登録日:2010/12/15(水) 00:00:16
更新日:2023/10/16 Mon 13:24:03NEW!
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悪いけど、サインはしない主義なんだ
Hanna Jastina Marseille
『アフリカの星』
『ストライクウィッチーズ』の登場人物。
初出は同人誌「アフリカの魔女」→島田フミカネ氏の「世界の航空歩兵シリーズ」から。
CV:伊藤静
所属:カールスラント空軍第27戦闘航空団第3中隊中隊長→第31統合戦闘飛行隊「アフリカ」
階級:中尉→大尉
年齢:17歳
身長:172cm
誕生日:12月13日
愛機:メッサーシャルフ Bf-109F-4/trop(黄の14号機)
使用火器:MG34(Maschinengewehr 34)
使い魔:大鷲
固有魔法『偏差射撃』
座右の銘:「後ろを振り返るな、前を見て進め」
フルネームはハンナ・ユスティーナ・ヴァーリア・ロザリンド・ジークリンデ・マルセイユ(Hanna-Justina Wallia Rosalind Sigelinde Marseille)。長い。
モデルはハンス・ヨアヒム・マルセイユ
(Hans-Joachim Marseille)
1919.12.13 ~ 1942.9.30
第二次世界大戦アフリカ戦線で活躍したドイツ空軍のエースパイロット。通称「アフリカの星」「黄色の14」。撃墜数158。
当初は独断行動や命令違反の常習犯という問題児で、また特別優秀なパイロットでもなかったが、
ある日突然「空戦のコツを掴んだ」と言い、それ以降はその神業染みた偏差射撃(見越し射撃とも)で大戦果を挙げ、瞬く間にエースとなる。
その腕前は「敵の方が弾に飛び込んでいる」と評される程だったという。
途轍もないイケメン*1だったため女性ファンも多く、モテ過ぎるあまり戦時中の最前線勤務にも関わらず朝帰りもしょっちゅうだったという。
1942年、新型機Bf109/G-2に搭乗時に事故で墜落し死亡。
因みに、ACE COMBAT 04 shattered skiesの黄色の13の元ネタ(の一つ)でもある。
愛称はティナ。
ゴーグルがトレードマークの天才肌。
自信家かつ傲岸不遜な性格だが、同じ部隊所属であったハルトマンだけは(一方的に)ライバル視している(ちなみにハルトマンとは8勝8敗らしい)。
天才的な空戦技能と輝く美貌から『アフリカの星』と称えられるカールスラントの撃墜王(ウルトラエース)で、射撃能力においては人類最高と評される。
「標的が勝手に射線に飛び込んでいる」ように見えるという。
ハルトマン、ルーデル、ハイデマリーと同じ「カールスラント四強」に数えられるエースウィッチであり、アフリカ戦線での撃墜数は世界1位。*2
そして彼女の服装をご覧頂ければ分かるが、驚くべきことになんと…
スカートを穿いているのである
↑ベルトです
ズボンを晒け出して跋扈する痴女が認められるストパンの世界に於いて、こんな破廉恥な格好をして捕まらないか甚だ疑問である。
彼女のファンは世界中に星の数だけいるが、曰く「サインはしない主義」。
牛乳や扶桑料理、水煙草を好む。
また牛乳に関しては部隊で牛を飼育するほど愛飲しており、彼女の美しさの秘訣はそこにあるのかもしれない。
だが納豆だけは大の苦手。
破天荒な私生活、編隊戦法を無視した単機突撃などで軍内でも問題となり、当時の上官ゲルトルート・バルクホルンとは犬猿の仲。
だが、欧州文明と遠く離れた北アフリカ戦線に従軍し、超然とした落ち着きを身につけるに至った(後述)。
【経歴】
母親がウィッチ、父も軍人という軍人一家に生まれた。前の大戦のエース・リヒトホーフェンに憧れた事から航空ウィッチになろうと決意する。
魔法力は早期から発現し、養成学校への入校に意欲的だった。だが家庭の不和や周囲の無理解も重なり、入校資格をなかなか得られずにいた。
そのため幼少時は自らの力を持て余し、成績優秀にも関わらず周囲と衝突してはトラブルを起こす問題児となる。
教官からは「生意気かつ反抗的」と判断され、訓練学校の首席を当時からのライバル(自称)・ハルトマンに奪われてしまう。
卒業後も一部の教官は任官を認めようとしなかったが、その才能を惜しんだ教官や皇帝フリードリヒの側近からの助言もあり、
無事ハルトマンと共にJG52第4中隊に配属される。
初陣でネウロイをドッグファイトに持ち込み初撃墜。その後も立て続けに記録を更新していった事で上級栄誉である『1級鉄十字章』を授与する。
だが撃墜数を稼ぐために任務や命令を無視して単騎突撃を繰り返したので、バルクホルンら上官からは「信頼出来ない部下」と危険視されてきた。
だが、欧州での最後の上官のエディタ・ノイマン大佐は別で、自分を育て上げた恩師であるため、彼女の前では、珍しく敬語を使うほど慕っている。
結局部隊に馴染めないまま第27戦闘航空団第1飛行隊のアフリカ部隊に転属し、僚機はライーサ・ペットゲンに。
そして彼女の転機が到来する。
厳しい環境を生きるアフリカの人間にとって、彼女の明るく陽気な性格と大言壮語は好意的に受け入れられた。
それを喜んだ自分自身も、苛酷な環境の中で周囲との協調性と、後に神秘的とまでいわれる落ち着きを身につけるに至る。
その事から「砂塵の向こうのネウロイを誰よりも早く発見する視力、キレがあって正確な曲技飛行、
彼我の三次元的な位置を把握し未来位置を予測して弾を送り込む判断力と精密射撃能力、
これらが合わさる事でまるでネウロイが自ら弾に当たっていく」とまで言われる驚異的な『偏差射撃』を完成させ、急速に撃墜数を伸ばしていった。
固有魔法『偏差射撃(見越し射撃)』については、未来視・三次元空間把握・魔弾の三つの魔法を組み合わせた能力で、
簡単に言うと『エイラとミーナとリーネの能力が合体した超射撃技能』。
異例の撃墜数により彼女の名は瞬く間に世界中に響き渡り、「アフリカの星」や「砂漠の鷲」「黄の14(ゲルベフィアツェーン)」と数々の異名で称えられ、
天性と美貌と相埃ってカールスラントの一大英雄となった(この頃、後に上司となる加東圭子の取材を受けている)。
また彼女の使い魔は1942年10月(史実に於けるハンス・ヨアヒムの事故死とほぼ同時期)の激戦の最中に死亡し、現在はその初代の子供にあたる二代目。
戦友であった初代使い魔の死を悼み、戦闘空域真下には小さなピラミッド型の墓標が立てられている。
【アニメでの活躍】
アニメ第二期『ストライクウィッチーズ2』の第10話「500 OVERS」にて初登場。
要塞型ネウロイ殲滅のための突入部隊の援軍として上層部(の目論み)から501部隊に派遣され、
輸送機から飛び降りターンを決めて着地するという華麗な登場で宮藤芳佳らを驚かせた。
ドイツのエースパイロットはみんな輸送機から飛び降りて登場したいものなのだろうか?
海中からネウロイ内部に進撃し、二機による強攻突破が当作戦であった為、ハルトマンと組んで出撃すると考えていたバルクホルンは、
彼女の突然の参加と態度に激怒し衝突してしまう。(上述の通り、元上官としてマルセイユを信頼していなかったためもある)
二人を見兼ねたハルトマンはやむ無くこれを承諾。
しかし息を合わせるための簡単な訓練においても、勝利を重んじる彼女は僚機であるハルトマンにすら銃口を向けてまで勝利を奪うが、
結果二人は軟禁されてしまう(本来なら営倉行きとなってもおかしくない)。
それからも彼女は執拗に絡み続け、走り込みや早食い等、一方的に「私の勝ちだ!」と宣言しまくる。初見のハルトマンファンは気が気でなかっただろう。
ちなみに早食いにおいて、なんとおかわりしたご飯をかっ込み、牛乳で一気に流し込む…など彼女が牛乳をどれだけこよなく愛しているかが窺えよう。
初めて露天風呂を体験した彼女は、ハルトマンにアフリカの環境の苛酷さや自身が胸に秘めた目標を語り、
またハルトマンのマイペースさに打ち解けたのか少しずつ和解していく。
しかし風呂から上がるとルッキーニに背後を取られた挙句、胸を揉まれシャーリーに敗北を喫する。
「形だけなら世界一だ!」と豪語し、かの淫獣を虜にした。
いい加減リーネちゃんもキレていいと思うんだ…
翌日。
バルクホルンの妹・クリスが彼女のファンだと知ったハルトマンが、言い出せないバルクホルンの代わりにサインを頼み出るが、「シスコンのクソ石頭」と罵った事で怒り心頭。
サインを懸けて勝負を承諾する。
扶桑海軍最大の潜水艦・伊四〇〇で内部へ潜入、護衛ネウロイ40機を僅か数秒で20機ずつ撃墜。
コアも同時撃墜で引き分けた事で最後のドックファイトにて激闘を繰り広げるも、両者弾切れにより引き分けに終わってしまう。
サインを貰えず落胆していたハルトマン。
だが彼女は帰り際にミーナにサインを渡しており、満足げな表情でアフリカに帰還していった。
ハルトマンの前だからか、アフリカでの振る舞いは見せなかったのだが、むしろハルトマンの前だからこそ、本来の性格が出ていたのだろう。
なお、バルクホルンがマルセイユを認めたかどうかは不明だが、お互いに素直になれないだけなのか、マルセイユもサインを描いてやっている。
これ以外にも501を中心にした作品ではエーリカやバルクホルンがいることもあってか「アフリカ」戦闘隊長としての顔を見せることは少なく、問題児扱いも止む無しな言動をとってしまうことが多い。
だが彼女の歩んできた道やその背景、アフリカを救いたい彼女の強い目標に惹かれるファンもまた多い。
更に彼女の言動も元ネタの方に近いのでキャラ再現度は高いと言えよう。
気になる人は漫画・文庫版「アフリカの魔女」を読もう!!
『キミとつながる空』のシャーリー・ルッキーニ編でも登場。砂漠を放蕩していた2人が偶然ネウロイと遭遇した事を切っ掛けに出会う。
1期と2期の間の出来事という性質上、この2人はロマーニャ基地で会う前のこの時点が初対面という事になる。
当初は二人に友好的に接するが、案の定というべきか早速ルッキーニに揉まれ、一悶着起こす事となる。
なお、本エピソードのハンナはスカートもといベルトを着用しておらず、ボトムスが剥き出しになっている。
追記・修正も私の勝ちだな!
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▷ コメント欄
- お尻ロードを間近で見たい -- 名無しさん (2013-06-10 15:59:08)
- 実際元ネタの比較になるかもだけど格闘戦最強のマルセイユに一撃離脱で生存重視のハルトマンが格闘戦で互角に渡り合えるかったら微妙じゃね? -- 名無しさん (2013-10-03 12:42:18)
- どうだろうハルトマンは固有魔法隠し持ってるしネウロイ相手じゃないと本気になれないのでは -- 名無しさん (2017-05-22 10:09:06)
- それこそ神谷道場での抜刀斎VS斉藤や、ストライクとイージスに乗ったキラVSアスランみたいに『殺意剥き出しの殺し合い』でもない限り白黒つかないだろうね -- 名無しさん (2018-06-15 16:20:42)
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*2 アフリカのネウロイは各個体が強力なため、欧州戦線と比べて1体辺り2~3倍の価値があるとされる
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