ハムスターの研究レポート

ページ名:ハムスターの研究レポート

登録日:2012/09/14(金) 14:29:38
更新日:2023/11/07 Tue 13:57:38NEW!
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大雪師走による四コマ形式の漫画。通称「ハム研」



事務的なタイトル通りというべきか、ハムスターの描写は殆どデフォルメされていない等身大で描かれており、ストーリーも非常に淡々としている。
それでも個性的なハムスター達や、何気ない日常生活を面白おかしく描いた描写が特徴で、ハムスター漫画の草分け的存在として名高い。
反面、ハムスターを飼う為の手引きとしてはあてにならない部分も多い(与えてはいけないエサを与えている等)が、作者に知識がないわけではないらしい。
むしろ経験においては、知り合いからハムバカ(釣りバカのノリで)と呼ばれ、アドバイスができるぐらいには豊富。
舞台はだいたい作者のアパート及び近所だが、時々番外編として全く関係ない場所で話が進んだりもする。


1988年(ファミコン系ゲーム機が現役)に連載開始し、2008年まで連載が続けられていた息の長い作品。
現在でこそ連載は途絶えてしまっているが、作者及び出版社は続編に関しては前向きな姿勢を取っている。



2017年12月、13年ぶりの文庫本新刊が発売。
単行本7.8巻の内容と未収録の話が収録されている。
単行本全8巻、文庫版全4巻を以てハム研は完結となった。




登場人物


ハムスター達


  • チビすけ

一巻から登場。初期の主人公的存在で、名前が判明しているハムスターでは4世のオス。ドジでいやしんぼとは作者の弁。背中の点が特徴。
鳥のから揚げとメスのてんちゃんが大好きだが、よく噛まれている。(メスのハムスターはだいたいオスに厳しい)
多産なハムスターらしく兄弟は多く、その殆どを引き取られたが、引き取られる前日に餌を食べまくった結果当日にお腹を壊した為候補から外され、作者に育てられた。
なお、その兄弟の中には真っ白なのが2匹いた(8巻)が、すぐに貰われて行ったらしい。
脱走日記の主人公になったり、パパどころかおじいちゃんになったり、冬に激太りしたりと忙しい。
本物のチビすけはとっくに天に召されているはずとか言っちゃだめ。


  • てんちゃん

1巻から登場。チビすけのお嫁さんとして知り合いから貰ったメス。
本名は「てんてん」で、尻の白い点と、しょっちゅうコードをかじる「おてんば」さから名づけられた。
一時期は自分の名前を「かわいい」だと勘違いしていた。また、貰われてすぐの頃は小柄だったが、その後成長している……そして太った(出産から子供の独立まではスリムだった)。
チビすけとはケンカばかりだったが、魔法の粉(クッキーの粉)の効果で晴れて夫婦となった。
ハムスターにしては珍しく、子供を2匹しか産んでいない。


  • チビ

1巻から登場。ペットショップ出身で、チビすけの父。所謂婿養子。
それでも1匹でケージに入ったからのびのび育ったはずだが、重さでチビすけに負けている。
額に汗のような白い縦線が入っている。


  • 花子

1巻から登場。チビすけの母。元々作者の家にいたハムスター。
脱走してトイレにはまった翌日に子供を無事出産するというたくましい逸話を持つ。


  • チビビ

1巻のみ登場。チビすけの祖父に当たる。耳に模様がある。
チビはペットショップ出身のはずだが、レポート4(1巻)では、花子ではなくチビの父と紹介されている(1巻の別の場所ではちゃんと義理の父扱い)。


  • チビビンバ

1巻のみ登場。チビビの父。チビすけの曾祖父に当たる。耳が少しだけ欠けている。


  • チビっち

3巻から登場。チビすけとてんちゃんの娘。腰にネズミマークがある。
名前の由来は子供の頃に呼んでいた「チビ1」がなまった為。
弟のまめ太郎が作った別荘を態々荒らすことにやたら拘るほどにおてんば。自身の別荘は壺の中。
他所の家にいるプー君との間に子供ができた……が、子供達の毛も生え揃わないうちに体調を崩して入院してしまい、作者がしばらく別荘の壺の中で世話をすることになった(不眠不休でつきっきりだったこともあり、他のハムスターは1日食事抜きとなった)。


  • まめ太郎

3巻から登場。チビすけとてんちゃんの息子で、チビっちの弟。
ハムスターにしても小柄で、感触だけで判別できるほどに軽い。
名前はまめ太郎自身が(擦り付けられたチーズの匂いに釣られて)選んだ。
その小ささ故に心配されることが多いが、逆に言えば作中外問わず気にかけられるある意味人気者。
他所の家にいるみそちゃんと交際中だが、うまく行った試しはほぼなし。
テレビ台の下にある別荘に消しゴムをコレクションする趣味がある。


  • おチビくん

6巻から登場。こんな名前だがチビっちとプーくんの娘。名前は仮のもの。
沢山の兄弟の中から、一番のいやしんぼだった為最後まで売れ残った1匹。
ゴミ漁りとツルツルしたフタ集めが好きと、チビっちの娘かつまめ太郎の姪らしい性格。
押入れの奥に別荘がある。
レポート37(5巻)では彼女を合わせて兄弟は6匹と紹介されているが、6巻にはちゃー坊・ポッケ・マルミ・チビ太・プクプク、7巻にはマリ、八巻にはちいちい・チビンと、6匹を超える兄弟が登場している。


  • プーくん

他所の家のハムスターだが、チビっちの婿として度々出入りしていた。
10匹兄弟の中で唯一のオス。ケンカが弱いので耳がかじられて欠けている。
作者は耳を守る為に耳ガードをつけたが、すぐに外された。
なお、両親は姉妹が別々に買っていたハムスターで、何の心の準備も無く出会っていきなり仲良くなったと、非常に珍しいケースだったりする。


  • みそちゃん

他所の家のハムスターだが、まめ太郎が度々会いに行く。
名前の由来は毛色が濃くて田楽みそがかかっているみたいだから。
他のメスの例に漏れず気が荒く、まめ太郎を邪険に扱う。
が、自分がお腹を壊した時に添い寝したこともある。



他の生き物


  • ゴンちゃん

作者の向かいの家に住む犬。体毛はモコモコで、目が「北」の字になっている。
沢山の兄弟が居るが、全員もれなく目が「北」。お向かいさんは犬のクローンの研究でもしているのだろうか。
実は血統書付きの名犬でお見合いの話はよく来るが、飼い主が選んだのはやっぱり目が「北」の犬だった。


  • 野良犬

近所をふらついていた犬。目が「北」の字になっているが、ゴンちゃんとは違い体毛が短い犬種。
最後には理科実験道具屋なる店に拾われ、ちゃんと面倒を見てもらっているらしい。
作者はつい記念に「石綿付き金網」を買った他、チビっちの代理母になった際に度々世話になっている。


  • ネコ

アパート一階にある作者の部屋の庭によく来る猫。
エサを貰おうとしたらスズメがいた為に追い返されたブッチや、信頼関係まるでなしの野良猫親子、
貧弱そうなバカチンから近所のボスネコにまで成り上がった野良猫等様々。


  • ゴキブリ

小さいからという理由で見逃されたり、作者がハムスターに気を取られている隙に逃げたり何かとラッキーなゴキブリ。


  • ヤモリ

最初はゴキブリより怖いと作者に言われたが、愛着が湧いてしまった為に飼おうとして怒られた。


  • ハエ太郎

作者の家に居着いたハエ。
当初は作者にも嫌がられていたが、愛着がわいてしまい名前が付けられた。
人間のご飯にはたからない。


  • モルモット

最初期の頃にはよく出てきた。
ハムスターと張り合わせたり、中にはハムスターとかけ合わせようとした人も居る。


  • ツチノコ

ハムスターを知らない人にはこう見えるらしい。



人間
当然人間も登場するが、基本的に後姿だったり、鼻から上が見切れて目が映ってなかったりする。
一巻で、「ハムスターに似てきた」作者の顔が見られる。最近では「><」の目をしていることも多い。


  • 飼い主(作者)

人間側の主人公で作者自身。女性。話は基本この人の目線で繰り広げられる。
ハムスターに限らず動物が好きだが、動物から好かれることはあんまり無い。
メカ音痴で、写真はいつもボケる。
ゲーム好きだが、事あるごとにコードをかじられており、作中では殆どプレイできていない。
(数少ないプレイしていた回では猫の手ならぬハムスターの手リセットを喰らった)
ちなみに本職はOLである。


ハムスター歴については小学生時代にまで遡り、粘土で作ったハムスターをツチノコと勘違いされたり、
生まれたハムスターの子供を同級生に配った結果作文の宿題をハムスターで侵食した過去もある。


作者の母。主にツッコミ担当。ちびまる子ちゃんのお母さんみたいなパーマ頭。
母の部屋は普段ハムスターは入れないが、アフターケアやリフォーム時の避難場所にされた。


  • おばあちゃん

作者のおばあちゃん。名古屋弁で喋る。
手の皮が厚かったり、掃除機を使わなかったりと昔ながらのおばあちゃん。
その一方で王子ブームや氷川きよしのファンだったり、カタカナに疎くてありえない間違いをしたり(ディズニーのピーターパン→デニーズのピータン)とお茶目な面が目立つ。
この作品の人間キャラとしては最強の萌えキャラかも知れない。


  • 大家さん

作者が住んでいるアパートの大家。
実はこのアパートはペット禁止なので、この人が通り掛かると作者は窓のカーテンを閉める。
…が、作者がブッチと一緒にいるのを見ても特に気にしなかったりもする。


  • 先生

動物病院「なんでも医院」の先生。
らっきょうの臭いで気絶したハムスターを前に「もうダメだ」とか言ったり(しかもハムスターじゃなくて傘が)、
子育て中のチビっちが入院する際に子供達のことを「餌が食べられるならなんとかなる」とか言ってしまったり、かなりいい加減で無神経。
だが連れてきた動物は野良猫だろうが、野良猫に引っかかれた作者だろうが診断してくれる。



追記・修正はwikiバカ(釣りバカのノリで)の方にお願いします。


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  • 小学生の頃よく読んだわ。まさか項目があるとはな -- 名無しさん (2014-01-07 13:13:00)
  • 面白いよな -- 名無しさん (2014-05-17 19:34:07)
  • ゴンちゃんの顔が笑える。(北) -- 名無しさん (2014-05-17 19:43:19)
  • 淡々としているのに、時々妙にツボにハマって大爆笑。ハムスターを飼っていた人もそうでない人も楽しめる作品だと思う。 -- 名無しさん (2014-09-20 17:24:33)
  • ハムスターあるあるだらけw -- 名無しさん (2015-01-21 01:51:48)
  • チョコに関しては20年は前だしなぁ… -- 名無しさん (2015-07-26 05:09:11)
  • ↑知られていなかったし、実際に与えてみてすぐに影響でなかったから気づかなかったんだろうな -- 名無しさん (2015-07-26 05:10:23)
  • まだやってたとは。懐かしいなぁ -- 名無しさん (2015-08-02 23:06:18)
  • ↑ ウィキペディア見る限り2008年以降連載止まってるっぽい。2014年の作者インタビューで今後復活の可能性はあるって出版社が言ったらしいけど -- 名無しさん (2015-08-02 23:14:49)
  • ◯ッキーとか居たよね -- 名無しさん (2016-01-03 19:31:32)
  • 復活しないのかな・・・ -- 名無しさん (2016-02-21 11:33:35)
  • たまに出てくるモルモットの描写も可愛いんだよなあ -- 名無しさん (2016-04-16 12:56:12)
  • まぁ連載当時生きてたハムスターはもう全部死んだだろうし続編は厳しいかなぁ -- 名無しさん (2020-03-12 00:05:43)
  • アニメってなかった?電力会社のCM -- 名無しさん (2020-11-10 22:24:04)
  • ずっと題名を「ハムスターの緊急レポート」だと勘違いしていた… -- 名無しさん (2020-12-12 19:55:27)

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