ハルドメルグ

ページ名:ハルドメルグ

登録日:2015/06/13 (土) 02:12:33
更新日:2024/01/15 Mon 10:33:02NEW!
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『モンスターハンターフロンティアZZ』に登場するモンスター。



概要

アップデート『G7』のメインモンスターとして実装された古龍種。
別名『司銀龍』。
ハンターの新要素である「超越秘儀」と共に、G7の目玉としてPV等で大々的に紹介された。
フォワード.5以降の新モンスターの例に漏れず、剛種(HR5。旧HR100~)とG級、G級HCの個体が存在する。



クシャルダオラ等のドス古龍骨格を踏襲するモンスターだが、翼が何対も複数生えている等の違いがある。
体中を覆っている銀色の部分は金属(後述)であり、本来は黒い鱗に包まれる。
翼は金属が羽代わりとなっているため、厳密な翼膜が存在しない。



MHFの古龍種は戦闘能力が高いだけでなくやりたい放題の能力者が多かったが、こいつもこいつで相当ぶっ飛んでいる。
ハルドメルグが操るのはなんと流体金属。
銀色という点、まとっている時以外では液体という点から、恐らく水銀を操っているものと考えられる。
(水銀は常温だと液体であり、これなら納得がいく)
身体の各所には「操核」と呼ばれる赤色の器官があり、ハルドメルグに蓄積された記憶と経験をもとに金属を変形させることができる。
そのバリエーションは剣状の刃から槍の雨、更にはブーメランと非常に豊か。
攻撃時以外は固形化した流体金属を常にまとい続けているため、物理攻撃も効果が薄い。
最早モンハン界のターミネーターである。



クエストでは雪山(現状では剛種のみ)、迎撃拠点(G級)に出現する。
このうち雪山はエリア5でスタート地点が固定されているため、ハルドメルグの初期位置であるエリア8には割とスムーズに辿りつくことが可能。



戦闘概要

G級では難易度★7として扱われるため、マイナス900の防御減算に屈しない高防御力が必要。
HC化すると難易度を下げられないので注意。



G級では攻撃倍率が普通なのに異常に技のダメージが高いという特徴がある。
恐らく金属を用いた技の鋭利さから来ているのだろうが、もう悪ふざけレベルで一撃がとにかく痛い。
限界まで強化したG級防具でもやすやす瀕死か即死に至らしめられる。
感覚的にはG級で強制的に至天征伐戦級モンスターと戦っているかのような印象すら受ける。
慣れないうちは元気のみなもと併用も視野に入れるといい。
技のモーション自体は殆どが大振りなので、他のモンスター以上に回避を重視して立ち回る必要があるだろう。


ちなみにG9.1以前は剛種も異常な攻撃力を有しており、実装当初は問題点として槍玉に挙げられていた。
G9.1以降実施される大規模リファイン<プロジェクトR>発表時にも、剛種モンスター調整の項目にハルドメルグの画像が代表格に使われる程であった。



怒り状態になるとハルドメルグの足元から流体金属が湧き出し、触れたハンターが常時スリップダメージを受ける。
要はテスカト種の炎鎧と似た能力なのだが、こちらは頭部を怯ませても解除できない。
そもそも他のドス古龍と違って部位怯みでは大ダウンを引き起こさないので、そこも厄介ではある。



流体金属を用いた攻撃の中には、終了後にその部位の操核を露出していることがある。
操核を露出した状態の部位は非常に柔らかく、物理系統も含めた全ての属性ダメージが大きく通るようになっている。
ただし、ハルドメルグもそれを知ってかすぐに金属をまとい直そうとするため、狙える時間は短い。


なお、非露出時の物理肉質は非常に硬い…という程ではなく、割とのっぺり気味で通るところはそこそこ通る。
弾属性のみどの部位も総じて硬いが。
一方で龍、火属性は非露出時でもよく通るので、武器と弾は属性重視でチョイスすると良い。



部位破壊は頭部、前足(判定は左右個別)、翼、尻尾(切断ではない)。
特に破壊条件は無いが、G級クエストでは「怯み値の増加」という仕様の存在で破壊しにくくなっており、更にHC化すると部位耐久値アップ&体力ダウンと更にやりづらくなってしまう。
部位破壊素材が目当てならHCにしないほうが無難。



以下、攻撃パターンの中から特徴的なものをピックアップ。
攻撃後に操核を露出する技は太字で表示するが、ここに載せていない技の中にも露出するものがある。



頭部

  • 流体金属ブレス

口内に金属をチャージした後、バックステップから金属の塊のブレスを放つ。
意外とかなり爆風が広く、着弾後は広範囲に流体金属が残留する。
これに触れるとスリップダメージを受けるのだが、その減少スピードは怒り状態で湧き出す金属よりも凄まじく早い。
威力はもちろん高く(というかどれも高い)、被弾して流体金属の池に放り込まれたら命が危ない。



  • 3連ヘッドバット

ググッと力を溜め、地面に頭を叩きつけて流体金属を前方に飛ばす。
ハンターをある程度ホーミングしながら繰り出し、最後の3発目は少し間を空けた上で3方向に飛ばす。
範囲内に補足されるとやや回避しづらい。



前足

  • 1回転引っかき

両前足に流体金属を集中させ、そのままティガレックスのような回転攻撃を行う。
多段ヒットで当たると甚大なダメージを受ける上、膝崩れやられという特殊な気絶状態にさせられてしまう。
下の技ともども、高防御力でも危険な技。



  • 溜め引っかき

片方の前足に流体金属で鋭利な刃を形成し、渾身の引っかきを繰り出し、地面に刺さった足を引き抜くようにして再度引っかく。
こちらも驚くほどダメージが大きく、膝崩れやられに陥る。



尻尾

  • 金属ブーメラン

ハンターが使うアイテムのブーメランを元にしたと思われる技。
尻尾に流体金属を集中させ、振ると同時に円盤状のブーメランがハルドメルグの周囲を旋回する。
最後は尻尾でキャッチして元通りになる。



  • サマーソルト

リオレイアのようにサマーソルトしながら流体金属を一直線に飛ばし、更に軸合わせしながらもう一度サマーソルトで飛ばして着地する。
動き自体は見切りやすく、2発目も後退方向でどこを狙っているかが読めるので対処はしやすい方。
ただ尻尾の位置が高めなので、この技に限らず打点が高い武器種でないと部位破壊は厳しい。



全身

  • 金属棘

その場で力を溜め、ピョンっと飛び上がって着地時に周囲から金属の棘を突き出す。
イナガミの竹林生成を意識したような攻撃。
他の露出する技と違い、全身の部位が一気に露出するため回避できれば最大の攻撃チャンスとなりうる。
なお、翼の操核はこの技以外で露出することはない。



依存部位なし

  • 金属雨

周囲の流体金属を蒸発させ、咆哮に呼応するかのように天空から降り注がせる。
攻撃範囲の内側から外側に向けて降らし、地上と空中のどちらで繰り出したかで範囲・密度が違う。
範囲では空中、密度では地上が勝る。
降ってくる金属雨そのものはコロリン回避できないこともまあ無いが、やるなら「回避性能+2」のスキルはつけるべき。



  • 金属球

G級で迎撃拠点の大広場にいるとき、フィールド端にいると高確率で使う大技。*1


地面から涌き出る流体金属を大量にまとい、全身を覆い隠した球体の姿になって突如回転を開始。
ハンター達を囲むようにして円を描きながら猛スピードで回り、円が小さくなった所で大ジャンプ、炸裂して内側のハンター達を一網打尽にする。
回転中、炸裂ともに即死級の極大ダメージという危険度MAXの大技。
ジャンプから炸裂までの余裕はあまり無いため、一瞬の判断力が生死を分ける。


なお、この攻撃が行われると拠点の耐久度が20%減らされてしまう。
つまり5回行われたら確実にクエスト失敗となる。
非常に厄介なことに、ハルドメルグは大きく移動する行動の頻度がそれなりに多く、結果的にフィールド端まで移動されて金属球の発動を許してしまうケースがままある。
大広場の隣の狭いエリアでは一切使用しないため、4回も出されてマズイ、という状況では隣のエリアに誘い込むのも手である。




弱点

攻撃力が高く、操核を見せる隙も少ないハルドメルグだが、実は致命的な弱点がある。



一つは閃光玉への耐性がガバガバもいいところのザル過ぎる低さ。
近くのどこに向かって投げても確実に命中するのである
もう一つは閃光玉や麻痺・スタンで動けない間は操核が機能せず、流体金属をまとえなくなるということ。
特に閃光玉の効果は絶大で、前述の金属棘を回避した直後に入れた場合、正常に戻るまで全身弱点だらけと化す。
そこへうまく麻痺・スタンが入れば…



しかし、ハルドメルグも抵抗として流体金属ブレスを行う頻度が高く、考え無しに閃光玉を投げても攻撃チャンスに生かすことはできない。
G級では投げるたびに閃光玉の効果時間が短くなる仕様があるため、無闇に投げるのではなく金属棘のような「ここぞ!」という有効な場面で投げるべきか。




武具

武器は2系統ある。
1つは剛種~烈種(or始種)武器まで強化可能となっており、もう1つはG級武器
どちらも無属性ながらミ・ル武器のように良質な斬れ味(最終的に空色ゲージが出る)、高攻撃力を備える優れた業物に仕上がっている。
剛種系統側の武器は烈種以降の強化で「弱点特効(一定数値以上の肉質への与ダメージ増加)」スキルが付与されるが、性能自体は最終強化に至るまでは微妙なものが多い。
また、始種武器まで強化しても始種防具を一部位以上装備していないとシジル補正込みの(Lv50)G級武器側に負ける。



防具も剛種~始種まで強化する側と、G級防具側の2種類が用意されている。
どちらの防具も複合スキル「剣神(+1~+2)」が発動し、「斬れ味レベル+1」「業物(+1~+2)」「剣術(+1~+2)」が同時発動するという剣士にとってヨダレものの効果を持つ。
現在のG級最前線では欲しいスキルが多すぎて上限枠をはみ出してしまう、という問題点が顕著になっており、それに対する解決策の一つと言える。
ただし、G級防具側は攻撃力を上げる「剛撃」スキルのポイントが無いので、基本は装飾品でカバーすることになる。




余談

ハルドメルグ戦の専用BGMは、モンハンの楽曲では珍しくピアノを積極的に使っている。
どこかのファンタジーRPGらしい荘厳な雰囲気が漂っており、サビではオーケストラ調の壮大な盛り上がりを見せる良曲である。
雪山、迎撃拠点のどちらで聞いてもよく馴染んでいる。
サビの部分がアントニオ猪木のテーマに似ているとかいないとか



運営曰く、デザインよりも先に「流体金属」のコンセプトから決まったという希有なモンスター。
コンセプトの後からどのようなモンスターにするか、という案が出されて現在の形になった。



目の前で繰り出された金属球…!



拠点の耐久度は残り40%…!



しかし我々ハンターは2乙…もう復活が許されない…!



「そこで問題だ!この絶望的な状況でどうやってあの攻撃をかわすか?
3択―ひとつだけ選びなさい
答え①ハンサムの我々は突如反撃のアイデアがひらめく
答え②仲間がきて助けてくれる
答え③かわせない。現実は非情である。」



なっ、なんだこの唐突に響く声は…?いや今は気にしてる場合じゃない



②は…既に仲間はみんな内側にいる…



やはり答えは………………①しかねえようだ!



うぉぉぉぉーーーッ!!緊急回h



ガオン!



【力尽きました】



あっ…



【報酬が0zになりました】



答えー③ 答え③ 答え③



【これ以上復活できません】



【クエストに失敗しました】



絶望!

突きつけられた答えは③ッ!現実は非情なりッ!!





前述の金属球について。
この攻撃、球体と化してグルグル回るモーションがどう考えてもジョジョのヴァニラ・アイスの技にしか見えないという事で話題になっており、原作を知る人からはネタにされている。
まさか奴と戦った訳ではあるまいし
丁度ヴァニラ・アイスの登場する3期がアニメ放送中の時期だったのもタイムリーと言える(ただし、ハルドメルグ実装時とは登場時期が違う)。
ナンバリングでもジョジョっぽいネタが時折見られたり、実際にコラボしたりした事はあったが、ここまで露骨に意識したモンスターはそういないと思いたい



追記・修正は金属球に囲まれ絶望しながらお願いします。


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  • 流体金属も大概だけど、実は竹を急成長させるイナガミのほうが原理不明な能力だったりする -- 名無しさん (2015-06-13 20:46:25)
  • ↑熾凍龍「世界観考えろよな」 -- 名無しさん (2015-06-14 20:02:40)
  • ↑蛇帝龍「せやな」 -- 名無しさん (2015-06-26 00:07:03)
  • ↑黒龍「全くだ」 -- 名無しさん (2015-06-26 16:49:08)
  • 黒龍は本家までは普通だろ!Fは帰れ -- 名無しさん (2015-08-08 09:37:16)
  • 2作目ですでに隕石落とす古龍がいるからなあ -- 名無しさん (2015-10-25 16:09:14)

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*1 実は剛種以下の個体も大広間にいれば使用してくるが、迎撃拠点でのクエストはG級以外は常設されていない。

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