バケツでごはん

ページ名:バケツでごはん

登録日:2014/09/05 Fri 03:54:32
更新日:2023/12/21 Thu 10:50:34NEW!
所要時間:約 10 分で読めるで



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ビッグコミックスピリッツ 漫画 ペンギン 動物園 アニメ 小学館 96年冬アニメ 90年代テレビアニメ バケツでごはん 玖保キリコ マジックバス




「バケツでごはん」は玖保キリコによる漫画。


概要


1993年からビッグコミックスピリッツにて連載されていた。
単行本は全8巻。。
一見すると動物を主人公にしたほのぼの漫画であるが、蓋を開けてみると、幼児虐待や貧富格差、ジェンダーやゲイの苦悩など、現代に通じる重厚なテーマが展開される。
また「職場の人間関係」の描写が、下手なビジネス漫画以上に辛辣だったりする(アニメ版では描写がややマイルドになっている)。
1996年には日本テレビ系(よみうりテレビ制作)でアニメ化もされ、当時は『関口宏の東京フレンドパークⅡ』などの強力な裏番組もあってか低視聴率に終わったが、
後に劇伴がバラエティ番組で使用されたり、2000年頃「おはスタ」内で再放送されたことにより再注目される。


舞台は動物園。そこに居る動物は人間と同じ様に考え・話し・そしてサラリーマンとして勤めているという設定。人間の目が届かないところでは人間とほぼ変わらない生活をしている。




登場キャラクター


ペンギンたち

個人の檻がある動物たちとは別に一列に並んで歩く姿を披露するなどチームでの行動が多い。


  • ギンペー

CV:長沢直美
主人公。関西弁風の方言を話し、性格は浪花節というペンギン。
両親は巡業サーカスの団員で、共に働いていたがスカウトされて上野原動物園に中途入社。序盤は中途入社という立場と、芸に厳しく練習も人一倍すべきという考え方から同僚であるペンギン達から浮いた存在だった。
…というか、このくだりは社会人になってから読むとマジで気が滅入るくらいリアルである。
しかし、段々と同僚達も歩み寄っていき、パンダ一家が来た頃にはリーダー格になっていた。
途中、復帰してきたミントに恋をする。が、まさかの展開で落ち込むが新しい恋を見つけて成就させる。
チェザーレが傷心の時など甲斐甲斐しく面倒を見たり、彼を慰めるためにセクシー3に協力を仰ごうと土下座までする。


  • サンペー

CV:伊藤美紀
ギンペーの弟分。常に付き添い、常に味方をしてくれる。序盤の浮いて居た頃のギンペーには一番の支えだった。
ギンペーより後に入社。その頃の「お前は新人で何の役にも立たないんだから、挨拶だけしっかりしとけばええ」という言葉に感銘を受け、
いまだに誰に対しても敬語を崩さないほど礼儀正しい。だが、天然で空気を読めないため、爆弾にもなりうる(本人は察しが良いと思っているが)。
両親を亡くしており、雪国に住むお婆ちゃんに育てられた。
貧血を起こしたミントを介抱して仲良くなり、ついには(交際をすっとばして)求婚して、しかもOKされる。
ギンペーがチェザーレと仲良くなりだした際には嫉妬しており、自分がギンペーと合同結婚式が出来なかったことを悔しがるなどほぼホモのレベル。


  • チェザーレ=スカタン

CV:難波圭一
キザでクールでシティボーイを自称するペンギン。
しかし、飲みに行く時自分が多く飲み食いしたら等分で割り勘、相手が多く飲み食いしたらそれぞれの注文分をキッチリ計算と、シティボーイを気取っている割にケチ臭い。
プレイボーイであるがミントにガチ惚れしている。
そのため、ミントが復帰してきた時はギンペーとチェザーレは彼女を取り合う(どちらも片想いであるが)ライバル関係だった。
しかし、サンペーがかっさらってしまった為、二人ともフラれる形に。
傷心旅行に向かうがギンペーと同じ行き先になってしまい、二人で旅行する。
これ以降、チェザーレはギンペーの親友となる。
「女は美人に限る。他からの誘いがあるからドロドロせずに別れられる」という信条を持つが、中盤、湿子という魔性の女ペンギンに捕まってしまい、心をズタズタに破壊される。
「掃除をしてる間は何も考えなくていいから」と、ただただ掃除をし続ける様は見ていて非常に辛い。自宅だけでは足りず、ギンペーの家まで掃除しに来た際にはギンペーの両親から彼氏だと誤解される。
その後はサンペーとミントの披露宴で出会った、巨大でブスだが聖女のような性格の小雪と付き合い始める。


  • 一(はじめ)、十兵衛、氷室、ピー助

CV:くまいもとこ、小形満、柏倉つとむ、?
その他のペンギン達。一は目が一文字、十兵衛は目が+、氷室は目が大きく白目がち、ピー助は眉毛がある。
モブではあるが、みんなそれなりに台詞はある。


  • ミント

CV:三石琴乃
超可愛い女ペンギンで、ペンギン舎のアイドル的存在。
所期から中盤にかけて彼女への恋がメインの描写となっていた。
実は料理がとてつもなく下手で、カップラーメンすら一工夫で不味くなるほど。
そのため両親のセージとローズマリが料理のまずさで破局しないよう彼氏をそれとなく追い出してきたため、本編までは恋人がいなかった。
サンペーに指摘された後は自覚し料理教室虎の穴で修行し、プロ級の腕前になり、料理番組を持つまでになる。


  • ピンキー

セクシー3の一人。
中盤以降のヒロインで気が強くものをはっきりと言う性格。
当初異性との付き合いに強く否定的な感情を持っていて三人で老人ホームに行きたいと語りパオラとペギーをドン引きさせたこともある。
後に貧血を起こしてギンペーに助けられるも、男性に潔癖な彼女を男の一人暮らしの家にっ張り込むのはまずいとの配慮からギンペーの両親が助けた、と言う形にしていた。*1
その後真相が明らかになった後はお互い意識し合うようになるもなかなか認めようとせず、周囲をやきもきさせた。
その後二人の恋を応援するため、ギンペーとともにサンペーの結婚式の司会進行を担当することに。突然ポンが産気づいたものの的確な指示を出すギンペーの姿に頼もしさを感じ、好意をはっきりとさせるようになった。


  • セクシー3/パオラ、ペギー、

超美人のペンギン三人組。ミントの抜けた穴を埋めるため採用された。
プロ意識は高く別扱いされるのを嫌っており仕事のミスを指摘したサンペーに好意を持ったこともある。
もともとその美貌から男性からの執拗な誘いや女性からの嫉妬による苛めなど、職場で散々苦労していた彼女達だったが、偶然出会って意気投合する。それ以降何をするにも三人で固まって行動し、職場の人間との個人的な付き合いを避けて自分達を守ってきた。*2
その後はピンキーともどもギンぺーの両親と仲良くなり、両親とそろって2人をくっつけようとあれこれ画策した。
なお、パオラとペギーはほぼモブ。


その他の動物

  • 寅二

CV:立木文彦
トラ。お調子者のスチャラカ社員。仕切るのも好き。子供が産まれてからは公私混同や他人のパーティーの私物化など、親馬鹿を通り越してモンペ化。さすがに子供の誕生日パーティーを盛大にするためにギンペー夫妻とチェザーレ夫妻を合同結婚式にしようと提案するのはカスすぎる。
とは言えギンペーに子供が出来た時には冷静にアドバイスするなど父親らしいところもある。
赤ん坊の頃から上野原動物園に居るため、幹部社員の部類らしく、面接官も任されている。
意外にもリヒャルトと仲が良く、一緒に行動していることが多い。


  • リヒャルト

CV:安井邦彦
ライオン。常に高級スーツを着てビシッと決めた上流階級の人。落ち着いた物腰で冷静。立ち居振る舞いも洗練されている。
洋服は着ても着なくてもいいアクセサリー的な存在であるこの漫画において、常にスーツ。勤務中だけ脱ぐ。
寅二と仲が良く、一緒に飲みにいったりするが、趣味は合わないようだ。ロックな兄がいる。


  • 黒田

CV:石井康嗣
黒豹。寡黙でクールに見えるが中身はなかなかにアレ。フラジーとミミの片想いの相手。
女の子の居る店はけっこう好きらしい。
かっこいい彼だが、後に女装に目覚めてしまう…。


  • オプチとペシミ

CV:肥後誠(ペシミ)
オプチは楽天的なシロクマ。ペシミは悲観的な灰色熊。見た目も性格も正反対だが二人で同居するほど仲良し。
なおオプチはどちらかが結婚しても一緒に暮らそうと提案した時にはペシミは内心引いていた様子。プープーハチミツが大好き。
名前の由来はもちろんオプティシズムとペシミズム。


  • アルゲリータ

CV:くまいもとこ
ワニ。男勝りな女性でフェミニスト。女性らしさがないのにフェミニスト。
女性らしさを押し付ける(もしくはそうとみなした)言動にはすぐにくってかかるなど男女間の問題が起きると女性の先頭に立つ。
そのため寅二と衝突しそうになったことも。


  • グッテンバーグ

CV:長島雄一
カバ。寝るのが大好きで、すぐに寝られるように家はソファばっかりあちこちに置いてある。
開園中も寝てばかりだが合同結婚式の話し合いの際、とんでもなくかっこいい事を言う。
「おめでたいことで忙しいのって幸せな感じがするんですよね。幸せな人がいっぱいで幸せもいっぱい」


  • フラジー

キリン。馬に乗った王子様を待つような夢見る乙女で、ポエムを書いたり妄想癖がありやや子供っぽい性格。
同じ黒田さんを狙うミミと当初は衝突を繰り返していたがやがて親友になっていった。
酒を飲むとやや物事の本質をついたことを言う。


  • ミミ

CV:神田うの
ミンク。この漫画のキーになるキャラ。一見すると超可愛いチャラチャラしたイマドキの若者。
「あたしは可愛く居ればいいんですよね?じゃあ練習なんか要らないわ」と就業後の全体ミーティングを拒否。
その態度にギンペーは特に反感を持つが、残業を嫌がるのは仕事後、ジムやバレエのレッスンなどが毎日入っており、己を磨く事には誰より熱心だった。*3
ある日ギンペーが目を真っ赤に充血させて出社してくると、ミミは「それで出るつもりですか?」と目薬を手渡す。ギンペーは彼女の仕事に対する意識を確認したのか、素直に受け取り、礼を言った。
……と、ここまではストイックな可愛い女性キャラに書いてみたが、実際は男。
男の娘である。
男であるがゆえに、どんなに愛する男と出会おうとも、最後には女の所へ行ってしまう。あたしの方が可愛くしても料理が上手くなっても、女ってだけでそっちを選ばれてしまう、とゲイの苦悩を体現していた。
ギンペーのことは中々認めようとしなかったが、ギンペーとピンキーの恋仲は素直に応援しようとしたり、ギンペーが他の動物園から引き抜かれようとされていると聞いたら(実際はサンペーの誤解)泣いて止めようとしたり、なんだかんだ嫌ってはいない様子。


  • シマ豊作

シマウマ。通称シマくん。
フラジーに片想いしており、序盤はそれなりにデートしていたが、基本相手にされていない。
フラジーが黒田にフラれ、キープのシマくんが居るじゃないかと気付いた時には女シマウマのシマ子さんという彼女が出来ていた。
気弱だがやや調子のいい所があり、他のシマウマに恋をしたりそれが実らないとまたフラジーに言い寄っていた。


  • ロン、ポン、リーチ、ドーラ

CV:玄田哲章(ロン)、石川寛美(リーチ)
ジャイアントパンダの三人家族。ロンが父、ポンが母、リーチが一人息子。後に妹のドーラが生まれる。
個室の控え室に専用のシャワーと破格の条件でヘッドハンティングされてきたエリート。
動物園ではパンダは大人気な為、「芸などして媚びる必要もない、我々は寝てるだけで観客は満足する」とロンは超高飛車なエリート思考(ポンはただ付いているだけだったが)。
リーチはギンペーの玉乗りを見て自分も練習を始めるなど、常識人。
後に動物園側の待遇に不満を持ち始め、一家で独立してパンダ園を立ち上げるが当然上手くいかず、ロンは蒸発してホームレスになる。
リーチが寂しがっている事を受け、ギンペーは両親にロンの捜索を依頼して見つける。
動物園に復帰後は性格がかなり丸くなり、ポンの出産のための入院中は映画『クレイマークレイマー』状態になるなどマイホームパパへの道を踏み出した。
ロンは前半ではもう一人の主人公とも言えるくらい、物語の中軸を担っていた一人である。


  • ローリー

CV:葉月パル
スレンダーロリス。ミミと同時に中途入社してきた。性格が良く好青年なため影が薄い。趣味はカレー作り。



人間

  • 加藤さん

CV:肥後誠
飼育係。ギンペーをスカウトしたのも彼。妻と娘がいる。動物達が人間と変わらぬ様に喋れる事を知る数少ない人間。
良識派だがルールを厳守する堅物でもなく、リーチの様子を見に行きたいギンペーをバケツに隠してパンダ舎の裏まで連れて行くなど、融通がきく人物。
職業柄、娘を遊びに連れて行けないのを心苦しく思っていたが、ギンペー達の提案により動物園を案内して職場見学させる事にした。娘は大変感動して父の偉大さを痛感したようだった。


  • 園長

CV:辻村真人
上野原動物園の園長。どうにも子供っぽい。だがギンペーやロン一家などをヘッドハンティングしたり、オーディションで広く公募して中途採用を探すなど、人材確保には敏腕のようだ。
控え室の話題があると、まず最初に追われる身。最初は全体控え室の隣に園長室があったが、パンダが出て行ったためパンダ専用控え室もみんなで使う事になったが、部屋割りで揉め始めた。それを解決する為に壁をぶち抜く提案がなされ移動、全体控え室の向いに。
さらには終盤、寅二の育児室設置の提案で日当たりの良い園長室を退けと言われる。その場合物置代わりにしてる日当たりの悪い部屋が園長室に。可哀想な園長。だがみんなには安心して働いてもらいたいもんねとにこやかに許可。いい人過ぎるよ園長。結局育児室は使いたい筆頭である寅二が妻に反対されたため却下に。よかったね園長。
だがその際「狭いながらも日当たりだけはいいこの部屋」と言っていた事をよくよく考えてみると、あの高飛車なパンダに専用とは言いながらも狭い部屋を渡していた事になる。つええ。
しかも契約時に約束されたパンダ専用シャワーを「書類上には書いていない」と共同シャワーに変更したりとやはりやり手。


  • 桜樹麗奈

超厳格な女医。動物達の健康診断を担当する。仕事熱心で、食事指導に従わなそうな動物にはベッタリ監視し、横から取り上げて代わりに食べる。
医者でありながら旦那を病気で亡くした事がきっかけで今のような厳格な性格になったらしい。
当初こそギンペーを辟易とさせていたが、彼女の事情を知り尊敬の念を抱かれるも「仕事熱心過ぎて体を壊すのでは?」と心配されていた。



動物園以外の動物

  • 藤吉、加代

CV:長島雄一(藤吉)、たちのまさみ(加代)
ペンギン。ギンペーの両親。コテコテの関西ノリ。旅芸人一座にいた。「とうきち」だからとーちゃん、「かよ」だからかーちゃん。
結婚何十年のようだが今でもラブラブな様子が垣間見える。
上野原動物園の中途採用オーディションを受けに来たり、ギンペーの代わりにピンキーを介抱したり、ホームレスになったロンさんを探すために自らホームレスになったりと大変アグレッシブ。
初期はギンペーと加代が電話をしている横で、「わしもわしも」と交代を要求するだけの藤吉だったが、ロン捜索のあたりから頼れる男っぽさを発揮してきた。


  • 湿子(しめこ)

ペンギン。魔性の女で周囲に反対されていないと恋愛出来ない駆け落ち厨。父の苦労が察せられる。
こいつに駆け落ち先で一方的にフラれたせいでチェザーレは重度の欝になった。
うなじの毛、略してうなげで男を悩殺する。ナルシストでもあり、窓に映る自分を「この角度良いわ。儚げで」などと考えていたりする。
後にチェーザレと再会した際一緒にいた小雪を露骨に蔑む態度をとるももも子に皮肉を言い放たれ捨て台詞を吐いて退散した。


  • 小雪

ペンギン。名前は美しいがギンペー達他のペンギンより二頭身ほど大きい。「小山が動いた」と表現されるほど。
だが、チェザーレと披露宴で知り合い、お泊りする。それをきっかけに通い妻となる。
チェザーレ宅に連日来ていても自宅電話には出ない、ダウンしたチェザーレを背負って帰るなど、古風で気立てが良い。
美しくないのを気にするチェザーレはデートに連れ出さないが、夜道の散歩をしている時に彼女の一言がきっかけでチェザーレもキュンしてそれ以降彼女に惹かれていくようになる。
実は南海コンツェルンの令嬢。


  • ズブロフスキー

CV:江原正士
オオカミ。廃品回収業者。拾ったゴミ主に家具を工房に持ち帰って修理する。廃品だけでなく修理の依頼にも応じる基本的に無料。
ある日、ゴミ捨て場でタボンを見つけて回収する。トラックの荷台に乗せた姿を「非常食かいな」と言われる。
実は超高級高層マンションに庭師とコックと執事とメイドと共に住む大富豪。元は上野原動物園に居たがギンペーが来る以前に退職。趣味の家具に専念していた。
強面に思われるが、タボンがニコニコ園の授業で家族の絵としてズブの絵を描いて帰ってきた際、有り得ない程デレデレになっていた。
タボンが精神的に安定してきたのを契機に、家具職人になるため本格的に修行しようとベルナール工房へ住み込む。
ギンペー、ロンに並んでサブ主人公とも言うべきキャラの一人。


  • タボン

CV:くまいもとこ
ブタ。ゴミ捨て場に捨てられていた。拾われた当初は完全に心を閉ざしており、滅多に口を開く事も無く食べ物だけに執着していた。
ズブロフスキーとの生活が始まって少しした頃、ズブがこれまで住んでいた作業場では子供が住むには良い環境じゃないとズブは自分の実家に連れて戻る。しかしあまりにも広く、メイドやら執事やらが居て庶民からかけ離れた生活だったため、タボンは馴染めずにいた。みんなで僕を騙してると思い込み、家出。ギンペーたちが見つけて保護し、加代と藤吉の手作り鍋を食べて心蕩ける。かけつけたズブに怒られると思ってごめんなさいぶたないでと丸くなったがズブは一切怒ってなく、取り越し苦労だと知る。
植物に興味を示している姿を見たズブにより、庭師のゴードンの手伝いをお願いされ、居場所を見つける。
「ぶた…ないで…」と体を丸めて怯える、ズブロフスキーの実家である広い家を騙されてると解釈するなど他者に対して猜疑心・恐怖心があった。
母親に虐待されていたらしく、風呂に無理やり沈められた経験からプールを怖がる、食事を満足に与えられなかった経験から即座に尚且つ誰にも分ける事なく食べつくす、など虐待のトラウマが根強く残っていた。
しかし、ズブロフスキーの家に来てから庭師やメイドから実の子供の様に大切に可愛がられるうちに、口数も増えて表情もコロコロ変わるなど子供らしい面を取り戻していった。
「好きっていうのはね、おやつを分けてあげられることだよ」


  • もも子

ゴリラ。ゲイバー「どんぞこ」のママ。一見するとごついオカマだが人生経験豊富で相談にも的確なアドバイスを返す。後に知り合いだったミミだけでなくフラジーや黒田、ギンペーとも親しくなった。
化粧を落とすと性格も男っぽくなり介抱したフラジーからは一時的に惚れた。



用語

  • 動物園

この漫画のメインの舞台。
この世界では動物園にいる動物はエンターテイナーであり人間たちの抱くイメージのように振る舞っており、私語は厳禁(なのだが結構みんな喋っている)。
動物園に勤めていることはエリートであると認識されており中途採用されることは少ない。


  • うなじ

首の後ろの部分であり、ペンギンたちがフェチを感じる部分。
毛並みが美しければ美しいほどいいらしくチェザーレは重度のフェチ。




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  • 懐かしい項目が立ったなあ。まだ編集途中かな? -- 名無しさん (2014-09-05 04:15:25)
  • 子供の頃見てたなあ。 -- 名無しさん (2014-09-05 11:21:36)
  • うわ、なつかしい。アニメであったよなー -- 名無しさん (2014-09-05 12:21:28)
  • 大人になってから読むと色々と深い -- 名無しさん (2014-09-05 12:25:09)
  • ♪ごは~んの~じ~か~ん~だよ はや~くて~をあぁらぁっと~い~で -- 名無しさん (2014-09-05 13:04:26)
  • このたび文庫版が発売されましたね -- 名無しさん (2014-09-05 14:24:06)
  • 何故かおはスタで再放送してたんだよねこれ -- 名無しさん (2014-09-06 01:36:30)
  • タグありがとうございます -- 名無しさん (2014-09-06 02:54:24)
  • 項目立てるために読み直してたんだけど、とりあえず具合悪い人を介抱すれば恋人が出来るって結論になりましたw -- 名無しさん (2014-09-06 04:11:47)
  • 懐かしいなぁ…元は漫画だったのか、このアニメ。毎週録画してたなぁ -- 名無しさん (2014-09-06 05:35:37)
  • 安永先生の「超感覚ANALマン」の最終回サブタイトルは「バケツでウラン」だった……当時東海村の臨界事故があって思いっきり不謹慎なサブタイだったけどこの作品にも引っかけてたんだよなあ -- 名無しさん (2014-09-06 11:34:58)
  • ↑2mアニメってサブタイトル一覧見てみると、原作のほっとんど未消化だわ -- 名無しさん (2014-09-06 11:49:25)
  • パンダ回覚えている エリート意識の高い親子で動物園でかなり優遇されてた -- 名無しさん (2014-09-08 15:53:27)
  • 今読んでも面白い漫画。今だったら、どんな風になるのか気になる。猫カフェがキャバクラになるかも。 -- サヤ (2017-01-02 19:13:04)
  • キリンの女の子( CVは確か、水谷優子さんだったような )のキャラもいたよね...その子とミミの黒豹の黒田との三角関係は...ギンペーがいつもとばっちり喰らっててヒヤヒヤしながら見てたような....。 -- 名無しさん (2020-05-07 14:11:06)
  • 今となっては昔の作品だから知らない人も多いんだろうが、このアニメのBGMって、今でもバラエティ番組とかで耳にする機会がすごく多い気がする。 -- 名無しさん (2021-03-19 01:13:40)

#comment

*1 貧血を起こして倒れたピンキーをギンペーの両親が助ける。→、ギンペーが両親を自分の家に呼んでピンキーの相手をさせ、自分は風呂場に隠れる→ピンキー、ギンペーの両親が助けてくれたと認識→両親にお礼をしに家を尋ねるもギンペーが出て来る→そのためしばらく彼女はギンペーの家をギンペーの両親の家で、三人が一緒に暮らしていると勘違いという事態に。その後、ギンペーの家からピンキーが出るところを見られたことでまたややこしい事態になった。
*2 二次会には参加しない、など
*3 アニメ版でギンペーに介抱され、その努力の一端を知られることになる

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