エマ(ボルシア・ドルトムント)

ページ名:エマ_ボルシア_ドルトムント_

登録日:2014/06/24 Tue 00:12:14
更新日:2023/12/18 Mon 13:45:03NEW!
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エマ(Emma)は、サッカー日本代表香川真司が所属していたブンデスリーガのクラブ、ボルシア・ドルトムント(以下BVB)のマスコット。
よく女の子と間違われる名前だが、その由来は60年代に活躍し、2年連続得点王に輝いたストライカー、ローター・〝エマ〟・エメリッヒから。




プロフィール
ポジション:マスコット兼BVBキッズクラブ会長
背番号:09
誕生日:2005年4月16日
出身地:ドルトムント
身長:2メートル
体重:普通よりちょっと多め
靴のサイズ:66(もちろんヨーロッパサイズ)
長所:ヘディングといつも陽気なこと
モットー:すべてはBVBのために!
好きな色:黒と黄色
仕事が無い時:黄色と黒の蜂ベッドで寝る
ピッチに入場する時の心情:蜂肌が立つ


そしてその姿は……


























あらかわいい。


そのストレートなかわいさとモチーフの分かりやすさは[[青い方のクラブのマスコット>エルウィン(シャルケ04)]]と天地の差である。
しかしよくよく見るとツッコミ所も。
まずは見ての通りノーパンドイツW杯の公式マスコット『ゴレオ6世』の悪夢*1を思い出した方もいるかもしれない。
だがミツバチと言えば黄色と黒の大きなお尻がチャームポイント。
じゃあ何が問題なのかというと、黒い模様が絶妙な位置にあるせいで、嫌でも目が行ってしまうこと。
あと、蜂のくせに翅が見当たらない。イラストでも翅があったりなかったりバラバラである。



しかし、この子はそれらを差し引いてもあり余るくらいのやり手なのである。
ここではその例を見てみよう。


まず、エマはフェイスブックを積極的に活用しており、かなりの頻度で更新している。「いいね」の数も6万を突破。
ドルトムントの街で開催されるイベントには積極的に参加しており、フェイスブックを見ていると実に様々なことを行っていることがわかる。
子供達へのサッカー教室にはもちろん、ドルトムントのショップにも登場。
トランポリン、竹馬、スーパーのレジ打ちのバイトなど、某恐竜の男の子ばりに何でも挑戦している。
Maskottchen Emmaというアカウントで活動しているので、興味のある方は見てみるといいだろう。



出典:ドルトムント公式
7月に行われる、新ユニフォームをたくさんの花で表現するという企画。
使われた花はファンにプレゼントするという、心温まるものである。




出典:wo-ist-felipe-santana-bvb-kidsclub-lockt-kinder-in-den-zoo-dortmund-id4562390.html
養蜂にも挑戦。……って、お前蜂だろ




出典:Borussia Dortmund Magazine
2012年5月のDFBポカール決勝の舞台ベルリンにて掲げたメッセージ。
「ごめんねパリ!愛の街はベルリンだ」
BVBのモットーは「Echte Liebe」(真実の愛)である。




出典:Borussia Dortmund Magazine
CL決勝の舞台、ロンドンにて。
言わずと知れたアビー・ロードのパロディ。




バイエルンショップに単騎特攻
よそのクラブのマスコットが乱入しているというのにまるで無関心な客や店員、
BGMのWer wird Deutscher Meister BVB Borussia Dortmundが何ともシュール。
また、エマが持ち込んだ黄色い袋はアドレナリンで、「アドレナリンはBVBのファンから作られる」というメッセージである。*2







冬休みに退屈するあまり、何にでも挑戦する。
BMXやプロレスなど、明らかに体張りすぎである。




川崎フロンターレのマスコット、ふろん太にお誘いの手紙を出すエマ。
漢字こそ使われていないものの、日本語はかなり頑張っている。
ちなみにBVBとフロンターレのスポンサーはプーマ。
この共通点のおかげで親善試合だけでなく、日独のマスコット共演という異色の組み合わせも実現した。




出典:NAVERまとめ:ドルトから招待状届き、川崎Fのマスコットがドイツを満喫中…「シンジカガワにオファーか?」の声も




それにしても、なぜエマはここまでやり手になったのか。それはひとえにBVBのイメージ戦略、地域密着活動の賜物である。
エマのフェイスブックには選手や監督、自身の写真だけでなく、老若男女様々なファンの写真が非常に多く投稿されている。
また、BVBではファンに子供が生まれるとエマグッズが送られてくる。
つまりこれは、幼いうちからBVBが身近にある状況を作り出し、慣れ親しんでもらうことを目的としている。
さらに子供の誕生日には、予約さえすればエマを家に招待することができる
いかに「ファンとサポーターと共にある」ことを大切にしているクラブかよくわかるであろう。
「ファンとサポーターと共にある」、単純だが、最も重要ことではないだろうか。



その一方で、腹黒い部分が見え隠れする一面もある。



出典:qoly:ドルトムントマスコットの親切心が裏目に?
バイエルンのチームバスへ立ちション疑惑。



出典:http://ling2xisbatgirl.tumblr.com/post/62450300698/everytime-i-see-emma-i-remember-her-and
エマの ふいうち!
食らっているのはアーセナルのマスコット、ガンナーザウルス。








追記修正よろしくお願いします。


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*1 「セサミストリート」などで知られる米ジム・ヘンソン社がデザインしたが、あまりにも不評でマスコット制作会社が倒産した。
*2 Youtubeのドルトムント公式チャンネルで公開したショートムービー「ブンデスリーガ最大の秘密」は、BVBのサポーターから抽出したアドレナリンを他クラブが買っている、つまりどの試合も観客動員数ナンバーワンのBVBのおかげで盛り上がっているという内容である

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