顧客が本当に必要だったもの

ページ名:顧客が本当に必要だったもの

登録日:2014/08/15 Fri 00:56:49
更新日:2023/12/21 Thu 10:32:34NEW!
所要時間:約 5 分で読めます



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風刺 どうしてこうなった 社会問題 ネタ 顧客が本当に必要だったもの it 伝言ゲームが迷走した結果 意思疎通は大事 要件定義





概要

『顧客が本当に必要だったもの』とは、ITビジネスにおけるシステム開発の迷走を風刺した絵。日本では2005年頃からネット上でよく見かけるようになった。
上記画像は日本語版だが元は英語で、「How Projects Really Work」とか「The Tree Swing Cartoon」などと呼ばれている。


顧客の曖昧な要望を元に曖昧な支持を回した結果、最終的に誰にも望まれぬもの(しかも高価でローサポート)が出来上がっていってしまう様子を表現している。
各人がどういう間違いを犯しているのか描き分けられている点に注目したい。
最新版ではいろいろ強烈になっている(外部リンク)。またアニメ・ゲームその他、幅広い分野で派生ネタが作られている。
元ネタはヨーロッパやアメリカの産業界に古くからある風刺絵(外部リンク)。以下の画像は日本の書籍で引用された絵としては恐らく最も古いもの。



有沢誠(1988),ソフトウェア工学,岩波書店にて引用された絵
出典:University of London Computer Center Newsletter No.53



解説

この解説は一考察に過ぎず、絶対ではない。留意せよ。


顧客が説明した要件

  • 「木に吊るすブランコを頼むよ。」「ちゃんと真ん中に体を入れたりできるようにしてね。」「システムよくわかんないんだよね。」

どうやら顧客はブランコのようなものがほしいということがわかる。しかし真ん中に体を入れるとは?

体を通すブランコなど聞いたことがないが、足場を増やせということなのだろうか?
しかしいくつにすればいいのかの説明は無いので、受け手の方でとりあえず3つと仮定する。


顧客は当事者でありその分野のプロなので、「顧客の提案は問題解決のための最適解」かと思いきや、そうでないことも多い。顧客は問題発見や要求定義のプロではないのだ。
また勘違いしやすいが、ここに当てはまるポジションは「顧客」ではなくその顧客から依頼を受けた「担当窓口」である。


プロジェクトリーダーの理解

  • 「承知いたしました。」「しかし3段なんて無理だと私だからこそ気付ける。1枚板こそ肝要。」
    「ブランコって枝からぶら下げて…こんな感じだっけ?」「あ、枝1本じゃ折れるな。紐を別の枝に分けよう」
    「初めての分野で細かい仕様判らんからなあ。」「精査はアナリストに任せよう。」

ブランコは支柱などの支えからぶら下げて揺れる装置だという大まかなことは理解している。
また、顧客の要件のアラをある程度は洗い出すことも出来ている。
しかし人が乗って漕ぐことができないとブランコとは呼べないということが分かっていない。
このままの設計では人が乗って漕ぐと木にぶつかってしまい遊べないが、結局細かいところは詰めない。
というよりも、そもそもブランコだと分かっていない可能性が高い
窓口から「枝に紐を結び付けて板を3枚付けたもの」程度しか情報が入っていないならこのような解釈にもなりうる。
加えて板を3枚にした理由も伝わっていない。


アナリスト(分析家・評論家)のデザイン

  • 「分析の結果、真ん中の板は稼働するはず。リーダーの目的仕様を満たすため邪魔な幹を除いて…」
    「ありゃ倒れるか?支柱を…」「ふぅ、作業要件定義の数も増えたしプロジェクトっぽくなってきたかな。」

相変わらず人が乗って漕ぐことができないが、木にぶつからずきちんと揺れるようになっている。つまり、引き続きこれがブランコだと分かっていない。
しかし幹を除いてしまうと木は枯れ、やがて倒壊するのは自明の理の筈なのだが……木というハードの仕様を把握していないのが明白である。


プロジェクトリーダーの意を精一杯汲み取り、リーダーが考えた仕様にしっかり添おうとしてはいるのだ。
しかし元から根本的なところが抜けていることを見過ごしているので、現実離れした机上の空論にしかならない。


プログラマのコード

  • 「なになに?ええと設計書によると… 板とロープが接続され、ロープが2本で木に接続、か…」
    「うん、仕様通りだ。エラーも検出されない。」

違う、そうじゃない。設計の意図がうまく伝わっていない。
「木に吊ったもの」と理解はしているが、これでは想定通りの性能を発揮することができない。予算も検証時間も与えられていないのだろう…。


プログラムのコードは第三者がそうそう欠陥を指摘できるようなものではないので、ここまでくるとどうしようもない。
ブランコだという情報が伝わらなかったとすれば、おかしいということにさえ気づく余地はない。


営業の表現、約束

  • 「当社は業界のリーディングカンパニーとして最高のソリューションをもって
    お客様にご満足頂ける超一流のクオリティのITガバナンスに根ざしたコアコンピタンスを支える
    戦略的でスケーラブルなビジネスプロセスを進化させる真の統合をサポート…」

基本的に営業担当は数字を取ってきてナンボである。
しかし如何せん技術方面がわかる者は少なく、加えてチームマネジメントの知識もない。
このため彼らは顧客に媚びて無茶なことでも安請負し、仕様変更にもホイホイ応じる。
彼らは一番顧客の側で話を聞き、やり取りの回数も多いので、顧客の要件をそれなりに理解してはいるのだが…。
そもそも顧客もここまでは求めていないことが多い。


当然、彼らは客が要求しているものがブランコだと分かっている。そして、リーダーらが依頼案件がブランコだと理解しているものだと思い込んでいる。
だから、「これはブランコですよ」という追加情報を提示しない。


実は顧客に最も寄り添った立場なので、顧客が本当に欲しかったものに一番近い形は提示できている(予算的に妥当かどうかはともかく)。
少なくとも、最後を除いた9つの事例の中で一番「ブランコ」として使用できそうな形ではある。
要は、ここから余計な要素を取り除いて実現可能な形に持っていくのが本来の開発の仕事なのだが…。


プロジェクトの書類

  • 「えっ、後回しって1枚もまだ書いてないの?」

実体が何も見えない書類しかないか、あるいは予算と時間がないのでそもそも削られている
そもそも正体がわからないから何も示せない。
さもなくば設計図や指示書などが、実際に作ってからそれに合わせて書類作成される(実話)。
存在はしないが存在するが故の影はあるという、奇妙な状態。


書類というのはコピーすることで全員が依頼に関する情報を共有することが可能なアイテム。
これがないということは、それぞれの部署・工程がそれぞれの思い込みだけで稼働しているということになる。


実装された運用

  • 「ええと…リリースに間に合ったのはとりあえずこれだけです。」

顧客と会社が譲歩しあって、何はともあれ木の枝に吊ってあるものが完成した。当初の設計の面影はどこにもない
ブランコとして使うのは相当厳しいように見える。何気に顧客が本当に必要だったものに一番近いのもポイントか?
「実はあと少しでどうにかなりそうだ」という皮肉が込められているのかもしれない。


顧客への請求金額

  • 「え?ここ別料金?」「去年と同じ運用なのに…」「新聞で叩かれたあとやたら額下がったね?」

遊園地のジェットコースターばりの膨大なカネが提示される。
コースターが選定されているのは、制作元の都合で上がったり下がったりを繰り返す費用の風刺だろうか。


得られたサポート

  • 「木の根元が草原に設置されています」「細かい仕様については○○部署にお聞きください(たらい回し)」

ほとんどサポートしてくれない
というのも共通している仕様が草原に木があることだけで、そこだけは手厚くサポートできるが、それ以外は担当部署に聞くしかない。
さらにその担当部署もよく分かってない。
風刺画の絵はおそらく他の制作工程の絵を半透明化し、重ね合わせれば出来上がる。
そしてこのようなシステムは、無茶な運用がたたって次第に使われなくなっていくものである。


顧客が本当に必要だったもの

  • 「ぶら下がって遊びたいなら…」「パンダ様もこれで十分満足されてますよ」

あーそういうので良かったんだ…最初からこれがわかっていれば…。
おそらく顧客は動物園だったのだろう。最初の説明の段階で
「動物園のブランコと言ったらパンダで、パンダ用のブランコだから当然タイヤだよね。」
と勝手に思い込み、説明を省いてしまったと思われる。
で、顧客は自分のミスに気付くか忘れて激怒し、追加の手配をして現場作業にて何とか完成するのだろう(実話)。
幸いにもタイヤを手配して結べばOKという状況ではある。
そしてその場合「何とかなった」ということでプロジェクトは完結し、大して改善もされずに次の顧客へと無限ループする。



ちなみにここでいう顧客とは資金を出してその制作を依頼したスポンサーのことを指す。
別にそれを実際に利用するいわゆる消費者が製作者側にそれの制作を依頼したわけでも、それについての内容説明を行ったわけでもない。
そうである以上、消費者はこのテンプレで言う「顧客」には当てはまらない。


また、確かに顧客は消費者に向けた商品としてそれの製作を要求したのかも知れない。
だとしてもこの風刺の意味はそもそも
それを実際に扱うであろう消費者および利用者の需要に関して、顧客(依頼者)の理解と説明自体が不十分あるいは誤りだった
というものであり、言ってしまえば顧客側にも一抹の責任があるという結論に達する。


よって消費者目線で下手にこのテンプレを使ってしまうと、間違っていたのは消費者の方という無意味なブーメランになってしまいかねないので注意。



余談

カラー版の風刺画は10個だが、実は11個目が存在していると考えられる。
それは「この風刺画を見た人間の理解」である。
各工程はそれぞれ上の工程から下の工程に正しく情報が伝わらず、また下の工程から上の工程に確認が行われていない。
最初に書いてあるが、この風刺画が何を意味するのかは一解釈に過ぎない。
つまり作者から風刺画という答えのない情報を提示され、意味の確認もできずあれやこれやと想像し思い込んでいる訳である。
すなわち結局のところ、風刺画のメンバーと大差ない
万人が思い思いにこの風刺画を解釈したことで描かれるであるビジョンは、絵などで表すことが不可能なカオスであろうことは間違いない。


何を思ったか、この風刺画をそのままゲーム化したボードゲームが存在する。
プレイヤーは全員が「ブランコの木開発プロジェクト」の開発スタッフとなり、場当たり的に次々と入れ替わってくる周辺関係者の要望に可能な限り沿ってブランコの木を成長させていく…というゲーム。
ちなみに、勝敗は「いかに完成度の高いブランコの木を作り上げたか?」ではなく、「どれだけ要件を満たすことができたか?」で決められるため、最終的にすさまじいクオリティのブランコになろうが勝ちは勝ちになる。


なお、ITやシステム開発でなくても、前提となる情報がズレている事に気づかず、お互いの話が一向に噛み合わないということは起こり得る話である。
話が噛み合っても、意図が通じていない。相手の希望だけでなく、それは誰が、何のために使うのか、という5W1Hの確認が必要なのはどこでも変わらないものである。


「追記、修正? ここは運用でカバーしましょう!」


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  • 画像が無いと流石にわかりにくいんじゃないの? -- 名無しさん (2014-08-15 01:27:26)
  • 上にひとまとめするより項目毎に1つずつにしたほうが見やすいと思う -- 名無しさん (2014-08-15 01:38:59)
  • これはありがたいな!どういうネタかは知ってても細かい部分がさっぱりだった。これで派生ネタの力の入れ具合がわかるw -- 名無しさん (2014-08-15 02:06:52)
  • これのまどマギverは吹いたwww -- 名無しさん (2014-08-15 02:22:48)
  • これは果たしてどこで狂ったというべきか……毎回絶妙に悩むねぇ -- 名無しさん (2014-08-15 03:09:55)
  • プログラマのところ、これはひどいww -- 名無しさん (2014-08-15 06:54:22)
  • 請求金額の表現がよくわからない -- 名無しさん (2014-08-15 07:43:01)
  • 日本のソフトウェア業界とか酷いもんだよ、ウォーターフォールはあかん -- 名無しさん (2014-08-15 08:14:33)
  • ↑2 作ったのはただのブランコなのに、テーマパークの遊園地並みの建造費を請求される、ということじゃまいか? -- 名無しさん (2014-08-15 08:16:02)
  • ↑おまけに会社の都合で乱高下する -- 名無しさん (2014-08-15 08:31:55)
  • 個人主義的ビジネスの弊害?自分の仕事の特色を出した結果、顧客が置き去りに?て表現? -- 名無しさん (2014-08-15 08:34:39)
  • 意思疎通が最大の問題というビジネスの最も基本的なところを問題視しないと解決しない -- 名無しさん (2014-08-15 09:20:52)
  • 「報酬さえ受け取れればいい」「自分はこの道のプロだから何も言わず任せろ」・・・金と自己満足のみのビジネス、て事か? -- 名無しさん (2014-08-15 10:42:18)
  • もう実装石しか思い出せんw -- 名無しさん (2014-08-15 10:46:43)
  • 営業「検討します」>現場「ちょっと難しい」>現場長「時間さえあれば」>偉い人「出来ないことはない」>超偉い人「出来る!」顧客「やったぜ」 こんな感じ -- 名無しさん (2014-08-15 16:29:37)
  • オーダー受けた時大雑把に絵描いて確認してみればいいんだよ。こんな感じ?って。 -- 名無しさん (2014-08-15 16:33:50)
  • ↑ITビジネス、サービスじゃそういうプレゼンをしにくいからだよ。図解さえ難しいのに -- 名無しさん (2014-08-15 16:45:19)
  • まず顧客の依頼内容からおかしいという点。顧客は「何に使います」という点だけを伝えて、どういう形にするかを一緒に考えれば多少マシになる気が。 -- 名無しさん (2014-08-15 19:48:17)
  • ↑んー。それがうまく伝えられないんだよな。どういうことができるかもよくわかんなくて要求したりして、迷走する。システムを1から作る時とかヤバい -- (2014-08-15 23:15:33)
  • フイタwww(http://s.cyrill.lilect.net/uploader/files/201408152328390000.jpg) -- 名無しさん (2014-08-15 23:33:43)
  • このAC版は上手いなwwww もっと言うならダイヤブロックよりはPS三部作の画像ならなおよかった。 -- 名無しさん (2014-08-16 00:33:35)
  • ↑8いや、俺にもわからん。ここで文系理系の話が飛び出すのはおかしいだろ。いつ理系ばかりだからこうなるって話になったんだ? -- 名無しさん (2014-08-16 01:02:49)
  • ↑マシンやシステムにかかりきりで対人交渉がまるでダメな理系、弁舌は立つが肝心の技術がさっぱりな文系のどっちかが偏ってもダメ、ということだろ。ただのステレオタイプなネタだろうが。 -- 名無しさん (2014-08-16 07:43:54)
  • ↑すまんそんなステレオタイプがあるなんてわからなかった。ジョークなのね。 -- 名無しさん (2014-08-16 10:20:00)
  • ようするに08-15 12:31:37もそういうジョークで発言したんであって、べつに理系や文系のどちらかを貶めるつもりはないのだろう。()つけたせいで余計な印象を与えているが。 -- 名無しさん (2014-08-16 12:15:06)
  • 文系理系を問わず、何を作るか、どういう目的で作るかをきちんと共有できないと訳の分からないことになるんだよなぁ -- 名無しさん (2014-08-16 12:23:17)
  • 僕達は…どうして…こんなところへ…来てしまったんだろう… -- 名無しさん (2014-08-16 20:01:34)
  • ふと、義足だが日常生活に支障の無かった患者に医師が最新式の義足を薦めた話を思い出した。見た目は本物そっくりだが機能が駄目で歩けず「俺は歩けるようになりたいんだよ!」と患者がキレる顛末。そーゆー話? -- 名無しさん (2014-08-17 10:24:23)
  • ↑それはまだ、顧客自身が自分が要求している事を理解してるからまだいい方 -- 名無しさん (2014-08-17 10:31:13)
  • ↑これはプログラム関係だから、わかるやつと分からない奴で認識の齟齬が生まれるって感じでいいのかな? -- 名無しさん (2014-08-17 11:01:17)
  • ↑それもあるし、顧客自身が「自分はどんなものが欲しいのか?」をきちんと理解できていないというのもある。 -- 名無しさん (2014-08-17 11:13:22)
  • 個人事業始めたがパソコンさっぱりなんで、とりあえずHPをプロに作って貰おうとした。とりあえず事業所名と住所、電話番号、地図だけでいいのにごちゃごちゃ「これをつけないと」「あれをつけないと」「集客的には」て説明され、「明確にどう言うHPがいいかビジョンを持って下さい」と諭された。「だから事業所名と住所と電話番号、地図だけでいいってば」と答えたら「それでは~」「この場合~」とまたごちゃごちゃやり出し、「で、ビジョンは出来ましたか?」「・・・もういいよ。」てなった。しょうがないからjindoて無料HP制作フォームで作ったけど・・・ITってあんなんばっかりか? -- 名無しさん (2014-09-22 16:22:10)
  • ↑つまり顧客は普通の物を求めてるのに、先ずIT企業側が話をややこしくしてる事が多くないか?って。 -- 名無しさん (2014-09-22 16:24:11)
  • 資本主義経済なんて客に金使わせてナンボだから。オプションゴリ押しは、ま、多少はね? -- 名無しさん (2014-11-01 11:31:46)
  • ↑2 1ページから制作してくれる会社はちゃんとあるぞ、google力が不足している -- 名無しさん (2014-11-01 23:35:17)
  • 項目名だけ見るとわけわからんが、中身を見るとわかる項目 -- 名無しさん (2014-11-03 00:20:30)
  • 情報産業は、結局、商品が最初から最後まで”イメージ内にある物”で、そこから脱却しない、って事も問題なのかね? -- 名無しさん (2015-01-31 17:40:47)
  • 情報産業は性質上現物が見れないから共通理解をとりにくい。その結果顧客と営業と技術者が自分の知識だけで勝手にイメージしてしまう。 -- 名無しさん (2015-03-02 17:56:00)
  • ↑ただでさえ抽象的な情報産業も、具体的になってきたよ…前よりは。スマホ的なインターフェースの貢献は大きい。具体化のせいで余計なトラブルも増えるけどね! -- 名無しさん (2015-03-04 20:32:46)
  • ドラッカーを皮肉ってるよね。これ。 -- 名無しさん (2015-03-04 23:55:58)
  • システム開発って言葉自体が既に曖昧で、要するに、仕事の効率を上げる道具を制作することなんだよなぁ -- 名無しさん (2015-05-13 22:16:45)
  • 駄作になってしまった公式作品に対する良作の二次創作に対し「どうしてこうならなかった」という称賛と「俺達が本当に見たかったのはこれだ」という公式への皮肉として使われてるよね、これ。某お船アニメとMMDの比較とかさ -- 名無しさん (2016-06-27 23:56:55)
  • ↑「顧客の〜」じゃなくて「どうしてこうならなかった」の類につけられることが多いレッテルだと思う -- 名無しさん (2016-06-28 00:15:57)
  • ↑消費者側が「顧客」を「自分たち消費者」の事だと解釈していたんだろうな…。顧客に必要だったものと消費者が必要としていたものが食い違って駄作・黒歴史になってしまったのなら、それはそれで問題だがw -- 名無しさん (2016-07-10 12:48:33)
  • アニオタwikiだからしかたないかもしれないが、後半の部分はなんかそれこそ、「この風刺画から聞きたい話はコレジャナイ」感が強いんだが。 -- 名無しさん (2016-09-12 13:28:38)
  • うちの会社で運用してる販売管理システムがまさにコレだった・・・。実際に使う連中の意見聞かずに作ったもんだから、いらん機能が半端ねえ・・・。クッソ高価な請求金額と酷い有様。担当してた奴は定年で退職と。もうどうしたらいいか分かんねえな? -- 名無しさん (2016-09-12 13:54:29)
  • ↑2 つまり良記事ってことだな -- 名無しさん (2016-09-12 14:51:19)
  • ↑3履歴を見るに後半部分はここ数日で加えられたみたいだから、消しとくか? -- 名無しさん (2016-09-12 14:57:44)
  • ↑3 そのシステムを改善して君 is(are) GOD. -- 名無しさん (2016-09-13 22:26:22)
  • 「運用でカバーしましょう!」 って罪深い言葉だよね -- 名無しさん (2016-10-28 14:59:13)
  • 探してみると色んな画像が見つかるけど、得られたサポートのところが一番笑える -- 名無しさん (2017-01-15 17:17:40)
  • 学生の頃だとイマイチ分かってない部分もあったが社会人になると嫌というほど分かるな本当 -- 名無しさん (2017-01-19 13:22:44)
  • 発注者が運用担当者でなくてその上の実運用したこともない管理者や別部門の人間であるパターンが多くてまず具体的に何したいかの要件定義からグダグダになるやつ -- 名無しさん (2018-04-03 14:14:07)
  • 言っちゃなんだがコメント欄ですら気に入らないものの叩く為に正当化するための詭弁にしてるのが多いな -- 名無しさん (2018-04-03 14:20:45)
  • この問題のキモはざっくり言うと受注者と製作者での意思疎通のズレから生じる問題で、俺たち消費者は何の関係もないのにね -- 名無しさん (2018-04-03 14:22:38)
  • ↑3 この例で言うと運用担当者「いい感じに揺れて楽しい(説明する意識が薄い)シーソーが欲しい」→発注者「シーソー…?揺れる…ああ、あれ(ブランコ)ね!了解了解!」みたいな… -- 名無しさん (2018-04-03 14:40:25)
  • ↑6 「制作側はどうしてこれを作れなかった!もとはと言えば俺たちのせいだな!」みたいな? -- 名無しさん (2018-06-23 16:07:45)
  • ↑要するにこれをテンプレとして当てはめたらそうなってしまう。消費者の説明不足や理解不足も原因みたいなね -- 名無しさん (2018-06-23 16:18:26)
  • 画像見ても説明文見てもよく分からん。 -- 名無しさん (2018-07-12 03:49:56)
  • けもフレのあのツイート前に上がった例の顔を使ったやつは大好きだw -- 名無しさん (2018-09-25 00:05:54)
  • 顧客(運営)<どうしてこんな物を作ったんだ! -- 名無しさん (2018-09-25 02:39:39)
  • 荒らしコメントとそれに関わるコメントを削除しました -- 名無しさん (2019-05-25 23:02:16)
  • 顧客が本当に必要だったものって意味がわかると怖い話だよな。顧客であるGM上級国民が自分を讃嘆してくれる白子をNPCに作らせようとしたけど褒めるところが何もなくて失敗したから最期はリタイアして縊死したってことなんだろうしな -- 名無しさん (2020-05-03 01:19:58)
  • 最後に言われてるように、だいたいこれが使われてるような場面は「消費者が本当に必要としたもの」ということが大半 -- 名無しさん (2020-05-03 01:36:22)
  • プロジェクトの顧客と消費者は分けて考えないとそれこそ混乱の元になるだけですよ -- 名無しさん (2020-05-04 16:36:56)
  • 違反コメントを削除しました。 -- 名無しさん (2020-05-05 19:40:09)
  • 「パンダ様もこれで十分満足されてますよ」すき -- 名無しさん (2022-01-23 15:38:37)
  • プロジェクトリーダー、そもそもブランコだってこと分かってないんじゃない?「板三枚を木の枝からつるしたもの」程度にしか伝わってないんだよ。他の工程も全部そう。1つ前の工程から来た情報しか知らず、2つ前ともなると完全に理解不可な状態。そうなると、ブランコであることが伝わってない状況なのに「ブランコ作ろうとしてどうしてこうなるんだよ」と見てる読者も割と同類。 -- 名無しさん (2022-01-30 14:30:33)
  • ↑5 イラストサイトでこのタグを見たりするがそもそも金払ってない時点で消費者ですらないという(skeb等の依頼者除く) まあそんなこと言うと「凝り固まって融通が利かない」だの「言葉は時代によって意味が変わる」だのボロクソ言ってくるだろうが -- 名無しさん (2022-02-05 04:46:57)
  • 真実は「顧客“に”本当に必要だったもの」だったのかもしれない。 -- 名無しさん (2022-12-22 04:11:29)
  • まあ、↑40位のHP作成案件みたいなので、本当に社名と住所と地図くらいの作ると「この程度で金取るのか」「これがプロの仕事か」と言い出すのが消費者なので……実際自分で無料で作れるんだから間違ってはいない。消費者自身もわかってもいない必要なものを先取りして掘り起こさなければ『顧客』担当は務まらない。わかってないんだから、初期コスト抑えた上で運用しながら探していきましょう、も概ね正しい。 -- 名無しさん (2022-12-22 05:51:02)
  • つまり人間が存在していることが悪いので滅ぼす必要がある(魔王的発想) -- 名無しさん (2022-12-23 00:29:50)
  • ↑魔王が本当に必要だったもの案件だな、それは -- 名無しさん (2023-02-25 08:50:40)
  • 全員目隠しして伝言ゲームするとまぁこうなるよね -- 名無しさん (2023-04-12 17:31:58)
  • 顧客に必要なものは「失敗がなく、都合の良い利益」だよ。文句を言われたくなかったら、文句を言われない成果が出すしかないんだ -- 名無しさん (2023-04-12 17:35:06)

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