登録日:2014/11/13 (木) 00:39:41
更新日:2023/12/21 Thu 13:36:29NEW!
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トラウマ 海外ドラマ ショタコン クリミナル・マインド だけどみんな救われねぇ おもちゃの注意書き
『灰色の陰』は海外ドラマ『クリミナル・マインド』のシーズン4の21話のサブタイトル。
「子供を失うのは、自分の一部分を失うのと同じだ」
ドクター・バートン・グレビン
- あらすじ
ニュージャージー州チャーリーヒルで、7歳の少年カイルが就寝中に自宅から連れ去られた。
前2件、昨年の11月と2月にも少年の誘拐レイプ殺人が起こっており、マーフィー家のダン、サラ、ダニーと担当刑事のビル=ランカスターはBAUの指示に従い記者会見を行っていた。
しかし、子供の誘拐事件では誘拐後99%が24時間以内に死ぬ。
カイルの生存は絶望的ながらも1%にかけBAUは捜査を進める。
誘拐犯は、慎重に機会をうかがい、今回のように自宅から誘拐することはなかなかない。
犯人は対人関係に優れ、定職に就き、犯人が寝室の場所を把握していたことを考えると、家に来たことのある人物の可能性が高いと考えられた。
よって怪しまれない制服の人間、宅配業者や郵便配達員と目星をつけ、州の性犯罪者リストや銀行口座の記録からさらに捜査を進める。
- 登場人物
- ビル=ランカスター
事件担当刑事。ダンとは家も近く幼なじみ。
感情移入してしまうため被害者に近しいものが捜査に参加するべきでないと忠告されるが、指をくわえてみているわけにはいかないと捜査に参加する。
交通事故で家族を失っている。
- ダン=マーフィー
ダニーとカイルの父親。ランカスターとは幼馴染。
- サラ=マーフィー
ダニーとカイルの母親。
- ダニー=マーフィー
カイルの兄、9歳。事態のことをよくわかっていないのかカイルのことを心配する様子はない。癇癪持ち。
- カイル=マーフィー
7歳。被害者の少年。サッカーを始めてから積極的になった。おねしょぐせあり。
犯行の手口から過去の2件と同一犯の犯行と考えられた。
地域の性犯罪者リストを元に、ヒュー=ロリンズを容疑者としてBAUとランカスター刑事はロリンズの自宅を訪れ身柄を拘束しようとする。
しかしロリンズは家に居なく、パソコンに子供のポルノ写真や、記念品と思われる玩具が発見された。
直ぐに裏庭からランカスター刑事が逃げようとするロリンズを発見。
思わず拳銃を構え撃つところをモーガンが抑え、取り押さえることに成功する。
モーガンはランカスターにカイルが見つかってないんだぞ、軽率な行動はするな、捜査から外れたほうがいいと警告する。
二人目の被害者の両親が玩具が自分の子供のものと確認。
これによりロリンズの犯行は確定するが、カイルのものが確認されず、またカイルの遺体も発見されなかった。
逮捕したロリンズの尋問にあたったメンバーは、疑問を感じていた。ロリンズが前2件の誘拐レイプ殺人の犯人であることに間違いない。
しかしカイルは犯人の好みに合致していないし、ロリンズはマーフィー家ではTVの取り付け工事を行っていない。
新たな観点から捜査を進めるためまだ現場にリードをマーフィー家に向かわせる。
リードは現場を見てカイルのすぐそばの部屋に9歳のダニーがいたにも関わらず、犯人は自分の好みに近いダニーではなくカイルを誘拐したのか疑問を抱く。
ダニーの部屋の二段ベットに寝ていたこと、そこで誘拐されたはずなのに誰もいない部屋が荒らされたことから、第三の誘拐事件に見せかけるための偽装と考える。
一方最初の2人の遺体が発見された森の再捜索を行っていたモーガン、プレンティス、ランカスターたちは、ランカスターの提案で森の南側を捜索。
ついにカイルの遺体を発見するがモーガンとプレンティスはロリンズは最初の2人遺体をゴミを捨てるかのように森に放置したのに対し遺体は丁寧に地面に寝かされていため捨てたのは明らかな別人と考える。
BAUは事件を知っているランカスターに疑いを向ける。
ロリンズを取り調べていたロッシは正直に話せば州立刑務所ではなく連邦刑務所に入れてやると取引を行い、ある証言を引き出す*1。
「七歳は好みじゃない」
この供述で疑惑は確信にかわる。
子供を失った夫婦は互いを責め合ってよそよそしくなるものであるがマーフィー夫妻は庇い合っているため何か隠していると考え、
夫婦を問い詰める。
一方、交通事故で子供を失い妻とも離婚しているランカスターは失うものがないため犯罪に関係していると睨み尋問する。
するとランカスターは自分が犯人であると自供。それを聞いたマーフィー夫妻は、耐えきれず、真相を語る。
兄のダニーは両親から引き離され別室にいた。
弟カイルの事を訪ねていくうちにプレンティスは、ダニーがカイルを全く気にかけていない事、玩具を壊す、おねしょするとカイルをムカつくと語ることやお菓子の袋をうまく開封できなかったことで癇癪を起し、袋を叩き潰すダニーに異常性を感じていた。
以下ネタバレ
事件の早朝にダニーは起き出して、自分のプラモデルを見に来ていた。
そしてそこにカイルも起きてきてダニーのプラモデルで遊ばせてと頼む。
見るだけだぞと嫌々了承するダニーだったがカイルがプラモデルを落としてしまい壊れてしまい……
ダニー「見るだけって言っただろ!!」
カイル「ごめんなさい、お兄ちゃん…」
ダニー「何で聞かないんだよ!!」
カイル「やだ! ぶたないで」
なんと癇癪を起こし、カイルを殺害してしまったのだ。
その事実を知った両親は、ランカスターに助けを求め、連続誘拐殺人に偽装したのだった。
全てはカイルを失い、ごめんなさいと言い続けるダニーまで二人の子供を失いたくない一心で。
しかし一同は、届いたカイルの検死結果に愕然となる。
「ご存知でした?」
「はい…知ってます…」
「やったこと全部?」
「ダニーはカイルの喉に…プラモデルの破片を詰め込んだんです」
両親はあくまで癇癪を起した結果として死んだだけと思っていたが、ダニーは弟に殺意をもってプラモデルを喉に詰め込んでいたのである。
それ以外にもダニーは以前飼っていた犬を殺していたことがわかる。
「息子さんは病気で助けが必要です。はっきりいってダニーは罪悪感を抱くことができないんです。
何も、感じない。あなたたちが庇っているお子さんは社会病質者なんです」
別室で平然とお菓子を食べている息子に両親は泣き崩れるだけだった。
夫婦に何の問題もなく、いたって普通の夫婦である。
しかし、両親に何の問題もなく普通に育ててきたのに息子のダニーが弟のカイルを殺すというところにこの話の怖さがある。
結果として夫婦は二人の子供を失い、犯罪に手を染めるということになってしまった。
事件が終わった後、BAUに連行されるランカスターは問う。
「一体、なんの意味がある? 今日のことが誰を守ったことになる? え? 誰の勝利だ」
「そこだよ。誰が勝ったかは我々には決められない。誰も勝たなくたっていいんだ」
日本でも『金田一少年の事件簿』『探偵学園Q』『サイコメトラーEiji』のように未成年が殺人を犯すという事件もあるが、小学生が人を殺す、さらに兄が弟をというケースはまず放送禁止となる。
さすがは子供に厳しく大人に甘いアメリカである。
ちなみに9歳の兄が7歳の弟を殺すという衝撃の内容であるが、14歳以下の子供が殺人を起こすケースはクリミナル・マインドでは、森で同級生をバットで撲殺する子供(シーズン2『森の中の殺人鬼』)や、父親とともに強盗殺人を起こすジプシーの子供(シーズン4『逃亡家族』)など稀にある。
中でも最悪なのはシーズン6『安全地帯』に出てくるジェレミー・セイヤー。他人の善意に付け込んで幼い子供4人を含む9人を殺害した作品屈指の凶悪犯。
「家族がなければ、人はこの世界でただ一人、寒さに震えるしかない」
アンドレ・モーロワ
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- こわいわー。これがサイコパス…。ところでダニーはうろぶちっくな未来世界でいうところの免罪体質?なのか? -- 名無しさん (2014-11-13 00:47:16)
- クリミナルマインドの中でも悍ましいエピソード -- 名無しさん (2014-11-13 02:34:44)
- 稀によくある←おい日本語 -- 名無しさん (2014-11-13 02:46:47)
- これ覚えてるわ、別に胸糞じゃないけどきつかった -- 名無しさん (2014-11-13 02:52:46)
- ↑2稀によくあるはそういうネットのネタだから -- 名無しさん (2014-11-13 14:48:21)
- ↑さすがにこの項目のはネタではなく素でまちがってるだろ。 -- 名無しさん (2014-11-14 06:19:41)
- 家族が死なせたのを誘拐を装って隠蔽しようとした話はCSIにもあったね -- 名無しさん (2014-11-16 01:33:22)
- この話は覚えてる。不謹慎だが、こんな感じの内容が放送出来るから人気なのだろう。 -- 名無しさん (2015-08-16 12:18:18)
- 一回だけ見て、以来見てないけど覚えてる。衝撃だったわ -- 名無しさん (2016-10-08 12:55:16)
- しかも内容をよく見るとダニーの言動が全部おかしいんだよな、弟殺しておきながら第一声がアレだし -- 名無しさん (2017-10-19 21:00:14)
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