父は英雄、母は精霊、娘の私は転生者。

ページ名:父は英雄_母は精霊_娘の私は転生者_

登録日:2026/02/28 Sat 00:11:41
更新日:2026/08/08 Sat 11:41:22NEW!
所要時間:約 9 分で読めます



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出典:「父は英雄、母は精霊、娘の私は転生者。」第1話「英雄の帰還」より
2025年10月~12月/J.C.STAFF/© 松浦・keepout/父は英雄、母は精霊、娘の私は転生者。製作委員会



キュートな顔して中身はチート!?


最強の愛され幼女が家族を守りますっ!!


父は英雄、母は精霊、娘の私は転生者。」は、松浦によるライトノベル作品である。
小説家になろう」にて、2016年~2020年まで連載された。
書籍版は「カドカワBOOKS」(KADOKAWA)にて2018年~2022年まで刊行された。全9巻。
イラストはkeepout。
略称は「ははのは」。



【概要】

小説家になろう」に掲載されている異世界転生ファンタジー
前世で研究者だった女性が転生した先はタイトルの通り、父親は英雄として名を馳せ、母親は精霊の女王、この2人の間に生まれた子供だった。
この恵まれた境遇と前世から受け継がれた知識をフル活用して、家族やその周囲を取り巻く困難を巧みな話術と能力で打開していくのが大まかな流れである。
家族をテーマにしていることもあって、「家族愛」についてもスポットを当てているところも特徴的である。だがそれは、主に王家絡みでグチャグチャに入り組んだ家庭の問題にメスを入れることも意味しており、ビジュアルから受ける印象の割には案外ドロドロした物語が展開される。


ちなみに原作小説は主人公のエレンの一人称で描かれていることが多い。


メディアミックスとしては、大堀ユタカによるコミカライズ版が「月刊ビックガンガン」(スクウェア・エニックス)にて2018年より連載されている。(既刊14巻:2026年3月時点)
また、テレビアニメが2025年10月より放送された。


【あらすじ】

現代日本から転生した、精霊の少女エレン。


精霊界で暮らす8歳の少女・エレンは、元々現代日本で科学者をしていた転生者。
物質を化合させたり、構造配列を好きに変えさせられたりというチートスキルを持つ。
そして、父・ロヴェルは国を救った伝説の英雄、
母・オリジンは元始の母にして精霊の女王!
一家は、精霊界で穏やかな日々を過ごしていたが、
ロヴェルとエレンが修行のために人間界を訪れた事をきっかけに、
王家の陰謀に巻き込まれてゆく――
精霊の力を手中に収めようとするラヴィスエル王子の策略に、
エレンは前世の知識と圧倒的チートで対抗する!


「腹黒さんの宣戦布告ですね。受けて立ちましょう!」


最強才女の痛快舌戦ファンタジー!


(テレビアニメHPより引用)


【キャラクター】

主要人物

  • エレン

CV:深川芹亜
「(大切な家族を守るために)敵は、潰します♡」
本作の主人公。
人間の英雄と精霊の女王の間から生まれた少女。
ちなみに異世界転生者で、前世は新物質の発見や新しい素材の研究を行っていた。
亡くなったのだろうと自己分析しているが、死因は本人も分からないらしい*1


前世の経験もあってか、物質を化合させたり、構造配列を好きに変えることが出来たりするというチートスキルを持つ、元素を司る精霊の少女。魔法を構築する際には前世の知識を活かして元素番号等が頭の中に思い描かれる。
前世の知識を有していることから弁も立つ。よって、王族や貴族などを相手にする際も論理的な舌戦で言い負かすことが出来るため、周囲の大人を驚かせることもある。


反面、お子様体型(本人曰く“童顔ぺちゃぱい”)なのを気にしている。
これは前世も同様な体型だったからのが影響しているのではないかと見ている*2


  • ロヴェル

CV:興津和幸
「ああ…、ついにバレちゃったか。どうしよう?」
エレンの父親。エレンからの呼び方は「とーさま」。
元は人間で、モンスターテンペスト*3から人類を救った英雄である。精霊の加護を受けており、その恩恵で魔法を使うことが出来た。
しかし、力を使い果たして死を悟った中で、精霊の女王のオリジンに救われ、彼女と結婚することになる。その間は精霊界におり、人間界に姿を見せなかった。


エレン曰く「ひっじょーに」、「すっごく」美形。元々は栗色の髪の毛と碧眼だったが、精霊界にて介抱してもらい、母親であるオリジンと契ったことで、白眼の髪の毛と紫の瞳に変化した。
このようにまさに英雄とも呼べる存在だが、エレンとオリジンを溺愛していることもあり、彼女らのことになると過保護になり、言動も大げさなものになりがち。
博愛主義で浮世離れしたオリジンと、聡明だが根っこが楽観的なエレンに比べると人間界のことをほんのり嫌っており、読者からは若干ひねくれた印象を持たれることが多い。特に実家のことは、妻と娘のことが無ければ関わり合いすら避けたいレベルに忌避している。


  • オリジン

CV:中原麻衣
「ロヴェルはこのままだと死んでしまう。わたくしの国へ連れて行くわ」
万物を司る女神で精霊の女王。そしてエレンの母親である。
ロヴェルからは「オーリ」、エレンからは「かーさま」と呼ばれる。


人間界に降り立つだけで周りを森に変えてしまうほどの強大な豊穣の力の持ち主。
モンスターテンペストで重傷を負ってしまったロヴェルを精霊界に連れて行き、介抱した。その際にオリジンは介抱する彼に母性本能を擽られ、恋に堕ちてしまったという。*4


ロヴェルが人間界に帰還した際、改めて挙式を挙げて結婚を誓い合った。その際にはエレンの錬成によりできた指輪をプレゼントされた。
人間界にやってくることは可能であるが、精霊という種族故に、あまり人前で姿をさらすことはあまりしない。エレンとロヴェルの家族と会う程度である。
なお優しく慈愛に満ちた雰囲気だが、怒らせると怖いらしい。


ヴァンクライフト家

  • サウヴェル

CV:野島裕史
ロヴェルの弟。つまりエレンにとっては叔父。
ロヴェルが精霊界で養生している間、家督を継承してヴァンクライフト家を継ぎ支えてきた。
兄が精霊と契ったことで肉体の成長が止まったため、見た目はサウヴェルの方が年上になっている。
顔はロヴェルとよく似た美形だがその分若く見られるため、威厳を出すために髭を伸ばしていた。……が、エレンに「似合わない」と言われバッサリ剃られた。


本来ならロヴェルの婚約者であったアギエルと政略結婚させられ、浪費癖の強い彼女に振り回されていた苦労人でもある。
後にロヴェルの帰還を契機にアギエルと離婚できるように裏で調整し、晴れて離婚に成功。事実婚状態だったアリアとその娘ラフィリアを家へ迎え入れた。


  • アリア

CV:加隈亜衣
元・食事処の看板娘で、サウヴェルの恋人。
サウヴェルとは職場で知り合い、そこで娘のラフィリアが生れた。
アギエルとの離婚後に後妻として迎えられるものの、彼との結婚式で「嘘の契約をした」ため、右手首に痣(女神ヴァールの断罪)を受けることとなる*5


+ ネタバレ注意-

実はとんでもない不貞の女


まずロヴェルがヴァンクライフト家に帰還して顔を合わせた直後から、サウヴェルがいるにも拘らずロヴェルにモーションをかけていた。
これについてサウヴェルは、英雄でありずっと行方不明だった家族に会えた嬉しさから親しくしようとしたのだろうと見ていたが、実際にはロヴェルと男女の仲になろうとしていた。
サウヴェルとの結婚式での「嘘の契約」とは、つまりサウヴェル以外の男を愛していることである。


おまけにサウヴェルと付き合い始めた時点で既に複数の男と関係を持ち、そのうち一人は結婚後も続いていた


これをエレンによって暴露され、サウヴェルは離縁を決断、ヴァンクライフト家を追放された。
(なお、ラフィリアはちゃんとサウヴェルの子であったため、サウヴェルが引き取った)
……そして何者かによって拉致され行方不明となる。



  • ラフィリア

CV:山根綺
サウヴェルとアリアの娘。エレンとは同い年の従姉妹。
非常に気の強い活発な少女。
上記の母親の件もあり、両親とはぎくしゃくした状態が続き、すがるものもないために孤独でいることが多かった。
貴族としての振る舞いも理解していない節が強く(これはちゃんとした教育をしていない両親の非が大きいが)、両家の子女が通う学園でも孤立していた。
そして何かにつけて周囲から持ち上げられるエレンに対して嫉妬と恨みの感情を抱いていることもある。胸を含めスタイルは良く、それを使い、エレンにマウントを取ることもあった。
母絡みの騒動が終わってからはエレンと和解し、それ以降は姉妹のように仲良くなる。
また学園は自分に合っていないとスッパリ辞め、騎士団に見習いとして入隊し修行中。


コミカライズ版では多くの読者サービスを提供してくれるありがたい子。


  • イザベラ

CV:勝生真沙子
ロヴェルとサウヴェルの母親。つまりエレンとラフィリアの祖母。
孫娘であるエレンを溺愛しており、とても可愛がっている。
エレンも「おばあちゃま」と呼んでよく懐いている。
行動力の塊で、ヴァンクライフト家では誰も彼女を止められない。


テンバール王国

ロヴェルの祖国。
王家の者は先祖の罪により、精霊に近付くことが出来ない呪いにかかっている。


  • ラヴィズエル

CV:水中雅章
テンバール王国の王太子、後に国王。
顔立ちの整った美形の王太子であるが、その内実はロヴェルと娘のエレンの能力に興味を持っており、自分の陣営に取り込もうとしている。
それを察しているロヴェルは彼を毛嫌いしており、当たりは厳しい。
エレンも彼のことを「腹黒さん」と内心呼んで、冷ややかな目線を浴びせている。


  • ガディエル

CV:千葉翔也
ラヴィスエルの息子で、テンバール王国の第一王子。
謀略を得意とし「腹黒さん」と呼ばれている父と違い、純粋で礼儀正しい好人物。
エレンとも仲良くなりたいと考えているが、人間と精霊の歴史による因縁が原因でエレンは彼と距離を取らざる得ない状況である。


  • アギエル

CV:新井里美
テンバール王国の第二王女。ラヴィズエルの妹。ラヴィズエルと血が繋がっているとは思えないほどのブサイク
ロヴェルとは婚約者で片想い状態だったが、彼がモンスターテンペストに赴く際に婚約破棄している*6。彼が失踪してからは、サウヴェルと政略結婚することになった。
非常にプライドが高く、浪費家で傲慢な性格。ちなみにロヴェルやサウヴェルだけでなくオリジンも彼女のことを嫌っている。オリジン曰く、「顔面に炎の塊を投げつけたくなる人」。


後にロヴェル帰還に伴い、サウヴェルと離婚してロヴェルとの再婚を企むも、自身の不貞行為も露呈して、女神ヴァ―ルの断罪に伴い、離婚後は金輪際男性にふれることが出来ない呪いを施された。


  • アミエル

CV:久野美咲
アギエルの娘。
アギエル曰く、本当の父親はロヴェルであると信じ込ませているが、実際のところは他の男性との間で設けた子である。
これが結果的にアギエルの不貞行為を結論づけることになる。


初登場時は母親そっくりのかわいそうな子だったが、再登場した際には痩せてかなり可愛くなっていた。
何か独自の思惑を持って暗躍しているようだが……?


その他

  • アルベルト

CV:杉田智和
ロヴェルの元護衛。
ロヴェルが久しぶりに人間界に戻った際、髪色などが変わり違和感を抱いていたが、彼であると悟った瞬間、追いかけてきた。
それくらいに彼に忠義を持っている。


  • ヴァン

CV:八代拓
風を自由に操ることの出来る精霊。
ぱっと見はホワイトタイガーのように見える。モフモフが心地よい。


  • カイ

CV:戸谷菊之介
アルベルトの息子でエレンの護衛を受け持っている。真面目な性格。


【用語】

  • テンバール王国

本作の舞台となっている王国。


  • ヴァンクライフト家

ロヴェルの実家。テンバールの侯爵家。
武家の家柄で代々騎士団長を務め、王家からの信頼も厚い。
10年前のロヴェルも10代で副隊長補佐を務めるなど異例の待遇であった。
なお、家督はサウヴェルが継いだ。ロヴェルと比較すると、剣術の腕は劣るとされていたが、後に努力で武術の力量を上げ、騎士団長の地位にまで上り詰めた。


  • モンスターテンペスト

魔物の異常発生。
原因は魔法の基である魔素と呼ばれる物質の異常発生に基づくものだという。


  • 精霊の加護

この加護を受けた男性は、その恩恵として様々な魔法を行使することが出来る。
本作ではロヴェルが該当する。


  • 半精霊

精霊界に連れていかれたロヴェルはオリジンと契りを結んだことで半精霊と呼ばれる存在になった。
このため、精霊の力を取り込んだ結果、元々持っていた人としての魔力が混ざり合い拒否反応を起こすことがあった。
ロヴェルはそれを抑えるために精霊界で修行をして制御するようにしていた。
ロヴェルは半精霊のため、エレンは人間と精霊のクォーターということになる。


【テレビアニメ版】

2025年10月よりテレビアニメが放送された。
1クール12話。
アニメーション制作はJ.C.STAFF。
製作において原作者はアニメ化にあたりキャラクターの行動の意図などを伝えたり、シナリオの流れなどについて細部まで立ち合ったりして、内容を調整していったと述懐している。


エレンを演じた深川氏は彼女の可愛い中に見せる聡明さや転生したからこそ見られる大人っぽさを意識したとのこと。


OP:「魔法」果歩によるオープニングテーマ。
ED:「Family」ゆいにしおによるエンディングテーマ。




追記・修正は父が英雄で母が精霊の子どもに転生した時にお願いします。



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  • 7、7、7、5とタイトルが地味に都々逸になっている -- 名無しさん (2026-02-28 02:25:01)
  • 父はau、母はdocomo、娘の私はSoftBank。 -- 名無しさん (2026-02-28 03:50:28)
  • 対義語は「貴様のおかげで母は死に!父は冷凍刑!俺は貴様を追ってきてこのザマだ!」かな -- 名無しさん (2026-02-28 10:39:55)
  • ↑その作品に当てはめるなら「父は科学者、兄は忍者、次男の俺はチャンピオン」になるかな -- 名無しさん (2026-02-28 11:40:53)
  • なんでこの手の主人公って、どうせチートで解決するくせに「舌戦に強い」とかいう余計な設定を付け加えるのか -- 名無しさん (2026-03-01 15:17:04)
  • ↑エレンは能力はチートだけど、本編はだいぶ政治的な問題も絡んでくるからチート能力だけじゃどうしようもない事態も多いから。だからこそ転生者として前世の経験と知識からの話術が活きてくる -- 名無しさん (2026-03-01 20:04:20)
  • 主人公サイドに嫌悪感を抱くアニメってのも中々珍しい気がする。王子が不憫。 -- 名無しさん (2026-03-01 23:22:12)
  • ↑不憫は不憫だけど、別に主人公サイドは何もしてなくね?……いやロヴェルはけっこう性格悪いけど -- 名無しさん (2026-03-02 08:03:43)
  • パッと見、絵柄やキャラはかわいいのが多いけど、中身のストーリーは昼ドラやギスドリ2連作さながらのギスギスのドロドロ展開が多くて困るんだよねえ。 -- 名無しさん (2026-03-02 12:19:14)
  • 因縁が深い面と浅い面が混在してるからなおさらドロドロ -- 名無しさん (2026-03-02 17:25:58)
  • 主人公と母親と言うか精霊側の言い分は理解できる -- 名無しさん (2026-03-03 14:59:52)
  • 途中で送ってしまった。精霊側の言い分は理解できるけど父親の性格と態度の悪さがノイズすぎたわ。 -- 名無しさん (2026-03-03 15:06:10)
  • 主人公の性格悪くて切ったやつ…アニメ化してたんか -- 名無しさん (2026-03-04 16:57:26)
  • 性格に関しちゃみんな一癖あるから主人公だけ性格悪いとか気にしてなかったわ -- 名無しさん (2026-05-04 14:35:20)
  • 一応は政治劇の側面もある筈だが、パワーバランスが圧倒的に主人公側に傾いているので観ていて居心地が悪かったわ。ルールを決めるのも断罪するのも問題を解決するのも全て主人公側なんだもの。 -- 名無しさん (2026-06-23 19:11:05)

#comment

*1 寝ずの研究をしていたので過労で亡くなったのだろうと予想はしている。
*2 ちなみに前世では異性に告白経験があるらしいが、「妹にしか見えない」「一緒に並んでいると犯罪者扱いされる」など散々な言われようだったという
*3 簡単に言えば魔物の大量発生
*4 ちなみに精霊界の住人たちは当初2人の恋愛には反対していた模様。
*5 この世界での結婚は、夫婦として愛し合うことを女神ヴァールに誓いを立てることで行われる。
*6 これはロヴェルに万が一のことがあった場合、アギエルは未亡人扱いになり、3年は喪に服す形となり、新しい男性と婚約出来ないため、彼が気を使ったとされえている

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