泥臭くて血生臭いアニメでも、なんとか読者層(小学生)に合わせた表現をしなければいけないライターの開き直りが伝わってくる。
●追加装備各種(第2期)
●ソードメイス
ルプスへの改修の際、機体の機動性を殺さず、かつ十分な破壊係数を叩き出すためにテイワズの技術者が設計した新型メイス。
「ソード」の名の通り打撃部の外縁は刃状になっており、重量斬撃で装甲を割断することが可能。
もちろん腹を打撃面にすれば、従来通り暴力的な衝撃破砕能力を発揮。性能を活かすには、相手の装甲特性を見てより有効な攻撃法を選択する判断力が必要となる。
●小型ツインメイス
初代メイスをスケールダウンし、片手でも扱いやすいようにした素敵鈍器。
威力はやや下がったが取り回しがいいため、両手に持って乱戦で振り回すのが効果的。
●前腕部200mm砲
ルプスの腕部マウントラッチに装着される大口径砲。マシンガンの如く連射可能。発射時には砲身がスライドバックして反動を相殺する機能が備わっている。
これまでの腕部砲に比べて長砲身のため、回転式の接続を採用。
非使用時は後方に向けて手持ち武器との干渉を避ける。後方に向けた状態でも発射は可能。
●前腕部ロケットランチャー
200mm砲と共通規格の自己噴進弾発射装置。
こちらは反動を相殺する機能は備わっていないため、不安定な状態で射撃をすると大きくノックバックしてしまう。
●ネイルカバー
ルプスへの改修の際、ガンダム・フレームの特徴である爪状の指カバーにも追加でナノラミネートアーマーの覆いが付けられることになった。
強度は抜群で、抉れたMSの装甲を貫く追い打ち用の暗器として機能する。コクピットハッチにねじ込めばパイロットを抉り殺して無力化できる。
遂に素手で殺り始めたよこの悪魔……。
●ヴァルキュリアバスターソード
対ハシュマル戦でヘルムヴィーゲ・リンカーから拝借して使用。
推定30m以上はある巨大剣だが、リミッターを開放したルプスは左手だけでこれを保持し、ブンブン振り回した。
●レクス・腕部ユニット
極端に肥大したレクスの両腕部には、もはやウェポンプラットフォームと言っていいまでに武装が詰め込まれている。
両腕部の袖口には200mm砲が内蔵。肘部分には背部マウントアームが移設され、本格的に接近戦時の補助武装として使用される。
完全な爪状と化した指パーツは、ヴァルキュリアブレードと同じ金色のレアメタル製にアップデート。手持ち火器がいらないほどの超強化が施されている。
●超巨大メイス
初代メイスを更に大型化したもので、なんと打撃部が約2倍ほどの大きさに巨大化している。更にパイルバンカーは先端部だけでなく柄頭の反対の石突部分にも増設。
柄は伸縮機構が強化され全体で伸縮する様になったので携行時の負担をより軽減し更に戦闘時の間合いの調節すら可能となった。
レクスの超強化された膂力を以て繰り出されるその破壊力は、重装甲艦の艦橋を一撃で粉砕する程。
ただし百錬のブレードに受け止められる状況も発生しており、存分なパワーを発揮できなかった場合の威力低下も著しいのかもしれない。
●テイルブレード
レクスの背部に接続された大型実体剣。ハシュマルの残骸から分捕った粘性合金ワイヤーに新造したレアメタル剣を連結したもの。
性能は変わらず、マン・ロディを串刺しにする程の恐ろしい破壊力を発揮する。重力下でもグネグネ動く。
敵機に突き刺して激しく振り回せば、エイハブ・リアクターの慣性制御でも殺し切れないGでパイロットはノックアウト必至。
リミッターを完全解除した最終決戦ではエイハブ・リアクターを貫通するという常識外の威力を発揮している*1。
本来人体に存在しない「尾」を動かす事に対し、三日月は「今まで自分になかったのが不思議なくらい」とのコメントを残している。
●ヒールバンカー
レクスの踵に仕込まれた隠し武装。蹴りと同時にパイルバンカーが炸裂し、威力を増強する。
劇中使われる事はなかった。
●新型太刀
テイワズの工房がルプスに合わせ打ち直した太刀。レアアロイ製。鍔は一般的な日本刀に近い形の物に変えられ、より日本刀に近い外観となっている。
HG IBO「ハシュマル」に「バルバトスルプス用新型太刀」として付属。パッケージでもハシュマルと対峙するルプスが装備している。
…と来れば誰もが予想するだろう。発売後に控えるハシュマルとの直接対決で使用する新装備なのだろう、と。だが『鉄血』はまたもやってくれた。
実際の活躍はご存知の通りヴァルキュリアバスターソードとなり、画面に映るどころか存在の示唆すらされないままハシュマルとの戦いは幕を下ろし…''結局最後まで登場しなかった''。
なお、レクス付属の手首は丸穴(メイス用)のため、レクスには持たせられない。
●対艦ランスメイス
対艦用のメイス。HG IBO「鉄華団コンプリートセット」に付属。
複数個を連結させた状態でルプスレクス本体に装備させる事もできるが、前述のコンプリートセットにしか付属しないので複数個買うかパーツ注文で取り寄せる以外の手立てが無いので事実上夢物語レベル。
コミカライズ漫画ではガンダム・バエルが使用し、ゲームEXVSMBONでルプスが参戦すると使い切り武装として採用されるなど、劇中未使用武装としてはかなり有名。
●大型レールガン
MSオプションセット7で登場。
表紙にはルプスが装備している絵があるが作中未使用。レクスでは手の保持力に難があるため装備すらできない。
しかしBB戦士の「ガンダムバルバトスルプスDX」に付属してきたので使用する予定があったのかもしれない。
●レッグブースター
MSオプションセット9で登場。正確にはランドマン・ロディの足である。
レクスの左腕を第1形態の腕にレギンレイズの肩アーマーを装着したものに換え、レッグブースターも装備する「不採用改修プラン」と言う名の没案があったとか。
おそらく補給を満足に受けられない時の応急処置と思われる。
◆劇中の活躍
第1期
◇第1形態
第1話のギャラルホルン襲撃に際し、満を持して起動。
破壊されて塞がっていた搬出口から地面をぶち抜いて出現し、オーリス・ステンジャのグレイズを奇襲。コクピットごとオーリスをミンチにする。
第2話ではクランク・ゼントとアイン・ダルトンのグレイズ2機を相手にも互角の戦いを繰り広げ、アイン機の左腕を奪い取る。
しかしスラスターがガス欠となり、その隙を衝かれ撤退を許す。もっとも既に三日月が限界だったのでこれはこれで良し。
その後、左肩には鹵獲したオーリス機のアーマーを装着。
第3話では、無用な犠牲を増やさないために一人で決闘を挑んできたクランク機と再戦。
メイスの柄を切り飛ばされながらも、先端部の杭打ち砲でコクピット脇を貫き、勝利を収める。
◇第2形態
初の宇宙戦となる第5話では滑腔砲を携えて発進し、グレイズ2機のコクピットを破壊、2機を戦闘不能に追い込む。
コーラル・コンラッド機に肉薄される危うい場面もあったが、グレイス改を駆る昭弘の援護を受け、コクピットを杭打ち砲で貫徹する。
ガエリオ・ボードウィンとマクギリス・ファリドのシュヴァルベ・グレイスには苦戦。
ワイヤークローで捕縛して突撃するマクギリス機を躱すために左前腕部の装甲をパージするが、ガエリオ機のワイヤークローを基部ごと強奪し、戦線を離脱する。
◇第3形態
第7話にて登場。MSに不慣れな整備班の整備を受けたが故に機体各部にガタがきている中、右肩に滑腔砲、左肩にメイスを背負って発進。
ラフタ・フランクランド駆るタービンズの百里には絶望的な推力差で振り回され、脚部スラスターと頭部装甲を破損。
辛うじてワイヤーを打ち込み、滑腔砲とサブアームを犠牲にしてデブリに機体を固定し、百里を拘束。
そのまま杭打ち砲を狙うがギリギリで逸らされ、追い打ちを仕掛けようとした直前に停戦と相成った。
◇第4形態
歳星でのオーバーホールを終え、クタン参型でイサリビを追走。
第10話ラストにて、ブルワーズに襲撃された昭弘とタカキ・ウノのピンチに間一髪で合流。早々に太刀でマン・ロディのコクピットを串刺しにした。
敵増援のガンダム・グシオンとも戦うが、まだ太刀の扱いに慣れていなかった為、有効打を与えられず。
その後のヒューマンデブリ解放作戦ではクタン参型で陽動を務め、超重装甲機のマン・ロディを次々とメイスで穿ち、その威力と恐ろしさをまざまざと見せつけた。
グシオンとの再戦でも終始相手を翻弄し、改良された太刀で徐々にダメージを与えたのち、コクピットを破壊した。
第17話ではガリガリもといガエリオのガンダム・キマリスの圧倒的機動力に苦戦を強いられる。
ランスをギリギリで受け止める捨て身の策もかわされ窮地に陥るが、間一髪で救援に駆け付けた昭弘のガンダムグシオン・リベイクとのコンビネーションにより、なんとか撃退に成功。
◇第5形態
第19話の地球圏での戦いに際し登場、キマリスとの再戦に臨む。
ドルトコロニーでの戦闘とは違い、おやっさんによるキマリス対策が万全になされた状態での戦闘であった為に、キマリスのランスを奪う程に追い詰める。
至近距離での迫撃砲で動きを止めた上でランスの投擲でトドメを刺そうとするが、またも間に割って入ったアイン機により取り逃がす事となった。
キマリスを退けた後は地球に降下する鉄華団のランチの護衛に付き、救援に駆け付けたチョコの人のグリムゲルデと共にグレイズリッター部隊を迎撃した。
その内、限界高度ギリギリまで追撃してきたカルタ・イシューの付き人のグレイズリッターとは相手の執念もあり苦戦。
地球の重力に引かれつつも激しい剣戟を繰り広げなんとか撃破には成功するもののランチとの合流が出来なくなってしまう。
しかし三日月は咄嗟の機転を利かせ、撃墜したグレイズリッターに太刀を突き刺して操縦桿代わりにし、グレイズリッターをシールド代わりに大気圏突入に成功したのだった。
地上に降下した後はカルタが地球外縁軌道統制統合艦隊の独立権限を利用し、オーリスの兄コーリス・ステンジャ指揮官の軍と共にミレニアム島に滞在していた鉄華団を急襲。テイワズの面々と共に彼等を迎え撃つことになる。
作戦通りにグレイズリッターを撃破していくが、カルタ機が近くで指揮を執っていたオルガとビスケット・グリフォンの乗るモビルワーカーを弾き飛ばしてしまう。
それに気づいた三日月は怒り、カルタ機をレンチメイスでズタボロにするものの逃げられてしまう。
ギャラルホルンの襲撃を退けた鉄華団だったが、優秀な指揮官であり家族の一人でもあるビスケットを失ってしまうのであった…。
◇第6形態
第23話ではアンカレッジにあるテイワズ地球支部の運営する鉄道を使ってエドモントンへ向かう鉄華団の行く手を阻むグレイズリッター3機を迎え撃つために第5.75形態で出撃。
カルタの決闘の申し出など糞喰らえとばかりにレンチメイスで各個撃破し、ビスケットの敵討ちとばかりにカルタ機を破壊しようとするものの、ガンダム・キマリストルーパーの乱入で取り逃がしてしまう。
エドモントンに到着してからは本隊とは別にギャラルホルンモビルスーツ部隊を相手に奮闘するものの、突如乱入してきたキマリストルーパーとグレイズ・アインによって形勢は逆転。
グレイズ・アインの圧倒的なパワーによって味方が破壊されていく中、キマリストルーパーに行く手を阻まれ苦戦を強いられてしまう。
しかし突如グレイズ・アインが都市部へ向かった為、グリムゲルデの介入によってキマリストルーパーの猛撃から逃れたバルバトスは戦場を離れ、グレイズ・アインとの決戦に挑む。
アインの狂気と阿頼耶識の性能に苦戦を強いられるも、アインの放った言葉に憤る三日月が阿頼耶識リミッターのさらなる解放を機体に要求。
グレイズ・アインを破壊するも、その代償か、三日月は右目・右手の感覚を失ってしまうのだった――。
第2期
◇ルプス
歳星でのオーバーホールを経て戦線に復帰。夜明けの地平線団に襲撃を受ける火星本部救援に間に合う。
輸送機から降下し、そのまま敵MSを叩きのめして追い散らす活躍を見せ、三日月を産廃と侮る新人団員達をも驚愕させる。
しかし、ルプス初陣だというのに高空からの降下でさっそく脚部を損傷してしまうというオチもついてしまった。
その後も夜明けの地平線団掃討、鉄華団地球支部救援と転戦する。
火星で発掘されたMA・ハシュマルの再起動に際し、バルバトスも出撃。
しかし、MA撃滅とパイロット保護がシステム内でコンフリクトを起こし、本領が発揮できない状態に追い込まれた。
一度は後方に下げることが決まるも、三日月の直談判を受けてオルガが折れ、再出撃。
エドモントン以来となるリミッター解除が行われ、戦況はハシュマルとバルバトスの一騎打ちとなり、接戦の末ハシュマルを機能停止に追い込んだ。
だが、勝利の対価は大きく、バルバトスは片腕全損を含む重篤な損傷を負い、三日月も右足の感覚を喪失、平時には介助が必要な体となってしまうのだった。
◇ルプスレクス
ハシュマル戦後、再び歳星で大規模修理を受けてルプスレクスとなる。
まだ使える部品をハシュマルから移植し、その中でもテイルブレードの自在な攻撃は敵を恐怖のドン底にたたきこむ。
このころともなると、三日月の技量とリミッターの解除段階により、まともに相手ができるのは同じ阿頼耶識のガンダムフレームMSなどのエース級でなければならず、出撃した戦いで多くのMSを屠っていった。
アリアンロッドのパイロット達にも悪魔と恐れられ、機体スペックはもちろんのことえげつなさに拍車のかかった戦闘スタイルで心理的なプレッシャーを与える副次効果も半端ない。
初投入はジャスレイ・ドノミコルス一派との決戦時。
敵陣を蹴散らし、敵旗艦艦橋にメイスの一撃を叩きこんで落とし前をつけた。
マクギリスのクーデターではまず地球でヴィダールと交戦、マクギリスがバエルを起動するのを見届ける。
宇宙でも量産機を何体か潰し、最新鋭機レギンレイズ・ジュリア戦ではとどめこそ差し損ねたものの圧倒。
しかし、ジュリエッタが壊れた腕を苦し紛れに投げたのがフラウロスの砲身に触れ、シノ決死の作戦は失敗に終わった。
最終戦時は鉄華団本部撤収に際しての殿を担った。敵を数多屠り、味方を退かせ、最後の戦いに臨む。
一般パイロットではもはや相手にさえならず次々と撃墜数を増やしていくが、大気圏外からダインスレイヴの飽和射撃を受けて左腕を損壊するなどの大ダメージを受けてしまう。
それでもなおも戦いを諦めない三日月の意思に呼応して立ち上がり、三度目のリミッター解除が行われたバルバトスは獣の咆哮のような音声を立てると、
残った片手とテイルブレードを存分に使いアリアンロッドのMSを鬼神の勢いで次々と倒していく。
既に満身創痍にも関わらず、ツインアイを光らせて戦場を縦横無尽に疾走し、手当たり次第に敵MSに襲い掛かっては、
それらをほぼ一撃でコクピットを抉り取るなどして瞬殺していくバルバトスの戦いぶりは、
アリアンロッドのパイロットたちを心の底から震え上がらせるには十分な、まさに『悪魔』であった。
しかし、ただでさえ満身創痍の機体をリミッター解除までして酷使したことで、バルバトスは徐々に自壊していき、
味方機を庇う形で前に出てきたレギンレイズ・ジュリアに突撃した頃には、ほとんど半壊状態になっていた。
そんな状態でジュリアに敵うはずもなく、多数の弾を撃ち込まれて腕も落ちたバルバトスはコクピットハッチを引き剥がされ、
パイロットの三日月の姿が敵方に晒されるが、その時には既に三日月もバルバトス同様に最早死に体の有様であり、
彼が絶命した直後、バルバトスもジュリアに噛みつくように崩れ落ち、全壊した。
その最期は奇しくも1期の最終回で自身が葬り去ったグレイズ・アインと酷似していた。
バルバトスの首はジュリエッタの勝利宣言のため掲げられたが、パイロット・機体とも満身創痍ながらの撃墜スコア数の多さは最後まで圧倒的であった。
本機を倒したことはラスタル陣営の喧伝のために利用され、ジュリエッタも「悪魔を倒した騎士」としての栄誉を得たが、
ジュリエッタ自身は、三日月(バルバトス)との最終決戦が決して対等な戦いではなく、自分の実力で三日月に勝ったわけではないことを自覚している上、
最早戦況が絶望的だと目にも明らかであるのに、最期の瞬間まで自分たちに抗った三日月たちの姿に思うところがあったため、
「大義も何もない」と見下していた鉄華団に対する評価を、戦後は「誰よりも人間らしかった」と改め、少しだけ彼らの境遇を理解した様子を見せた。
これ以降ギャラルホルンが鉄華団の生存者を掃討した様子がなく*2市民生活に戻るのを放置したことからも、
ルプスレクスの存在が、ギャラルホルン側にとって実際の戦力のみならず象徴的な意味でも大きかったことが伺える。
本編の数年後もバルバトスのメイスは鉄華団本部前跡の荒野に放置されていた。
ゲームでの活躍
◆Extreme vs.シリーズ
ガンダム・バルバトス
「Force」より第一形態及び第四形態がGP20で参戦。見た目以外の性能差は無く、第一形態はボーナス機体扱い。
脚を止めるが独特の誘導をかけるメイン射撃を主軸に格闘で詰め寄る機体。弱くは無いが、実弾しかない欠点を飽和射撃で無効化されるデメリットが目立っていた。
アーケード版では機動戦士ガンダム Extreme vs. MAXI BOOST ONより参戦。コストは2000。
操作系はForceからかなりの仕様変更が行われ、昭弘のグレイズ改がアシスト攻撃として追加された。
メイン射撃の滑腔砲は一般的なビームライフルのように足を止めずに撃つ方式に変更されており、Forceの特殊移動は仕様変更された上で特殊射撃に移動した。
特筆すべきはメインの滑腔砲で、中距離までは高弾速の低誘導実弾砲撃なのだが、中距離以遠になると急に誘導がかかるようになる特異な特徴を持つ。
さらに特殊射撃からキャンセルして出すとダウン属性かつ高弾速の射撃に変化し、相手の硬直に差し込むのに向いた武器となる。
サブのグレイズ改と合わせてこれらの弾を相手の硬直を狙って撃っていくのがバルバトスの基本ムーブ。
格闘は原作同様、メイスを使ったダイナミックなモーションが目立つ。
だが豪気な演出や劇中イメージと相反し、やや発生が遅く高ダメージを獲得する手段にやや欠けている。特殊格闘の打ち上げや叩きつけでコンボ締めをするのが鉄板だが、反面横特殊格闘の振り回しは判定範囲が極端に狭くゼロ距離以外では当たらない欠点を持つ。
原作のイメージのおかげで、当初はレッドフレームのような闇討ちメインの格闘寄り万能機だと思われていたのだが、
滑腔砲の良好な性能が発見されてからは、中〜近距離から各種滑腔砲とアシストで堅実にダメージを重ねていく近距離向け射撃寄り万能機という立ち位置に落ち着いた。
弱点はロック距離の短さと滑腔砲への依存度の高さ。
滑腔砲の残弾が切れると冗談抜きで何もできなくなるため、適宜CS(メイス投擲)で弾数を節約するのがセオリー。
また鉄血系MSの例に漏れず武器は実弾しかないため、相手のビーム攻撃に全て消されてしまう。
そのためビーム主体の敵と撃ち合いになると一方的に射撃を消されてしまい、不利な戦いを強いられる。
覚醒技は太刀とメイスによる乱舞攻撃。
後覚醒技にはシリーズ初のカウンター技が採用。
この技は発生確定するまで何度でも使用できる。またカウンターの判定はマスターガンダム同様全方位にあるようで、後方からの格闘攻撃もしっかりはじき返す。しかも発生中はスーパーアーマーを有しているので射撃攻撃にも耐性がついている。
ただ覚醒中のバルバトスに果敢に攻め入る機体は稀なので、狙って発動するのは難しい。
機動戦士ガンダム Extreme vs. 2でも参戦。
前年発売の「GUNDAM VERSUS」で得た太刀投擲をレバー入れ射撃CSに、瓦礫アタック/カウンターを下格闘に配置。新規にガンダム・グシオンリベイクと流星号をサブ射撃に配置し、それぞれ滑腔砲や突撃を行ってくれる。
使用感はEXVSMBONの頃とほぼ変わらずといった具合だったが、元々の射撃性能を維持しつつ後衛からチマチマと滑腔砲を撃ち続けられるL覚醒の強みや、全体的な補正がかかり機動力も上昇するので搦め手で敵機に攻撃しやすいM覚醒が選択肢として追加。半面、射撃面での強みを大きく削られたS覚醒は前作ほどの一択ではなくなった。
後に上方修正が入り、レバー入れ射撃CSの慣性強化や、特殊射撃中射撃派生の強制ダウン化など、とりあえず欲しかったものは得られた。
機動戦士ガンダム Extreme vs. 2 X BOOSTでも続投。
射撃CSは太刀投擲のみになり、メイス投擲は特殊射撃特殊射撃派生に移行。メイスの耐久値が上昇し性能もやや向上している。
前格闘は新規にレンチメイスによる引っ張りあげ⇒叩きつけに変更。ダウン拾い属性を有する仕様で、追撃の幅が大きく広がった。
機動戦士ガンダム Extreme vs. 2 OVER BOOSTでも続投。
射撃面で若干の弱体化が入ったが、反面格闘はやや強化されている。
特殊射撃前格闘派生に新規モーションの掴み格闘が追加され、後特殊格闘のジャンプ格闘は再度バウンドダウンに回帰した。
ガンダム・バルバトスルプス
家庭版最新作「GUNDAM VERSUS」では早期購入特典/DLCとしてバルバトスルプスも参戦。
その後少し遅れてEXVSMBONにも2500コストで参戦。ゲーム性の違いから一部の仕様、効果的な動かし方は異なるものの、武装やモーションといった操作感はほぼ同じ。
2000コストのバルバトスと比べると格闘性能に比重を重きを置いた選択肢が多く、新型太刀やツインメイスは勿論の事、劇中未使用の対艦ランスやレールガンを用いた攻撃も仕掛ける。
射撃武器はメイン射撃が通常の実弾になり滑腔砲ほどの性能を有さず、特殊格闘射撃派生のツインランス投擲も命中にムラがあり頼り切れない。せいぜい特殊射撃のレールガンが強いくらいだが、発生が遅く誘導もそれほど強くない。
ソードメイス・ツインメイスを使った各種格闘も総ダメージこそ高いものの、初段性能は並でカット耐性に難がある。
…ここまで聞けばただの弱機体だが、その評価を覆すのが射撃・格闘CSに配置された、各一回きりの大技「対艦ランスメイス」。
射撃CSのランスメイス投擲は超弾速・弾速に見合わない誘導・ビームと干渉せず相殺しない・大ダメージと高性能で、
格闘CSのランスメイス突貫も「前面に射撃バリアを張りながら高速突進、当たると敵を爆破して大ダメージ」とこちらもすさまじい性能。
この一発打ち切りだからこそ許されたランスメイスをどう狙うかが、ルプスのキモとなっている。
そのため、「僚機はゼロ落ちに徹し、ルプスを前に出して最大6回のランスメイスを狙う」、所謂「爆弾戦法」が真剣に考慮されるレベル。
また格闘には「敵の拘束時間が長い」という独特の長所があり、特に格闘ヒット後の後派生(ツインメイス乱打)の拘束時間が凄まじい。
相方が格闘機など疑似タイマンでパワーを発揮する機体の場合、敵相方をうまく拘束できれば一方的な試合に持ち込める。
覚醒すると原作で見せた対MAモードに移行。覚醒中のみ格闘ヒット中に特殊格闘派生で、ヴァルキュリアバスターソードを使った連続攻撃を仕掛ける。
…しかし、似たような「多段ヒット大ダメージ」系の派生である前派生(太刀連続斬り)が通常時から使える上、
連続攻撃はやたらに時間が長く覚醒時間を消費してしまうので、使い所は非常に難しい。
後の『EXVS2』では特殊格闘派生は覚醒技ばりの威力に上方修正されて「前派生で事足りる」という状況は脱し、「簡易な覚醒技」とでも言うべき立ち位置に落ち着いた。
覚醒技は原作再現モーションを織り交ぜた連続攻撃。
覚醒技の中でも攻撃時間が長く完走は難しいが、その荒々しくもスタイリッシュなモーションは一見の価値あり。
機動戦士ガンダム Extreme vs. 2でも続投。
ただしリリース当初は下方修正を受けており、射撃CSが射撃バリアを貫通せず各種性能も劣化してしまった。また頼りの綱であったレールガンも弾速低下を受けている。
過激化した環境に弱体化を受けたままで生きていられる訳もなく、後に上方修正が入る。ここで一旦弱くさせられた射撃CSは再度誘導だけ強化されている。
サブ射撃は射撃ボタン入力で連射する仕様になり弾数も3発に増えたが、はっきり言えば余計なお世話であり2発や1発を残したままの方が弾数管理上無駄なのである意味弱体化。
特殊格闘からキャンセルで出したサブ射撃や特殊射撃、N格闘や横格闘の慣性・追従性能が上昇。コマンドを挟んでの技出しなので発生に難があるのは相変わらず。
他にも幾つか貰っているが、明確な強みを得られたわけでもないので実質強化チャンスをフイにしたという見方が多い。
機動戦士ガンダム Extreme vs. 2 X BOOSTでも続投。
射撃CS使用後に前作までのサブ射撃が射撃CSとして追加。レバー後でマルチロック攻撃が可能だが、弾速・誘導共に優れている訳でもない本装備を同時に撃っても、アラート鳴らし程度にしか使えない。
レールガンは特殊射撃からサブ射撃に、空いた特殊射撃にはフラウロスによる攻撃が追加されている。
また後格闘が叩きつけダウンに変更。
前作から攻め手が増えたが、明確な後衛機体としての強みを持つバルバトス、引っかけ性能に優れ手数も豊富なルプスレクスと比べると、爆発的な格闘性能には優れているが中途半端感が否めない。
―と思っていた矢先、2021年9月2日のアップデートでモーション変更を含む強化が入った。
まず両CSの威力強化。単純計算の合計値が400と分かりやすく高い数値に整い、一発しか使えないリスクに似合う威力に仕上がった。
横特殊射撃にグシオンリベイクフルシティの新規モーション追加。
ほぼあらゆる格闘から特殊格闘へのキャンセルルートが追加。またN特殊格闘が誘導切り付きジャンプ派生に変更され、射撃派生は再誘導し、前格闘派生は新規も含めた旧前格闘三段格闘になった。
N・横・BD格闘は攻撃テンポが上昇。前格闘はダウン拾いできる新規動作になり、太刀を突き刺して吹っ飛ばすという豪快なものになった。
格闘後派生は格闘入力数に応じて攻撃回数が変動し、追加数が多いほどどんんどんテンポも上がっていくようになった。
覚醒中N格闘は、従来の覚醒中格闘特殊格闘派生のものがそのまま移行。また覚醒中特殊格闘前格闘派生もヴァルキュリアソードを用いた新規モーションに変わり、えげつないほどの巻き込み性能を持った詰め寄り方法が確立した。
他機体と比べると新規モーションは格闘に集中し、既存武装は配置変更や性能上昇に抑えられている。しかし欠点だった部分を補い、格闘を差し込めるチャンスがあれば一気にダメージを取れるような長所を伸ばした大幅調整が入っているので、今まで以上に相対する時には詰め寄られる事への危機感を持って挑まなくてはならなくなった。
そんな中、2022年4月に再度強化が入る事が決定。
対艦メイスが格闘CSに統合され武装ゲージ化、特殊射撃のアシストが2機同時呼出に変更、覚醒中の特殊格闘前格闘派生の威力と伸びが上昇するなど欲しい部分にテコ入れがされている。
機動戦士ガンダム Extreme vs. 2 OVER BOOSTでも続投。
横サブ射撃にレクス同様のスライド射撃が追加され、特殊格闘射撃派生からジャンプ派生で宙返りする派生ルートが開通。
格闘CSはリロードが10秒も短縮されたため、これまで以上に奇襲攻撃がしやすくなった。
だがなんといっても覚醒中のN格闘と特殊格闘前格闘派生にスーパーアーマーが付与された事はとんでもない強化点と言える。これにより超強引な詰め寄りを可能とし、格闘の届く範囲内においては全機体中トップクラスの初動攻撃ができるようになった。
ガンダム・バルバトスルプスレクス
機動戦士ガンダム Extreme vs. 2では満を持してルプスレクスが参戦。最大コストの3000ということもあり、これまでのバルバトスの集大成といえる機体に仕上がっている。
射撃武装はルプスより使いやすい200mm砲やレールガン、優秀なグシオンリベイクフルシティのアシストなどひととおり揃っている。
今まで若干頼りなかった格闘は、カット耐性は相変わらず低めなものの、火力はトップクラスで初段性能も高くなり、全機体でも上位に入るほどの性能になった。
そしてレクスの象徴であり、最大の武器でもある「テイルブレード」はそれぞれ射撃・格闘CSに配置。
射撃CSはテイルブレードを射出しつつ落下し、敵を貫いてスタンさせるというもの。補正はやや重たいが、敵機からは視認し辛く他方向からの攻撃なのでガードを貫通する。
さらには前の動作の慣性を残したまま落下できるため、特格の特殊移動やBD格からキャンセルすると、高速で移動しつつ安全に着地できる。
これと後格のピョン格ズサを組み合わせた立ち回りは、難易度は高いが使いこなせれば劇中の三日月のように、縦横無尽に動き回ることができる。
格闘CSはこのテイルブレードを一定時間展開し、射程距離圏内に入った敵を自動で攻撃するというもの。
展開中は射撃CSが使用不可になるため、前述の強ムーブはできなくなるが、本体とテイルブレードによる波状攻撃で擬似的に2対1をしかけたり、敵の格闘に対してセルフカットをしたりとこちらも優秀。
ただし自動攻撃なので、自分の格闘コンボに割り込んでコンボを妨害する可能性も高いため射撃CSと比べると使いどころを選ぶ。
覚醒中はルプスと同じく、対MAモードに移行し格CSを常時展開する。
全機体トップクラスの機動力と常に牙を向き続けるテイルブレードによる圧倒的な攻めは末恐ろしく、こうなったレクスはもはや誰にも止められない。
覚醒技は最終回でグレイズを何機も屠った連撃の再現。
メイスで貫き、カメラさえ追い付かない速度で動き回り、コックピットを抉り抜く姿はまさに「悪魔」。
非常に長く、カット耐性も低いため滅多にお目にかかれないが、是非とも見てほしい。
機動戦士ガンダム Extreme vs. 2 X BOOSTでも続投。
格闘ダメージを全体的に減少させられ、サブ射撃も弾速や弾の太さを小さくさせられた。覚醒中の格闘CS自動発動効果も削除している。
また地味ではあるが後格闘の叩きつけでバウンドダウンしなくなっている。これは全機体共通仕様なので文句は言えないが……。
ただ射撃CSの誘導が強化され、特殊射撃のアシストも強化された上にフラウロスが追加。
2022年9月までに2度も強化を貰っているが、おおよそ殆どが攻撃の挙動や初段に至るまでの強化になるため、他3000コスト機体のような過剰強化までは貰っていない。
機動戦士ガンダム Extreme vs. 2 OVER BOOSTでも続投。
特に本機性能に変わった部分は無いのだが、なんと復活機能が追加された。外見としては最終話終盤の半壊状態を再現している。
レールガンの代わりにグレイズ投擲が、アシスト呼出は同じく半壊状態のフラウロス・グシオンリベイクフルシティを各1回だけ呼べるようになり、それぞれ攻撃終了後に爆発して消える。
特殊格闘の特殊移動は耐久値を10犠牲にして跳ねるタイプになり、これは復活後の耐久値の都合から最大9回しか使用できない。
メイン射撃や射撃CSは通常時と同じ物が使え、覚醒技も同様。ただし格闘はやや性能が低下したものに代わり、3000コスト相応の働きは難しい。
ちなみに復活した時に狼の遠吠えのSEが聞こえる。
◆ガンダムブレイカー3
プレイアブルガンプラとして第4形態が参戦。設定通り、内蔵のオプションは持たない。
武器は滑腔砲(ロングライフル)、太刀(サーベル)、メイス(ランス)が登場。メイスには専用の「槌連続攻撃」「突進射出」なるモーションが設定されている。
バルバトスの力任せに振り回し、叩きつける戦闘スタイルとメイスのパイルバンカーギミックを再現した攻撃だ。
滑腔砲は本来別売りだが、ゲーム内のショップではキットに同梱されている。
各パーツを換装強化するシステムにマッチした機体と言え、カスタマイズコンテストも開催された。
後にDLCにて第6形態、次いでルプスが追加。ガンプラという設定ではあるが、自分で操作できる機体としてはこれが最速となる。
武器にはレンチメイス(大剣)、ソードメイス(アックス)、ツインメイス(ダブルサーベル)が追加。メイス同様、それぞれに専用の特殊攻撃モーションが設定されている。
ルプス肩アーマーの鉄華団エンブレムはキットでは造形で再現されているが、ゲーム内ではマーキングとして処理されている。なので無地状態や他団体のエンブレムにすることも可能。
どの形態にもシールドが存在しないので、一式で組む場合でも他の機体からぶんどってくる必要がある。なんならグシオンでもいいだろう。
◆SDガンダムGジェネレーションシリーズ
何故か参戦作品が宇宙世紀0079~0096(DLC込でも0105)までの範囲である『GENESIS』において、無料DLCとしてバルバトスルプスが初参戦。
発売当時(2016年11月)はまだナノラミネートアーマーのビーム耐性が明らかになっていなかったためか、NLAは物理射撃軽減として扱われている。
性能は最高レベルに一歩及ばない程度だが、射程2まで届くソードメイスが防御ダウン特性を持つので先手役としては優秀。
『CROSSRAYS』では鉄血の本格参戦に伴い、第1~第6、ルプス、ルプスレクスまでの全ての形態に加え、隠しユニットとしてリミッター解除(最終戦での半壊状態)が登場。
また、バルバトスの全形態を生産登録するとOPパーツ版の阿頼耶識システムが入手可能。
第1は鉄血ステージ1で容易にGET登録が出来るが、武器がメイスしかないため使い続けるのは困難。基本性能もグレイズと同レベル。
ただし、第1も登録しないと上記のOPパーツの条件が満たせない事と、グループ派遣を使えば簡単に育つため、まずは第1を登録しておこう。
第2~第5の間は射程5まで届き、貫通特性を持つ滑空砲のおかげで使い勝手は良い。第5はリアクティブアーマーを持ち、実弾に対して追加でHPを持っているようなものだが、外れると防御自体が下がってしまう。
第6になると超強気限定かつ底力特性の大技「阿頼耶識リミッター解除」が追加されるが、滑空砲がなくなり射撃面が弱体化してしまう。
ルプスになると更に最大射程が下がるが、ルプスレクスになるとMPを消費しない覚醒武装であるテイルブレードが追加され、一気に射程が改善される。
◆スーパーロボット大戦30
2021年12月配信のDLC第2弾にて、ULTRAMAN、IMPACT組らと共に参戦。
無料DLCのお試しシナリオでのスポット参戦を経た後、ギャラルホルンとの交戦中に飛ばされたようであり、偶然共闘したドライクロイツに合流し、そのまま共闘することになる。
終盤から飛ばされて来たと思われ、最初からルプスレクスであり三日月も半身不随になった後である。
戦闘面は、一応遠距離攻撃はあるものの清々しいまでの近接特化。
当然ビームのダメージを軽減することも可能。
武装もほぼ格闘であり、格闘特化のパーツと格闘スキルを育成すれば、上記の打たれ強さも手伝って鬼神の如き活躍が出来る。
切り札として、気力150を超えるとリミッター解除して最強技の突撃が解禁されるが、
これら2ターンしか継続出来ず、3ターン目に強制解除されて気力は50に減少、同一シナリオでは使えなくなるという制約があるのが弱点か。尤も本作はマルチアクションシステムを活用すれば2ターンもあれば充分敵軍を蹂躙可能なためこの制約はあって無いようなモノである。
◆GUNDAM EVOLUTION
2022年正式稼働のFPSゲーム。
先行体験プレイの段階でガンダム・バルバトスが解放されている。
本作では滑腔砲を使わず、メイスの振り回しと溜め攻撃の叩きつけ、前方への跳躍と太刀の斬り落としというコマンド配置になっている。
他機体が大なり小なり射撃武装を持つ中で唯一純粋な格闘機で、当然ながら射程も全機体中最低クラス。しかし本作の仕様として、格闘攻撃が当たると一定時間スタン状態になるため、バルバトスの攻撃には全て触れると行動不能になってしまう。
そのため物陰でメイスの叩きつけのチャージを溜め、敵機に命中させ即座に太刀で切り伏せるというムーヴが安定化。HPがゼロになるだけなら中破状態=味方からリペアを受けると復帰できるのだが、この攻撃は一気に大破まで持ち込めるので強制的に拠点から再出撃を強いられた。
G_Manewverは太刀による居合斬り三連続。直線でしか進まないが進路上にいる敵機を漏れなく切り伏せられるので、上手くいけば複数機を中破状態にもっていける。
ユニットスキンには第二形態を再現するものが追加された。
◆機動戦士ガンダム アーセナルベース
SEASON:01から第1形態と第4形態が登場。テストプレイ時は第1形態のみだった。
第1形態と第4形態では使用武器が異なり、第1形態ではメイス(遠距離はメイス投擲)、第4形態では太刀と滑腔砲を使用している。ステータスはカードごとに異なる。
特筆すべきはSEASON01の最高レアの一つの第4形態。近距離攻撃力はなんと580というすさまじい高さ。
これだけでも十分すぎるのに、リンクアビリティを発動すれば更に上がり、戦闘中に追加でコストを払うことで使用できるMSアビリティの効果でもっと上がる(ついでに機動力も上がる)。
更にこのカード自体のコストは4であり、いわば中コストなので上手く組み合わせれば比較的軽いコストで戦場に出せたり、火力を更に上げたりすることも可能。更に先述した攻撃力についてもこれ以上高い機体は高コストにしかない。
総じて最高レアにふさわしい、優秀なカードの1枚でインフレの激しい本作で常に最前線を張ったカード。
後にLX02からルプスが追加。最高レアがコストが高くなった代わりに近距離攻撃力とHPが非常に高い。
更に同弾の三日月と登録することで専用のリンクボーナス「狼の咆哮」により、近距離攻撃力とHPが更に強化される為、同時にデッキ入れておくべき。
MSアビリティは新たに追加された撃滅は高い火力によりそのまま撃っても強力な上に撃滅で倒した場合、相手の修理時間を15秒延長させるという凶悪な効果を持つ。
地形適応も水中以外苦手な面はなく、登場以来、上位のランク帯において、ほぼデッキに入っているカードとなっている。
インフレというのは恐ろしいものだ……。
更にLX02の後半から特殊レアリティのリンクステージレアにて、第6形態が追加。こちらも近距離攻撃力は高い。
戦術技はグレイズアイン戦での再現で装甲を外して武装がメイン武器がレンチメイスから刀に変わり、メイン武器しか使えなくなるが、近距離攻撃力が強化されるというもの。
使用にはSP3必要だが、戦術技の威力も高めで、更に本機体の地形適応によって威力が更に強化される。
MSアビリティはシンプルに相手にダメージを与える強撃であり、戦術技で近距離攻撃力を上げた状態で撃てば、更に威力は伸びる。
ただでさえ攻撃的なのに、本カードはリンクステージレアであり、リンクステージバトルでは、ルプスを超える攻撃力になってしまう。
こうなると、拠点だろうが、相手MSだろうがあっという間に突破してしまう恐ろしいカードとなっている。
このように、アーセナルベースにおいて、バルバトスはどの機体も何かしら環境に影響を及ばしている強力なカードとして登場している。
立体物
ガンプラはHG IBO(ハイグレード Iron Blooded Orphans)と1/100、1/100ハイレゾ版、BB戦士、MGで発売。
ROBOT魂も第4形態が発売、他形態用パーツが参考出品されている。
◆ガンプラ・HG
●HG IBO初版・第1&第4形態
放送開始直前に発売。第1話の登場シーンのインパクトが強すぎたのか、翌日には売り切れの店舗が全国で続出した。
肩パーツと左腕の差し替え(選択式ではなく2本分用意されている)により第一形態と第四形態を再現可能。武装はメイスと改良前形状の太刀が付属。
同シリーズのグレイズから肩パーツ、同シュヴァルベ・グレイズからワイヤークローを拝借してやることで第二・第三形態も再現できる。肩パーツは塗装が必要だが。
特筆すべきはHGにも関わらず設定通りにフレーム構造となっていること。これによりパーツ数が従来のガンプラに比べて少なく抑えられているため、
「可動良好」「組み立て易い」「安価」の三拍子そろったキットに仕上がっている。このフレーム構造は一部をマイナーチェンジして後発の鉄血ガンダム達にも採用され(一部例外あり)、外装パーツの着せ替え遊びが楽しめる。
一方で設定よりも分厚い肩装甲パーツの都合上、二の腕が上手く回らず太刀の両手持ちが困難(肩装甲がすぐ外れる)、バックパックのサブアーム部分が材質上摩耗しやすいのが弱点。
しかし、どれも解決させるための加工方法が分り易い(上腕フレームと装甲の接点を削る、限界まで内脇を削る、擦れたサブアームを太くしてみる)のが幸い。
メイスも伸縮ギミックがオミットされた状態で背負う事になっているが気になる人は切り取って
MSオプションセット3のリベイクハルバートの短い方の柄に付け替えれば簡単に縮めた状態を再現可能。
元が安く組み立て易いので、こうしたスポット改造も気軽に試してみる事ができる。プラモデル初心者にもオススメのキットだ。
MSオプションセット1には滑腔砲が付属。砲身を引き抜いて組み替えることで収納状態も再現可能。
バルバトスに付属する接続アームで劇中ポーズも再現できる。
●HG IBO・長距離輸送ブースター(クタン参型)同梱版
バルバトスは前回発売分と変わりはないため、お金が工面できるならこのセットを買った方が効率的。
ボーナスパーツとしてバルバトスの腰部に接続するアタッチメントアームが付属。オプションセットのグレイズ系武装や、HGグレイズのブースターパーツを取り付けて遊べる。劇中再現的にはHGシュヴァルベ・グレイズの腰部スラスターを接続してもいいだろう。
というかジョイント軸は共通の3mm軸なので、規格さえ合えばどんなものでも取り付けられる。
武装は初版の物に改良型の太刀と、収納形態化ギミックと彩色補完のシールがオミットされた滑腔砲が2挺追加。
加えてガンダム・バルバトス第五形態の再現用に腕部に取りつけられる迫撃砲もあるので、大気圏突入シーンを再現したいとあれば購入は必須か。
ただし地味に劇中でやっていた「バルバトス背部にメイス・滑腔砲を装着した状態」では収容クリアランスが足りず合体収容出来なかったりする。
その辺りに目を瞑れば優良キット。
クタン参型はプラモオリジナルの戦闘形態を表現し、2挺の滑腔砲(砲身折り畳みギミック無し)をマウント出来るオリジナルパーツが付属し、
機体各部には3mm軸が多数設けられているため、滑腔砲やオプションセットの各種武装をあちこちくっ付ける事も出来る。ギミックを存分にしゃぶり尽くせ。
●HG IBO・第6形態
第6形態メインの商品化。第4形態との共通パーツは多いが、ランナーは「バルバトス第6形態」と専用のものになっている。
グレイズリッター親衛隊機のパーツと第5形態のパーツもいくつか付属している。
フレームに少し改修が加えられ、肩アーマーの接続がグレイズと同じ形式になったために、更にカスタマイズの幅が広まった。
バックパックサブアームは可動軸付きの物に変更された。
大きな肩アーマーも分割構造で開閉するので、機体の可動域は変わらず。白い平面パーツが多くなったため、無塗装では少し締まらない。
単体では第6形態と第5形態(地上戦用)が再現可能だが、第5形態再現が曲者。
本商品に付属するリアクティヴアーマーと迫撃砲(機関砲との差し替え式)に加えて、クタン参型同梱版のアタッチメントアーム、HGシュヴァルベのサイドスラスターを別途揃え、更にリペイントしてやる必要がある。
武装も揃えるとなるとHG初版(メイス)とオプションセット1(滑腔砲)も必要となる。バンダイはここにきて本気を出してきた。
付属武装はレンチメイス。チェーンソー部分は差し替えで装着する形になる。ダークグレーの単色成形なので劇中再現には大規模塗装が必要。
迫撃砲は2発付の内1発だけが前方へ可動。弾体は4発全て取り外し可能。
●HG IBO・コンプリートセット
プレミアムバンダイ限定で販売。
バルバトス本体2体分と、第1~第6形態全てのパーツ、武装が付属したセット。
クタン参型に付属していた改良型太刀や第5形態用のガントレットが、シュバルベグレイズの腰部ブースターが成型色変更と接続アタッチメントが新規付属などしている。
単にフル装備のバルバトスを組む事だけ考えても大分お買い得。
●HG IBO・ルプス
第26話放送前日に発売。
フレームのランナーは第6形態と同じ4を使用。最近のHGキットでは珍しく多色成形ランナーが使用されている。
設定と同様に第6形態以上に長身のボリューミーなスタイルとなっているが、定価は税抜1000円と非常にお得感のある内容。
頭部は5色の色分けがパーツ分割で完全に再現されている驚異的な構成。
武装はソードメイスのみだがデカくて迫力があり、斜めの持ち手が左右とも付属しているのでポーズがかっこよく決まる。
1期バルバトスでは不評だったバックパックの展開アームも2パーツ構成になって自由度がかなり広がった。
同時発売のオプションセット5に入っている200mm砲とツインメイス、グワッと開いた平手、オプションセット6のロケットランチャーと握り手を組み合わせれば、更に手広く遊べる。
難点は前腕部の合わせ目の位置。周囲に細かいディテールが密集しているため、消す時に誤って削ったり潰したりしてしまいかねない。作業するなら慎重に。
●HG IBO・ルプスレクス
初登場とほぼ同時期に発売。
フレームランナーはルプスのものをほぼ流用しているが、胸部や腕部は新規パーツに差し替えられている。
伸縮機能が再現された大型メイスが付属し、テイルブレードもリード線で可動状態も再現可能。サブアームもしっかり展開して軽めの武装であれば保持できる。
しかし色分けが今までのバルバトスシリーズの中では最低クラスで、各部ネイル部分やテイルブレードの黄色はシールで補完されている。腕部内蔵の200mm砲も若干のモールドが彫られている程度なので、見栄えが悪く加工しなければ武装には見えない。
手甲部も平手と握り手があるが、握り手で握れる装備は円状グリップタイプのものに限られ、長方形や四角形のグリップタイプのものは入らない。ましてルプスレクスは専用パーツなので他キットからの流用が利かずやや不便。
◆ガンプラ・大型サイズ
●1/100
内部フレームがほぼ再現されている。付属装甲は第4形態オンリー。
流石にマスターグレード程の可動域はなく、HG IBOから劇的に変わっているという程ではないが、定価2700円、実売価格2000円前後を考えれば充分なクオリティ。
付属武器は太刀と滑腔砲。……メイスは付属しない。重大な欠陥仕様である。
ただ、完全にバルバトス専用で流用が一切効かないメイスを付属させるとなれば、完全新規ランナー(の金型)をわざわざ作る必要があり、
そうすると単価をがっつり上乗せするしかなくなってしまうので、バンダイとしてもやむを得ない選択だったのかもしれない。
1/100グレイズには第2形態用のパーツが付属する。やはり主人公機の価格は下げておきたかったりラインナップコレクションをしないと
全てのパーツが手に入らない様にしたいのだろうか。
●1/100・第6形態
ここにきてようやくメイスが付属する。しかも杭打ちギミックも搭載している逸品。やったぜ。
あまりにも待望の装備だったため、本商品は「1/100メイス」と呼ばれるほど、本体の存在感を食ってしまった。
こちらにも第5形態再現用にリアクティヴアーマーと迫撃砲、腰背部アタッチメントアームが付属する。
シュヴァルベのサイドスラスターを元機のキットから取ってきてリペイントしなければならない点は1/144HGと変わらないが。
●1/100ハイレゾリューションモデル
パーフェクトグレード並の定価17,800円で販売される超高級モデル。第四形態オンリー。
完全組立済・金属パーツ使用のガンダム・フレーム、メッキ・メタリック・パールといった特殊加工が施されたランナーと、ガンプラ新ブランドに相応しく気合が入っている。
だが……こちらにもメイスは付属しない。
更にフレームのシリンダー再現のために可動範囲が限られた上に、刺々しいアレンジにも賛否が分かれており、
またフレームの一部に製造時のミスで接着剤が余計な所に流れて固着して動作確認をしてる時に破損する個体が見られるなど
なかなかに不満が目立つ、幸先の悪い立ち上がりとなってしまった。
そして次の商品の第6形態はプレバン行きになってしまった…。
●MG
満を持して2019年12月に発売決定。
一般販売では第四形態(第一形態)のみで、後にプレバン限定で第一~第六形態の再現可能な拡張セットが発売している。
ハイレゾリューションモデル同様にガンダム・フレームが完全再現されており、入っているランナーの大多数がこのフレーム部分を構成するパーツになっている。なので従来のMGと比較して装甲はフレームを完全に作ってから装着するシーケンスを取っているため、装甲を一切取りつけなくても立ち姿を取れてしまう。
武装は滑腔砲と太刀とメイス。滑腔砲は折り畳みギミックと伸縮ギミックの両立。メイスは側面二つの刃の取り外しができ、ナイフとして手持ち装備ができるオリジナル機構が採用されている。
コクピットハッチの開き方がルプスレクス仕様だったり、シリンダー部分が耐久性に乏しく折れやすいなどの欠点もある。
こちらも後にプレバンで拡張セットが発売。
1~6形態を完全再現できる豪かな代物で、おまけとしてモビルワーカーとOP再現のオルガ&三日月のフィギュアも付属。前者はクオリティこそHGの延長線上にしか無いが、ミサイルランチャーもセットで付く。
1/100までは分割再現できていなかったグレイズの肩アーマーの新規造形、レンチメイスの改良などMG本体のクオリティに比重するように全パーツのアップデートがされている。
●BB戦士
親の血わけた 兄弟よりも かたい絆の 義兄弟
邪魔する奴は 拳でつぶせ 鉄華団よ どこへ行く
(コミックワールド最終コマより引用)
BB戦士No.401。商品名は『ガンダムバルバトスDX(デラックス)』。
実はノーマルSDとしてはフェネクス以来約2年振りの商品化だったりする(BFT除く)。
コンプリートセット同様に第1形態から第6形態を全て再現し、クタン参型も付属。
各形態ごとに出てしまう大量の余剰パーツや武器(太刀以外)をクタンに搭載できたり、クタンそのものもGディフェンサーよろしくバルバトスの背中に合体できたりと、BB戦士らしく非常にプレイバリュー豊か。
まさに「DX」の名に恥じないボリュームを誇る。
目のシールは瞳なし・通常瞳・悪役風三白眼の三種類が付属。
特に三番目は「人殺しの眼」「これバルバトスじゃなくて中の人だろ」と好評(?)を博した。「君をぶち殺すガンダム」の面目躍如である。
そして毎度ながらコミックワールド(取説付属の漫画)がシュール。
余談
第一話にてバルバトスは地獄から蘇る悪魔の如く、地面から出現している。
これは天から舞い降りる天使の如く上空から降り立ったガンダムエクシア(エクシアの由来は能天使エクスシアから)と見事に対を成している。
他にも無骨で荒々しいデザインに対しシャープで繊細なデザイン、
戦いの代償に三日月の半身を奪ったバルバトスに対し右目と左腕を失いながらも刹那を守り続けたエクシア、
数百年前のロストテクノロジーに対し数百年後相当のオーバーテクノロジーなど、色々と対照的になっている。
『鉄血のオルフェンズ』の企画構想自体が『機動戦士ガンダム00』と同時期に始まっていた名残だろう。
ガンダム40周年記念の企画として『ビルドダイバーズ バトローグ』によるガンプラ大投票が開催されていたが、そこでルプスレクスが1位に選ばれている。
本編では強敵と戦う機会のないまま終わったルプスレクスだったが、本来のパイロットではない(ヒロトが操縦している)ことやあくまでもガンプラによるバトルではあるものの、ついに映像作品で強敵と戦うルプスレクスが見られるようになった。
オルフェンズを最後まで見ていたファンは勿論、三日月役の河西氏や、ルプスレクスの最期の原画を担当した大張正己氏も喜んでいたようだ。
おい、バルバトス。あれはお前の獲物なんだろ?
……余計な鎖を外してやるから、追記・修正してみろよ。お前の項目……。
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▷ コメント欄
- MDガイストのデスフォースみたいにMAを召喚してほしい -- 名無しさん (2017-03-30 11:10:46)
- コメント欄が長くなってきたのでリセットしました -- 名無しさん (2017-04-02 15:08:11)
- 赤い眼光を引かせながら、狼のような駆動音を響かせ鏖殺していく様は……紛う事なき狼の王だったな。ワクワクするラストバトルだった。 -- 名無しさん (2017-04-02 21:58:50)
- 何だろうな、↑の狼の王っての見て狼王ロボが浮かんできたわ ありゃ暴威を振りまいて最終的に人に手懐かず自死を選んだが… -- 名無しさん (2017-04-02 22:54:42)
- ちゃんと左腕と首が破壊されたガンダムシリーズ定番の姿で機能停止してるのな -- 名無しさん (2017-04-02 23:10:13)
- 太刀とは何だったのか -- 名無しさん (2017-04-02 23:11:04)
- ↑まあ太刀使ってるより爪で引き裂いていく方がらしいと言えばらしいし -- 名無しさん (2017-04-02 23:22:33)
- レベルを上げて物理で殴ればいいを地で行くガンダムだった・・・ -- 名無しさん (2017-04-02 23:24:41)
- 頭もぎ取られる姿のは辛かった… -- 名無しさん (2017-04-03 01:55:49)
- テイルブレードがこわかった(こなみ) -- 名無しさん (2017-04-03 09:37:11)
- 杭(超高速で飛んできて地盤を吹き飛ばす威力がある) -- 名無しさん (2017-04-03 11:51:23)
- 歴代メイスの中では個人的にソードメイスが一番洗練された感があって好きだったなぁ…というより全形態の中で無印ルプスが一番まとまったデザインで好きだった。 -- 名無しさん (2017-04-04 01:07:37)
- まあデザインとしてはルプスが一番まとまってカッコいいってデザイナー本人が言ってるからな。ただ三日月の機体として見ればまた違って見えてくるだろうとも言ってるけど -- 名無しさん (2017-04-04 01:43:42)
- つーか大気圏つっ切って相手をピンポイントでブチ殺せるとか聞いてねえぞダインスレイブ(若干外したけど) -- 名無しさん (2017-04-04 20:11:58)
- 半壊だったからイマイチ強さが伝わりづらかったけど最後の最後でミカと完全に同調した感ある -- 名無しさん (2017-04-04 20:13:33)
- ↑2一応研究中だけど、現実でも似たような兵器は提唱されているから、そこまで非現実ではない、と思う。 -- 名無しさん (2017-04-04 21:56:49)
- ようするに神の杖だろあれ?核爆弾並の破壊力出ちゃうor大気圏で燃え尽きるちゃうから無力と意見が分かれてるが -- 名無しさん (2017-04-04 22:18:44)
- バルバトスの最後っ屁自体は凄いいいシーンだと思う。 -- 名無しさん (2017-04-04 22:58:49)
- 無傷のレクスも勿論いいんだが、最後のズタズタのボロッボロになったレクスの方がカッコよく見える -- 名無しさん (2017-04-05 00:00:54)
- テイルブレードがミカの「来い」で戻ってくる所何回もリピートしてる -- 名無しさん (2017-04-05 01:09:43)
- 最終回の暴れぶりはまさに悪魔の如しだが、「お前のような主役機があるか」「まるでラスボスのようだ」という評価がもっともしっくりくる -- 名無しさん (2017-04-05 11:24:30)
- バルバトスとグシオンは目的達成してるからしまらなくはないな。 -- 名無しさん (2017-04-05 12:12:12)
- もし“次”が -- 名無しさん (2017-04-05 12:40:39)
- ↑送信ミス もし“次”があるとすれば“ガンダム”の名前が外されて“あのシステム”によって組み込まれた“彼”の名前が付けられた最強の機体になるんだろうか…?まぁそれが出来る勢力とそのトップの性格からして純粋に力を求められる“最悪”の事態だろうけど -- 名無しさん (2017-04-05 12:45:50)
- ↑5 それもあるし、アムロが乗ってるのにリック・ドムに撃墜されたG-3もあるよな。 あとは母艦に帰艦するのに操縦ミスって母艦ごと撃沈したMSVのフルアーマーガンダムとか。 -- 名無しさん (2017-04-05 14:39:05)
- オルガが言ってた「俺の首で」って奴を三日月とバルバトスが実質的にやったんだよな -- 名無しさん (2017-04-05 14:41:55)
- 今後ゲームとかでウイングゼロとかフリーダムとかダブルオーと共演した時に空から舞い降りるコイツらがバルバトスを見てどんな反応するかが見てみたい… -- 名無しさん (2017-04-05 14:58:12)
- 違反コメントとそれに触るコメントを削除 -- 名無しさん (2017-04-05 15:51:59)
- 平和の為に戦うヒイロと対話する刹那、平和も対話も興味なさそうなミカって相性悪いように見えて、みんな天然で純粋で口下手だから相性いいとかそういうことになりそう -- 名無しさん (2017-04-05 15:54:56)
- 数百年ぶりに目覚めての相棒は、死ぬまで共にいて、仇敵も殺せたし、バラバラになるまで戦えた。バルバドスも本望だったんじゃない -- 名無しさん (2017-04-06 22:57:07)
- 最終回の赤目ボロバトス商品化されないかな -- 名無しさん (2017-04-07 05:12:09)
- ↑エクシアリペアよりも立体化難しそうだしプレバンでも出るか怪しいな -- 名無しさん (2017-04-09 19:01:50)
- テイルブレードすら動かせなくなってそれでもジュリアに突っ込んで行ったのは最期まで食らいつく狼のイメージみたいな事をラジオで言ってた。本当にカッコイイな、こいつ -- 名無しさん (2017-04-11 17:07:24)
- BYDO化したらもっと活躍できたかもな -- 名無しさん (2017-04-11 19:26:16)
- 本編のガンダムフレームでは多分一番幸せだったと思う。 -- 名無しさん (2017-04-13 05:52:03)
- ルプスレクスの時点で完全に「対等な対戦カードがキマールしかいない(そしてキマールはバエルと予約済み)」という異常事態。ジュリエッタは時間稼ぎが関の山で最期まで仕留めることはできなかった。なんという主人公(ラスボス)。 -- 名無しさん (2017-04-13 08:03:48)
- ↑×4 阿頼耶識による一体化で自分の身体みたいになってたんやろなぁ。MSに口ないのに噛みつき攻撃にいくのは完全に無意識の攻撃だよね -- 名無しさん (2017-04-14 00:52:09)
- ↑一応、角もレクスネイルと同じ素材だから頭突きで相手を斬ることはできるみたいだ(白目 -- 名無しさん (2017-04-14 09:52:23)
- HOTELバルバトスでのアトラとのやりとりはミカがかっこよくて印象に残ってる -- 名無しさん (2017-04-14 10:45:46)
- ↑(ミカとアトラの雰囲気を察して)ロマンティックなbgmを流すバルバトス -- 名無しさん (2017-04-14 12:19:21)
- ↑シャラララララウーワー (間奏) エクスタスィー -- 名無しさん (2017-04-15 14:30:10)
- ↑(ミカとアトラの濡れ場でUNICORNを流すバルバトス) -- 名無しさん (2017-04-15 16:50:41)
- 最後の戦いで斧刺さってアレって思ったけど、ダインスレイヴであんな衝撃もらったんだからNLAなんて全部吹っ飛んでるよね普通 -- 名無しさん (2017-04-20 20:10:58)
- ↑2 可 能 性 の 暁 -- 名無しさん (2017-04-20 20:50:46)
- グレイズアインもそうだけど自分の体の延長として扱う分には外付け武装ってそんなにいらないわよねってなるのは当然だな -- 名無しさん (2017-05-03 16:37:26)
- そういう意味ではゴテゴテした武装じゃなく追従性に重きを置いたジ・Oやνに通じるものがある -- 名無しさん (2017-05-21 10:50:46)
- youtubeで見たけど、あのラストの大暴れはすごかった。大破してあれだけ大暴れってことは、もしダインスレイブが当たらなかったらどうなっていたのやら…… -- 名無しさん (2017-05-27 07:57:14)
- なんかレクスになるとMSの域を超えた何かって印象だなバルバトス。ルプスまでが(一応)武器を利用する人型MSの域にとどまる立ち回りだったのが、レクスになって尻尾!爪!頭突きィッ!!となんか獣というか怪獣チックになったというか。 -- 名無しさん (2017-05-27 09:03:59)
- バルバトスのソフトウェアに三日月のデータって入ってるのだろうか? 散り際でとうとう機体と一体化したようだし、ある意味で三日月ってバルバトスとして生き延びたのでは? 頭を斬り飛ばされてるけど・・・・・ -- 名無しさん (2017-05-28 21:16:41)
- 放送終了後に新武器が追加。 対艦用ランスメイスって…。 -- 名無しさん (2017-06-03 08:30:30)
- ↑月鋼にでも出んのかね? -- 名無しさん (2017-06-04 10:01:02)
- いろいろバリエーションがあるけど、レクスがMSにあるまじき獣みたいな戦い方していて格好いい。 -- 名無しさん (2017-06-15 18:01:42)
- ↑ルプスレクスは最早「モビルビースト(MB)」という新カテゴリーと呼んでもいいかも。ちなみに種のバクゥ系は動き大人しいから今まで通りの「四脚MS] -- 名無しさん (2017-06-15 18:10:04)
- ガンダムバーサスのルプスってどうなんよ? -- 名無しさん (2017-07-08 03:31:12)
- そこそこ使いやすい。劇中使わなかったレールガンやランスメイス使ってくれるのもグッド。ランスメイスは入手困難なのにちょっと欲しくなってくる、あれも武器セットに入れて欲しかったよ -- 名無しさん (2017-07-23 11:30:02)
- 今更だが、厄祭戦当時のメインウェポンが太刀だったってことは、当時のパイロットは相当なワザマエだったんだろうね -- 名無しさん (2017-09-19 09:53:12)
- 最終回でルプスレクスがグレイズアインと同じように両腕を失いながら突撃して大破したのが何とも皮肉 -- 名無しさん (2017-09-27 22:43:31)
- 今更だがロボの名前が狼王って洒落なのかね。 -- 名無しさん (2017-10-12 08:06:37)
- ↑12 それだとジュリエッタはやられていたよね多分。あの時の三日月が万全な状態ではギャラルホルン側ではガエリオしか対抗できないだろうし -- 名無しさん (2017-10-20 00:00:56)
- ↑4 当時のガンダムフレームのパイロットはアグニカ以外全員三日月が阿頼耶識を完全開放した状態がデフォだからな。 -- 名無しさん (2017-10-20 00:24:22)
- 漫画版ではハシュマル戦で太刀使用してた -- 名無しさん (2017-10-21 18:20:19)
- グレイズアインと対比すると死んだのは同じでもたどり着いた過程が真逆だったな未来に突き進んだ三日月と過去に囚われたままのアイン、松本先生の「笑って死ぬか泣き叫んで死ぬか」が見事に表されていた -- 名無しさん (2018-01-20 07:00:05)
- おそらくMSで唯一、スキール音を上げた機体(対ハシュマル戦) -- 名無しさん (2018-01-20 21:05:52)
- ルプスレクスのリミッター解除をスパロボで再現したらガンレオンのごとく敵を物理的に壊しまくりそう -- 名無しさん (2018-02-07 19:52:14)
- ↑2 たしか、ゲームだとVSシリーズのドムのブーストステップがスキール音。 -- 名無しさん (2018-02-07 20:19:31)
- 監督と脚本が最大の敵だった -- 名無しさん (2019-04-03 23:57:07)
- 手足をバエルに付け替えたら途端にヒロイックな感じが出てきそう。 -- 名無しさん (2019-05-18 20:41:46)
- 色んな意味でガンダムの主人公機の王道を突っ切ってるはずなのにそう思わせない機体だった……ストーリーライターよ、反省しろ。 -- 名無しさん (2019-11-17 23:11:34)
- ↑ 過去作品でも敵側はそれなりの末路を迎えているからな…ラスタルが生き残ったってのが納得いかん -- 名無しさん (2020-03-05 10:12:37)
- 電気で伸び縮みするワイヤーでしかないテイルブレードがここまで化け物じみた性能を与えるんだからすごいわ -- 名無しさん (2020-04-10 14:49:48)
- ↑2なんか「大人を舐めるな、子供ばかり活躍するな」を暗に示してる感じだったわな。ちなみに監督と脚本家的にはガエリオ(特に脚本家は担当声優)にお熱かつ「ガエリオとマクギリスがいれば話ができる」と鉄華団を実はいらない子扱い発言してたからな。下手したら某フレンズ並みに大炎上してたぞ。 -- 名無しさん (2020-05-10 08:35:04)
- 主人公と共に戦場を駆け抜けて主人公と共に戦場に散った機体 -- 名無しさん (2021-02-23 15:40:44)
- 大張正巳氏は、バルバトスの首が晒されるシーンを「是非自分が描きたい」と言って誰にも譲らなかったそうな。 -- 名無しさん (2021-11-25 00:56:30)
- 設定とデザイン好きだから最期が物悲しい。 -- 名無しさん (2021-12-07 22:52:42)
- まあ、ヤクザとして大成しようとしたらああなるわなって結末だったよな。せつないけど -- 名無しさん (2022-03-07 11:03:58)
- ミカとアトラがコクピットでヤったせいでガンダムラブホテルヌプスセクスとか言われてるの笑う -- 名無しさん (2022-03-07 13:47:44)
- 出典のリンクが切れていた画像を削除しました -- 名無しさん (2022-04-27 02:51:48)
- バルバトスの代名詞みたいに言われてるメイスと滑啌砲だけど考えてみたらバルバトス専用兵装じゃなくてマルバが適当に集めたものを三日月が持ち出しただけなんだよな。そう考えたら厄災戦の時に全く別の獲物振り回しててもおかしくなかったわけだ -- 名無しさん (2022-09-09 11:07:30)
- 実はGジェネオリにもバルバトスという機体が 最近出てないので共演はしてないが -- 名無しさん (2022-09-09 11:18:31)
- モビルビーストと言っていいと思う!とか言ってるキッズ感溢れるコメントが痛々しいと思った -- 名無しさん (2022-11-09 20:33:10)
- にしても、脚本の岡田麿里について言及してないあたりニコ厨のニワカばっかなんだな〜と。岡田がガエリオ声優にゾッコンだった↔ガエリオ声優が媚びまくった事とか含めてね。現場はそういう理由でシナリオ歪曲があった事を知ってたんだよなぁ -- 名無しさん (2022-11-09 20:38:51)
- スパロボ30での最強武装「突撃」ラストの立ち姿が余りにもかっこいい…… -- 名無しさん (2022-11-10 19:14:17)
- 初代やストライクのような「主人公に酷使されガタガタになるガンダム」は数あるが、「酷使した主人公をガタガタにするガンダム」はこいつくらいだろう -- 名無しさん (2022-11-10 21:16:13)
- コクピットをラブホ代わりにした点ではガンソのサウダーデ以来だなw。 -- 名無しさん (2023-02-05 19:45:48)
- オーバーブーストでルプスレクスに復活仕様付いたけど、特殊移動する度に耐久減るしアシストのグシオンとフラウロスが一発撃ち切りで武装欄からも消えるっていう非情な原作再現されてる… -- 名無しさん (2023-06-28 09:38:54)
#comment
*2 最終決戦前はむしろ一時脱退した団員にすら圧力がかかっており、ラスタル陣営が本気を出せば全員の逮捕処刑も不可能ではなかったと思われる。団長のオルガや他の機体も鉄華団は失っていて抵抗の手段がなかったこと、生存者達が逃亡の際にテイワズらの保護下に入っていたため下手に手を出すとラスタル側にも面倒な事態になった可能性もあり無理に捕縛する必要もなかったと思われる。
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