四肢切断/Dismember(MtG)

ページ名:四肢切断_Dismember_MtG_

登録日:2011/09/06(火) 20:12:26
更新日:2023/11/20 Mon 10:58:42NEW!
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mtg マジック インスタント 除去 猟奇 達磨 バラバラ φ 黒スレ 四肢切断 カディーン項目 黒 ……黒? 黒以外で使われまくる もはや黒の敵 タフネス6未満のファッティの敵



お前はファイレクシアに仕える。お前の部品はファイレクシアの別な所に仕えた方が良かろう。


四肢切断とは、TCGマジックザギャザリングに存在する黒のカードである。
「ミラディンの傷跡」ブロックの小型エキスパンション、「新たなるファイレクシア」にて登場。


Dismember / 四肢切断 (1)(黒/Φ)(黒/Φ)
インスタント
((黒/Φ)は(黒)でも2点のライフでも支払うことができる。)
クリーチャー1体を対象とする。それはターン終了時まで-5/-5の修整を受ける。



見ての通り、クリーチャー除去を兼ねた修整呪文である。
「新たなるファイレクシア」で登場したシステム、ファイレクシア・マナにより、黒マナの部分をライフ2点で肩代わりできるのだ。
そのためこの呪文は、


  • 無色1、黒2
  • 無色1、黒1、ライフ2点
  • 無色1、ライフ4点

の3通りでマナの支払いができる。
そして肝心の効果はP/T-5と大きめ。単純にタフネス5以下の処理はもちろん、このカード単体では除去できずとも巨大化みたなコンバットトリックとして使う柔軟性ももつ。
これだけの性能なら除去を十八番とする黒のデッキでもなおさら柔軟な運用ができるが、タフネス6以上も視野に入れるなら直接除去できる破滅の刃や喉首狙いを優先したい。
ただし、スーサイドな戦術を取るなら大いにアリ。


なおこの四肢切断…「ミラディンの傷跡」ブロック現役当時のスタンダード環境において最も活躍していた除去である。
それは何故か。
マナの支払い方の所を見てもらいたい。
…そう。なんと、黒でないデッキでも、無色1マナとライフ4点だけで使えてしまうのだ。


除去が苦手な青や緑や白、更には黒とならんで除去が得意なはずの赤でさえ、この四肢切断を搭載していることが多い。
赤は、プロテクション(赤)を持つ「コーの火歩き」や「ファイレクシアの十字軍」、火力にべらぼうに強い「ファイレクシアの抹消者」、再生持ちで火力で対処しにくい「荒廃のドラゴン、スキジリクス」、タフネスが高く厄介な「呪文滑り」「詐欺師の総督」あたりを狙い撃つために搭載している。


黒のクリーチャーが複数見えたのは気のせいだと思いたい…。


ぶっちゃけ、黒の数少ないエースであるスキジリクスと抹消者がイマイチ活躍できないのは、四肢切断のせい…。
ここまできたら黒の呪文なのに黒の敵である。


この事実上の無色除去である四肢切断が環境に蔓延しているせいで、タフネス6以上のクリーチャーでないならコントロールデッキのフィニッシャーにはなれない、とまで言われるように。
ここまで来るとほぼ剣を鍬にの強さをほとんど変えなかったリデザインカード。


こいつを代表とするファイレクシアマナを搭載した数々の猛者カードは、色に縛られないがためにあらゆるデッキに投入されまくり、
そのファイレクシアマナのぶっ壊れ具合は、マロー(有名?なカードデザイナー)をして「やっちまった」と言わせた。


もちろん、実質1マナ高効率除去呪文である以上レガシー等のエターナル環境下でも大活躍である。


ちなみにこれでも刷る前に強すぎると気付いて一度弱体化されている。その結果は...無色の1マナが追加されて修整値がP/T-4からP/T-5にされたとさ。
...何か根本的に間違ってないか?


「タフネス5以下のカードの価値を下げた」のは当然のこと、このカードは黒以外のデッキにたびたび用いられた。
特に青白コントロールとの相性がすこぶる良く、本来単体除去を不得手とするはずのデッキがなぜか単体除去を打ってくるという始末。
フィニッシャーはタフネス5以下なんて信頼がおけないから、タフネス6以上のクリーチャーを選ばなければならない。


スタンダードでは、実は今まことしやかに語られているほどに猛威を振るったわけではない。4点というライフロスがかなり激しいのだ。
《悪斬の天使》《ファイレクシアの抹消者》のようなかわいそうなパターンはいたが、当時のフィニッシャーと言えばタフネス6以上のタイタンや《ワームとぐろエンジン》が主だった。
さらに基本セット2012以降で「呪禁」が登場、そもそも除去を受け付けないクリーチャーが増えたこともある。
そして《秘密を掘り下げる者》のようにそもそも軽くて打点の高いクリーチャーの場合、このカードで対処されるというのは儲けもの。


…ただし、猛威を振るったわけでないからといって環境が健全だったかというとかなり疑問。
なにせタフネス5以下のクリーチャーはこのカードであっさり処理されてしまう。だからタフネス5以下の特定のクリーチャーに依存した戦略はまず取れない。インスタントなので「装備」のタイミングなどに合わせて打つこともできる。
「黒と関係ないデッキからこんなもんが飛んでくる」ことに対するアンフェア感は、当時の黒使いはもちろん、多くのプレイヤーを辟易させた。イニストラード次元が人気だった、という記事が多く書かれているせいで結構忘れがちだが、このカードは環境にかなりの圧力を与えていたのである。
ちなみに実は一番腹が立つのは黒から飛んでくる場合で、「相手はライフが少ないから《四肢切断》を切ってくれれば儲けもんだ!」と思っていた矢先に、3マナしっかり払って除去を撃たれるとなかなか腹が立つ。
ピッチスペルにありがちな「素撃ちできることを忘れる」やつである。ただしこの話があったところで、一番うまく使えるのが黒というわけではないのがファイレクシア・マナの闇である。


レガシーでは当時のチーム・アメリカや、除去を持てなかった青系コントロール、マーフォークなどで活躍。
《タルモゴイフ》《墓忍び》など、当時のフィニッシャーを対処した他、部族デッキのロードを狙い撃ったりと獅子奮迅の活躍をした。
そして《精神的つまづき》とともにビートダウンを停止させ、環境を次第に青に染めていく手伝いをした。お前一応黒のカードだよな?


ただし最近の環境ではほとんど使われていない。高速環境での4点のライフロスはさすがに重い。
自分のライフを減らすことに有意な価値がある《死の影》あたりではよく使われているが、そうでないデッキで使う場合、フェッチランドやショックランド、《思考囲い》などのライフロスがかさむのである。
最近は《致命的なひと押し》のような優秀な除去が増えてきたことで、「1マナでタフネス5を除去できる」ということに戦略的な優位がなくなってきたのも挙げられる。




さて、真面目な話はこの辺までにしようか…。


このカードの名前は「四肢切断」…文字通り、クリーチャーの手足を切り離し達磨にして弱体化させ無力化、果ては殺してしまう呪文なのだろう。まさに生殺しや惨殺死体が大好きなニッチ層にピッタリ。


…ということは、マジック界の様々なクリーチャーを達磨にできるこの呪文は、我々に様々な妄想を与えてくれるハズだ…。
なお、誠に残念ながら新ファイレクシアのアイドルであるノーン様とシェオルたんは四肢切断を耐えてしまうので、我々の妄想に使うことはできない…。
なお、いくら可愛いからってチャンドラニッサはクリーチャーじゃなくてプレインズウォーカーだから無理だ。どうしても達磨にしたいなら、マイコシンスの格子&機械の行進でもどうぞ。



スケベ達磨完成である。


狂喜なしならケツ達磨に。


にっくき厨性能天使も、四肢切断にかかればただの達磨小娘である。


  • 蒼穹の魔導師&翡翠の魔導師に四肢切断

M2012の魔導師サイクルから、超絶美人2人を達磨に。


そもそもどう切る


切っても芋虫に襲われるのがオチ


逆襲が怖い。


  • シルヴォクののけ者、メリーラに四肢切(ry


\我等がミラディン最後の希望を…やらせはせんぞ!/


\誰だお前は!?/



スラーン が あらわれた !

Thrun, the Last Troll / 最後のトロール、スラーン (2)(緑)(緑)
伝説のクリーチャー-トロール、シャーマン
最後のトロール、スラーンは打ち消されない。
最後のトロール、スラーンはあなたの対戦相手がコントロールする呪文や能力の対象にならない。
(1)(緑):最後のトロール、スラーンを再生する。
4/4


  • 最後のトロール、スラーンに四肢切断

最後のトロール、スラーンはあなたの対戦相手がコントロールする呪文や能力の対象にならない。



対象にならない。



スラーン:4/4


VS


アニヲタ:1/1


ファイレクシアのアニヲタはスラーンに殴り殺されました。






ライフ4点と無色1マナを払ってクリーチャー1体を対象とする。それはターン終了時まで追記・修正を切断・修正される。


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  • そもそも手も足もないワームをぶったぎったり、強化されて耐えた場合は人型種族でも四肢切断されても戦える(パワーが残る)とは一体…? -- 名無しさん (2013-08-28 18:58:21)
  • 四肢切断って、小説の草加雅人? -- 名無しさん (2013-08-28 21:38:20)
  • 最後のとこ、1/1もあるんですかねぇ・・・1/1クリーチャーも絵を見てるとクソ強そうなんだよなぁ -- 名無しさん (2014-03-21 00:45:06)
  • アーティファクトで良くね? -- 名無しさん (2014-06-24 10:17:00)
  • ↑細菌トークン(0/0)が俺らにはちょうどいい -- 名無しさん (2014-06-24 11:09:43)
  • 脱走者トークンでいいんじゃね -- 名無しさん (2014-06-24 12:19:09)
  • 幼女(1/2 / 1/2)に負ける俺ら -- 名無しさん (2014-09-12 23:21:18)
  • 同族まで狙ったりタフネスの基準を変えたあたりはかつての火炎舌に通じるものがあるな -- 名無しさん (2014-09-19 08:47:32)
  • なんていうか、ファイレクシアマナって色んな意味でバランス調整が難しかったんだなって感じるカード。今でもモダンやレガシーで絶賛活躍中です。 -- 名無しさん (2014-09-19 09:31:29)
  • 対応する基本土地をコントロールしている時に効果を持つようにするべきだった -- 名無しさん (2014-10-20 18:05:19)
  • ライフ2点は踏み倒しコストとして安すぎるんよね、マナで支払うの前提のパワーカードも多いし -- 名無しさん (2015-02-06 11:54:02)
  • (黒)(1/Φ)(1/Φ)tokani -- 名無しさん (2015-06-02 18:27:01)
  • ↑ミス (黒)(1/Φ)(1/Φ)とかにすればまだアリだった -- 名無しさん (2015-06-02 18:28:13)
  • フレーバー的にはタフネス5以下は切断された傷ですぐ死んでしまうって感じで、6以上のほうがむしろ達摩にする妄想の対象としては正しい気がするんだが -- 名無しさん (2016-02-25 02:19:15)
  • サポートが出張されて本来のサポート対象が割を食うのは遊戯王だけかと思ってたわ -- 名無しさん (2016-04-05 16:52:00)
  • 「チャンドラとニッサはクリーチャーじゃなくてプレインズウォーカーだから無理だ」って、オリジン版なら遠慮なくできるよな! -- 名無しさん (2016-04-27 21:20:23)
  • このカードだけなかなかパックから出てこない印象がある。他のアンコモンは大体4枚揃ったのにこれだけ1枚。物欲センサーって怖いね。足りない分は闇の掌握(BBで-4/-4、意外?にもミラディン陣営)あたりでひとまず代用だ。 -- 名無しさん (2016-09-15 05:19:07)
  • 呪禁やプロ黒ってどうやって四肢切断を躱しているのだろう? -- 名無しさん (2017-08-20 20:48:48)
  • このカードのせいで使われなかった、あるいはこのカードさえなければもっと評価の高かったクリーチャーも大勢いたんだろうなぁ。マナ代替がホントにいらんかった。 -- 名無しさん (2019-01-25 12:09:15)
  • 黒の敵は黒ってのはある意味黒らしいといえば黒らしい -- 名無しさん (2019-04-11 11:45:53)
  • なお開発当初予定していた性能は修正値が-4/-4の代わりにマナコストが(黒/Φ)(黒/Φ)、つまるところ0マナでぶっぱできるというとんでもない代物だった模様。そんなもの刷ろうものならギタ調と同じようにストーム系デッキのおもちゃにされる事必定であり、最低でも1マナ必要になった今の性能はやはり適正と言える…わけあるかい! -- 名無しさん (2019-05-10 01:19:00)
  • 四肢切断されたシェオルたん「何のこれしきィ」→ノーン様降臨(対戦相手側)「やあ」→シェオルたん「」 という妄想 -- 名無しさん (2020-02-11 21:18:17)
  • モダンでもレガシーでもお手軽除去として何年経っても活躍中 -- 名無しさん (2021-04-14 12:17:06)
  • 当初は-4/-4だったのは四肢] -- 名無しさん (2022-04-28 06:37:53)
  • ミス。当初は-4/-4だったのは「四肢」とかかってたのかな。原語版だとしても手足を切り離すという意味の語ではあるし。 -- 名無しさん (2022-04-28 06:39:05)
  • 主無猿缶「PWのクリーチャー化に需要があると聞いて」 -- 名無しさん (2022-10-06 09:58:37)
  • 「ファイレクシアマナってなんで色マナの部分を全部それにしちゃったんだろう? 一つでも通常の色マナが混じってりゃどこにでも出張出来る問題はでなかっただろうに」そんな風に当時は考えていたな。 -- 名無しさん (2023-03-03 05:07:11)
  • 新ファイレクシアの素晴らしき技術は、主に同胞に対して用いられた。 -- 名無しさん (2023-04-02 15:56:22)
  • ↑奇しくも「あの暴君どもは互いに食いあい自滅に至るだろう」というどっかのスケベの言葉どおりになったわけだな --   (2023-05-24 14:34:59)

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