登録日:2015/02/27 Fri 15:40:50
更新日:2024/01/12 Fri 10:41:15NEW!
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遊戯王arc-v 遊戯王 榊遊矢 遊戯王ではよくあること 遊戯王迷言集 戦争 悲痛な叫び やめろー!こんなのデュエルじゃない! お前が言うな 半端な気持ちで入ってくるなよ、デュエルの世界によぉ! 上代務 特大ブーメラン
遊戯王ARC-V第34話「結合魔獣vs進化する隼」にて、主人公榊遊矢が放った台詞。
概要
舞網チャンピオンシップ1回戦。
ただの試合とは到底思えないほどの因縁を感じさせる形相の紫雲院素良と黒咲隼の熾烈を極める戦い。
黒咲の故郷である「ハートランド」を模したアクションフィールドにおいて、観客が声を挙げるほど煌びやかな近未来都市には似合わないほどの激しい攻防。
最初こそ遊矢を真似てエンタメデュエルをしようとする素良とノリが悪いっていうLvじゃない黒咲という構図だったが、
黒咲の徹底した戦術に後手に回り続け、素良にだんだんと余裕がなくなっていく。
次々と繰り出される融合モンスターとエクシーズモンスター。
ぶつかり合うそれらによって街は破壊されていく。
黒咲に危険なオーラを感じていた遊矢は再三素良に注意を促し、真剣な表情で見守り続ける。
だが、《デストーイ・チェーン・シープ》が破壊され、子供が泣き喚く中大人はむしろ盛り上がる。
相反したそれぞれの反応。
街としての形を失っていく「ハートランド」を見た榊遊矢は、黒咲が言っていた「戦場」という台詞から連想したのか呆然とし、
「これじゃ……まるで戦場じゃないか」
と呟く。
デュエルも佳境に入り、黒咲の発言から伺える二人の因縁。
素良でさえも今まで見た事がないような歪んだ表情と引きつった声を出す。
一方的に因縁を語られていた素良も、黒咲の事情を知っているかのような口ぶりでとんでもない発言をした。
どんどん遊矢の混迷は深くなっていき、黒咲が召喚した《RR-レヴォリューション・ファルコン》によって街ごと爆撃される光景を目の当たりにし、思わず身を乗り出し、
やめろー!こんなのデュエルじゃない!
俺が信じるデュエルは、みんなを幸せに……!
と叫んだ。
解説
まず言っておくと、彼ら二人がやっていたのは戦場を想起させるほど激しい戦いではあったものの、
れっきとした正々堂々のデュエルである。反則などの非道行為はない。
アクションデュエルの性質を利用した暴力行為などもない。
遊矢がこの発言をした理由には、彼が送った過去と信念が深く関わっている。
後に赴くことになるシンクロ次元のコモンズ等と比べ、彼を取り巻く環境は非常に恵まれているといえる。
しかし父親の失踪、それにまつわる謂れのない謗りを受け続ける暗い子供時代を送った彼にとって、
「心の充足」と同義である「笑顔」は何よりも代えがたいもの。そしてそれをもたらしてくれるデュエルは暴力的なものであってはならない。
彼にとってのデュエルは戦いの道具ではなく、自分も、対戦相手も、観客も皆が楽しくなり、笑顔を浮かべるような輝かしいもの。
そういった自らの理想からあまりにもかけ離れた凄惨な光景に耐えらず、身を乗り出して叫んだのであった。
また、ここまでユートや黒咲といった物語を動かす本筋にほぼ絡まず、「柚子の方が主人公してる」とまで言われる遊矢が、
初めて受け身の姿勢を解いて自ら渦中へ飛び込んでいく契機になった場面でもある。
ちなみに、遊戯王アニメにおいて「デュエルで人の生死が決定する」「デュエルで戦争を行う」「憎悪と敵意をぶつけ合うデュエル」「デュエルの余波で周囲に死傷者が出る」というのは非常によくあること(むしろ後半からはそんなデュエルがほとんどの場合が多い)。
そのため歴戦の視聴者からは「別に何もおかしくないな」「いつものデュエルじゃないか」とツッコまれてたりした。
また、遊矢は他世界の確執など特に知らなかったので仕方ないのだが、
これほどの戦いが繰り広げられるのはむしろ必然と言える過去を持つ二人の戦いだったので、少しKYな感じのツッコミという印象も与えることになってしまった。
Take2
なお、その回から2話先のユートとユーゴのデュエルでも同様の台詞を言っており、続けて
俺は認めない!
デュエルは人を笑顔にするもの……人を幸せにするもの……
デュエルは……デュエルは傷つけるものなんかじゃない!!
と叫んでおり、この言葉にユートは踏みとどまったが……。
余談
この台詞を叫んで怒りと憎しみに満ちたデュエルを否定した遊矢だったが、その後の勝鬨戦で悲劇は起きた。
梁山泊塾のデュエルにおいて圧倒的な威圧感で相手を睨み淡々とデュエルに幕を引いてしまう。
本人の意志を無視した現象が起きたとはいえ、このデュエルの結末は遊矢の心にしばらく影を落とす。
こういった、遊矢が次元間の抗争を止めようと戦っていく過程において、
彼の「皆をデュエルで笑顔にすること」と「デュエルを戦いの道具にする者を止めること」は、どちらも彼にとっては絶対に譲れないものであり、2つの目的の間での板挟みな矛盾と葛藤をよく表していると言える。
また「こんなのデュエルじゃない」という発言は、言葉のみなら遊戯王GX第65話の丸藤亮も地下デュエルで「こんなのデュエルじゃない!貴様、騙したな!」と言っている。
更に過去をさかのぼれば、遊戯王DM第14話の闇遊戯と闇のプレイヤーキラーのデュエルに対して本田が言った「そうだ!やめろ、遊戯!こんなのデュエルじゃねえ!!」と古くからあり、
漫画版GXの第4巻「万丈目VSデイビット」戦での闇の決闘の異常性を感知した十代が同様の趣旨の発言をしている。
どの状況も「デュエル以外によるプレイヤーの死あるいはデュエル後による敗者の死」が関係している為、
所謂「デュエルで命を賭けるなんて間違っている!」という意味が込めている事がほとんどである。
~使用例~
現実でソリッドビジョンシステムが開発されない限り、本来の状況で使われることはまずないだろう。
では、どういう場面で使われるかと言うと「あんまりにもあんまりな状況」を第三者が見た時。
- 苦労して召喚した切り札が《鳥銃士カステル》や《No.101 S・H・Ark Knight》や《ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン》などであっさり処理された時
- ほぼ何も出来ないまま大量展開されたり完全にロックされたりして倒された時
- ノーリミットデュエルでターンが回ってこないまま負けた時
- 闇のゲームが行われた時
- 突然リアルファイトが始まった時
- 物語がデュエルそのものとかけ離れた展開になった時
- 『PROPLICA デュエルディスク』が現行のマスタールールに対応していない上にカードスリーブを付けないとカードを傷付けてしまうため「こんなのデュエルディスクじゃない」と思った時
etc…
やめろー! こんなのアニヲタじゃない! 俺が信じる追記・修正は、アニヲタを幸せに……!
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▷ コメント欄
- コメント欄を一旦リセットしました。 -- 名無しさん (2015-08-20 18:28:46)
- デュエル、デュエルって何だ? -- 名無しさん (2015-08-20 18:31:51)
- 半端な気持ちで入ってくるなよ、デュエルの世界によォッ! -- 名無しさん (2015-10-10 20:48:09)
- コンマイのことだからこのセリフを言いたくなる状況はこれからも腐るほど出てくるよ -- 名無しさん (2015-10-10 21:16:34)
- 言うのが10年遅えよ -- 名無しさん (2015-10-10 21:28:00)
- ルールには則っていたものの、『いくらソリッドビジョンでも無闇に壊すのは』発言からある程度のマナーはあるのかもしれないね。まあテーブル上でやるデュエルからデュエルディスク、D・ホイール、アクションデュエルと荒っぽい方向に進化しているからアレくらいのラフファイトはあった方が面白いとも思うが -- 名無しさん (2015-10-26 10:28:58)
- ↑5ああ! -- 名無しさん (2015-12-02 00:42:37)
- OCGやってるとこのセリフを言い飽きるほど言いたくなる状況が多いからこれこそがデュエルなのでは?という感じになってくる。 -- 名無しさん (2015-12-02 00:48:30)
- エクゾディア「こんなのデュエルじゃない?よろしい本当のデュエルを見せてあげますよ(マキュラを入れながら)」」 -- 名無しさん (2016-03-12 16:05:26)
- ↑どうせなら修正前ウィクリも入れようぜ -- 名無しさん (2016-03-12 16:37:11)
- これZEXALの57話で遊馬が似たような事言ってたんだな。「やめろー!こんなのデュエルじゃねぇ!デュエルは復讐の道具なんかじゃねぇ!デュエルは人を幸せにするもんだ!(以下略)」 -- 名無しさん (2016-04-23 15:17:37)
- 対義語:カードゲームではよくあること -- 名無しさん (2016-04-23 15:36:11)
- 遊戯王の世界でこういう発言をするのは、北斗の拳の拳法家の戦いに対して「やめろー!こんなのプロレスじゃない!」と発言するようなもの。いや、歴代も「デュエルで人を傷つける」部分は否定してたけど、遊矢の場合、「デュエルで勝って問題解決」の部分すら否定しているように感じられてしまう。 -- 名無しさん (2016-05-05 12:14:24)
- 一方遊星は憎しみをすべて吐きだせなどと供述しつつ自ら進んでSMプレイに走った模様 -- 名無しさん (2016-07-21 05:54:40)
- ↑2 それここで書くことじゃないよね? -- 名無しさん (2016-07-21 07:05:12)
- ↑3最近では遊矢もデュエリストらしくデュエルで問題解決を地で行ってるけどねぇ。ただ、勝って問題解決とは違う程度だけど ↑2憎しみはすべて俺にぶつけろって感じだな。遊星の境遇的にらしいといえばらしい -- 名無しさん (2016-07-21 11:48:07)
- 最初に「こんなのデュエルじゃない」と発言したのはカイザー亮じゃないか?確かヘルカイザー誕生回で言っていたような気がする -- 名無しさん (2016-11-05 17:20:04)
- しゅーくんのほうが -- 名無しさん (2016-11-05 17:25:30)
- でもデュエルの起源のエジプトのデュハ?だったか忘れたが、それ考えるとあながち間違ってもない気がするなと思ったりもする。戦争のごときデュエルって… -- 名無しさん (2016-11-05 18:02:04)
- 戦争を思わせる勝負事に対しては間違っていないけど、例のデュエルに関してはプロ意識の方向性の問題なんじゃないかな。真剣勝負が故に盤外戦で相手を怒らせるのは現実でもよくある話だが、対戦者の二人に限ればむしろストイックな王道のデュエルを全うしていると言いたい -- 名無しさん (2016-11-22 18:51:58)
- 傷つけるものじゃないって言われても、デュエル=リアルファイトを謳歌するヴァロンや城之内が初代からいたからな。やるのが楽しいのと見ていて楽しいのがあるんじゃないの -- 名無しさん (2016-11-24 18:59:20)
- 「やめろ」の部分が無しでこんなのデュエルじゃないって一番最初に言ったのGX65話のカイザーじゃないの -- 名無しさん (2016-12-10 16:07:52)
- カイザーじゃなくて翔だったはず確か -- 名無しさん (2016-12-10 16:41:03)
- 二十代なんかまさにそうだろうけど、楽しむ時は楽しむし、打ち倒すべき敵相手には互いの持ちうる武力として行使するしケースバイケースとしか言えんだろ 勿論十代を基準にすべきではないけど、今迄ありとあらゆる物事や生死をデュエルという闘いで決してきた遊戯王シリーズでデュエルは笑顔になるためのものって答えみたいに言われてもなあ -- 名無しさん (2016-12-10 17:24:00)
- ↑言いたいことは分からんでもないが登場人物視点で見ればそれが理想に違いないとは思う。そうじゃないデュエルを楽しんでいるのは基本悪役か現実世界の視聴者で主人公側とかが楽しみを感じていても負の感情が全くなかった時なんてあったのかなって思うな -- 名無しさん (2016-12-10 17:42:16)
- そもそもこの発言をしたときの遊矢は次元戦争のこと知らないからここであーだこーだ言うのはお門違い -- 名無しさん (2016-12-10 17:45:20)
- 違反コメントを削除 -- 名無しさん (2017-06-05 15:29:48)
- 理屈としては普通に間違ってないんだけど、問題はデュエル云々よりもこのエピソードが後々の展開に全く影響ないことなんだよなぁ…コレによって黒咲や素良との絡みが増えたわけでもなく、遊矢の考えが変わった訳でもないという… -- 名無しさん (2017-08-13 12:49:16)
- 憎しみ全開でも相手見てやってるだけまだマシだよ。あのヒソカさんもバトルはダンス息を合わせないとねって言ってるし。1人でやっちゃ駄目 -- 名無しさん (2017-08-13 21:05:12)
- gxだと、翔よりも先にカイザーが「こんなのデュエルじゃない」と言ってる。カイザーが地下デュエルをする回(グォレンダァ発祥の回)で、話数で言えば65話。ダメージを受けたときに拘束器具から激痛が走ることに対して、地下デュエルを勧誘した奴にカイザーが「こんなのデュエルじゃない! 貴様、騙したな!」と言ってる。 -- 名無しさん (2018-02-13 01:22:28)
- まさに「お前が言うな」 -- 名無しさん (2019-04-05 12:12:43)
- ↑ なぜお前が言うななんだ? 荒らしなら別のとこにいけ -- 名無しさん (2019-04-05 14:20:14)
- 荒らしコメントを削除 -- 名無しさん (2019-08-11 17:54:25)
- 皮肉な事に、殺し合い中毒のぎゃろっぷにはこの言葉を全く理解できていなかったんだ -- 名無しさん (2020-04-16 06:53:09)
- この回辺りまでは割とまだデュエルになってたから余計に困る -- 名無しさん (2020-04-16 07:01:18)
- ↑2 殺し合い中毒の癖に人体欠損描写をしない辺り中途半端も甚だしい -- 名無しさん (2020-04-16 07:37:47)
- むしろここ数年では地道なアドの取り合いみたいなゲーム展開になるとこの言葉が飛んでくるんだよなあ -- 名無しさん (2020-04-17 09:03:29)
- マスターデュエルはだいたいこんな感じ(先行で大量展開して完封) -- 名無しさん (2022-06-15 11:26:20)
- デクレアラー「手札に天使族6枚握ってます」 アーゼウス「十二獣経由したので2回まで盤面がら空きに出来ます」 壊獣「どんな耐性持っててもフィールドから離せます。 マスター、地砕きと死者蘇生の用意は出来てますね?」 -- 名無しさん (2022-06-25 11:48:51)
- 遊矢は認めてなくても、視聴者にはベストバウトに選ばれたくらい好評なデュエルだったのが皮肉と言うか -- 名無しさん (2023-01-20 16:52:36)
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