藤田和日郎

ページ名:藤田和日郎

登録日:2009/11/09(月) 06:12:32
更新日:2023/08/09 Wed 12:28:41NEW!
所要時間:約 6 分で読めます



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漫画家 週刊少年サンデー 北海道 旭川市 禿 デブ ピエロ鼻 うしおととら からくりサーカス 伏線 笑顔 名トレーナー メガネっ子 巻末おまけ 富士鷹ジュビロ 「もう…食ったさ…」 ×天才〇鬼才 ダーって感じで! 戦国大戦 藤田和日郎 漫豪 不二多勝日郎 妖逆門 双亡亭壊すべし 月光条例 トラウマメーカー あやかし堂のホウライ 邪眼は月輪に飛ぶ 手裏剣戦隊ニンニンジャー



主に週刊少年サンデーで活躍する漫画家。
北海道旭川市出身。



□概要

漫画家あさりよしとおのアシスタントを経て第22回新人コミック大賞に入選した作品が週刊少年サンデー増刊号に掲載されデビューを果たした。


高橋留美子や高橋葉介(夢幻紳士)、諸星大二郎(妖怪ハンター)、スティーブン・キングの影響を強く受けていると本人が語るだけあり、
その作風はテンポのよいギャグとグロテスクな化け物をミックスさせたホラー系熱血バトル漫画を得意とする。


代表作のうしおととらは6年、からくりサーカスは9年間と長期に渡り連載したが、
その内容は少年誌の正道をいくものでありながら随所に多くの伏線を敷き補完する緻密で深みのあるストーリーを作ることでも有名。
そのためファンの世代は老若男女幅広いが、読者の幼児から「からくりサーカスはむずかしい」とのファンレターが来たこともあり、
「読者にわかりやすい漫画」を心がけている。


長編を描く一方短編作品も多く持ち、これらは最近でも短編集や単行本の他、原画集も出版されている。


また、田中芳樹作品の挿絵も彼が担当している事が多い(主に中国関係の作品で)。


画風は非常に力強く、男性受けのするインパクトのあるキャラクターやシーンを得意としており、
かの有名な安彦良和のかつての発言から「キャラクターはまず目から描く」というポリシーをアマ時代から持つ、
キャラクターの表情の描き方に特徴がある漫画家の一人である。



またキャラの死に様に定評があり、死は花道であり、とにかくカッコよく生きて戦って目的を果たして死んでいくことをポリシーとしている。
もちろんやたらと殺そうとしてるわけではなく、命の大切さや生きていくことの大変さをしっかり描いた上でのことであり、
生き残らせると決めたキャラはどんな状況になっても生き残らせることも決めている。



またその作品の人気ぶりから「からくりの君」は映画化を、「うしおととら」はアニメ・ゲーム・小説化を果たした。
ちなみにアニメ版において「餓眠さま」の回では多くのちびっこや保護者にトラウマを植え付けたとか付けなかったとか。
でもまぁ原作知ってる奴なら既にトラウm(ry


藤田和日郎本人は少年サンデー出身の漫画家仲間との親交も厚く、漫画に対する非常な情熱と姿勢と容貌から、
島本和彦からは「吼えよペン」にてオマージュされたり、椎名高志からは「GS美神 極楽大作戦!!」にて唐巣神父のモデルにされたり、
久米田康治からは「かってに改蔵」にて何度か登場し、畑健二郎からは「ハヤテのごとく!」にて「人は神変を経ると鬼になる」の例として挙げられたり、
押切蓮介からは「狭い世界のアイデンティティー」で作中最強クラスの実力を持つ漫画家としてサイボーグ化されたり
小松左京の「日本沈没」では家具に押し潰されているなど色々ネタにされている人物である。


そうして描かれるその姿は大抵禿であったりデブであったりピエロ鼻だったりと多岐に渡るが、実物からそう遠くない描写であることは確かである。


サンデー以外の漫画家では和月伸宏、小畑健、平野耕太、西原理恵子、押切蓮介らと交友がある。



アシスタントを迎える際には「早くプロの漫画家になって出てけ」と温かい言葉(辛辣だが、これはもちろんただ悪口を言っているのではなく、彼流のエールである)を贈ることでも有名で、
実際藤田和日郎の元からはアシスタントを経て多数のプロ漫画が排出され、その中には誌の看板と呼ばれるまでの人気作を送り出した有名な漫画家も存在する。


  • 雷句誠(玄米ブレード、金色のガッシュ!!)
  • 安西信行(烈火の炎、MAR)
  • 井上和郎(美鳥の日々、あいこら)

……等



藤田漫画は大人になっても夢や希望、感動する心を忘れたくない方や、何かに取り憑かれたように熱中したい方にオススメ。
絵で敬遠する人間もいるそうだが、短編からでも読んでみていただきたい。
ただしその熱さにはムラがあり、熱い時期とそうでない時期では温度差が激しいのがやや難点。
連載を追うよりはコミックスで一気に読む方が向いているかもしれない。


要するに彼の生き様は
「たたみきれねえ!!」
…もとい、


世界中の子供たちに愛と勇気をね!
与えてあげる前提で、──まず怖がらせるだけ怖がらせてあげちゃうよーーん!!


一生残る恐怖と衝撃で、一生残る愛と勇気をね!!


という、『吠えろペン』に登場するオマージュキャラ、富士鷹ジュビロの台詞に集約されている。
あくまでもジュビロの発言であり藤田本人は言っていない。
台詞が独り歩きしていることに苦言を呈しているが、作品の展開や作風が悉くこの台詞を裏付けてしまっているのでもはや取り消せない所まで来ている。
島本がジュビロを初登場させた後、さすがにまずいと思って藤田に許可を取りに行ったところ、
藤田はジュビロのキャラを気に入り「俺に描かせろ」と言ったという話は有名である。
流石に藤田には描かせなかったが、その後ジュビロは炎尾のライバルキャラとしてレギュラー化した。さすがに気を遣ったのだろうか。



なお2010年よりSEGAがサービスを開始しているリアルタイムカード対戦ゲーム『戦国大戦 -1560 尾張の風雲児』にて、
主であった織田信長を裏切った後に追い詰められ、「名器・平蜘蛛茶釜を差し出せば助命する」との誘いを断り、
爆薬を詰めた平蜘蛛茶釜で日本初の爆死(自害)を遂げた人物として有名な大名、松永久秀のイラストを担当した。
他にも特撮では手裏剣戦隊ニンニンジャーのBlu-rayのブックレットイラストも寄稿していたりする。



□代表作

長編


中〜短編



□キャラクターデザイン・原案

  • 妖逆門
  • あやかし堂のホウライ




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  • 王様と猿、いい笑顔してたなぁ。 -- 名無しさん (2013-10-25 03:40:35)
  • 久米田康治が描く「三つ編みでセーラー服の藤田」が割と本人に似てるから困る -- 名無しさん (2013-10-25 05:50:45)
  • サンデー仲間ばかりでなく、ヒラコーや牛先生なんかも藤田ファンなんだよな -- 名無しさん (2013-12-03 23:12:43)
  • 藤田センセとヒラコーはキャラの描き方似てるね。顔が崩れる事を恐れない表情の変化は素晴らしい。 -- 名無しさん (2013-12-04 00:22:43)
  • 島本先生との漫画対決がすごかったw相手について語る時、お互い歯に衣着せぬ物言いで面白かった。 -- 名無しさん (2014-02-01 01:50:45)
  • 荒木飛呂彦に比肩する天才。 -- 名無しさん (2014-06-22 11:27:11)
  • 元だなw -- 名無しさん (2014-06-22 12:59:42)
  • 俺の中では鳥山明は神。藤田和日郎は父であり兄。俺にマンガを教えてくれてありがとうございます! -- 名無しさん (2014-07-23 23:55:10)
  • 藤田先生の書く女性は好きだけどね。あと何気に大人な話も書けるんだよなぁ(邪眼とか黒博物館とか) -- 名無しさん (2014-08-22 12:38:05)
  • 農民の子供にジュースを飲ませたスーパーサイヤ人3人のうちの一人。 -- 名無しさん (2014-08-22 12:39:49)
  • スプリンガルドもう一回描いてくんねぇかなぁ。 -- 名無しさん (2014-08-22 12:42:31)
  • 高橋葉介さんの評価上げたな、この人 -- 名無しさん (2014-08-22 12:49:12)
  • 吼えろペンのサイン会合戦完全に実話とかなw -- 名無しさん (2014-08-29 12:03:26)
  • オイ新作はまだか?月光条例が終わってから音沙汰ないから心配になってきたぞ -- 名無しさん (2014-10-10 19:19:24)
  • からくりサーカス→神 うしおととら→神 -- 名無しさん (2014-10-10 19:40:34)
  • 月光条例→ん? -- 名無しさん (2014-10-10 19:40:58)
  • うしおととら、からくりサーカスに比べれば劣るけどそれでも並み以上の面白さを持ってるよ月光条例は。 あといい加減そろそろ次回作はよはよ!! -- 名無しさん (2014-10-10 23:41:57)
  • 漫画への情熱のみならず同業者へのリスペクトがものすごいから同業者から同じくらい愛されてるね。藤田和日郎魂では荒川弘のとらとか小畑健や和月伸宏のうしおとか村枝賢一のひょうとか見れて楽しかった -- 名無しさん (2014-10-12 13:41:14)
  • しばらくは少年漫画は描けそうもない(この文字ピンク色ね)だってよ。おピンクってことは次回作はまさかの成年誌…? -- 名無しさん (2014-10-12 15:59:53)
  • ン何ィイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイッ!!? -- 名無しさん (2014-10-16 13:40:44)
  • でも藤田絵の女体はエロくは無いよね。綺麗だけど。 -- 名無しさん (2014-10-16 14:26:36)
  • うむ。 -- 名無しさん (2014-10-24 09:59:38)
  • しろがねだけやたらエロかった。初期はロボットみたいな骨格だったけど -- 名無しさん (2014-10-24 10:01:21)
  • 兎に角、新作を引っ提げて早々とサンデーに帰って来てくれよ藤田先生!! -- 名無しさん (2014-10-24 11:53:56)
  • カムバックジュビロ~!!! -- 名無しさん (2014-10-25 00:11:15)
  • サンデーじゃなくてモーニングにしたのねジュビロ。 -- 名無しさん (2014-11-27 13:32:30)
  • からくりと月光の間にも青年誌で描いてたから、またサンデーに戻ってくるかもね -- 名無しさん (2014-11-27 16:07:18)
  • 始まったな。 -- 名無しさん (2014-12-02 12:39:36)
  • 新しいやつはスプリンガルドみたいな短期連載なのかどうなのか。 -- 名無しさん (2014-12-03 11:26:10)
  • 安西先生の鋼鉄日記のこの人はマジ聖人だ。 -- 名無しさん (2014-12-03 12:30:03)
  • ゴーストアンドレディおもしれえ -- 名無しさん (2014-12-18 17:38:31)
  • まだ(著作権的に)削除されて無いと思うけど、「からくりの姫」がようつべに丸丸上がってたな。 -- 名無しさん (2014-12-18 17:51:21)
  • 漫勉の再放送見た。なんというか魂が震えたわ 漫画家ってすごい -- 名無しさん (2015-09-21 10:44:34)
  • ツイッター見てると最近は充電中っぽい -- 名無しさん (2015-10-31 01:58:45)
  • 来年、またサンデーで連載するみたいだ -- 名無しさん (2015-11-27 22:00:30)
  • みたいだな、なんか時代劇っぽい?感じだった -- 名無しさん (2015-11-28 00:04:45)
  • 因みにスランプの時は絵が小綺麗になり筆が乗ると殴り書きの様になるらしい -- 名無しさん (2016-01-23 12:21:36)
  • 『双亡亭壊すべし』連載開始 -- 名無しさん (2016-03-24 09:50:12)
  • 漫勉見たら衝撃を受けた。あんな描き方をする漫画家見たことねえ!まさに鬼才 -- 名無しさん (2017-09-03 20:10:20)
  • 相変わらず主人公より、サブキャラ勢が魅力的な作品だな -- 名無しさん (2018-05-27 10:09:47)
  • 気を抜くと複雑な作りにしてしまうのが欠点 -- 名無しさん (2018-07-28 09:29:15)
  • 藤田和日郎原画展、最高でした。苦労したけど行って良かったと心から思えた。 -- 名無しさん (2018-12-03 12:08:04)
  • 原稿が物理的に重いとよく聞くが、素の原稿用紙からどれくらい重くなってるのか気になる。 -- 名無しさん (2018-12-03 18:15:04)
  • 「一生残る恐怖と衝撃で~」もいいけどハグルマの「」 -- 名無しさん (2019-08-26 21:35:27)
  • 誤爆 ハグルマの「誰しも最期には涙流す だから今は堪え進む」も作風を端的に表してる -- 名無しさん (2019-08-26 21:37:10)
  • 名前だけだけど作品に普通に特撮作品の名前や技名出してるけど大丈夫なんだろうか… -- 名無しさん (2019-10-04 20:42:48)
  • 邪眼は月輪に飛ぶ、が一番好きだわ -- 名無しさん (2020-01-13 10:26:22)
  • 島本の本屋に殴り書く奴 -- 名無しさん (2020-06-25 20:31:48)
  • この人のマッチ売りの少女批判を原作者アンデルセンが聞いたらどう反応するんだろうか? -- 名無しさん (2022-05-08 18:31:59)
  • そういえば藤田先生の漫画の主人公や主要人物達の母親って、早逝or自分勝手な理由で我が子を捨てた毒親の2つの例が多い気がする。いずれにせよ、母親が我が子の近くにいないんだよね。 -- 名無しさん (2022-07-29 23:37:11)

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